静真は天狗と人の半妖だ。味方などおらず、ただ自分の翼だけを信じて孤独に生きてきた。しかし、お役目をしくじり不時着したベランダで人の娘、陽毬に助けられてしまう。
朗らかな彼女は、静真を手当をするとこう言った。
「天狗さん、ご飯食べて行きません
か」と。
いらだち戸惑いながらも、怪我の手当ての礼に彼女と食事を共にすることになった静真は、彼女と過ごす内に少しずつ変わっていくのだった。
これは心を凍らせていた半妖の青年が安らいで気づいて拒絶してあきらめて、自分の居場所を決めるお話。
※カクヨム、アルファにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 18:02:02
101702文字
会話率:36%
独り言の多い犬が、多種多彩な者達との出会いの中、運命に流され鬼などを退治、戦うお話。
※カクヨム様、アルファポリス様でも掲載いたしております。
最終更新:2020-02-12 09:00:00
6019文字
会話率:69%
小さな頃から”あやかし”という普通の人には見えない不可思議な存在に狙われてきた主人公・山南 藍。
そんな彼女には、生まれる前から決まっていた許嫁がいると聞かされてきた。
藍を小さな頃からそばで守ってくれた幼馴染であり、天狗の若者・治朗に告
白するも玉砕。
傷心の藍の元へ現れたのは、見るからにひ弱で怪しげな少年だったが、なんと彼こそがその許嫁だった!
そして……その許嫁、とてもそうは見えないが、治朗含め天狗たちの総大将ともいうべき大天狗・愛宕山太郎坊だった……!
何故か彼を「兄者」と呼んで慕う治朗。
何故か彼を許嫁として受け入れていそうな母。
何故か、藍のことをよく知る太郎。
そして続々と集まってくる天狗たち……
藍と天狗様たちがいっしょに過ごす毎日はドタバタ…でも時々楽しい!?
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毎日1ページ、のんびり更新していけたらと思います。
気に入っていただければ幸いです。
エブリスタにも掲載しています。
*******************************************************************折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-10 20:00:00
472594文字
会話率:60%
DA:-SEIN ~御伽奇譚~ 「魔石」に続くお話し。
鴻池市の神社「源綴宮」の宮司の息子「皆本頼光」と彼に5年間片想い中の幼馴染み「吉田香澄」は、同じ「明芳学園高校」に入学して2ケ月が経とうとしていた。
友人の「杉浦健明」「篠崎正臣」双子
姉妹の「中村佑理・佑美」らのギグに招待され、隣のクラスの女の子「有松美幸」と共にライブハウスに繰り出す。
そこでバンドメンバーで抜群のギターの腕を持ち、親からの虐待で右脚に障害のある中学三年生「北原楓」と知り合う。
同じ頃、有松美幸の後輩「石川紗彩」のクラスメイトで、気の弱い男子「笹山修一」が彼をイジメて金品を強要するクラスの不良学生たちに絡まれていた。
その数分後、その不良学生たちは修一の庇護者を称する「金毛白面」の妖狐によって魂を喰われ、その光景に修一自身も恐怖を覚える。
後日、源綴宮の禰宜「黒田崇弘」の下に一人の「妖」が尋ねて来た。奪われた「殺生石」の奪還を協力して欲しいとの事だった。
「殺生石」とは1000年もの昔に平安京で災いをなしていた「九尾の狐」が、いまわの際に変じた石塊でそれ自体にも生き物を殺める力を持つと伝えられる。
探偵「禎茂保昌」が不良学生の親からの依頼で調査を始め、彼の式神「ナナツ」は自身の因縁も深い「妖狐」を滅しようと奮起する。
美幸は、後輩の紗彩の学校近辺で多発する怪事件を頼光に相談し、頼光もこの妖狐の事件に巻き込まれて行く。
復活を図る妖狐、それを阻みたい伊勢鬼狩りの構図に、伊勢から禁忌の子と蔑まれる頼光、その肉体や能力に興味を持つ鬼族が絡み、事態が動いて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-06 23:29:03
34069文字
会話率:43%
