飄々と、どこか人を食ったような雰囲気のその男。
無精ひげを生やし濃紺の着流しに草履履き。着流しの上、肩から掛けた黒い印半纏。両襟の中ほどに達筆かつ情緒あふれる白文字でこう記されている。
夢屋、と。
ありきたりな街でごく普通の日常
を繰り返す十七歳の麻衣子。
『夢屋』を名乗る男が売る夢の小瓶に魅せられたことで、麻衣子の日常は崩れていく。
少し不思議な、夢を売る男と、麻衣子の心の物語。
ノベルアッププラス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 10:12:31
9202文字
会話率:25%
演技が好きだが売れない俳優である五十嵐 幸祐は日々大人になっていく周囲が受け入れられず、「ずっと子供のままでいたい」と考えていた。そんなある日、幼馴染である男友達の結婚式で、昔思いを寄せていた同性の同窓生・佐々原 奏汰と再会する。彼は、幸
祐のコンプレックスである小柄を小馬鹿にする性格ではあるのだがそれとは別に、幸祐自身の「こどもっぽい」本心を看破していた。
再開を喜ぶのも束の間、酔いつぶれた幸祐が次に目を覚ましたのは知らない家屋だった。動揺する幸祐にさらなる事態が待ち受ける…。
「オレ…こどもになってる…!?」
そこに現れたのは意味深な小瓶を片手に訳知り顔をする奏汰だった―――。
甘やかしたい男×甘えたい男の擬似パパショタ…見た目は子供、頭脳は大人(精神は子供)…夢にまで見た人生やり直し!?なボーイズラブ(コメディ)。
※この作品はpixivにも掲載しています
作品リンク→ https://www.pixiv.net/novel/series/8413539折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 05:16:21
13617文字
会話率:61%
だるいなーと思うのが、人生じゃない?
最終更新:2022-04-27 18:59:54
317文字
会話率:50%
天上で宴の準備をしていた天使たち、ナナエル、キキエル、ママヌエルは、テーブルに置かれていた不思議な小瓶を面白がって開けてしまったことから、体が小さくなって下界に落ちて行ってしまいます。
カナダ在住の佐藤さん一家の家に舞い降りた天使たちは、人
間に見つからないように家を脱出して、天上に戻ろうとし始めるのですが、家の中や外で知り合った小動物たちが、脱出に協力してくれる事になり……。
本作は、プレイ・バイ・ウェブという手法を用いて作成された、読者参加型の小説です。
【ゲームマスター】Kobito
【プレイヤー】暮伊豆、瑞月風花、きたのあかり、楠木結衣、かおり、日向るきあ
ゲームマスターが主筆となり、プレイヤーがキャラクターの行動や会話を提案する事で物語を紡いで行く、というのが、プレイ・バイ・ウェブの特徴です。
よって、プレイヤーは本作の共作者でもあります。
それぞれのキャラクターを、生みの親のプレイヤーさん自身が動かし、見守っているという事を意識しながら読むと、より物語の世界に引き込まれて、楽しめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 17:17:26
99999文字
会話率:24%
「富田、聞いてくれ、俺は遂に世紀の大発明をしてしまったぞ」
「はぁ? 冗談は顔だけにしてくれませんか部長? どーせまた子どもすら騙せないレベルの子ども騙しなんでしょ? この前なんてカチューシャに竹とんぼを付けただけのものを、タケコプターだっ
てドヤ顔で言ってましたよね? 高校生にもなって恥ずかしくないんですか? それとも地球を温暖化から救うために、場の空気を冷やす研究でもしてるんですか?」
いつもながらの部員が俺と富田の二人しかいない、科学部の部室。
そこにこれまたいつもながらの富田の毒舌が響き渡る。
まったく、こいつも黙っていれば可愛い顔してるんだがな。
まあ、だがそんな態度を取ってられるのも今のうちだけだぞ、富田。
「今回こそは正真正銘、マジモンの大発明だ!」
「――? 何ですか、これ?」
俺は富田の目の前に、小瓶に入った透明な液体を置いた。
「ふふふ、これはな――惚れ薬さ!」
「は、はあああ!?」
富田はただでさえ大きいくりっとした目を更に見開き、口をあんぐりと開けた。
「これを飲んだ人間は、最初に目にした人間のことを好きになってしまうのさ!」
「いやいやいや、いくら何でもラノベの読みすぎじゃないですか部長? そんなのIQピテカントロプス並みの部長に作れるわけないじゃないですか? イタい妄想は部長の黒歴史ノートの中だけに留めておいてくれませんかね?」
「おやおや? さてはお前、これを飲むのが怖いんだな?」
