今から数十年後での話。世界とテロリストによる大規模戦争が巻き起こった。その戦争が起きたことにより、財政は壊れ、何億人もの人間が命を失った。
だが、そこで悲劇は終わらない。その戦争の最中にテロリスト側がとある禁忌を犯してしまった。それが、「生
物兵器」の使用である。しかし、ウイルスなどの生物兵器ではない。人間に動物の力を宿わせるという研究の元、創られた生物兵器だった。その生物兵器達は一体だけで何百人もの命を失わせるほどの力を秘めていた。初めはそんな頭のおかしい研究に誰しもが怒りを覚えたが、いつしか世界の方もそんなテロリストの非人道的な行動を模倣してしまった。
仕方がなかった、このままだとテロリスト集団に負けてしまうのだ。そうして、両者とも無害な人々を次々と誘拐し、生物兵器を作るために必要な研究の材料にしていったのだ。すると、そんなことを続けていたある日、世界の研究者が戦闘型AIを創りだすことに成功した。その勢いは物凄く、ものの一年でテロリスト達を退ける事に成功し、無事に戦争は終わりを迎えたのだ。だが、その戦争が終わった後でも悲劇な生物兵器達が秘密裏に生みだされ、その生物兵器達を毛嫌いした世界中の人々は、いつしか生物兵器達を差別するようになってしまったのだ。そのせいもあってか、差別を受けるようになった生物兵器達は、自身の素性を隠したり、この世界に対する恨みから裏世界で暗躍したりするようになっていった。この世界は、AIや最先端の技術により進化していったが、戦争の悲劇から色々と変わってしまった。犯罪確率は今までの歴史の中で一番多いという最悪な結果となった。
だが、その大きく変わってしまった世界の中で日本の過疎地域に一つの裏組織が設立された。その組織は裏で事件を起こしている輩、警察でも手に負えないような組織などを殲滅してくれるという。まるで市民の味方にも思えるが、その組織の目的は「世界を破壊すること」なのだ。
そんなまるで敵なのか、仲間なのか分からない組織の面々とその友人達が巻き起こすどんちゃん騒ぎ。そして、ゆっくりと暴かれ始める世界の真実。
そんな彼女等の御伽話をとくとご覧あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:17:18
68079文字
会話率:24%
とあるVRMMOゲームの中。
突然現れた高難易度ユニークボスの魔女が自我を持ち、自分たちを作った神様に興味を持ちました。
この世界を作った神様、その世界、とても、とっても興味があります。行ってみたいです。
だから魔女はがんばりました。いっぱ
い研究しました。
そうして、魔女は神域(日本)に行く魔法を開発し、乗り込みました。
これは、ゲーム出身の魔女が憧れの神域(日本)で、自分と会話をしてくれた神様(女子高生)とお話ししたり、自分の世界を作ったウンエイ様(ゲームの運営会社)と対談したり、神域のとっても偉い神様(政府の人たち)にびびりちらしながら面会したりするお話です。
※戦闘要素はほぼなし。あったとしても軽く。
※カクヨムとハーメルンにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 17:10:00
107007文字
会話率:54%
原初の龍が作った世界『ユニゾナ』
そこに生命として生まれた多くの生物や人間は、その目に龍の授けた力『瞳力』を備えており、瞳力素を術式に乗せることで現象を引き起こすことが出来た。
ユニゾナ歴812年
世界は三大国を中心に回っており、各国から
集まって組織されている連合統一機関『アルカ・シエル』が治安や貿易、貧困援助、『レグルス術式』の研究、医療瞳術の普及など活動している。
ある日、一人の少年が旅立つ。
ある日、一人の少女が旅立たされる。
その虹の果てにあるものと、望むものとは
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 07:55:38
145411文字
会話率:57%
環境の悪化により、ほとんどの動植物が生きられなくなった世界。現在、人類は都市部でしか生きていくことはできなくなっていた。
世界の人口も減り、人手不足や雑用を補うのは様々な役割りを担う『人型プログラム』。その『プログラム』を製作しているのは、
世界の中心である【中央都市】の『総合研究所』である。
そこで所長を務める彼は、『子守り』のプログラムの『リリ』と毎日の仕事をこなしながら暮らしていた。自分のやっていることが、いつかこの惑星を救うと信じて。
※残酷な描写があります。