宮司の息子「皆本頼光」は、幼馴染で彼に想いを寄せる「吉田香澄」と「明芳学園高校」に通い始めて約一か月が経った。そんな頃、彼らの街「鴻池市」で猟奇的殺人事件が起きる。
その事件を追っている「鞍馬鬼狩衆・玄昭」が頼光の神社「源綴宮」に「退魔業」
の協力を要請に来た。事件には「妖」が絡んでいると言う。
その事件の目撃者で友人でもある「有松美幸」を護るため、また玄昭が提示した「亡き母」に関する報酬のために、頼光は事件の犯人の居所への潜入を図る。
事態は「探偵ごっこ」の枠に留まらず、頼光の「半妖」という特異な出生を起因にした妖たちの思惑により、頼光の想定よりも別の方向に動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-27 12:00:00
182098文字
会話率:52%
京都河原町でアルバイトをしている青年烏丸勇仁は、早朝の川で呆然と過ごしている時に、身体が人間、顏が蛙と蛙男を見つけてしまう。蛙男を追った時の事故で鴨川に落ちて窒息死した烏丸勇仁は死んだ先で出会った巨漢の計らいにより、人であり、幽霊でもある
『半妖』として人生を歩むことになる。酒呑童子、天狗、トイレの花子、蛙男、狸。さまざまな妖怪が住んでいる京都の地にて、彼は生き残るために「自分の存在を刻む行為」として「ハロウィンジャック事件」を企画する。
人でもない。妖怪でもない。中途半端な立場になってしまった青年が起こす。悲しくも騒がしい怪物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 01:02:33
39189文字
会話率:54%
鞍馬山に御座しますは、日本三大妖怪の一角にして、八天狗が一人。
鞍馬山僧正坊。俗世では鞍馬天狗が一般的らしいですね。
この天狗、一つ変わったところがございまして、なんと人間と平和に過ごしたいと思っているのです。
ですが、事の行き違いから陰陽
衆に狙われて討伐されてしまいます。そして、六道輪廻から外れている彼は無窮を彷徨い続けることに……
なるはずだった!
しかして、運命神より『Love&Peace』の精神性を認められ、人間として生まれ変わることに。
生まれ変わった先は剣と魔法の所謂ファンタジー世界。
そこで出会うは見たこともない景色や文化。様々な人達と、様々な種族。そして、それを取り巻く深く深く大きな問題。
人間として生まれ変わったこの変わり者天狗は『らぶあんどぴーす』を掲げて、世界を一つにするために「魔王」を目指す旅に出る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 04:00:00
20437文字
会話率:28%
あれも嘘、これも嘘、ぜ~んぶ嘘、アホは死ななきゃ治らねェ。やはり財務省とゆかいな走狗どもは仲良くゴルゴダの丘を登るべきだな。
キーワード:
最終更新:2020-01-24 23:53:08
1625文字
会話率:6%
世界を変えるほどの実力を持つ謎の妖怪が書き記した日記の内容。
複雑な関係を持つ白百合家を中心に動く世界を見ていく。
吸血鬼、ドラゴン、烏天狗、九尾狐、異能者、ほぼ何でもありの種族の居場所を作るのが白百合優の最初の目的になる。
そして、その
場所は力を持て余した者達のたまり場となって度々問題が起きるが、それも含めてこの世界の日常となる。
最終的に世界は歪な変化をして、その世界を見届けて最強の妖怪が死ぬまでが書かれている。
そんな日記から物語は取り出される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-24 11:27:24
3890文字
会話率:45%
ダンゴムシを持って追いかけてくる、幼なじみの龍くん。
その龍くんから逃げている途中、近所にある山に逃げ込んだ。
けど……足が疲れて、動けない。
もう諦めよう……そう思ったとき、私の視界は、黒く、大きな翼に遮られた。
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お正月期間――
1月5日までの短期連載。(23時更新)
※『scraiv』『カクヨム』『エブリスタ』『note』にも掲載。(敬称略)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 23:00:00