「なっ!?」
瞬間、富田の額にドデカい怒りマークが浮かぶ。
「心の底ではこれが本物かもしれないと思ってるんだろ? これを飲んで俺に惚れちゃうのが怖いんだ。だからそうやって何とか飲まない方向に話を持ってこうとしている。違うか?」
「ぜ、全ッッ然違いますよッ!? だーれが部長のヘッポコ発明品なんかを怖がるもんですかッ! ――いいですよ、飲めばいいんでしょ飲めば! これをインチキだって証明して、二度と立ち直れないくらい罵声を浴びせてやりますからねッ!」
「ふふふ、楽しみにしているよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 21:02:07
2052文字
会話率:64%
ある日、魔女だというおばあさんから小瓶をもらった。
「これを飲めばどんなことでも1つ願いがかなうのじゃよ。」
もし本当に願いがかなうなら、俺は……
ー-ーこれは偽りの流れ星の話
最終更新:2022-01-06 17:00:00
2334文字
会話率:2%
12月25日。
仕事の徹夜明けで、コンビニに向かう。
ポケットサイズのウイスキー。
なんだかオレに似てる。
ウイスキーの小瓶を持って、ローカル線の電車に揺られる。
そんな休日もいいだろう。
最終更新:2021-12-25 08:00:00
1000文字
会話率:8%
「婚約を解消してくれ」
侯爵令嬢マルガレーテは婚約者であるジークフリード第一王子に婚約破棄を迫られた。その傍らには勝ち誇った笑みを浮かべる男爵令嬢ヴァネッサもセットだ。
婚約解消は別に構わない。だって家同士で勝手に決められた婚約なの
だから。
しかし彼女は解消を承諾する代わりに一つの小瓶を差し出した。
それはある約束から行われる出来事だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 10:07:32
5153文字
会話率:47%
魔族で科学者のフェイフェイ・ヴィ・アッセンブラが、レストランで出会った少女と「海が青いか空が青いか」でちょっと揉めます。
「水は透明だ」ということをなんとか証明しようと目論むフェイフェイ先生でしたが、しばらく後に会った少女は両目の光を失って
いました。そんなフェイフェイ先生に、少女はガラスの小瓶を渡して言います。「ね?青いでしょ?」。少女の言う「海の青さ」とは。
※カクヨム様にて重複掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 20:00:00
8319文字
会話率:21%
《あの有名な「茶色の小瓶」という歌、あなたは憶えていますか?》
《これはその歌をモチーフにした、不思議な物語です。》
ある日少年は唯一の肉親であり、大好きだった爺様を亡くした。
それを機に、その爺様に「大きくなったら譲る」と言われて
いた『茶色の小瓶』を手にする。
生きていく為にと田舎を出て、大きな隣街で子供の頃から修行の日々……。
形見となった『茶色の小瓶』を手放さず、爺様に話しかけるような気持ちで少年はいつも大事に磨き続けるのだった。
だが修行先の飯屋にてそこの娘と恋仲になり、その娘が成人すると結婚を決意するようになる。
子供の頃からの生まれ故郷に店を出すという夢を叶える為、田舎に連れて行くことを悩みもしたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 18:12:32
3762文字
会話率:50%
昨日から既にやばい事態に巻き込まれてはいたのは分かっていた。仕事が終わり、一日の成果を確かめていると、財布やブレスレットの中に紛れてドクロマークの付いた小瓶が収穫物の中に紛れていた。
ヤバイ品物であるのは明らかだったが、下手に手放して
足がついてもマズイし、どんな強力な劇毒だか分からない以上、適当に処分することもできない。そう考えてとりあえず放っておいたのだが……。
「はあ……」
テーブルの上に置いてある書類を眺めて、何度目だか分からない、深い溜息をつく。まさか今度は王子の暗殺計画書までスってしまうとは。一体どうしたものか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 20:55:51
3357文字
会話率:54%
他人の頭の上に小瓶が見える青年の、ちょっとしたお話。
最終更新:2021-04-10 15:03:25
722文字
会話率:28%
手の中にあるのはガラスの小瓶。
中身は惚れ薬です。惚れ薬。
――この薬を王子に盛るの。そうすれば王子はあなたの虜になって、衆人環視の夜会でここぞとばかりに婚約者の公爵令嬢と婚約破棄を宣言する。そしてあなたを妃にと望むわ。絶対に。
