一度目の人生は、波乱万丈な人生だった。
真面目に勉学に励み優秀な成績を収めながらも、私は家にお金がなかったから高卒で働いた。
仕事に悩み苦しんでいる時に夫と出会い、結婚をした。幸せな生活を送ると思っていた。
けれど現実は違った。夫は浮気
を繰り返す救いようもない男だったのだ。
色恋のいろはを学んでこなかった私は、男を見る目がなかったのだと絶望した。
女を渡り歩く浮気男は滅べばいいのに……。
ついでにあそこも握り潰したい。
そんな感情が沸き上がった。私がこんなにも怒りを感じて、それを他人(夫)に向けたのはこの時が初めてだったかもしれない。
「お前は一々真面目で面白くないんだよ」
夫は私にその言葉をぶつけた後、離婚に応じた。
離婚という失敗を理由にはしたくなくて、私は一生懸命働き、息子を一人前に育て上げた。
精一杯人生を生き、最後は羽目を外してあっけなく私の人生は幕を閉じた。
その後、二度目の人生が始まった。
「思い出の花」という乙女ゲームの世界で、リコリス・オーレアという主人公に私は生まれ変わった。
そのゲームは、中学生の時に友達に借りて睡眠時間を削り、3日間程遊んだゲームだった。
また、子育てが一段落した享年48歳の私が死ぬ数か月前に、再び夢中になってやり込んだゲームでもある。
私は、「思い出の花」の世界で、今度こそ人生を謳歌したいと願った。
甘美で毒のある世界を生き抜いて、相思相愛(本当の愛)を掴み取りたいと――。
だから私は暗躍して大戦争や死ぬ運命を変え、大団円エンディングになるまで何度でも過去をやり直す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 20:08:35
375271文字
会話率:40%
伯爵令嬢リコリスは嫌われていると知りながら婚約者であるルシウスに常日頃からしつこく付き纏っていた。
ある日我慢の限界が来たルシウスに突き飛ばされリコリスは後頭部を強打する。
その結果自分の前世が20代後半喪女の乙女ゲーマーだったことと、
こ
の世界が女性向け恋愛ゲーム『花ざかりスクールライフ』に酷似していることに気づく。
顔がほぼ見えない長い髪、血走った赤い目と青紫の唇で婚約者に執着する黒衣の悪役令嬢。
前世の記憶が戻ったことで自らのストーカー行為を反省した彼女は婚約解消と不気味過ぎる外見のイメージチェンジを決心するが……?
アルファポリス、pixivにも掲載してします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 23:00:00
42129文字
会話率:21%
「貴様を反逆罪で告発する!」――平和な日々を生きていたレンブルフォート帝国皇子ルシーダは突如、実兄の皇帝ジラードの策略によって死罪を言い渡されてしまう。なすすべもなく拘束され、ついには処刑場まで連行されるルシーダ。全てを諦め、死を覚悟した彼
だったが、しかし――!?
隣国のフランタル王国の兵士に匿われ逃亡するルシーダだったが、身を潜めて滞在していた村で追っ手に囲まれてしまう。武器防具になるものはないかと必死に宿の部屋を物色するルシーダ。しかしそこにあったのは一着のひらひらのワンピース!
説明しよう! 彼は女装が似合いすぎるのだ! もう姫でいい!
故郷を追われ、素性を隠し逃亡を続ける皇子の性別不詳ちょっぴりコメディ王道?中世ファンタジー。
新天地での彼を支える新しい仲間。
大人しくしているだけなのになぜか次々と降りかかってくる災難。
程なくして王国が帝国に宣戦布告し戦争が勃発、次第に不穏な空気が立ち込めていく――やがて明らかになる、ルシーダが生き延びられた理由とレンブルフォート帝国の真実、そしてもう一人の主人公――
ルシーダはまだ、諦めない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 18:22:36
110231文字
会話率:56%
ヘタレダメ男である宮坂詠太が就職したのは、都内で今話題のカラオケ店~カラオケ☆リコリス☆~。
学生時代にアルバイト経験のあるカラオケ店での仕事自体はさほど抵抗はなかったが、“店長”という責任ある立場の仕事はもちろん初めて。
詠太は一癖も二癖
もある上司や同僚、そしてアルバイト達と共にカラオケ店の店長として仕事をしていく中で社会人として、人間として、さらには男として成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-09 22:51:49
11949文字
会話率:39%
士官学校に所属して早くから、男勝りのおてんば娘として名をはせていたリコリス。彼女は持ち前の明るさと正義感もあって、次席という成績で士官学校を卒業した。
リコリスは卒業した日の午後、突然学長に呼び出され、『第五十九番倉庫』という軍需物資の管
理官を命ぜられる。隣国との戦争状態にあるとはいえ急すぎるのでは――そう訝しんでいたリコリスに、もう一枚の書類が手渡される。その書類には『任務中に見聞きした内容については、絶対に他言無用とする』、と。いよいよもって怪しいと思いながらも、状況が状況だけに渋々サインするリコリスは、命令に従い、翌朝、士官学校の寮から旅立った。
汽車に揺られて十時間。目的の駅についたリコリスを待っていたのは、一人の軍人だった。