11394文字
会話率:31%
製薬会社で働く、サラリーマン田中。
彼は休日を取ることもままならず、激務に追われる日々を送っていた。今日も今日とて残業を押し付けられ、悪態をつきながらもそれをこなす。
彼がふと煙草を吸いに外階段へ出向くと、一瞬のうちに別世界へ。
彼の目前に広がるのは、大きな川と商店の街。
「ようこそ、三途川前街(みとがわまえまち)へ」
突如現れた和装の男、コン。彼に導かれはままに、田中はツノの生えた少年のもとへ。
少年はハナと名乗り、せっせと田中の食事をつくる。
「なにが、どうなってんだ!?」
小鬼のハナと、案内人コン、お客様田中。
三人の織りなす、奇妙な和風怪奇譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-14 23:41:22
4250文字
会話率:28%
天界の長として、存在するサリアは、天界・魔界・人界の均衡を保つために見守り、時には少しではあるが手を貸していた。
人界には、監視対象の神(カナエ)四兄弟がいた。彼らは以前、天界で大罪を犯し、人界へ落とされてしまっていた。彼らを落としたのもサ
リアではあるが、中途半端に天界の力を持ち、人界へ転生させたのは神の仕業であった。
そのせいで、天界の力が暴走しない様に監視する必要があったのだ。
また、天界・魔界でもトラブルが発生していた。
天界へ生まれるべきだった存在の黒玄(コクゲン)が、魔界で生まれてしまい、魔界の力である魔力に押しつぶされ、消滅しそうになっているせいで、均衡が崩れそうになっていた。
それを解決すべく、サリアは黒玄を天界へ迎えた。
彼を迎えたものの、黒玄を大切に思っていた魔王は、大層悲しんだ。それに見かねた魔王守護者は、どうにかできないか、天界の者へ問い合わせるが、良い返答が貰えなかった為、天界でも位の高い知識人であるザクロの元へ向かうが・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-09 16:41:06
5260文字
会話率:36%
好戦的な王が治めるシン国で生まれ育った少年は、心を失いかけていた。そんな少年が平和主義の聖女の治めるウタ国で心を取り戻せるか?
最終更新:2018-10-25 16:33:03
7519文字
会話率:30%
夢を見ることで寝不足の少年、八神 智(ヤガミ・トモ)
若い神、レイヴィン
古い神、ステイン
―――若い神は、遥か遠くの世界から少年を見守っていた。
若い神は、関わってはいけない人間に恋をしてしまった。
古い神は、若い神がそ
の人間に飲み込まれてしまうことを恐れた。
そして、それに飲み込まれた時、救う手立ては殺してしまわないといけない。
ーーー古い神はそれをしたくなかった。
古い神は、若い神を殺さない為に、その人間を殺した。
若い神は、その死を嘆いた。
嘆いた彼は・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 15:59:07
5895文字
会話率:28%
「山には入ってはいけないよ、帰って来れなくなるからね」
毎年、岬は夏休みを鳥居街という小さな街にある祖父母の家で過ごしていた。その街には言い伝えがあり、岬は祖母にその言い伝えを何度も何度も言い聞かされた。山には烏天狗が住んでいて、連れ去られ
てしまうから、山に近づいてはいけない。鳥居をくぐるなんて以ての外と。
しかし、その言い伝えは岬を魅力してやまなかった。
ある年の夏、岬は烏に導かれるように山に入り、鳥居をくぐってしまった。そこには___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-05 00:48:36
4887文字
会話率:40%
ある日、おっさんだか、少年だか、青年だか――ともかく”彼”は魔法少女になった。自分の本当の姿も、過去も、忘却の向こう側へ仕舞いこんでしまった彼は一人の幼女のために世界を救う。そして、その少女のために世界を敵に回す。狡兎死して走狗烹らる……
