第一王子に媚びを売り、公爵令嬢との婚約を破棄に追い込んだことで、キャロルの義妹は夜会で糾弾された。
古代魔法の大家であるランサ公爵家を虚仮にするとは不届き千万!
王国に仇なす者を滅する古代魔法が放たれる。
義妹の身代わりで魔法を受けてしまっ
たキャロルは、なんと小鳥の姿になってしまった。捕まったらどうなるかわからない。
(ひとまず撤退よ!)
飛び出した小鳥キャロルが辿りついたのは、魔法使いの塔。
そこに住んでいた魔法使いイグナシオと暮らしながら、元の姿に戻る手立てを探すことにしたキャロル。だが、王国に監視されているイグナシオの孤独に触れ、いつしかお傍にいたいと思うようになっていく。
キャロルの未来はいかに。
※他サイトにも掲載中
※エブリスタへは改稿した形で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 20:02:50
11350文字
会話率:35%
色々拗れてるお話。
世界を救った勇者様の婚約者だった女の子が、お互いのために身を引いたはずが何故かその後勇者様に捕まったお話。
御都合主義の短いお話。
ぶっ壊れてるけどここから癒していくから多分ハッピーエンド。
アルファポリス様でも
投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 11:01:08
2955文字
会話率:48%
短いお話、SSです。
主人公はお友達の仕事現場に鉢合わせてしまった。彼は暗殺者だった。彼女は彼に捕まって軟禁された。それでも逃げたが、結局もう一度捕まってしまう。彼女と彼はお互いにお互いを大切には思っているが…。
アルファポリス様でも投
稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 20:16:05
981文字
会話率:36%
無自覚なヤンデレ古妖精に捕まった少女のお話。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2022-09-29 19:06:55
1770文字
会話率:53%
魔力で本を編む国――リブレリア王国でひときわ美しく育ったエスメ王女。その噂を聞きつけた隣の帝国が王女を側室によこせと言ってきた。
戦争に発展してエスメ王女は逃走しようとするが、死神皇子と呼ばれる戦の申し子に捕まった。不覚にもエスメは死神皇子
に恋心を抱いてしまい、仇に思いを寄せないよう抵抗する日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 06:50:00
79116文字
会話率:48%
俺の名前は叶羽。
この間、高校生になったばかりの十五歳。
中学生の時から仲の良かった(?)友だち:石橋葵と杉本陸哉とも同じ高校に入学した。
中学二年生の時に石橋葵から告白された。
俺は気が進まなくて返事は断っていた。それでも告白してくる葵に
条件を付けて交際することとなった。
中学三年生になると俺は表向きは受験を理由に葵から少し離れた。
その後、無事数人の友だちと一緒に三人とも高校に合格した。
四月から仲良く楽しく高校生活が始まる……はずだった。
高校に入学して連休には葵からデートをしようと言ってきたが返事ができなかった。それでも葵は約束を強引にしてデート当日になってドタキャンをしてきた。
姉ちゃんの仕事…というか連休の間だから仕事というわけじゃない…で一緒に出掛けたら本当であれば一緒にいるはずのない二人が並んで歩いているのを見てしまった。
その後は葵との交際が疑問に思うようになり、俺は悶々とした日々を過ごしていた。
ある日、授業の間の休み時間に高校の空き教室で信じられないものを目の当たりにしてしまった。
俺は驚き過ぎて何も考えずにその空き教室に飛び込んでしまった。
俺に気が付いた葵と口論になり話にならなかった。
これ以上はどんなに話しても平行線になると思った俺は二人とは別行動しようと一人で教室から出た。
早足で教室に戻ろうとしていたが杉本陸哉に廊下ですぐに捕まった。
廊下で大声で喚きその騒ぎで多くの生徒に見られていた。
それでも振り乱しながら言い訳をしてくる葵。
もうこんな関係を終わらせようと思った俺はその場所から離れようと歩き出した。
