侯爵家令嬢で"ゼロ魔力令嬢"のレイチェルは、幼い頃に誘拐事件に巻き込まれる。
そこへ助けに来た王宮魔道士である少年の美しい氷魔法に見とれてしまう。
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「っわ、わたしでも、あなたみたいな魔道士
になれますか?」
「…なれるよ、きっと。」
困った顔で微笑んだ彼は、そっと彼女の頭を撫でた。
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"ゼロ魔力令嬢"は、自分を助けてくれた王宮魔道士を探して、魔道士になるべく、茨の道を突き進む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 20:00:26
70396文字
会話率:46%
ーーー〝氷の剣姫〟スオーチェラ=ベラ・ドンナ。
ペンタメローネ王国の社交界で誰ともなくささやかれるようになった、ドンナ侯爵家令嬢の異名は、その容姿とともに広く知られている。
妖精のように可憐な顔立ち。
藍色の、艶やかな髪。
そうして静かに佇むさまは、誰もが一瞬、目を奪われるほどに美しいと称えられていた。
しかし同時にベラは、その微笑みを見た者はいない、とも言われるほど、全く表情を変えないことでも有名であり、一部の貴族子弟の無礼を、一言で切り捨てる舌鋒(ぜっぽう)の鋭さもまた、名が広まる理由の一つだった。
さらに剣の腕も立つ、文武に優れた完璧な淑女。
その様子と、立ち振る舞いの一分の隙もない完璧さから、氷になぞらえられているのだ。
そんなベラに憧れる貴族の乙女らは多い。
が、逆に家柄も高く微笑み一つの愛嬌もない〝氷の剣姫〟に手を出す度胸のある男はいなかった。
ゆえに嫁ぐ相手は、傑物と名高く、縁戚にある公爵家嫡男か、第一王子であろうとまことしやかに囁かれていたが……。
「隣国の軍に属する、参謀に嫁げ……?」
ベラに父親が告げたのは、そんな一言だった。
つい先日終戦協定を結んだばかりで、自国隣国ともにきなくさい情勢の中での、政略結婚。
それを受け入れたベラが隣国に向かうとーーー婚約者は、逃げていた。
「どういうことですの……?」
追いかけて会ってみると、平民からありえないほど出世をした彼は、人間社会で差別される獣人だったのだ。
それでも両国の友好のために結婚しろと迫るベラに、白磁の獅子の容姿を持つ彼は言う。
「俺の嫁になるなど、自分がどんな目で見られるか分かっているのか?」
「気にしませんわ。わたくし的に、その獅子のご容姿も悪くはありません。……不安がおありでしたら、お互いをよく知るために、婚前旅行などいかがでしょう?」
説得するための提案を呑んだ彼とともに、ベラは二人で旅に出る。
これは徐々に愛を育む、美女と野獣の婚前旅行のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 22:51:41
73218文字
会話率:42%
アルトマイアー侯爵家令嬢、リーゼロッテはある日婚約者である王太子エメリヒに王家へ反逆している疑いがあるとして連行される。婚約者を蔑ろにしただけでなく、元平民のフローラを守るように立つ彼は、リーゼロッテを厳しく非難した。そんなエメリヒに、ただ
リーゼロッテは粛々と言う。神はおわします、と―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 21:00:00
43419文字
会話率:40%
乙女ゲーム「マジカルスクール―光のスペランツァ―」に転生した私。
目の前にいるのは、攻略対象キャラのひとりであるミケーレ王子。クールビューティーな生徒会長。影のあるキャラ。
しかし今はまだ、入学したての十四才。とってもかわいいエンジェ
ルスマイル。
「守りたい、この笑顔」
けれどミケーレが三年生になったある日、悪役令嬢が私の前に現れる。
「あなたがミケーレ王子を変えたせいで、この世界はほろぶかもしれません。私は、あなたが変えた世界をもとに戻します」
前世の知識があり、チート能力があり、さらには侯爵家令嬢という身分まである。そんな彼女に、私は勝てるのか?