乗せられた軍用車両は、町中ではなく、山の方へ山の方へと走っていく。そして止まる軍用車両、しかし目の前には何もない。リコリスが聞いた言葉は「ここからは歩きだ」。ふざけんな、とは言わず、目の前の人物に手も出さず、卒業してから何度目かの深いため息を付いて歩き出したリコリス。数時間かけて歩いた山道の開けた先にあったのは、軍需物資の保管庫というよりも――一つの家だった。
その建物に近づくと、突然背後から刃物を突きつけられる。リコリスは隙を見てその人物を打ち倒すも、その人物は、年端もいかない少女であった。
リコリスはその建物が『第五十九番倉庫』そのものであること、そして、その中には、七人の少女たちが暮らしているということを知る。そして同時に、そこに住む少女の特殊な『能力』も目の当たりにすることになる。
一人の少女に言われたとおりに軍刀を手渡すと、なんとそれをばりばりと食べ始めた。それどころか、それから手のひらを上に向けて目を瞑ると、食べたものとまったく同じものが少女の手に生み出されたのだった。
一度食べたものを、いくらでも生成することができる、遺伝子操作で『造られた』少女たち。彼女たちが住み、そしていつか戦場へ立つための訓練をする場所が、『第五十九番倉庫』であった。
最初は少女たちとの関係が築けなかったリコリスも、持ち前のおてんばさと行動力、そして甘いパンケーキの力を借りて、少女たちからの信頼を得ていく。仲良くなった少女たちとピクニックに出るなど、平和な時間が過ぎて行っていたが――。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 21:00:00
112451文字
会話率:36%
乙女ゲームで様々な男女と恋愛する
不思議すぎな乙女ゲームに転生してしまった‥
推しと恋愛する為に
各キャラから避け素敵な恋愛を目指します!
ゲームコンテンツの年齢対象がCERO-Cでも
そして元々のPCゲームがCERO-Zだとしても
私
は、貴方達を攻略しないんだから!!
不思議な乙女ゲームで普通の恋愛を目指す
ちょっと変わった物語が今、始まる‥
ーーーーーー
・第1幕[リコリスと花]完結
・第2幕[ユイと虹]完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 12:31:18
224235文字
会話率:50%
仮面舞踏会の難攻不落の華と言われているレディ・バイオレット。
その謎めいた令嬢の正体は、中流階級の娘・リコリスで、普段は伯爵家で家庭教師として働いている。
生徒であるお嬢様二人の兄・オーランドは、何故かリコリスに冷たくあたっているのだが、そ
んな彼が本気で恋をした相手は――レディ・バイオレット!?
リコリスはオーランドを騙したまま逃げ切れるのか?
オーランドはバイオレットの正体に気付くのか?
……という、じれったい二人の恋愛ものです。
(2019年に投稿した『レディ・バイオレットの華麗なる二重生活』という作品を改題・改稿したものになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 14:00:33
70499文字
会話率:42%
時は20XX年! 地球は核の炎に包まれた!
なんて世紀末なことはなかったが、平々凡々にお腐りになられていた。
目に余る問題なんて粗探しせずとも見つかり放題な現代社会。
誰もがインスタントな裁判長になって、些細な問題にさえ燃えろ
よ燃えろと炎上祭りな現代。
「世の中クソ。地獄過ぎてワロエナイ」とは誰が言ったか。
しかし、残念ながら地獄は地獄でヤベーことになっていた。
相次ぐ死者達の死してなお行われる鬱々としたヘイトスピーチにより、地獄の管理者たる『閻魔大王』が倒れてしまったのである。
それに伴い『閻魔代理官』という、閻魔の代わりに罪人達を裁く役人達が台頭する。
しかし、死者達の現代へのヘイトがそっくりそのまま感染ったかの様な地獄の住人は、もはや公平な裁判なんて求めていなかった。
結果。
閻魔代行官による地獄裁判は、どれだけ罪人達を華麗に裁くかという、パフォーマンスの場と化してしまっていた。
通称【ざまぁ裁判】。
罪を裁く天秤はいらない。
必要なのは、どれだけそいつが悪い奴か。
悪を裁く痛快さは、娯楽の少ない地獄ではうすしお味の麻薬だ。
死体に鞭打つどころか、泣きっ面に蜂をしかけてトドメにコブラツイストかけるが如く所業が、今の地獄では平然と行われていた。
だが。
諸行無常、変わらないものはない。
渡る世間は鬼ばかりな現世も真っ青な地獄とて、変革の波は再び訪れようとしていた。
波のはじまりは、地獄中央政庁の外れに構えられた、小さな小さな事務所から。
掲げられた看板は⋯⋯【三途の川先相談事務所】
惰眠と怠惰を愛するゲームオタク室長『リコリス』
ぐう有能だが割とお調子者な猫メイド『火鈴』
ヒモ街道まっしぐらな記憶喪失男『|伊達 渚《イタチ ナギサ》 』
これは、以上三名の事務所役員共でお送りする、笑いあり涙ありなドタバタラブコメディである。
多分、恐らく、きっと、May be⋯⋯
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 08:52:56
43590文字
会話率:43%
