怪異なんて理不尽なもん、俺ら最強コンビがボコボコにしてやんよ。
創世歴2024年、この世界は魔法が存在する。獣人種、人魚種、妖精種、そして人間種が共存する世界。科学と魔法が共に歩む世界。
しかし、魔法でも科学でも証明できない摩訶不思議
な事象があった。それが怪異。怪異は人理の通用しない、理不尽の塊のような存在。そんな人の常識が全く通じない存在を対処するのが五行国連合魔法省怪異対策課である。
世界最強と謳われる魔法使いシモン・ヴァルターと、ある事をきっかけにシモンの養子となった魔法の全く使えない少年ウィル。2人は封印指定された地域、禁足地、異界……時には神をも恐れず立ち向かい、今日も今日とて怪異事件を解決する。魔法と物理、相反する最強タッグがお送りする怪異事変解決譚ここに開幕!
そして、2人の向かう先には何が待ち構えているのか。真実の先には何がいるのか。
これはなれなかったモノ達への手向の御話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 13:33:21
38078文字
会話率:50%
深い森の中に突然不気味な「黒い輪」が出現し、それは徐々に拡がりながら異形のものを生み出し始めたという。
それから14年後、「輪」の傍で暮らす少年ルシの前に、滅多に人前に現れぬはずの妖精の王子が現れた。彼は「ルシの魔法が禁じられている」と
言う……。
《賢者の塔》の薬草園を管理する夫婦の養い子、出自のわからぬ孤児にすぎないルシには意味のわからない言葉。一体、彼は何者なのか?
ウェリアという異世界を舞台にした古風な王道ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 21:07:45
56163文字
会話率:33%
イケメン青年の海斗くんと妖精のボピくんとの純愛。
最終更新:2024-12-06 23:30:00
88112文字
会話率:35%
ヒト型妖精のボピ君が就職にチャレンジ
最終更新:2024-01-22 16:03:21
10834文字
会話率:47%
「奇遇なエイプリルフール」と呼ばれる隕石落下事件が人類にもたらしたワープ技術は、怪生物ワプスターの出現により封印された。同時に世間は、それを討伐する魔法少女「特権者(フランチャイズ)」の出現に沸く。ごく普通の高校生の女の子・鏡花はある日、ひ
ょんな事から宇宙の妖精と契約、魔法少女の一人として、ワプスターを送り込む闇の軍団ディザイアスとの戦いに身を投じる事に……?
(旧投稿期間2023年10月22日~26日、11月13日~12月14日、2024年1月14日~6月29日)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 21:36:58
823309文字
会話率:47%
異世界に飛ばされた七星ワタル(27歳)
眼の前に現れたのは、不思議な馬車と風の妖精ウェンディだった。
これで何をしろと?
精霊と馬車と一緒に異世界街道を爆走しながら、本当にやりたかった仕事を探す物語。
馬車は親父の趣味が満載のとんでも使用。
俺本当にここでやっていけるのかな?
のんびりできそうもない!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 09:54:00
396697文字
会話率:55%
妖精の姫であるマリアーナは女神によって創られ、この世を守ってきた。
そのため永きときを生きていた。
それ故に父である妖精王や友を亡くしたことに心を痛めており、自分の傍を永遠に離れない存在、そして自分だけを愛してくれる存在を心の底では求めてい
た。
そんなある日、近くに住むストラウド公爵家の三男が五歳になったため、挨拶に来た。
それは運命だった。
相手は人間なため、自分と永きときを生きる選択は選ばないだろう。いつか他の人間に恋をして、彼もまた自分をおいていくのだろう。そう、マリアーナは思った。
だが、こんなにも心の底から愛しいと感じる子は初めだったため、
マリアーナはその子供に会えたただけで嬉しいと思っていた。
マリアーナがその子供を愛しく思っていたように、
その子供もまた一目見た時からマリアーナに魅かれていた。
これは妖精姫と人間の二人が結婚するまでの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 05:03:40
116523文字
会話率:48%
