大地の奥底に封じられている神様は思いました。
『なに? いま異世界冒険って流行ってるの?』
彼は地上にいくつもの目を持ち、この世界が正しく成長しているか監視しています。
とは言え、さすがに異なる世界を見通す目など持っていません。
しかし
、自分が見通せない世界だからこそ興味があります。
『ならオレの眷属送り込んじゃえばよくね?』
自分と繋がりのある眷属の目を通せば、異世界の様子は自分にもわかるでしょう。
そして彼は自分の命令を聞きそうな、運の悪い眷属にその指令を与えたのです。
「あ、あなたはもしかして私たちの造物主様!?
い、いきなりですね、そ、それで私にその人選を行えと?」
『あー、いやいや、一人でやんなくていいよ、
向こうに送るのも一人にする必要ないし、
こっちの世界に影響なさそうな人物、適当に見繕ってさ?』
「わ、我らが主はアバウトなんですね・・・わかりました。
じゃあ、知り合いの子と相談してちょっとやってみます。」
他力本願、責任転嫁、いきあたりばったりの精神で行われたその計画は、
まず最初に、一体のお人形さんに対して行われました。
そのお人形さんは、見たこともないお屋敷の中で、
お尻をあげたポーズで這いつくばっていました。
気が付いたらいきなり、そんなところに飛ばされて、
自分がどんな態勢でいるかも、今は後回しにするしかありません。
現状認識も何もできていないまま、
薔薇の刺繍の黒いドレスの裾が膝下から床に拡がっています。
それでも、やがて彼女はゆっくり立ち上がりました。
ここがどこだかわからないけども・・・
そして思考回路も正常に作動するようになると、彼女は自分の仕事を思い出したのです。
この場所がどこであろうと自分のすべきことはただ一つ・・・
それは、
かつて大地の底に封じ込められし冥府の王が与えた崇高なる使命。
「私は鎌を振るう、汚れた命を絶つために・・・。」
そう、最初に送られたのは、都市伝説の主、「私メリーさん」!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 14:00:00
2502320文字
会話率:18%
薔薇の刺繍のドレスを纏い
か細き腕には一振りの鎌
その冷たい瞳に魅入られた者に
逃れる術は ない
私はメリー…いま、あなたの後ろにいるの…
呪われた人形メリーの都市伝説。
その他の13階段や、エミリーの赤い手袋など、関連する都市伝説
、物語をも巻き込み、
さらには中世ヨーロッパの伝説や、
神話の世界にまで足を踏み入れることになるでしょう。
なお、シリーズ化するか、
一つの物語にまとめてしまうかは今も悩んでますが、
メリー編が終われば主人公も変わります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 23:11:20
1547333文字
会話率:14%
【全体のあらすじ】
『ゲヘナ開門』――惑星間の短時間移動を可能にする装置、コズミックゲート。その試験運転事故は、後にこう呼ばれた。
それから四十年余り、コズミックゲートから地球に侵入した未知の生命体は『悪魔』と呼ばれ、人々の生活を荒らし
、それによって世界には犯罪が急増した。
その膨大な犯罪を取り締まるため、警察と軍が統合された組織「SAF」が誕生、悪魔や悪魔絡みの犯罪者、また普通犯罪者にも賞金を懸けるように。ゆえに、世界には『賞金稼ぎ』が存在するようになった。
また、『悪魔』を滅するには祓魔が必要で、よって世界中のあらゆる宗教が団結し、国際祓魔師協会を設立。
世界平和のために『悪魔』を祓う『祓魔師』が存在するようになった。
ポスト『ゲヘナ開門』後の世界に出現した『賞金稼ぎ』と『祓魔師』。この二つの存在を合わせた存在が『フリー祓魔師』で、「狩師(かりし)」という蔑称で呼ばれていた。
SAF、賞金稼ぎ、祓魔師、フリー祓魔師(狩師)。それらの存在が当たり前になった世界で、人類は『聖戦』を経て、悪魔と共存する世界に順応していた。
そんな世界の片隅、極東の島国・日本の、東京シティ西ブロック武蔵野エリア。
そこに、ゴシック様式の古い教会がある。
その名は『L&R祓魔事務所』。
フリー祓魔師リュカ・アルトワとその助手ローズが営む祓魔事務所だ。
これは、フリー祓魔師リュカとゴスロリ天才化学少女ローズが、賞金首を追ったり持ち込まれる事件に奮闘する物語。
コメディでちょっぴりほろ苦い、ドタバタ時々しみじみな五つのエピソード。
【『Episode1 Bonniy&Clyde』のあらすじ】
