薬師のセチアは元は王宮薬師として華々しい生活を送っていた。しかし三年前のある出来事が理由で没落。今では辺境の地で薬を売りながら細々と暮らしている。
そんなセチアの前に見るからにあやしい青年が、みなしごとなった赤ん坊を連れて現れる。
青年の名
はフォイル。かつて聖騎士として活躍していたフォイルだが、陰謀に巻き込まれる中で呪いをその身に受けてしまい、国外追放を命じられていたのだった。
身を隠すように生きる没落薬師セチア。そして死に場所を探していたフォイルと親を失った赤ん坊・アイリス。アイリスの預け先が見つかるまでという条件で三人は一緒に暮らし始めたものの、赤ん坊の世話はそんなに簡単なものではなかった……。
これは不器用な二人が、小さくも大きな命を前に少しずつ前を向いていくお話。
※第二十回書き出し祭り参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 18:00:00
163132文字
会話率:49%
あらゆる敵を拳で倒してきた剛力戦士ダーガン。
様々な戦いで鍛え上げた力は力だけでなく魔力は賢者を超えている。
そんな彼は1人の小さな女の子と一緒に暮らしている。
戦いながら様々なモンスターを相手に拳で黙らせて様々な種族と出会いながら絆を深
めていく。
絆と大切な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 23:26:14
676文字
会話率:40%
アトリは草原で旅をしながら暮らしている。赤ん坊のころ星読みの里で拾われた彼は他の誰ともちがう青い瞳を持ち、人と深く関わるのを避けながらあてのない放浪をしていた。そんなアトリが、あるとき一人の少女を預かることになった。少女は狼の耳と尻尾を持っ
ていた。
ほかのだれともちがうから、すぐとなりにいるひとともちがうから、
だからこそ、いまちかくにいるひとと一緒にいたい。
青い瞳の遊牧民の青年と、狼の耳と尻尾を持つ少女の、異種族間疑似親子小説。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-24 21:43:39
145754文字
会話率:49%
わたしは、ほかの家なら二階家のつくりの、大きな屋根裏のある平屋で、おかあさんとふたりで暮らしている。大人のひととの繋がりはおかあさんとだけだったけれど、外の大人のひとたちが他の人との繋がりで拵える顔の数がどれだけあるかを見抜ける、おませな
能力が備わっている。
大人は、その人に向けた別の顔を作るたび、顔に焦げ茶色の竹筒が刺さる。5本、6本どころか顔がみえなくなるくらいの竹串だらけのひともいる。大人は大変だなと思った。
けれど、おかあさんには、それがない。おかあさんは、箱入り娘。わたしを外にやっても、自分はお家の中にずっといる人。
おかあさんの毎日の往復は、階下と屋根裏だけ。屋根裏には、わたしと双子のお兄ちゃんが住まっているから。危ない家族のいるところからお兄ちゃんを助けるため、親子3人でこの家に逃れたから、お兄ちゃんは隠さなけりゃいけない。娘のわたしにもそれは隠しさなくちゃいけない。
かわいそうなおかあさん、そして、おにいちゃん。
だから、わたしも、だんだんと知ってきたこの家の秘密も分からないふりをしなくちゃ、いけないの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 05:30:12
12883文字
会話率:1%
私は幸せだ。
皆が優しくしてくれる。
穏やかな家庭に生まれ、毎日美味しいモノを食べ、何不自由なく暮らしている。
私は、教祖の娘だ。
私は幸せだ。
皆が可愛いと言ってくれる。
裕福な家庭に生まれ、貢ぎ物が毎日届く、欲
しいものに困らない暮らしをしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 05:40:10
1034文字
会話率:32%
20年飼って看取った猫がお迎えに来てくれた。ついて行った先は、猫の天国。そこで私は冒険者登録をして、今日もお猫様方のお世話をして暮らしている。しあわせ***このお話は、100%作者倉名の妄想で出来上がっており、現実とは何の関係もありません
最終更新:2024-02-22 07:20:28
7480文字
会話率:22%
年の瀬の公園で男に拾われた自分は、彼の部屋で暮らしている。何もできない自分を置いてくれる彼に少しでも報いたくて頑張るけれど、なかなかうまくいかなくて……。