突如現れた異形の怪物シャドウに致命傷を負わされた紫童リンネ。同級生の魔法少女星崎カンナは秘術によって彼の命を救うが、副作用でリンネは敵に襲われやすくなってしまう。
「おまえには魔法を覚えてもらう」
妖精の指示で身を護るための訓練が始
まるなか、カンナや同じく同級生の魔法少女レナと交流を深めていく。
四人いる魔法少女の中でもカンナの才覚は凄まじく、新しい魔法を創り出し、敵幹部のひとりを倒すなど順調だった。
その矢先、敵の大規模無差別攻撃が発生。大勢の犠牲者が出た上に魔法少女の正体が晒されてしまう。カンナは編み出した記憶操作魔法によって家族も含めた一般人の頭から少女たち個人の存在を消した。
個を忘れ去られ、魔法少女としてはバッシングをされながらも戦う少女たち。そんな少女たちを忘れずにいるリンネだけが彼女らに寄り添う唯一の存在となっていた。
迎えた最終決戦で敵の親玉、始祖が復活。大勢が死に、魔法少女にもひとり犠牲が出る中、カンナの奮戦によってとうとう始祖を異次元に封印することに成功。勝利を喜ぶ最中、次元の壁を破って這い出た始祖の触手がカンナを襲い、それを庇ったリンネが負傷、さらには異次元へと連れ去られてしまう。
次元を超えて助けにきたカンナたち。しかし焦りを突かれたカンナは始祖に操られ、リンネに致命的な傷を負わせてしまう。取り乱すカンナを、リンネはなけなしの力で落ち着かせ、気を失う。
残されたわずかな時間で、レナは次元を切り裂きリンネを元の世界へと送り返す。しかしそれが限界だった。魔法少女たちは始祖の触手に飲み込まれる。
現世に戻った瀕死のリンネを、自称「改造人間」の四ノ宮リリカが迎える。傷を負ったことで適合者としての資格を得たリンネは、妖精界の遺物「アーティファクト」を与えられて命を繋ぐ。
得た新たな力とともに、リンネは魔法少女の救出を誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 21:30:00
85817文字
会話率:43%
地球に突如降り注いだ流星群。その正体は結合した人間に巨大ロボットを召喚させる「妖精」であった。巨大ロボットを操る力を得た「流星憑き」たちは、「流星機」を駆り、世界を混沌に導く。
主人公ガイトは自らの流星機「黒風」と共に、正義を掲げる少女フィ
ローネと出会う。正義の味方に憧れる彼女の純粋さと、やがて訪れる生命をひたすらに殺す存在「バブルス」との死闘のため、見失った正義を取り戻し戦いに身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:49:16
145442文字
会話率:34%
ここには二つの世界がある。
人間の世界アウローラ。そして魔族の世界ノックス。
人間と魔族は長い間、戦争をしていた。
しかし15年前、ついに人間が勝利の旗を掲げた。
勇者レイヴ・ファレス。
僧侶テラ・パクス。
魔法使いウェネ・クラディット。
三人が戦地へ赴き、魔族の王である魔王を封印することに成功したのだ。
全ての魔族を滅ぼしたわけではないが、終わりの見えなかった戦争。特に最前線である戦地モルスには束の間の休息が与えられ、そして現在。年に一度、魔法使いウェネが魔王に封印を施している。
そのウェネの息子であるマコト・クラディットが主人公。
妖精に愛されるマコトは、妖精の≪おしゃべり≫が聞ける魔法使い。
16歳になったマコトは、封印を施すウェネに同行することとなる。が、ウェネは魔王の封印を解いてしまう。
「どういうことだ! なぜ封印を解いた! 何をしでかしたか分かっているか⁉」
「えぇ、分かっていますとも」
いつもと変わらぬ声音。パニックに陥っている地下室の中で普段と変わらない様子の彼女が一番異質だった。
「私、ずっとずっと思っていたんです」
ウェネが振り返る。
妖精に愛される彼女は綺麗に笑っていた。
「意思があり感情がある人間を研究し、実験を繰り返して戦争の道具にする。それどころか魔王までモルモットにしてしまう、こんな最低最悪な世界なんて」
うっとりと。
「滅んでしまえばいいって」
マコトと一緒に逃亡した魔王。しかし魔王にはほとんど魔力がなかった。
人間の世界を守る為に魔王を殺そうとする人間。
魔王という座を奪わんとする魔族。
どちらにも追われる身となった二人は、争いを無くし、真の平和を手に入れるため、世界を二つに分けることを選択する。
その望みを叶える為、女神ダメラスの元へ向かう旅が始まる。
出会いと別れ。