魔王を倒した勇者に居場所はない、その力は畏怖され、そして排除対象となる。『危険だから殺す』という”正義”によって彼だった彼女と、そして小さく愛らしい少女も断罪される。それは”世界を救った”という罪。
――ただイチャイチャしたいだけの主人公と、幼く何もわかっていないお姉さんぶりたいだけの幼女が紡ぐ崩壊と再生の物語。世界を噛み砕き、再構成する魔法少女はどれも純粋で……厄介者ばかりで。まともに休む暇もない!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 18:00:00
157032文字
会話率:51%
宇都宮のうらぶれたアーケード街、オリオン通りの裏手で古書店を営む天矢場栞の
変人ばかり出てくる、よく分からない日常。
最終更新:2019-11-28 07:38:37
107003文字
会話率:25%
【予告編】
「お伊勢参り?」ドライヴァ――すばるに疑問の声。
「はい」地図を辿る巫女袴、美少女女天狗あすかの指先。
「参拝ルート?」無数の関門を眺めるナヴィゲータ――疾風。
「外宮から内宮まで、南から回り込むんです」あすかに満面の笑み。「受
けていただけます?」
「22B-STiだってよ……!」それは伝説のラリィ・カー。
「こいつにはね!!」風を振り切る専用ボディ。
「技術とロマンが詰まってる!!」謳う専用カスタム・エンジン。
「先行は!?」
「先行60秒で輪入道! その先55秒、朧車! 先頭が座敷童子、さらに70秒!」
ぶん回すようなコーナリング。
クラッチを切る。シフト・レヴァーを叩き落としてアクセル開放。
蹴飛ばされたような加速G。
旧正月を、駆け抜けろ。
『爆走・お伊勢参り選手権! 【#宵闇プロジェクト】』
技術とロマンは、妖怪に勝てるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-24 00:00:00
10658文字
会話率:43%
……世界は、七人の魔女に支配されていた。
とある魔法都市、〔セブンス・ベル〕は、『魔法』と言う名の"超常"もしくは"神秘"が存在した。
これを管理するのが七聖魔法士(セブンス・ウィッチ)と呼ばれる七人の魔女。それぞれがそれぞれで【
個】として確立、及び【全】として存在する世界の基盤たる者達。
つまり、この七人の魔女がしかと管理せねば、都市は瞬く間に崩壊してしまうのだ。
────そう、崩壊してしまうのだ。
いつか誰かが思い、誰もが予想だにしない事が起こってしまった。
それがまさか、あんな事だとは……
「ってなワケだ、この事態何とかしなきゃいけねぇよなぁ? よぉ、そこのお前さん達。ちぃと一つ世界を救ってやってくれやぁ。なぁに、簡単な話だろぉ? こんだけチート連中が居るなら成せない事は無い筈だからなぁ、その為に呼んだ、その為に集めた、その為に立たせた。
今のお前達に寄越すのは、チートも泣き出す"究極"の困難だ」
コラボオリジナルの小説です! 知らない人でも気軽に読んでもらえたらな、と思います。今回参加して頂いた作者の方々は以下の通りです。
・狼天狗
・怠惰のあるま
・甘味処アリス
・終作
・シルク
・颯人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 19:21:32
224676文字
会話率:39%
第一夜「祝津の猫」
この漁港を仕切る猫の大将ニャン吉が「札幌から三十匹ほどのガラの悪い猫の集団がこの祝津方面を目ざしてきているらしい」と告げる。そこでメス猫のアマテルとハチが途中の朝里町まで偵察に向かうことになる。
第二夜「ゆらゆら」
祝
津に帰宅した二匹は町は似てるが何かが違う?雰囲気や知った顔がいない。アマテルは空間の歪みで別世界に紛れ込んだ可能性があると推測する。
第三夜「潮」
異世界に紛れ込んだ三匹は空間の歪みを探し、小樽から祝津にかけて何度も何度も往復する。食以外の時間を空間の歪み探しについやした。そんなとき威圧感のある黒いシェパードと出会う。自分の息子も急に消息を絶ったことを話す。
第四夜「天狗山の老犬ミル」
あの出来事があって三ヶ月が過ぎた。あの忌まわしい出来事を誰も話すことはなかった。納得がいかないアマテルは天狗山に住む一匹のヨークシャーテリアのミルの存在を聞き訪ねることにした。
第五夜「ミルとアマテル」