最終更新:2024-02-19 12:35:32
12347文字
会話率:11%
魔法と科学が住まう国、日本。
数十年前からこちらの世界に迷い込んだという異世界の住人たちが、すっかり馴染んだ現代の社会。どうも異世界というものは一つだけではないようで、様々な価値観を持った者が、様々な経緯でこの世界で暮らしている。
人は彼らを、《異世界人ユニバース》と呼んだ。
これは、凛湘高等学校『勇者部』の俺たちが、ほんの少しだけ、社会に貢献する物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 20:00:00
4674文字
会話率:55%
片瀬 真。30歳。
自分でも言いたくなるほど容姿も背丈も平凡などこにでもごく普通のサラリーマンだ。
生い立ちも一般的な家庭で育ち、特に何かに秀でることも無く大人になった。
しかし、そんな凡庸な自分でも他人とは大きく異なる点がある。
それは
、妻がとても美人ということだ。
誰もが振り返ってしまう程、人並み外れた整った顔立ち。
白磁を連想させる白い肌。腰まで伸ばした黒髪は黒曜石のように透き通った光を放ち、大きく形の良い黒目は吸い込まれるほど綺麗なアーモンドアイであり、モデルも顔負けのスタイルは究極の美を体現していた。
完成された美しさは妖精のようで、とても同じ人間だとは思えない程だ。
そんな彼女とは大学にて知り合い、5年の交際を経て卒業後に結婚した時、自分は夢の中にいるのではないかと思った。
もうこれからどんな不幸が自身に降りかかってきても仕方ないとさえ、思えた。
それから幾年もの年月を経て、今では3人の子宝に恵まれ順風満帆に穏やかに暮らしている。
冴えない自分には不釣り合いと言えるほど綺麗で素晴らしい女性である妻と結婚できただけでも分相応だったが、愛すべき我が子も出来たのだ。
今が間違いなく幸せの最中であることは疑いようもない、はずだった…。
妻が浮気しているのかもしれない。
そんな疑惑さえ起きなければ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 17:18:29
5626文字
会話率:25%
「あっ、おばあちゃん」
「あら」
電車に乗って隣町に来た彼。ふらりと立ち寄った食品雑貨屋で祖母と出会う。祖母はこの町から電車で駅四つ離れた町で暮らしている。多分、買い物に来たんだろうと彼は思う。が……
「あら、誰かしら」
「いや、孫だ
よ孫」
眉を顰める祖母に対し、彼は少々不安を感じる。
「知らないわぁ。知らない! 孫じゃなーい! でーす!」
「いや、孫だよ。あ、孫です! 孫なんです!」
店内で大声で孫じゃないと連呼する祖母に対し、彼は周りに弁明するようにそう声を張り上げる。
が、周りの様子はやや同情的か。そのことがむしろ彼の不安感を高めている。
店の者に迷惑がられているのは明白なので彼は祖母の手を引き、一先ず店を出て、歩幅を合わせ一緒に歩く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 11:00:00
1816文字
会話率:30%
霧島 冬夜
比較的背が低く病弱で容姿端麗。中性的な雰囲気を纏う。
クラスの女子からは人気が高いが、それを良く思わない一部の男子からいじめのようなものを受けている。
幼なじみでクラスの人気者の夏樹に憧れている。
両親に過保護なまでに溺愛され
ている。歳の離れた兄が居た。
金原 夏樹
幼なじみで身体の弱い冬夜をいつも気にかけている。
冬夜に庇護欲的なものを持ちそれを恋愛感情と錯覚している。
母親の連れ子で父親とは血縁関係が無い。
しかし母親が他に男を作り失踪した後は父親が引き取り父親と二人で暮らしている。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 07:00:00
22052文字
会話率:38%
猪や虎が行き交い、猿も住まないと噂の険しい山間に十六歳の娘、紫乃(しの)は猫又妖怪の花見と共に暮らしている。
紫乃は三年前に亡くなった母の教え、「高貴な身分の人に関わるとお前は殺される。山で誰にも見つからずひっそりと暮らせ」という言葉に
従い静かな暮らしを送っていた。
だが紫乃はある日、川に流れ着いてきた一目でやんごとなき身分だとわかる美貌の男をやむを得ず助ける羽目になってしまう。
しかも助けた男はよりにもよって、今代の皇帝・凱嵐(がいらん)であった!