未来と過去。
生と死。
命の重さ。
魔王と人間。
友達になった二人の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:14:51
78564文字
会話率:46%
今から100年程前に突然魔物が出現する。
魔物により世界が破壊される中で人々は魔物と戦う力「魔法」を得る。
それから人間と魔物の戦いが始まる。
Eランクの魔術師マリナは魔物との戦いで死にかける。
その瞬間、妖精からの契約で助かるが代償と
して魔物を産む者を倒す事を約束させられる。
契約時だと勝てそうもない魔女を倒すためにマリナが頑張る物語。
登場人物が何人か死ぬようなお話になると思うので注意してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 20:30:00
156595文字
会話率:30%
お祈りメールの嵐にくじけそうになっている谷河内 新(やごうち あらた)は大学四年生。未だに内定を取れずに打ちひしがれていた。
ライトノベルの異世界物が好きでスローライフに憧れているが、新の生存確認にやってきたしっかり者の妹には、現実逃避を
していないでGWくらいは帰って来いと言われてしまう。
「スローライフに憧れているなら、まずはソロキャンプくらいは出来ないとね。それにお兄ちゃん、料理も出来ないし、大体畑仕事だってやった事がないでしょう? 虫も嫌いだし」
いや、スローライフってそんなサバイバル的な感じじゃなくて……とそんな事を思っていたけれど、ハタと気付けばそこは見知らぬ森の中で、目の前には『お助け妖精』と名乗るミニチュアの幼児がいた。
魔法があるという世界にほんのり浮かれてみたけれど、現実はほんとにサバイバル?
いえいえ、スローライフを希望したいんですけど。
けれど食べるものがなかったり、魔物が現れたり……とアラタの旅は前途多難?
だけど、おまかせあれ~~~!
『お助け妖精』コパンとアラタの、スローライフを目指した旅が始まる。
『第12回ネット小説大賞』に参加をしています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:00:00
238310文字
会話率:52%
突如、妖精に出会った。
最終更新:2024-12-04 07:11:30
5799文字
会話率:34%
大阪に住まいを構える山田家。
ここで、キャベツから生まれた摩訶不思議な生物たちが暮らしていた。
その見た目は、とうもろこし色をしており、ふわふわモフモフボディにオレンジ色の小さなくちばし、手足は何かを掴む時にだけ出てくるひよこのよう
な生物たちだ。
彼らがいうには、ひよこらしい。
キャベツから生まれたというのに。
そんな不思議生物たちは、冷蔵庫の前で大好物であるプリンを取り合っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:31:44
32636文字
会話率:32%
人間の善意志から誕生する妖精は、地球を離れ聖星で生を授かる。此度誕生したカデンツァとティアサーは、人間の悪意志から誕生し地球の過去と未来で生を授かる妖魔を倒すことを専門とした魔法使いの妖精だった。
生まれながらに呪われている弟・ティアサーに
対して、カデンツァは生まれ持った特殊な能力とその存在から『奇跡の妖精』と呼ばれる。
何のために生き、何のために生まれたのか。
これは魔法を使って戦う妖精たちの物語ーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 19:32:24
158270文字
会話率:56%
「君を愛することはない! と思いきや」の続編となります。
前作をお読みいただくと話が分かりやすいと思います。
国一番の美貌を誇るユリシアが嫁いだのは、辺境の悪鬼と呼ばれる、恐ろしいと噂のヴァルハイト・ワーグナー辺境伯だった。
結婚して2年
がたち、久々に夜会に現れた妖精姫に、あきらめきれない男たちが押し寄せる。
野蛮で粗野な辺境伯が妻を恐怖で支配し、屋敷に軟禁しているのだと主張する彼らは、ユリシアを開放すべきだと辺境伯に進言するのだが、当のユリシアがすでに洗脳されており、一向に聞き入れない。
「ヴァル様は、わたくしの理想そのままの方なのですわ! まさに運命でしたの!」
そういってユリシアが差し出したのは一冊の本、『血まみれ騎士と囚われの姫』。
果たして、彼らが見た真実とは?