後ろから腕を掴まれた俺は振り払おうとしたら体勢崩してしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 02:30:00
35979文字
会話率:41%
「実ハデスネ、貴方ハ、『常者』二選バレタノデス」
「常……者? どういうこと?」
「用スルニ、ゲームノ参加権ヲ得ラレタ。トイッテモヨイデショウ」
「ゲームの、参加権?」
突然、訳もわからずに常者に選ばれた少女。
だが、その少女には記憶と感
情が失われていた。
鍵を握るのは、個性派揃いの破片者(パーツ)と一台の携帯ゲーム機。
そして、殺戮と混沌が渦巻くステージを巡りながら、失われたものを手に入れよ。
但し、狂者に捕まったら……。
【他視点あり】
注意
※この小説には暴力シーン、及びグロテスクなシーンもあります。見る際は注意して見る様お願いします。
※エブリスタとの重複投稿あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 06:00:00
617376文字
会話率:53%
ラウス星暦3050年、秋の収穫祭に起こった異星人侵略戦争から50年後の世界。シリア村、村長の「レイ」は14歳の時に異星人により村長であった父と母を殺され、父の後を継ぎ村を守る。しかし、年々戦闘により少なくなっていく人口に歯止めが利くはずもな
く、子供達だけを守る立場となったレイは善戦虚しく子供達と共に捕虜にされてしまう。17歳になっていたレイは、ほかの子供達とは違う娼婦用奴隷に改造する檻に入れられ、そこで「シュウ」と言う少女に出会う。彼女は、異星人侵略当初からの流れを受け継いで活動していたレジスタンスのメンバーだった。ところが作戦実行中、計画がばれ、一人生き残たものの、首都のセントラルパレスに潜入したところで強敵に阻まれ捕まったのだ。シュウは改造されるその隙に腕につけていたアームリングの能力によりレイと共に脱獄する。
その後、仲間と共に異星人から星を奪還するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 22:43:14
26185文字
会話率:33%
狼谷 厭♀︎(マフィア幹部)がモブに捕まった話
最終更新:2024-04-18 23:44:12
1458文字
会話率:65%
主人公・奈良輪は大学にも行かず、家でスマホゲームをしていた。スマホゲーム以外の楽しみと言えば、ワイドショーを見て、犯罪を犯して捕まった人間の顔を見て笑うこと。今日もぼんやり眺めていると、なんと奈良輪が高校一年生の時に「一緒に世界を救おう」と
言ってきた魔法少女が捕まっていたのだ。その魔法少女を見た時に奈良輪の脳内には後悔が走った。怪しい感じだったが、もしあの時世界を救う道を選んでいれば、俺はこんな闇堕ちした大学生にはならなかったのかな、と。あの頃に戻ってやり直したいと思ったその時、なんと奈良輪の部屋に魔法少女が出現して「やり直したいという気持ちが完全一致したから今ならあの頃に戻れるね」と言ってきて、なし崩し的に空間のゲートを通ってあの頃に戻った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 07:10:00
102068文字
会話率:38%
とある男がいた。彼はその道のプロであり、今いる場所もその仕事に関係する。
しかし、プロと言っても資格や検定もない。それで金を稼ぎ、食えているというだけに腕があることは確かだが運の要素が大きい。
ゆえに、ツキに見放されればそこまで。そし
て、いつまでもうまくはいかないものである。
「うおい! この!」
「ぐっ、クソッ!」
しまった、と思ったときには腕を捻られ、床に押さえつけられた。頬からフローリングの冷たさと絶望が体全体に染み渡っていく。
「この泥棒がぁ……」
「うぐ……」
そう、彼は泥棒。真夜中、入り易しと見た家に侵入したものの、金目の物を探すのに夢中で後ろから近づかれていたことに気がつかず、このザマであった。
謝ったところで見逃してはくれないだろう。まだ本腰入れて抵抗を試みてはいないが、今にも腕をへし折られかねない気迫を首筋にひしひしと感じる。この家主は武術の心得があるのかもしれない。彼はまだ警察に捕まったことがないだけに、これからのことを思うと体が震えた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-30 10:30:00