凱嵐は紫乃の料理を気に入り、紫乃の意見を無視して皇都にある皇帝の住まう宮、天栄宮(てんえいきゅう)に無理やり連れ帰り、しかも二百人が働く皇帝のための厨房・御膳所の御料理番のトップへと据え置いてしまう。
こんな場所にはいられない、一刻も早く逃げ出さなければと思う紫乃であるが、反面かつて宮に存在したという「伝説の御料理番」の噂が耳に入り……。
紫乃は花見と協力しつつ宮中にて天才的な料理の腕前を見せつけ、次々に紫乃を見下す人物を黙らせていく。
皇帝の胃袋をがっつり掴んでしまった紫乃の明日はどっちだ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 09:42:31
290930文字
会話率:45%
ミアは、元敵国のクルキネン伯爵家に嫁いでから半年間、夫のヴィルに嫌われていると思っていた。
会うことはほとんどなく、離れた屋敷で暮らしている。
伯爵家の主人がミアを愛していないから、メイドや執事などの使用人達はミアを舐めていて、不当な扱い
を半年間ずっと受けていた。
そんな生活も慣れてきたある日…ミアは、自分が夫のヴィルになる夢を見た。
「えっ、なにこれ?」
とても現実っぽい夢だと思いながらも、ヴィルのように振る舞いながら一日を過ごす。
そうしていると、夢の中のヴィルはミアのことが大好きだということを、周りの人間の言葉から知る。
「やっぱりこれは夢ね。私はヴィル様に愛されていないから」
と思っていた。
しかし同日同時刻、ミアの身体の中にはヴィルがいて……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 18:52:21
20221文字
会話率:39%
かつて世界に平和をもたらしたアスフェン・ヴェスレイ。現在の彼は生まれ故郷の『オーディナリー』で個性的な人物達となんやかんやで暮らしている。そんな彼の生活はだんだん現役時代に戻っていき、魔王軍の残党や新興勢力との戦いに身を投じていく。これは彼
がいつもどうりの生活を取り戻すための物語。
⭐⭐⭐は場面転換です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 22:00:10
94892文字
会話率:51%
東方の島国から出奔して、西方へ戦働きに出てきた少年がいた。
彼は戦の最中に、敵対勢力の魔族を助け、人類同盟軍から逃げ出す羽目になる。
――――それから時が経ち、現在。
冒険者ギルドの契約社員となったおじさんは、いわくつきの一軒家で犬
と暮らしている。
そんなおじさんが困ったことになるお話です。
(この作品は「カクヨム」様にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 23:11:36
37041文字
会話率:31%
呪力を持ち忌避される種族の生き残りであるダレンは、それを隠し妻と五歳の娘リィンと暮らしている。家庭は静かに壊れかけていたが、リィンがもふもふのゴーレムを拾ってきたのをきっかけに変化が訪れる。
壊れかけていた家庭が少しずつ変わってゆく、日常
の物語。
♦︎ 主な登場人物
毛玉: ゴーレム。茶色いもふもふ。キングペンギンの雛の首を無くして気持ち四角くしたような体型。いやし枠。
リィン: 五歳。橙髪緑目。げんき。表の主人公。
ダレン: リィンの父。黒髪朱目。訳あり。裏の主人公。
リーシャ: リィンの母。橙髪緑目。よく怒る。頑張り屋。
異世界ですが電気もテレビもある昭和くらいの時代感です。三人称 (時々ダレン視点)でゆっくり進行します。残り数話、七万字程で完結予定で現在不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 14:31:19
84245文字
会話率:48%
ただの日常の中で、特別を探しているトウキとノボル。
2人はお互いを支えながら東京で暮らしている。
2人はお互いの普通を許せない関係だった。
普通とはなにか?
平凡なままでいいのか?
そんな事を問う、終わりたくない青春の物語。
最終更新:2024-01-10 10:44:40
658文字
会話率:21%
十六歳の少年プゥープ・ブラウンに授けられたスキルは「うんちを動かすスキル」。
そのあまりの恥ずかしさゆえに、プゥープは村に引きこもって細々と素材集めをして暮らしている。
そんなある日、村にゴブリンの集団が襲いかかってきた。
「え? 武器に糞
尿が塗ってあるだって? それならボクのスキルで……」
ザシュッ──!
うんちを操り、一瞬でゴブリンたちを殲滅するプゥープ。
それが、始まりだった。
世界を救うこととなる勇便者──プゥープ・ブラウンの輝かしくも眩しい、そしてちょっぴり匂い立つ冒険の日々の。
(※ カクヨムにも掲載してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 17:13:03
8677文字
会話率:38%
少女は誰も近寄らない墓地の隅にある小さな小屋に暮らしている。普段は年頃の少女と同じように学校で学び、友達とお茶会をし、たまに見かけたお菓子に頬を緩ませる。いつも手に持つ鳥かごと一緒に。
最終更新:2024-01-07 10:25:16
2347文字
会話率:66%
ロイダは刺繍を生業にする女の子で、幼い妹と二人で暮らしている。閉鎖が決まった港町は日々治安が悪化していて、ある夜ロイダは暴漢に襲われてしまう。辛くも助けてくれたのが炎のような赤い髪と瞳を持つ美しい青年。まるで王子様のような青年は家出中だと
言い、姉妹の家で暮らす事になった。
平民のロイダには身分が違う為に結ばれない想い人がいる。領主の息子の彼と共に、衰退する港町から王都に移住する。王子様のような青年は新天地にも付いて来て、まるで家族の一員のよう。すっかり頼りにしているロイダだけど、王子様はいつかきっと去ってしまうはず。想い人とのままならぬ恋にも心を乱す中で、国を揺るがす事件を引き起こしてしまう。
一つの話を、第一章はヒロイン目線、第二章は男性目線で進めます。表と裏の二度楽しんで頂きたいお話です。
※完結まで毎日更新予定
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 08:10:21
190079文字
会話率:48%