エステルは聖女に縁あるシャルリエ伯爵家に生まれたのに魔力なし。顔だけ聖女と蔑まれ、義妹に立場を奪われて辺境の地へ送られて生涯を終えた。……はずが気がついたら死に戻って18歳。よし、この人生は1秒でも早く逃げよう、と思ったら婚約者の第二王子に
一歩目で捕まった。
「君が好きすぎてつらい」「「……!?!?」」
二人揃って驚愕し真っ赤な顔を見合わせる。記憶ではクールだったはずの彼は、なぜかエステルに嘘がつけなくなっているらしい。
「私のどこが好きだったんですか……?」「か、顔だ……っつ!?」「い、今、頑張って嘘をつかれました? 顔が紫色ですけど!」
死に戻ったら本音を隠せないヒーローと溺愛に戸惑うヒロインのスローライフコメディ。(たぶん)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 00:00:00
165037文字
会話率:48%
伯爵令嬢のリシェルは、王国一の貴公子であるレオーネと婚約中。
しかしレオーネとは幼い頃に一度会ったきり。彼は長らく隣国に留学していた。
その間、義母と義妹に虐げられ続けたリシェルは、レオーネとの結婚を望む義妹に入れ替わりを強要され、名や立場
を奪われたあげく人買いに売られてしまう。
結果、リシェルは素性を隠して騎士団で働き始めるが、上司となったのは、なんと留学から帰国したレオーネ。しかも彼は、義妹のふりをしたリシェルの正体に気付いて、全力で口説いてくる。
「幼い頃に一度会った時から、君に夢中だった」
レオーネの部屋に住まわされ、昼も夜も彼と一緒に過ごし、休みなく浴びせられる甘い言葉に溺死寸前。
けれど諸事情で正体は明かせない。だから溺愛されても困る。だけど次第に彼に惹かれてしまい……。
王国に結婚を決められた二人が、運命どおりに恋をし、幸せになるお話しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:06:53
99058文字
会話率:43%