3250文字
会話率:56%
闇バイト。自分がやっていたことが世間ではそう呼ばれているということを知ったのは、つい昨日の夕方のことだった。
少し汚い、定食屋に置いてあったテレビのニュース番組。『逮捕』『報酬は支払われない』『すぐ捕まる』『使い捨ての駒』『愚か者』気が
滅入るようなことばかりコメンテーターのお爺さんが言っていた。
知らなかったんだ。テレビなんて見ている暇がなかったんだから。それに芸能人の不倫だなんだどうでもいいのの他は暗いニュースばかりで、自分に必要な情報なんて全然……そう、届いた時にはもう遅い。
きっと捕まった人たちもそうだったんだろう。使い捨て人間。社会でも。どこへ行っても。拾う神ありと思ったのに、もう引き返せないところまで来てしまった気がする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 11:00:00
2690文字
会話率:52%
エムスタル校に春が来た。
春は出会いと別れの季節。芽吹き、そして良くも悪くも行動を起こす時。
街で不審者が捕まったというニュースもチラホラと。
そして、この学園内にも大それたことをしでかす者がいた。
彼の名はハミントン。
小
柄で内気。スポーツや勉強など優れた部分、特筆すべき点はない。
しかし彼は今、この学園の誰よりも高みにいる。
それもそのはず。彼が立つ場所はこの学園の時計塔、その文字盤の前だからである。
一応、補足しておくと我らが学園の安全性は信頼に足るものであり
時計塔の入り口は鍵が掛けられている。
新入生は学校見学の際、その中に入り
遥か上まで続く階段を見上げることができるが
それ以降は立ち入る機会はないといっていいだろう。
ではなぜ彼は今、時計塔の上にいる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 11:00:00
4144文字
会話率:5%
【シリーズもの】【一話完結型】男に騙され、異世界転移した私。闇バイトさせられたあげく、取っ捕まってしまった。「私、ここで幸せにやってますので、帰りません!」ハッピーエンドです。
※闇バイトという単語が出てくるので、R15としています。過激な
描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 10:50:28
11655文字
会話率:26%
我らが英雄が敵国に捕まった。彼は敵国に寝返った。戦場で敵軍に混ざる英雄様を見かけたらしい。
噂は広まっていく。しかし英雄と戦場に立ったことがある者たちは言った。
あれは偽物だ。彼はあんな動きじゃない。彼の魔法はあの程度ではない。彼はどこかに
隠されてしまったのかもしれない。探そう、英雄を。待とう、彼の帰りを――。
その頃英雄は不思議な赤ん坊に翻弄されていた。
※赤ん坊のセリフをできるだけ赤ちゃんっぽくしているため、何言ってるかわからないと思います。
ゆるゆる世界観です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 16:46:41
24333文字
会話率:54%
父から虐待を受けていた私はついに絶えられなくなった。私は父を殺し逃げた。だが父は身分が高くその追手から逃れられず捕まった。私が取った行動は自殺だった。
目を覚ました私は薄暗い部屋に閉じ込められていた。私の黒髪はこの世界では不吉として蔑まれて
いた。
この世界でも虐待を受けていた私に光を与えてくれた人がいた、とても眩しい光だった。
「あなたは強い子よあなたはここで命を散らす器じゃない。私についてきなさい」
この日から私の世界は変わった。
※あまり文を書くのが得意なわけではないので
誤字や表現が分かりづらかったりすることが多いと思います。
もし誤字などがあったら報告してくれると助かります。
あと、投稿は不定期になると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 15:00:00
37165文字
会話率:56%
「まだ、起きないんだね…」
―――竜が、捕まった。
その大切な竜が、貴族のお嬢様の手に渡ってしまった。なんでも、他国の想い人に竜を贈るらしい。それに無理矢理ついていった少女の話。
最終更新:2024-03-01 21:12:55
85588文字
会話率:42%
[0]夢?