美女と野獣、仲良しほのぼの?割れ綴じ夫婦の、ちょっと人よりずれた溺愛のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 00:00:00
12374文字
会話率:27%
福山三葉は小説を書いているが、小説家ではない。小説を書きたくても書けない、そんな日々を過ごす彼女の前に現れたのは『本の妖精』を自称するヘルメスであった。三葉とヘルメス、二人のの奇妙な執筆生活が始まる。
最終更新:2024-12-01 23:14:58
64848文字
会話率:54%
これは、連なる物語の一つであり、長い時間を永遠に巡る者が、最期を知るために織りなす物語。
最強と呼ばれる『りゅう』がいかにして妖精族の長であるさくら姫に出会い、このあとに連なる物語で必要不可欠な『ソラ』の育て親になるのか。
最期を紡ぐために
動く、ただ一人のその者が描く物語は果たして何を意味するのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 20:04:50
2184文字
会話率:17%
女性向けのコンテスト応募作品をいろいろ分析&考察してみました。
読んだ作品は300作品以上。受賞作の傾向も徹底的に調べました。
この分析&考察のおかげでコンテスト受賞や一次通過できた、という嬉しい声も届いています。
女性向け作品が好きなみな
さま、参考にしてもらえたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 07:13:27
86786文字
会話率:5%
アイリスIF大賞で受賞するには、どんな作品が有利なのか。気になったので、結果を分析・考察してみました。
女性向け作品を書いている作者さま向けです。
最終更新:2022-09-09 08:10:02
5546文字
会話率:3%
アイリスIF大賞の応募作品をとりあえず100作品読んでみて、気付いたことをまとめてみました。
「女性向けの恋愛ものが読みたい」「ランキングは好みに合わない」「流行のものはもう飽きた」という人向けです。
最終更新:2022-05-21 07:34:42
20307文字
会話率:10%
【※注意:一部少しリアルなトラウマ表現があります】
レトロゲーム「Fairy Cage」にハマっていた繊細な心を持ったサラリーマン名越貫之はある時、その中で不思議な文字を見る事になる。
図書館でその文字を調べていた時に、真智という女性とめ
ぐり合う事になる。
会社では孤立し日々精神を病んでいく。
真智とも決別し名越は一人祖父の家に逃げ込んだ。
こうして田舎でのスローライフが始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 07:00:00
99412文字
会話率:6%
吸血鬼とも呼ばれる「月夜の民」であるエンリェード。
ある日彼の父親宛てに届いた手紙は、月夜の民の王との盟約に従い、兵を連れて人間との戦いに参戦せよというものだ。
父亡き今、一族の中で自分しかその盟約を果たせる者がいないと考えたエンリェ
ードは、単身月夜の民の王が治める領地を目指す。
そこで出会ったのは、月夜の民の王に育てられた人間の騎士、フィンレーだった。彼は月夜の民の王を父親のように慕っており、現在、人間たちとの契約によって封印されている王を取り戻したいと願っている。
月夜の民と人間。種族の違う二人は、月夜の民を滅ぼそうと兵を集めている人間の領主セント・クロスフィールド率いる遠征軍との戦いに挑む。
人間より長生きなため賢者感のある主人公と、若い人間の青年(一般的にはこっちの方が主人公感がある)の友情と戦争の話です。
バディ要素を持つ作品を募集するコンテスト用に書いたものでした。
屍師シリーズの主人公であるエンリェード(ルル・シーカ)が黄昏の地に行く前の過去の話。
シリーズを知らなくても特に問題はありません。
Pixiv小説にある同名の作品と同じ内容ですが、章タイトルだけこちら用に適当に付けました。
何となく、モチベーション維持のためにこちらに移管してみたり。
以下、登場人物一覧。
エンリェード:主人公。妖精族(エルフ)系の月夜の民、変異種、吸血鬼などと呼ばれる、魔力で生きる闇の時代の住人。寡黙だが聞き上手。冷静で比較的頭脳派。召喚術と治癒術の心得がある屍学者および薬学者。黒狼公の息子。
フィンレー:「月夜の民の王」と呼ばれている月夜の民の男に育てられた流枝の民(普通の人間)の青年。十代から人間と月夜の民との戦いに参戦し、腕を磨いてきた近衛騎士。実力もあり、人柄も頭もいいが、軟派な性格が玉に瑕。
ルース:流枝の民の商人で十代の少年。思い込みが激しい。