宇宙からやってきた未知の生命体(エイリアン)を人類が悪魔と呼んでいる世界。
悪魔と共存する世界で、フリー祓魔師リュカと助手のゴスロリファッションに身を包んだ科学少女ローズは今日も賞金首を追う。
ある日二人は、巷を騒がせている『悪魔の吐息』という違法ドラッグを、大量に組織から持ち逃げした賞金首クロウを追うことに。
クロウは恋人レナと一緒に逃亡、偶然二人と遭遇したリュカは『悪魔の吐息』の威力にボコボコにされた。
高額賞金と報復のためにクロウとレナを追ったリュカだが――。
『――剣と薔薇の名の元に、我汚れた魂を浄め祓わん』
恋人の運命を、レナは選べるのか?
リュカが下したある決断とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
24219文字
会話率:40%
異能の力と頑強な肉体を持ち、時に畏れられ、時に敬われてきた稀人-まれびと-。
その力を恐れ、保護という名の管理を執行しようとしている政府。それに対抗しようとした女たちを、人々はこう呼んだ。
「魔女」と――――
花影あずみは一般的な女子
高生である。普通に起きて、普通に生活して。平凡な日常を愛するだけの、ただの女の子である。
否、正確にはただの女の子「だった」というべきか。
「魔女」と「いとし子」。運命に振り回されることとなったあずみは、やがて世界の波乱へと巻き込まれていく。
月曜午前三時に更新予定です。カクヨムさまにも投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 03:00:00
17410文字
会話率:48%
私は、乙女ゲームの世界に転生した結果、まさかの悪役魔女・リアになってしまった!?火刑という悲劇的な結末を避けるため、なんとか攻略対象たちを回避しつつ生き延びたい……。
だけど、自分の運命が徹底的に書き直されていることに気づいてしまった。
主人公のリングを取り戻すだけで、どうして攻略対象のイグニス兄弟に目をつけられたの?最終的にはイグニス家に貰われる羽目に!?あんな悪魔みたいな兄弟に会いたくないのに!!!
それから、道端で死にかけのドラゴンを助けたら惚れられてしまったり、魔法学院に入学した途端に他の攻略対象たちにつきまとわれたり、さらには町を救ったことで有名な魔導士になっちゃったりと……もう平穏な生活なんてどこにもない!
なに!?私、聖女にならなきゃいけないの!?待って、それってラスボスを倒すため?いやいや、そんな話聞いてないから!!どうしてこうなったーーー!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 15:50:00
33754文字
会話率:31%
【TOブックス様より書籍化いたします!】書籍名『乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル』
【2021年4月10日発売 現在予約受付中】
【第一部放浪編【殺戮の灰かぶり姫】全108話――完結しました】
【第二部学園編【鉄の薔薇姫】――連載中】
――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です――
孤児の少女アーリシアは、自分の身体を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た断片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞台であることを知る。
得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。
自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた断片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盗賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。
※Q:チートはありますか?
※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。
※Q:恋愛要素はありますか?
※A:多少の恋愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。
※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか?