ぱっとしない男爵令嬢が成り上るにはそれしかないと、母がいかがわしい魔法使いから大枚をはたいて入手してきてしまいました。
【他サイトにも掲載あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 20:50:55
7068文字
会話率:31%
ここは記憶と感情を引き換えに、紫色の小瓶を渡す交換所。お店。Market. まぁなんでもよいのですが、通称 〝忘れさせ屋″
コンコンッ
おっと、お客様が来たようです。…女性ですか。
さて、彼女は記憶と引き換えに〝何″を求めるのでしょうか
ねぇ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 16:32:05
1113文字
会話率:70%
結婚式場で偶然出会った、中年女性。女性の忘れ物の瓶に触れた日から、深優に不可思議な出来事が起こり始める。あの女性は何者なのか、あの瓶の中に入っていたものはなんだったのか。
最終更新:2020-12-25 12:46:52
3970文字
会話率:28%
低級ヒーラーのマリーはAランク冒険者チームで働いていたが、低級の回復魔法しか使えず、専ら冒険者ギルド街で仲間たちの帰りを待つのが仕事になっていた。家事全てと料理を担当しながら。
しかし、戦闘力のないマリーはセクハラを受けたりと、その能力の
低さを馬鹿にされ虐められるようになる。そして、チームリーダーの慰み者になるよう強要されたがそれを断り、ついには追放されてしまった。
だが、追放した者たちはマリーの能力が低いと決めつけ、彼女の能力をろくに「検証」していなかったのだ。上位の冒険者チームの間では常識でもある、冒険者仲間の能力検証……追放されたマリーは、自らの魔法を小瓶に封じ込めることが出来るスキルに目覚めていたのだった。
そんな彼女の能力は最強のSSランク冒険者チームの目に止まる。マリーは他人の使う魔法も封じ込めることが出来たのだ。ハイパーヒールを封じ込めれば、劣化しない超性能の完成……メテオを封じ込めれば、最強レベルの攻撃を無詠唱で好きなタイミングで撃ち込むことができる。
低級ヒーラーでありながら、マリーの【封じ込め】スキルは最高のサポートスキルとして認知されて行くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 05:33:14
2902文字
会話率:55%
夜空を文章に一つだけ使ってくださいと言われたのでたくさん使いました。
勢いで書いたので誤字脱字はありそう。
最終更新:2020-10-01 23:28:32
1413文字
会話率:34%
「ごめんなさい、私……」
告白した僕に何かを言いかけた君は、突然煙のように消えた。そのことに絶望して自殺した僕に、"声"が言う。
『娘にもう一度会いたくば、小瓶に灰を集めよ。世界を渡り、娘に似た女に告白するたび、灰は溜
まる』
さらに"声"は、僕に【心の底から一番望むこと以外何でも叶える力】を与えた。
僕は幾つもの世界を渡り、その力を使って何度も君に似た女に告白する。
ーーーー灰が小瓶に満ちるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 00:43:29
3399文字
会話率:20%
悪魔の蒼夜は、アジア地区をたばねる魔王、影魔・コーグレの次男で、やんちゃな男の子。
魔王影魔は、長男の深影を見習って修行に励めと諭すが、聞く耳を持たず、今日も地上を探検しに魔城からカラスに変身して飛び立った。
ところが、そのころ天使の天真の
進級試験が行われていて、知らずにその場所に入ってしまう。そこには新出怜(れい)良という女の子がいて、母親が死ぬ間際手渡したクリスタルの小瓶に願いを叶えるところだった。
願いを叶える魔法の小瓶に怜良がかけたのは、とんでもない願いで、叶うまで管理人として見守ることになった蒼夜と天真は色々な事件に巻き込まれていく。
エブリスタ「シンデレラのボディーガードは楽じゃない」を元に改稿した小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 15:16:15
92753文字
会話率:50%
即興小説のお題を使ってかいたもの。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。
初出:2013年12月8日
お題:フニャフニャの蟻 必須要素:オリーブオイル 制限時間:30分
最終更新:2020-06-13 15:07:39
1299文字
会話率:0%