乙女ゲーム前日譚に出てくる年上お姉さんキャラが、年下の王子様と恋仲になって、チートな悪役令嬢と本気で戦うお話。
全21話。約7万字の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 10:11:30
70617文字
会話率:47%
これはロリコン国王に外堀を埋められて、王妃になる運命の侯爵家令嬢の物語です。
最終更新:2022-07-07 17:53:44
2302文字
会話率:58%
カシワ公爵家令嬢のダイアルはド変態達に取り囲まれて、学園生活を送っています。
メインとなるド変態達を紹介します。
イオニック侯爵家令嬢のカグヤは匂いフェチのド変態。
トスカーナ公爵家子息のナルカはナルシストのド変態。
ムエタイム子爵家子息の
エムルはマゾのド変態。
ウソップ伯爵家子息のジョイは女装マニアのド変態。
ビアン男爵家令嬢ユリカはレズのド変態。
以上の五人だけでなく、多くのド変態が現れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 17:40:35
24429文字
会話率:58%
これはロリコン国王に外堀を埋められて、王妃になる運命を回避した侯爵家令嬢の物語です。
最終更新:2022-07-06 13:22:03
2298文字
会話率:58%
侯爵家令嬢アイリーン・ポーターは、推理小説が大好きな少女。
特に巷で最近流行りの【名探偵シャーリーシリーズ】にハマっている。
華やかな社交界や皆のあこがれの的である王太子エドガー殿下にも興味がない彼女は、【シャーリーシリーズ】最新刊の
限定版につられて、王妃主催の茶会へ参加することに。
そこで出会ったエドガー殿下に一目ぼれした彼女は、あまりにもあっさりと奪う殿下の姿に、【名探偵シャーリーシリーズ】の登場人物、【怪盗貴族】を連想する。
(エドガー殿下、なんて素敵なの。まるで、怪盗貴族のようにするりと私の心を奪ってしまわれた。きっと殿下は、怪盗なのだわ!)
自国の王太子を【怪盗プリンス】と命名したアイリーンは、【シャーリー】のような名探偵になって【怪盗プリンス】の素顔を暴くため、探偵令嬢を志す!
探偵令嬢アイリーンの華麗なる事件解決と、勘違いの連続、王太子エドガーの思惑が交錯する、ラブコメ系ミステリー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 18:46:48
225121文字
会話率:45%
侯爵家令嬢シュゼット・エルランジェは,異母妹の誕生日パーティーの最中に身に覚えの無い婚約者に対する不義理を責め立てられる。
今までずっと堪えてきた。けれど、シュゼットは解らなくなった。
あれ……なぜ今までミラベルの理不尽に堪えて
いたのだろう。
もう、いいよね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 21:51:59
13971文字
会話率:25%
王宮で開催される年賀パーティ。
そのホール中央にはなぜか豪奢なソファーが置かれ、そこに座るのは元侯爵家令嬢だった大公ディアナ。
そのディアナに婚約者でもある王太子アレフレッドが婚約破棄を突きつける。
聖女シェナを傷つけたことが原因だと言うの
だ。
「それは誤解ですわ。私は明確にこの世界から排除するつもりでしたもの」
本気の悪役令嬢が婚約破棄を告げる王太子を切り捨てる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 01:44:49
5318文字
会話率:49%
ミナリア帝国には、『仮面令嬢』と呼ばれる侯爵家令嬢がいる。
仮面令嬢──表情がまるで仮面のように変わらないから? 笑顔を常に貼り付けているから? いや、違う。
彼女は、その醜い顔を隠すために、常に『仮面』を身につけているのだ。
そんな
仮面令嬢には、美しい義妹と義母がいて──
その時代、『不美人』とされる女性が愛されたいと願う物語。
※気まぐれ更新
※緩いなんちゃって中世時代
アルファポリスさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 17:23:10
6580文字
会話率:16%
突然王太子殿下から婚約破棄を言い渡されたッ!
其れも大勢のお貴族サマ関係者達の前でッ!
言い渡された侯爵家令嬢レイジョオはどうするのかッッ?!
未だかつて無い悪役令嬢を描くッ!!