乙女ゲームにどっぷり浸かった趣味を持つ主人公(坂部ハルヒ)上京した彼女の元に現れた赤毛の美少女彼女との偶然の出会いから。二人の人生が交差していく。
最終更新:2021-03-31 02:15:04
1412文字
会話率:52%
好きになっては冷めての繰り返しで
付き合っても長続きしたことがない
橋本優(はしもとゆう)25歳
とりあえず働かなきゃとなんとなく決めた
アパレル企業に務め毎日をなんとなく過ごしていた
変わらない日々に不満はないが
何かものたりない…
そんな時会社で長期出張を言い渡され
出張先で出会った人は、、、
いわゆる3Bといわれる職業の男
振り回されつつも楽しんでいる自分がいて…?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 16:13:07
1050文字
会話率:28%
鬼の青年〈リラ・リコリス〉が朧げに覚えている「あの日の約束」を頼りに、その日に起こったこと、その約束の内容を、交わした人の顔や声、名前を知るために今日も生きる
キーワード:
最終更新:2021-02-10 09:20:54
1401文字
会話率:49%
とある異世界の城下町にある『リコリス魔法薬店』は客の望んだ魔法薬を提供する不思議な薬屋。
今日も誰かが願いを叶えるために、やってくる。
「さぁ、あなたの望みはなにかしら?」
妖艶な魔女の店主と、魔法の薬を求めてやってくる様々な客達の
物語
異世界ファンタジー世界を舞台にした、ややブラックな日常モノといったところです
基本的には1エピソードで完結する短編形式の話ですが、
店主と店員の少女の間にある謎の関係性についても少しづつ明らかにしていきたいと思います
不定期更新です。
『世にも奇妙な物語』や『笑ゥせぇるすまん』等の作品が好きな方々にもおススメしたいです。
(※残酷描写、異種族、若干の百合描写等アリ)
※この作品はノベルアップ+でも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 19:00:00
106509文字
会話率:41%
女騎士リコリス・ヴィクトリアは国王暗殺未遂の犯人として仕立て上げられ、絞首台に立たされた。彼女を信じた部下によって命は助かったものの代償は大きく、家族、そして愛する部下を目の前で失った。そのうえ疑いを晴らすことも出来ず、彼女は住んでいた町を
追われて近くの小さい森へと逃げ込む。傷だらけで死の淵に立たされた彼女だったが、そこで暮らす魔女グレープと出会い、生き延びた。――それから二年。彼女は町へと現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 08:00:00
62876文字
会話率:48%
秋空の下に咲くその花は、美しくも恐ろしく――。
最終更新:2020-09-30 14:31:04
209文字
会話率:0%
とある場所に死霊魔術師がいた。
名はリコリス・ラジアータ。
彼女は死人を使役し、人の役に立ちながら平穏な暮らしをしていた。
ある日、彼女の元に「勇者」が現れた。
勇者は彼女のことを「悪」だと捉え、彼女を滅したのだ。
リコリス
・ラジアータは死んだ。
勇者によって殺された。
これは、死霊魔術師の「死後」の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 00:00:00
252701文字
会話率:41%
1話ガチャがおおい。
続きが気になる読み切りではなく、投げっぱなし中途半端はちょっと・・・っていう感想文です。
それはそうと、オチのない1話ガチャがランキング上位にいるのは不思議。
最終更新:2020-06-07 12:15:04
634文字
会話率:0%
ある男は道端にいつも座っている女に興味を引かれた。
あるとき、近づいて見ると………
最終更新:2020-04-25 08:45:58
3294文字
会話率:39%
公爵令嬢であるリコリス・アストレアは冤罪で処刑されかけた事に激怒し王家を滅ぼそうとする。という少々ぶっ飛んだお話です。途中途中に恋愛要素を取り入れるはず…。ギャグ要素多め。 たぶん残酷な描写あり。R15は保険です。
最終更新:2020-03-02 11:14:05
15186文字
会話率:23%
いつの間にか白い彼岸花は紅く、ただひたすらに紅く染まっていた。
最終更新:2019-11-19 07:12:32
1089文字
会話率:28%
西暦2198年、≪インフィニット・リアクターⅡ≫を動力源とした人工島≪リコリス≫に突如発生した新人類≪光脈種≫を世界中から集め、その力を制御、安定させるための施設が設立された。それから約50年後、年に4回、≪光脈種≫の少年少女たちが自らの
力を競い合うバトルエンターテインメント≪光星の祭典≫が催されるようになり、≪光脈種≫は徐々に世間からも受け入れられ始めた。
時は流れ2301年。とある≪光脈種≫の少年がリコリスに足を踏み入れる。ある人との約束を果たすため。己が望みを叶えるために。課せられた宿命に抗うために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 15:14:11
4247文字
会話率:49%