夢を見た。『なにか』に追いかけられる夢だ。
『なにか』は■の■■■を求めている。
逃げなくちゃ。逃げなくちゃ。逃げなくちゃ。
『捕まった。』
ここで目が覚める。『なにか』が■から■■■を奪おうとしたその時。
|い《・
》|つ《・》|も《・》目が覚める。
「だれか、居た?それに、|長《・》|く《・》|な《・》|っ《・》|て《・》|る《・》?」
『なにか』から逃げているとはいえやみくもに逃げているわけではない。
今朝|(もしくは昨晩)見た夢の場合、■はショッピングモールを逃げていた。
だが、ショッピングモールでは無い時もある。
今までに3回見た夢では|誰《・》|か《・》|の《・》家、大きな水族館|(魚はいない)
そして中学校の校舎だった。
それから、『なにか』に捕まった、その瞬間。『なにか』の背後に誰か居た気がした。
そして、時間が長くなっている。場所がどこであれいたるところに置いてある時計。
その時計は夢というにはあまりに現実的な時を刻んている。
そしてなぜか目が覚める直前に、
ピントが合ったようにいくら遠くにあったとしても時計が見える。
1回目は5分、2回目は6分、3回目は7分、今回は8分だった。
不思議なことにこの時計は時計というよりストップウォッチに近いもののようで、
■が『『なにか』から逃げる夢』を見始めた時から目が覚める時までの時間を刻んでいるらしい。
そして、捕まった時には必ず大時計の鳴る「ボーン、ボーン」という音が響くのだ。
「もしこれが運が良く毎回逃げきれていただけなら。」これ以上時間が延びればいつか、
『なにか』に■の■■■を取られてしまう日も近いかもしれない。
今までに今回を入れて4回、夢を見た中で分かったことは、
・逃げる場所は毎回変わる。
・『なにか』は■の■■■を奪おうとしている。
・少しずつ夢を見る時間が長くなっていっている。
・|誰《・》|か《・》がいるかもしれない。
・『なにか』が何を奪おうとしているのかはわからない。
ということ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 19:14:15
582文字
会話率:0%
普通のオッサンサラリーマン、タカシ。別に虐められてないしブラック企業で過労死寸前でも派遣社員でもなく、病室から一歩も出られない気の毒な患者でもない。
トラックにも轢かれなかったが、勇者召喚で異世界転移させられた。
ハズレ職業だった
ので王国から追放されたり、ガタイがデカイ勇者からも馬鹿にされてから迷宮に放置される前に、病原菌をバラ撒いて魔族を一掃する手段を教えてやると、何故か責任者に選ばれて細菌研究所へ。
ナチスのメンゲレさんでもビックリな人体実験を、攫って来た魔族の子供とか、死んでも構わない魔族奴隷で実施。
ガンジーでも勢い付けて殴られる悪魔の所業で、例えマザーテレサでも許さないで後ろから刺されるレベルの悪行。
自分の陣営にだけ牛痘を施して、第一回散布で天然痘に赤痢もコレラも付けて、魔族敵国にバラ撒くと、反ワクチンの連中まで一掃できて、魔族八千万人近く、人類側で一億人以上殺せたので、経験値は研究所員や散布役で案分されたにもかかわらず、まず経験値が二億以上入って来た。
カルマ値が最悪になって邪神側の者に堕ち、職業は闇系のネクロマンサー、種族はエルダーリッチに落ちぶれ果て「俺、死んでんの?」となったが不老不死、敵国も魔族も結構な数が死んで、研究所全員で「ウェ~~~~~~~イッ!!!」で乾杯。
第二回散布、十種混合ウィルス散布とか、更に悪魔の所業を積み重ねると、ガンガン経験値が入って来て、カウンター回りまくりの大フィーバー(死語)。
さすがに敵国が対魔国同盟無視して攻めてきたが、レベル五千万以上の異常すぎるネクロマンサーなので、黒い「沼」を展開して二万人ほど瞬殺。
経路の都市を略奪強姦放火して来た連中には情けは無用と、地獄の底から生えてくる腕に捕まった連中も地獄へ。
回収した金属とか武具防具をギルドに売りに行き、追放されていたポーターの少年を拾ったり、病気の妹さんも暗黒魔法で治してパワーレベリングしたり、一緒に冒険者登録したり、ついでに平民だけで構成されている国内防備の第三騎士団に配属されたりもする。
魔国領域にも出陣を命じられ、平民騎士団にもパワーレベリング。
ついにゲートを超えて魔界へと向かわされるタカシの明日はどっちだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 03:22:11
378918文字
会話率:29%
エリート会社員が特別背任容疑で捕まった。だがそれは会社に仕組まれたものだった。