※『もしも世界を創れるのなら』(https://ncode.syosetu.com/n4000if/) 『新しい世界に箱庭の花を』(https://ncode.syosetu.com/n4250ih/) と同じ世界観になっています。シリーズではありますが、この話だけでもお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 07:00:00
125825文字
会話率:53%
砂漠と岩山だらけの惑星。現代に生きている人間たちは、各々で惑星の再生に向けて研究に尽力していた。
惑星の緑化を研究している施設【グリーンベル】。その責任者である彼女は、施設内にある研究用の農場で異変に気付く。その小さな異変を暴こうと躍起にな
る彼女だが、それと同時に惑星にも変化が起きつつあった。
※オリジナルのSF要素があります。
※残酷な表現もあります。ご注意ください。
※別作品『もしも世界を創れるのなら』(https://ncode.syosetu.com/n4000if/)と同じ世界観、同時系列になりますが、単品でもお読みいただけます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 12:36:54
82490文字
会話率:49%
31歳の特殊部隊員「森下充希」知り合いの科学者に呼ばれ、遺伝子研究を手伝うことに、だが、遺伝子研究で作成した生物が暴走してしまい、これを充希は止めようとし戦って死んだ。
気がついたらただ椅子が1つあり、周りは何もない空間に飛ばされていた。
そこで神様とあって魔王討伐を押し付けられる。
転生をする前に特殊能力を1つ選んでいいと言われた。果たして充希は何を選ぶのか?
異世界へと転生した、森下充希は、無事に魔王討伐することができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 19:06:50
231904文字
会話率:42%
人間の悪意から生まれる怪物、『怪異』と怪異に対抗する力を持つ『魔法少女』の戦いは100年に渡り続いた
魔法少女は少女である
未成年の選ばれた女子のみ変身でき、成人と同時にその力を『返却』する
魔法少女は魔法を使う
ひとり二枚、魔法が封印
されたカードを受け取り、そのカードを一枚ずつ使って戦う
魔法少女には、マスコットが付き物である
マスコットは魔法少女に殆ど干渉しない。何人かの例外を除いて、マスコットは資格ある少女を選び魔法を授け、成人した時に回収するだけの存在である。呼べば出てくるが、基本的には近くで魔法少女を監視するだけの生物だ
魔法少女は、学校に行く
専門の養成学校が存在し、すべての魔法少女はそこに所属することが義務付けられている
魔法少女は人間である
当然、組織に従わない魔法少女が現れる。学園に所属しない魔法少女は『野良』と言われ、犯罪を犯す者も多いことから嫌われている
ここまでが現在の魔法少女の主な概要である
マスコットや怪異、そして魔法に対しては、今後も研究の必要がある折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 19:03:15
77314文字
会話率:40%
日本海の港町・境港に突如現れた海底都市エイビスの怪人たち。未知の脅威に立ち向かうのは、海洋生命研究機関WOLLが開発したパワードスーツを身に纏う若き隊員たち。
海を汚す人間に怒りを抱くエイビスの怪人たち、そして人間を守ると誓った異端者・イ
ヲティス。隠された因縁と真実が少しずつ明らかになる中、彼らの運命が交錯する。
海と人間を巡る壮大な戦いの行方は――。
「誰かを守る」という意志が未来への希望を照らす物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 15:09:21
21927文字
会話率:38%
魔法省で研究に没頭する研究者アジル。
成果が見えず自身の限界を感じ始めた頃、窓の外を眺める日々。
狩りの腕と純粋な好奇心を持つラミア族の少女ヴィーラ。
研究室の窓辺で物思いにふける研究者に心惹かれ、やがて訪れるようになる。
50年前の戦
争で結ばれた人間と魔物の不可侵条約。それは曖昧な境界線として残された。
計画的な思考の研究者と、直感的な行動の狩人は、静かな研究室で互いを理解しようと心を重ねていく。
時を重ねるごとに、二人は自分たちにとって大切なものが何かを、少しずつ見つけ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 14:24:02
90784文字
会話率:51%
よくある異世界話かと思ったのだが、色々と物理法則が異なるようだ