犬のミルに弟子入りし身の回りの世話もするようになったアマテル。ある時母親の調子が優れないと聞き、祝津に帰宅するアマテル。
第六夜「心身脱落と親方」
ミルのところに戻ったアマテルは母親の死を告げる。ミルは「お母さん亡くなったか、心ゆくまで母親を偲んであげなさい」と気遣う。幾日も幾日も外に顔を出さない。アマテルは絶望の淵にいた。
第七夜「無法猫とユラユラ」
ヤング親方の悲惨な死のあと、港は静まりかえっていた。札幌の無法猫は一時祝津に入った。覚醒したアマテルが対応する。
第八夜「不思議な町」
平安を取り戻した祝津をあとにしたアマテルはひとり海岸沿を西に移動した。あのユラユラと少し違うけど共通する空気感がある町に出たアマテル。そこで出会う動物たちとの会話をアマテルは楽しむ。
第九夜「死への意識」
小樽に戻ったアマテルは、地元祝津で暮らし数年が過ぎ九歳をむかえた。いつものように瞑想していたアマテルのところに一匹の猫が近づいてきた。親友黒猫ミミの孫娘マメ。マメはアマテルが大好きで身の回りの世話係も務めていた。
第十夜「嫌だ」最終話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-19 08:53:07
41959文字
会話率:71%
中学二年生の空野カヤはマンガ家志望で無職の父親と二人暮らし。
ひょんなことで天使のアルバイトを始めることになった。
いったんはクビになったものの、再びスカウトを受けて今日もがんばっている。
そんなカヤの前に現れたのが双子の天狗だ。
兄の天狗
はカヤに一目惚れ、妹天狗はカヤをライバル視。
思わずたじたじとなるカヤ。
さて、どうしようか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 00:00:00
44127文字
会話率:38%
とある田舎の高校で、クラスの中一人孤立している美しい少女がいた。
名前は『山崎咲良』。
彼女は他人との接触を嫌い、一人孤独の高校生活を選んでいた。可愛らしくも美しい気品に満ちた風貌と、皆を見下すようなその態度はまさに『天狗姫』の名に相
応しかった。
そんなある日、一人の少年が転校してくる。
少年の名は『井上拓真』。彼は咲良との出会いで運命的な物を感じつつも、クラスの一員として咲良を取り巻く波には逆らえず、日々の高校生活を送っていく事に。
そして、ある出来事を切っ掛けに、何故か一人暮らしの拓真の家に咲良が住み込みで働くメイドさんに!?
何気ない拓真との日常の出来事で、徐々に咲良が心開きそして拓真に惹かれていく物語。
2019年6月2日改題しました。旧題「天狗姫」
2019年7月27日改題しました。旧題「学校イチの嫌われ美少女が俺をベタ惚れした訳」
ノベルアップ+様にも同タイトルで投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 23:00:00
121219文字
会話率:43%
強い願いがヒトを変え、ヒトならざる者、『天狗』と相成る。
憎しみに呑まれ堕ちた天狗はヒトを殺す。
ヒトを憎み、その憎しみを力に変え、全てを壊すと誓った兄。
ヒトを憎み、それでもヒトを守るため兄を止めると誓った弟。
「
私は白峯。私を止めたいのならば、お前が私を殺しにきなさい。お前が…私の陵となれ」
これは、ヒトに全てを奪われた双子の兄弟が天狗となり、互い違いの道を歩む物語。
「泣くな、泣いても何も変わらない。何かを変えたいと思うのならば、動け、足掻け、震える足に力を入れろ!
お前は弱い!その弱さを嘆く暇があるのなら!何よりも、誰よりも!全てをかけて足掻いて見せろ!!」
これは、誰よりも強さを求めた双子が、真逆の道を行く物語。
***この物語はフィクションです***
白峯公の名前を使わせてもらっていますが、白峯公の生い立ちなどは物語の主設定の中に組み込まれていません。匂わせ程度には出てくるかもしれませんが本編の流れにはあまり関係ないです。
息抜き思いつき小説のため、スローペースの進行、執筆となります。
それを踏まえた上でお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 08:00:00
7145文字
会話率:45%