悪役令嬢の婚約破棄のお話ですッッ!! URYYY
YY!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 02:30:15
1864文字
会話率:22%
ミステリー風ファンタジー。
シリーズ『魔物狩りと侯爵令嬢』
侯爵家令嬢ユナマリア・アルア・リーズは偽名を使って魔術士養成機関、通称『学館』に通っている。偽りの名前はユーナ・オーシェ。術士系貴族の子弟が多く通う学館の中で、騎士系貴族であるユー
ナが悪目立たちしないようにするための苦肉の策だった。
ある日、彼女の学年に共通の課題が課される。通称『幽体捕獲(ガイストファンゲン)』。それは実行不可能と言われる伝説的課題。ただし、合格者には褒美があった。半ば褒美につられる形で友人達と課題に取り組む中、ユーナは課題が禁術ーー帝国では使用が禁じられている魔術ーーに関わるものだと知る。やがて、禁術に隠された秘密と帝国を揺るがす、とある事件の秘密に行き当たることになる。
2018/10/1追記
未了の章があるので追加します。→『ユーナとルーとファイラッド』
更新は週1くらいを目指します。
2018/12/10追記
『ユーナとルーとファイラッド』の章の続きを、最終章の後に『孤児院編』として追加することにしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 23:19:28
1251822文字
会話率:33%
【煮ようが、焼こうが、妻にしようが、妾にしようが、使用人として使おうが、どうぞお好きに】
リンヒニア国の侯爵家令嬢ユリシアは、ダンス一つ満足に踊れない出来損ない令嬢。そんな彼女は雑な書簡と共に、隣国の大公グレーゲルの貢物ものにされること
になった。
マルグルス国の国王陛下の甥であるグレーゲルの二つ名は”血濡れの大公”───気分次第で首をすっぱり切り落とす残忍非道なヤバイ奴。付け加えると、どうも一途に愛する女性がいるようで。
というなんか色々問題がありそうなグレーゲル大公閣下の支配下で生き抜く為には、存在を消して大人しく過ごすのみ。
しかし、ある日グレーゲルに呼ばれこう告げられる。
「君を正妻として迎えることに決めた」
「……はぁ?」
政略結婚でも恋をして、愛し愛されることを望む大公様と、なぜか自分がお飾り妻だと思い込む侯爵令嬢の、北の最果てで繰り広げられるすったもんだの恋物語。
※アルファポリス様にて以前書いたものを改タイトル、加筆修正して数話まとめて投稿しています。なろう様でも途中まで投稿してました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 22:09:55
142756文字
会話率:35%
十三の年に勇者に同行する賢者に任命されたハリス侯爵家令嬢のレオナ・ハリス。
気まぐれな神が人間界に咲かせた宝珠と噂されるほどの美貌とたぐいまれな魔力、さらにたゆまぬ努力で大賢者までのぼりつめるが、肝心の勇者が出現しないまま十年。
魔王を討伐
しない事には結婚も出来ず、いき遅れと噂されながら勇者を待つ日々。
ようやく令和の世界から転生してきたのはバツイチ、無精髭の中年男の少しの覇気も感じられない勇者マサト。
十年も待たされた上に、やる気のない勇者マサトの態度に賢者レオナは大激怒。
魔王討伐と仲間を探す旅に出る二人だが、真面目で世間知らずなお嬢様賢者レオナとやる気ゼロ勇者マサトのドタバタ道中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 08:42:19
6096文字
会話率:53%
セレスティアは、以前自分が家庭教師をしていた第一王子のカルヴィンが、廃嫡になったと耳にした。彼が、何も非のない侯爵家令嬢との婚約を、公衆の面前で一方的に破棄するという非常識な行動をしたために、彼の弟である第二王子が王位を継ぐことになり、元婚
約者は第二王子に嫁ぐことになったのだという。
昔はやんちゃな子供だったけれど、実は人一倍努力家で、セレスティアの手を離れる頃には、誰が見ても立派な王子になっていたカルヴィン。彼が、理由もなくそんなことをするはずがないと、セレスティアは信じられない思いでいた。
そんな婚約破棄には、どうやら裏事情があったようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 16:22:10
5782文字
会話率:44%
私はシェリー。侯爵家令嬢、ローズマリー様の取り巻きだ。彼女は容姿端麗な17歳。意地悪で我儘な方だったが、ある日を境に突然善良なお方に。ところが妄想癖が激しくなってしまわれて。なんでもここは乙女ゲームの世界らしく、ローズマリー様は悪役令嬢だと
おっしゃるのだ。そして私にスチル回収とフラグ回避を要請されたのだが、意味がわからないぞ? だが私は忠実な取り巻き。ローズマリー様の為に頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 19:24:13
6807文字
会話率:38%
ワンダは自らの死体を崖から落とし、死んだことにした。
侯爵家令嬢の侍女ワンダは夏季休暇で帰ってきたお嬢さまがやつれていることに気が付いた。
話を聞いてみると、どうやらお嬢さまよりも魔力の強い子爵令嬢が現れ、お嬢さまの婚約が破棄の危険にある
らしい。
そんなことあっていい訳がない。
何故なら、婚約を破棄されるとお嬢さまが死んでしまう魔術契約が交わされているからだ。
侍女のワンダはお嬢さまの婚約破棄を防ぐため、身元を隠してお嬢さまの通う魔術学園で働くことになる。
目標はどんなことをしてもお嬢さまの婚約破棄を防ぐことだったのだが……これは何かがおかしい。
所謂異世界転移学園もの乙女ゲーム的な世界の中でのライバル役である大事なお嬢さまを守るためなら、間者になったり、家庭教師をしたり、それから非道なことまで…なんでもやる結構やり手の侍女の話です。話は少しダークな方によっていきます。
逆ハーレムになったり、甘くなったりはしませんが恋愛的な要素も含むと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 22:17:01
209829文字
会話率:27%
前世が凄腕の暗殺者だった?!