ユーニス:流枝の民系の月夜の民の女性。フィンレーの恋人。
ルクァイヤッド:堅木の民(巨人族)系の月夜の民。軍医。
イドラス:妖精族系の月夜の民の戦士。白狼公。
ラト:若草の民(小人族)系の月夜の民の商人。
キナヤトエル:妖精族系の月夜の民の女性。治癒師。
サム:流枝の民系の月夜の民の料理人。
ロスレンディル:妖精族系の月夜の民の薬師。
ヴァルツ:流枝の民系の月夜の民の戦士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 23:00:00
100569文字
会話率:39%
人間たちの街にある魔術学院で研究員をしている妖精族(エルフ)のシェリアノーラ。
雨の降るある日、彼女のもとに友人のエンリェードが一通の手紙を持ってやってきた。
その手紙はエンリェードの父親宛てで、兵を率いて戦争に参戦せよという要請状である。
しかし彼の父親はすでに亡く、父親が交わした盟約に従い、その要請に応じられるのは自分だけだとエンリェードは言う。
戦争に行くことを彼はシェリアノーラに告げたが、不治の病である白屍病を患っている彼女には、エンリェードが帰ってくるまで待っていられるほどの時間は残されていなかった。
魔術的な変異種である月夜の民(吸血鬼)の血を引く妖精族系のエンリェードと、自分がかかっている白屍病の治療法を研究し続けているシェリアノーラ。
それぞれの行くべき道を決めた、ある雨の日の話。
ファンタジー世界が舞台の短編小説です。
「雨」がテーマの企画用に書いたもの。Pixiv小説にある同名の小説と同じです。
屍師シリーズの主人公シーカ(エンリェード)の過去の話。外伝的な扱いで、本編を知らなくても読めます。
英語版→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17175997
音読動画→https://www.youtube.com/watch?v=SXMKxu1Ibms
シリーズ一作目→https://ncode.syosetu.com/n1770iz/
戦中の話→https://ncode.syosetu.com/n0635ji/
以下、月夜の民の詳しい説明。
月夜の民:魔力的な変異種。潜在魔力が高いと言われる妖精族(エルフ)が変異する場合が多く、月夜の民の過半数が妖精族だと言われている。
魔力の高い者が稀に魔術的な変異を経て、魔力でできた器(体)を持って生まれる。高い身体能力や変身能力、特殊な能力などを持ち、血の気のない白い肌と鮮血の赤眼を持つのが特徴。流水が苦手な者も多いが、日光よりはマシ。
食事を必要とせず、魔力で生きている。魔力薬や魔石の供給が不十分だった時代は、魔力濃度の高い血液を生物から奪う、ということをしていたため、吸血鬼と呼ばれることもある。現在は魔力資源の市場が安定しているので血液を奪う者はいないが、未だにあらゆる生物の天敵として敵視する者は少なくない。
不死者と呼ばれることもある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 23:45:42
8739文字
会話率:42%
「翼を持つ賢者」や「鳥」と呼ばれる者たちによって、現世から隔離された死後の世界である「黄昏の地」に召喚された若草の民(いわゆる小人族)のナイと、黄昏の地で墓守じみたことをしている屍師の妖精族(いわゆるエルフ)のルル・シーカの出会いと別れの話
。
ナイやシーカが元々いた「現世」も異世界(ファンタジー世界)です。
死んだ者だけが行くことのできる世界である黄昏の地は、北欧神話のラグナロクのような、世界の終焉に訪れる戦争の時に戦ってくれる英雄を育てるための場所、という感じ。
「翼を持つ賢者」や「鳥」は北欧神話のヴァルキリーのような、英雄(あるいは英雄となりうる逸材、またはそれをサポートする人々)を現世から引き抜いてくる存在です。
黄昏の地では肉体寿命が尽きるまで蘇生が可能であり、翼を持つ賢者たちが残した遺跡で復活できますが、まれに記憶の一部を失ったり、身に付けた技術や能力を失う場合があります(ゲームで言うところのデスペナルティ)。
そしてデスペナなしで完璧な蘇生ができるのが、死に関する魔法学「屍学」を極めた魔術師である「屍師」。
屍師は現世には一人も存在せず、黄昏の地にいるのも数人だけ。
シーカはその数少ない屍師の一人。
ナイはその黄昏の地にやってきたばかりの、ただの少年です。
55,000字弱の完結済みのファンタジー小説です。
Pixiv小説にある同名の小説の転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:00:00
53557文字
会話率:47%