※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き残りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。
※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
(旧名『乙女ゲームのヒロイン【で】最強サバイバル』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 12:00:00
1401554文字
会話率:34%
【短期集中連載作品】
シェルガルド王国に誰からも認められる完璧な淑女がいた。
その美しさは周辺諸国に轟き、高い知性を持ち、聖女と讃えられるほどの慈悲を見せ、王太子の婚約者として完璧な公爵令嬢……
これは、彼女を取り巻く青年たちの、愛と苦
悩を綴った物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 18:00:00
13640文字
会話率:37%
ナバス帝国にある四つの公爵家のうち「炎のタピア」と呼ばれるタピア公爵家長女クララは父親の命令に逆らえず二つ年下の義理の弟レオンに成りすまし城に向かった。
ナバス帝国のミラネス王家後継者と、四つの公爵家の後継者は古の誓約により十四歳になると
城に招集され十八歳の成人まで共に城で過ごす。
ミラネス王家は謎の多い王家で、その後継者は十四歳まで性別を明かされず表舞台にも現れない。
ミラネス王家後継者は圧倒的な魔力を持ち、その魔力を絶対的忠誠を誓った各公爵家次期当主に分け与え、それぞれの公爵家は分け与えられた魔力を家宝である「精霊魔法の石」通称「魔法石」に注ぐことにより各公爵家の地位名誉財産が守られる。その為公爵家の次期当主達は十四歳から城でさまざまなことを学び、共に過ごした君主を裏切ることはしない。
公爵家次期当主になるためにはそれぞれ家紋の属性である精霊の祝福を十四歳までに受けなければならない。
水の公爵家次期当主のグロリアは水の精霊ウェンディーネ、風の公爵家次期当主カルロスは風の精霊シルフィード、地の公爵家王家次期当主ダフネは地の精霊ノーム,それぞれ祝福を受け次期当主と認められたが、炎の公爵家タピアは混乱に陥っていた。
娘のクララと息子のレオン、どちらが炎の精霊イフリートの祝福を受けているのかわからない。精霊の祝福を受けた人間しか魔法が使えないはずなのにどちらも魔法が使えるからだ。
しかしクララの魔力がレオンよりも圧倒的に上だった。父親のウーゴは愛する息子を当主にしたいが為クララを病死したことにし、クララにレオンの代わりに城に行ってこいと命令した。
父親に逆らえないクララは長い髪を切り、大好きだったレースのリボンとドレスを燃やしレオンになりすまし城に入った。本物のレオンが覚醒したらすり替えるとウーゴは言ったが、その後クララは自分がどうなるのか分からない。殺されるかもしれない不安の中で城での生活がスタートした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 07:00:00
157811文字
会話率:12%
命を落とした高校生の立吹 練は、女神様から農業スキルを貰い異世界へ赴く。異世界の森で目を覚ましてそこで待っていたのは、昔の戦争で滅んでしまった廃村と元村人たちの使い魔であるゴーレムたちと出会う。
立吹 練はゴーレムたちと一緒にこの廃村を再び
人々が暮らせるように復興していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 00:00:00
65145文字
会話率:42%
リーリエは13歳の時、前世の記憶を思い出し、今生きている世界が前世で遊んだダブル主人公の乙女ゲーム【黒百合の聖騎士と白薔薇の聖女】の世界であることに気付く。リーリエが転生したのはダブル主人公の1人であり、このキャラはもう1人の主人公と比べ
て戦闘がハードモードに設定されていて、魔王を倒すのにかなり苦戦を強いられる。一方、もう1人の主人公ローゼは恋愛要素がメインであり、戦闘はイージーモードのチート魔法使いである。
リーリエは前世では25歳という若さで命を落としてのに、ゲームだとそれよりも若くに死んでしまう可能性が大きい。そこで、リーリエはひらめいた。魔王を倒すルートはローゼに譲り、自分は前世での夢であったカフェを開いてスローライフをすることに。
これはリーリエが聖騎士になるルートを回避しながらも、ローゼが魔王を倒すルートに導くために悪戦苦闘する学園恋愛ファンタジー作品である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 00:00:00
199656文字
会話率:57%
目を覚ますと、俺の視界に現れたのは見た記憶の無い女の子。
「おはよう。」
思わず頭をポンポンと触ってしまったが、嫌がる様子もない。
女の子は部屋の隅にある観葉植物を指さしてマナの木だと言い、育てて欲しいから私の世界に来て欲しいとの
こと。
実家から盗ん・・・持ってきた観葉植物が異世界のモノだとは流石に信じられないが、既に目の前の異変すら理解を超えている。
俺の家庭環境はとても悪く、一人暮らしをしてからも長く付き合っていた恋人にはフラれ、38歳になってしまった。
「後顧の憂いもないしな。」
今の生活に魅力は無く、今後の人生も薔薇色になる予定はない。異世界というのは俺がプレイしたビデオゲームのように魔法が存在するようだが、ちゃんと生活できるのか?