ひょんなことから暗殺者だったことを思い出した主人公ラキ。性格面は前世の自分に引っ張られているようでそんなに相違なく馴染んでいった。
これからは親孝行でもして適当に過ごそうとしていたけども、王宮主催の夜会で王
太子を助けたりしちゃて‥仮の婚約者役を引き受けることに。
奴隷解放を目的に奴隷たちを使って新しいビジネス展開してみたり?王妃さまからも狙われちゃりしちゃて…穏やかからどんどんとかけ離れていく。
こうなっちゃたら、もう仕方ない!!
引き受けたらからには最後までやりきりましょう!
「前世暗殺者」という記憶も持ちながらも前向きな侯爵家令嬢と悲しみを抱えた王子が織りなす物語。
少し残酷な模写もあるので、保険でr15を付けました。苦手な方はリターンして下さい。毎週月曜日に更新していきます。大体20話で終了[予定]。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-04 19:00:00
53949文字
会話率:47%
忙しい政務の合間をぬって、なんとか出席した卒業式のパーティーで、侯爵家令嬢リリシーアは王太子トゥーゴに婚約破棄をされてしまう。ひどい言葉とともに頬を打たれ、挙げ句のはてに国外追放を言い渡される。このケント王国のために頑張ってきたけどもう無理
。この国を見限ったリリシーアは、美しいカーテシーを披露してこの国を去った。
それからしばらくして、隣国のシュタイン帝国では、シーアという女性が飜訳士として働いていた。軍人上がりの副外務大臣イアンはシーアを男性と思い込んで仕事を依頼するも、どんどん惹かれていく気持ちに戸惑う。シーアは一体何者なのか?謎めいたバートとの関係は?そして、何を企んでいるのか?
その秘密が明かされる時、イアンはシーアを命をかけて守ることを誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 17:35:51
21542文字
会話率:50%
侯爵家令嬢であるエヴァリーナ・ウイステリアは卒業パーティーの真っ最中、婚約者であるベルザリオ王子に突然婚約破棄をされることになった。そして王子命令で魔法の国の王のもとに嫁ぐことに……となると思ったのだが、完璧な令嬢と言われるエヴァリーナはそ
うはならなかった。
そして自らの望みで魔法の国、魔国の王の元へ嫁ぐことになったエヴァリーナには想像以上の事が待ち受けていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 18:12:15
128554文字
会話率:23%
何故こんなことになってしまったんだ…
私は己を呪った…
私は私の最高だと思う己を目指しただけだと言うのに…
前まではあんなにも忌避していた事柄が…
価値観が…何故…
私は私を呪った…
そして思ったのだ
全ての御令嬢様方!
今まで本当にごめんなさい!と…
己の無知と無関心を猛反省し元ドラグーン王国公爵令息サルバドール・リューク・ド・カミエル改、現メリノ帝国侯爵家令嬢マリア・クロッカス・ミューラとしてこの今世幸せをつかんでみせますわ!
これは前世を男として生き、今世を女として生きる事となった者の後悔と懺悔と価値観開拓の中世ヨーロッパ風輪廻転生物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 00:01:59
4535文字
会話率:23%