現状に足掻きながら原理の研究をしていくと抑えられない程の知識欲と書ききれない情熱に辿り着いた
冒険はする、ただしペンでだけど、味方を募って知恵で戦い抜き、ささやかな幸せを掴む
僕が物書きになるまでのお話
まずは……
紙かな折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 06:30:00
80840文字
会話率:10%
崩壊していく世界。
シェリーは絶望的な今から未来へと飛ばされる。
たどり着いた未来では魔法が発展していた。
右も左も分からないシェリーは最初に出会った少女、メアリーと共同生活することに。
シェリーは魔法を学びながら、あの時に何が起
こったのか知る為に。
メアリーは研究をしながら、自分に与えられた使命を探す為に。
二人は一緒に進んでいく。
シェリーとメアリー、二人の魔女の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 22:53:49
85645文字
会話率:33%
秘密結社「BIRD」は、影の組織や国家すら操る精鋭スパイ集団。その中でも最弱とされるエージェントがいる――コードネーム「CHICKEN」。恐怖心に縛られた臆病者として嘲笑される彼だが、実は誰よりも仲間想いで、鋭い直感と奇抜な発想で数々のミッ
ションを成功させてきた。
そんな彼に、史上最悪のミッションが降りかかる。標的は「超人類保護研究所」で進行中の極秘プロジェクト。そこで開発された生物兵器「擬人類」が暴走し、世界規模の危機を招こうとしていた。加えて、仲間の中に裏切り者が潜むとの疑惑が浮上。頼りにしていたチームは崩壊寸前、全ての責任が「CHICKEN」にのしかかる。
嘲笑されても、臆病でも、逃げるわけにはいかない――。敵の罠をかいくぐり、謎を解き明かし、仲間を信じ抜けるか?個性派揃いのエージェントたちと繰り広げる、笑いと涙、そして裏切りと友情が交錯するスパイアクション巨編。最後に明かされる“チキン”の真の力とは――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 21:01:16
104135文字
会話率:49%
一九八三年七月、一閃の流れ星が降り注いだ。二十年後の同月、小学生の青岬海斗(あおさきかいと)は裏山で不思議な光を放つ卵を発見する。その卵から孵ったのは、とある奇妙な能力を持った不思議な生き物だった。気のおけない友人逹や、二十年前の流れ星を研
究している大人達との出会いにより、これまでになく充実した青春を送る海斗だったが、ひょんなことからとんでもない事件に巻き込まれ、彼らの人生は大きく狂っていく。大いなる命をかけた、地球最大規模の戦いが始まる――。
壮大な夏の青春物語であり、少年少女の出会いと別れを描いた、ジュブナイルSFファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 10:22:06
137071文字
会話率:49%
【シリーズ】「ちょっと待ってよ、汐入」
僕、能見鷹士は、探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。猫探しに付き合わされたり、夜の研究施設で心霊現象に遭遇したりと散々な目に遭った(【1】猫と指輪、【6】ゴーストバスター
ズ?)。まあ、汐入の無茶振りをしっかりと断らない僕も悪いのだけれど。
汐入とは高校生の時分からの付き合いで(【3】エピソードゼロ)、今は共に個人事業主ということもあり、たまに困り事を相談し合っている。
そんな関係の汐入だが、実は汐入は高校生の時分に父親圭一郎さんを亡くしている。通り魔に刺されたのだ。その事件を語る時、僕たちの心の中になんとも言えない自責の念が湧いてくる。あの時の正解は未だにわからない。一体どうすればよかったんだろう・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 20:43:24
4443文字
会話率:30%
【シリーズ】「ちょっと待ってよ、汐入」
僕、能見鷹士は、探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。猫探しに付き合わされたり、夜の研究施設で心霊現象に遭遇したりと散々な目に遭った(【1】猫と指輪、【6】ゴーストバスター
ズ?)。まあ、汐入の無茶振りをしっかりと断らない僕も悪いのだけれど。
汐入とは高校生の時分からの付き合いで(【3】エピソードゼロ)、今は共に個人事業主ということもあり、たまに困り事を相談し合っている。