裁判で有罪かと思われたが、彼がこれまで踏み台にしてきたライバル企業に助けられた。
拘置所を出た瞬間、彼は胸の痛みを訴え、意識を失う。
するとなぜか、中三の進路面
談の日に戻っていた。
「もうエリート社員なんかこりごりだ。これからは、自由に生きる。あと、俺をハメた上司と会社は潰す!」
以前の人生と決別を決意したのだが、高校で同じクラスになったのは、当時自分が踏み台にしたライバル会社の子供たちで、しかも冤罪を晴らしてくれた本人だった。
しかも当時、まったく見えていなかった社会の裏面が顔を覗かせてきて……。
【動画であらすじ】(Youtubeで見ることができます)
https://www.youtube.com/watch?v=j_yJ42J_DEY折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 18:00:00
308504文字
会話率:33%
助け合いの世界を目指すずっと笑顔な浅墓華也は
そのために善良な人間以外を殺したり味方を守り捕まったり
組織を裏切ったり目標の為なら何でもするようになる。
そんな華也が考え悩み向き合い一つ一つの難題を死を受け入れながら
進む物語。
最終更新:2024-01-28 23:16:03
2791文字
会話率:55%
Uは、コンビニの店内を歩いていた。家からは少し離れた場所のコンビニ。初めて来たコンビニ。もう2度と来ないコンビニ。
陳列されている菓子パンを眺めた。メロンパン。クリームパン。練乳パン。あんパン。監視カメラの位置は既に確認した。カメラに背
を向けて、手もとが見えないようにした状態で、パンを1つずつ鞄の中に入れていった。店員は、レジで対応していてこちらは見えていない。流れるように鞄の中に詰めていくと、さっとまた肩に鞄をかけ、普通を装って、レジの前を通り過ぎ、コンビニの出口を通りすぎた。後ろから、ありがとうございましたー、という声が聞こえてきた。こちらこそ。
つけていたニット帽、サングラス、マスクを外した。一瞬、後ろを振り返って、コンビニの方を見た。もちろん、誰も追いかけてこない。品物がなくなっているのに気づくのは、おそらく夕方の棚卸の時間だろう。その頃にはもう、おれはここから数キロ先の自宅でのんびり今日盗んだパンを食っているだろう。
Uはそう思いながら、路地を歩き、悠長に遠く離れた自分のアパートへ向かって歩いていた。
おれはもう24だ。まだなのか、もう、なのかわからないが。いい加減、真面目に職を見つけて働け、という年頃でもあるが、そういう気にもなれない。いままで窃盗が見つかって捕まったこともあるし、危険な道も渡ってきた。でもまぁ、なんとかここまで生きていけているし、20で家出をしてから、なんとか一人で生活してきた。女もいる。何の不足があるというのか。
「いただきます。今日もおれのために働いてくれて、ありがとう」
そう言って、Uはメロンパンの袋を開けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 11:42:27
678文字
会話率:15%
突然魔方陣で異世界に召喚されたと思ったら、首と胴体がお別れした主人公。そのままグール(動く屍)にされてしまい、魔王城のようなところで死体の処理をする日々。死体をダストシュートする毎日に異変を運んだのは、魔族たちに捕まったある一人の勇者の仲間
。彼と関わった瞬間から、様々なことに関わらざるを得なくなった。(グールだから勘弁してほしい)
「あ」や「う」しか言えないグールでは、意思疎通も一苦労?!
身体はグール、中身は一般人。
彼女は「平凡に平穏」をモットーに生き抜く!
なんやかんやで執着されたり、愛されたりすると思うので恋愛要素もあり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 23:48:00
161332文字
会話率:36%
偽物が英雄に憧れていつしか本当に英雄になっちゃう騎士道物語。
もしくはオズの魔法使い的なやつ。
騎士に憧れたゴブリンは旅の騎士の稽古を盗み見て剣を学び、運良くモンスターテイマーが捕まったところを脱出の手助けと引き換えに仲間になり、鎧を揃え、
礼節を学びただの田舎テイマーとゴブリンは騎士と姫になっていく。
やがて魔法使いにあこがれる好奇心旺盛なコボルトや詩人になりたいオークらの奇妙な仲間も集まりはじめ……
種族と逆のジョブを志す邪道PTによる王道冒険譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 18:15:37
290841文字
会話率:50%