強い願いがヒトを変え、ヒトならざる者、『天狗』と相成る。
憎しみに呑まれ堕ちた天狗はヒトを殺す。
ヒトを憎み、その憎しみを力に変え、全てを壊すと誓った兄。
ヒトを憎み、それでもヒトを守るため兄を止めると誓った弟。
「
私は白峯。私を止めたいのならば、お前が私を殺しにきなさい。お前が…私の陵となれ」
これは、ヒトに全てを奪われた双子の兄弟が天狗となり、互い違いの道を歩む物語。
「泣くな、泣いても何も変わらない。何かを変えたいと思うのならば、動け、足掻け、震える足に力を入れろ!
お前は弱い!その弱さを嘆く暇があるのなら!何よりも、誰よりも!全てをかけて足掻いて見せろ!!」
これは、誰よりも強さを求めた双子が、真逆の道を行く物語。
***この物語はフィクションです***
白峯公の名前を使わせてもらっていますが、白峯公の生い立ちなどは物語の主設定の中に組み込まれていません。匂わせ程度には出てくるかもしれませんが本編の流れにはあまり関係ないです。
息抜き思いつき小説のため、スローペースの進行、執筆となります。
それを踏まえた上でお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 08:00:00
7145文字
会話率:45%