今日は僕の身内からの相談事を汐入に依頼した。叔母さんから、叔父さんの遺した謎解きを解読して欲しいとのこと。遺された手紙を見ると意味不明の数字や聞いたこともない言葉が並ぶ。これ、解けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 19:56:17
9545文字
会話率:46%
【シリーズ】「ちょっと待ってよ、汐入」
僕、能見鷹士は、探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。猫探しに付き合わされたり、夜の研究施設で心霊現象に遭遇したりと散々な目に遭った(【1】猫と指輪、【6】ゴーストバスターズ?)。
まあ、汐入の無茶振りをしっかりと断らない僕も悪いのだけれど。
汐入とは高校生の時分からの付き合いで(【3】エピソードゼロ)、今は共に個人事業主ということもあり、たまに困り事を相談し合っている。
今日は珍しく美術館に誘われた。シャガールを鑑賞したのち汐入はスタッフオンリーの部屋にツカツカと入っていく。え?何?まさかまた何かに巻き込まれる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 21:03:39
9974文字
会話率:50%
ある任務で魔界の研究所の襲撃をする男天使。そこではボロボロの姿のロボットに遭遇する。
長年にわたる虐待行為を受けていたことを知り、ロボットを実家にある天界へと連れて帰る1人の男天使『ユスティティア・ラー』。ユスティティアは、このロボット
はメイドとして役割を果たすことができると知ったため、その男天使専属のメイドにさせた。
さらにメイドロボは無名で不憫かつ不便と思ったため、ユスティティアはその美しさとこれからのことの思いをこめて『ノース・ガラドリエル』と名付けた。
しかし、これとは別の大きな問題がある。2人はこの問題を避けて通ることはできないだろう…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 19:42:21
47450文字
会話率:57%
「イクシナ騒動」、世界を震撼させたパンデミックから30年後、人類は急速に科学を発達させてゆく。脳科学者のマオは同僚と共に日々、研究に明け暮れていた。そんなある日突然、同僚が失踪してしまう。同僚失踪の裏に隠された驚くべき真実とは!?
ーーー
ー『素晴らしい、ついに新人類の誕生だ!』
笑いあり、涙あり、ミステリー要素ありの科学系?SF物語。
※定期的に更新頑張りますのでご指摘やご意見、感想をよろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 13:01:34
458868文字
会話率:33%
ある日太平洋上に突如立ち上った巨大な光の柱。降り注ぐ光を見上げた人々が意識を失い目が覚めると異能の力を手に入れていた。唐突にもたらされた異能によって世界は混乱を極め、この日人類は地球上の総人口の半数を失う事になる。
『フラッシュフォール』
と名付けられたこの大災害の後、世界各国は協力してこの事態に対処すべく国際連合機関を発足させる。世界を十のグループに分けそれぞれの代表者によって組織された統括理事会の指揮の元、太平洋上に組織の本拠地となる巨大な人工島が作られた。組織された国際連合機関の名は『アークエイド』。世界中から生き残った異能力者を集め異能の研究と大災害の原因究明を急ぐ中、統括理事会は世界に向けて宣言する。「人類に課された試練を我々は必ず乗り越える」と。誓いと決意を胸に、人類を明日へと繋ぐ救済の方舟となれるのか。
異能と異世界、星とエプロンドレスが織りなすハイでローなファンタジー、はじまりはじまり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 12:46:30
239973文字
会話率:50%
「まさか……こんなことが……」
薄暗い研究所の一室。機械が放つ微かな光が、博士の額を伝う冷や汗を照らしていた。
震える手を押し当て、ぐにゃりと歪んだ顔。ただその目は、自ら作り上げた装置をじっと見つめている。現実から目を逸らすことはでき
ない。博士自身それを誰よりも理解していた。たとえどれほど残酷な未来が待ち受けていようとも。
「人類が……終わりだとでも言うのか……」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-04 11:00:00
1979文字
会話率:50%
――どこへ行った! 追え!
――クソッ! あいつら、火をつけやがった!
――まずは火を消すんだ! 早く! 研究データが!
旅行中、とある集落に迷い込んだジョンとステファニーは、そこで怪しい実験を行っていた者たちに捕まってしまった。
だが、ジョンが隙をついて施設に火を放ち、二人は地下の坑道を通って脱出を試みていた。
「やったわね、ジョン!」
「ああ、でもまだ油断はできない」
「あ、ジョン! 後ろを見て! 化物よ!」
前を走るステファニーの叫びに、ジョンは慌てて振り返り、盗んだ銃を構えた。暗闇の中に、黒く毛むくじゃらの大きな影が浮かび上がっていた。
ジョンは狙いをつけ、引き金に指をかけた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-10 11:00:00
1312文字
会話率:84%
「つまり――で――なる。ゆえに――だ。私の理論が正しければこれで、正しい、正しい正しい、ああ……」
とある研究所。博士は一人呟き続けていた。もう何回目になるだろうか、自身が掲げる理論の精査をしているのだ。しかし、それはやがて世に向けた呪
詛に変わり、ともすれば、博士の姿もまたそれ相応に見えてくる。伸びきった髪と髭。爪はひび割れ、肌には掻いた痕が残っている。その老体は、修復を諦めた廃寺のように見えた。
――無理だ。タイムマシンの開発など。
突然、博士は叫び声を上げ、嵐で揺れる木のように身を大きく揺らし、机の上にあるものを床に叩き落とした。
その心の声は、かつて自分を冷笑した人々のものと、内から湧き上がる自分のものが重なり混じり合っていた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-10 11:00:00
2240文字
会話率:20%
ある日、研究所に行く途中で何かを轢いてしまった研究員の田山。
轢いた生物はまさかの恐竜!?
しかも恐竜が女の子に変身して…?
最終更新:2025-02-03 19:57:02
3557文字
会話率:34%
カクヨムにて連載していた作品をこちらにも載せてみました。
受講生各位
文化人類学Cを履修の皆さんこんにちは、村上です。
期末レポートのお知らせです。
私と加藤先生が協力して、これから資料をアップします。
アップした資料を全て読み、その内容
と感想をまとめたレポートを提出すること。
詳しい内容は資料としてアップするつもりです。
レポートの提出期限は必ず守ってください
文化人類研究室 村上
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 16:50:00
13284文字
会話率:7%
朽ちぬ身体に、空っぽの記憶ーー
目が覚めた時、僕はそんな屍人(ゾンビ)になっていた。
僕をこんな状態にしたのは、自称何千年も生きるネクロマンサーの少女、遠藤ミコ。
死者の完全なる復活…それこそがネクロマンサーの宿願であり、遠藤ミコもまた、悠
久に近い時をそのための研究に費やしていた。
しかしその研究に行き詰まった彼女は、狂気に満ちた計画を実行する。
"自分と同じネクロマンサーを全員殺し、その叡智を奪う"
死んだ人を蘇らせたいーーその願いがどれだけ尊いものでも、どれだけ残虐なものでも、彼女は平等に奪い進み続ける。
◇====◇ ====◇ ====◇ ====◇
もしこの作品について気に入っていただければ、ぜひブックマークやレビューをつけてくれると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 01:21:30
116269文字
会話率:39%
僕の家には、マッチョマンが生息しています。
僕が小さな頃からいましたから、それがごく普通のことで特に気にも留めていなかったのですが、こないだ周りの友達に聞いてみたら「マッチョマンのいる家は珍しいなー。ひゃひゃ」と言われたのです。全然「い
いなー」っていう感じじゃなくて、「お前んちそんなのいるのか?」みたいな、ちょっとバカにしたようなニュアンスを感じました。僕は、なんでバカにされるのか、全然納得できませんでした。
それで、僕は、一昨年のカブトムシ、昨年のダンゴムシに続き、今年はあまり社会で知られていない生物であるマッチョマンの生態について研究しようと思いたったのです。
夏休み一杯、本で調べたり、お父さんに聞いたり、駅前にある「ジム」と言われる巣穴を調査したりして、僕なりに充実した研究が出来たと思います。
みんながこの自由研究を読んで、マッチョについての理解を深めたり、親しみを持ってくれたら、僕としても嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 20:01:13
3294文字
会話率:0%