通貨は?
言語は?
衣食住は?
神さま・・・?
元の世界に戻れないの!?
それでも俺は行くことにした。何しろゲームのような幻想世界にはそれなりに興味は有ったからだ。行けるのならそれはもう幻想ではない。
詳しく話を聞けば更に興味は湧く。
結婚する為に溜めていた貯金を全て引き出し、色々と準備を終えると、いよいよとなった。
「おおおお・・・。」
辿り着いた異世界は大小幾つもの戦いが続く、予想以上に生きていくのが大変な世界だった―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 00:00:00
1745137文字
会話率:62%
ランカスター帝国の富裕層がこぞって足を運ぶ、bar マスカレイド。
そこには二つのルールがある。
一つ、身分を隠し、仮面を被らなければならない。
二つ、婚姻関係または婚約関係にある者は、赤い薔薇を身につけること。
誰もが仮面の裏に
真実を隠し、甘い夜に酔いしれる──。
そんなマスカレイドの常連客のひとり、エステル・フロンティア公爵令嬢。
普段は婚約者の証である赤い薔薇を身につけていた彼女が、今宵は純白の薔薇を胸元に飾っていた。
──彼女は、婚約破棄を言い渡されたのだ。
「エステル、お前と婚約を破棄して俺はレリアン嬢と結婚する!」
昼間に言い渡されたその言葉を思い返し独り酒に飲み暮れていたエステルに、一人の男が静かに近づき、声をかけた。
♡
スラスラッと書いたので簡単に読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 22:16:11
5630文字
会話率:34%
アリエナは、意地悪な男性から助けてくれたベルナントに恋をした。
ベルナントには秘密がある。「悪魔の黒薔薇」と呼ばれる呪いにかかっているのだ。
アリエナは悪魔の呪いを解こうと決意するも、王妃の妹サーシェに邪魔されてしまう。
ベルナントの家に
来なくなった、アリエナ。
心配になったベルナントがアリエナの家に行くと、アリエナの母親から「アリエナは馬に蹴られて、亡くなった」と聞かされる。
ベルナントが通うダージシア魔術学園では、大時計の時空間が狂い、幽霊が出るようになった。
猫になったアリエナは人間に変身して、魔術学園に潜入する。
そこでベルナントと再会するも、アリエナは禁忌魔術の代償でベルナントの記憶を失っていた。
一方ベルナントは、アリエナを忘れることができずに恋心を拗らせていた。
アリエナは大時計の事件を解決し、ベルナントにかけられた呪いを解くことはできる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 09:00:00
25808文字
会話率:47%
ヒロイン初登場回あらすじ
1.隣の席(1話)
いままで隣の席に座る刈谷さんは、品行方正の超優等生の超真人間、だと思っていた。俺が窓を開けっぱなしにしてしまった、あの日までは。
最終更新:2025-02-28 02:10:32
356647文字
会話率:63%
いつものようにゲームをプレイしていた白木豊がいつの間にかゲーム内で知り合っていた学校で一二を争う可愛い子立ちに好かれていた話。上手く書ければ恋愛ものになるはず
最終更新:2024-08-24 14:05:29
247788文字
会話率:67%
約1年の恋が実った紅葉できた彼女は、四季小春時々よそよそしい時はあるけれど紅葉にとっては大好きな女の子であり、彼女だった。
そんなある日初めての小春とのお家デート、普通に何事もなくラブラブするはずだったのに....
最終更新:2024-05-20 17:00:00
14044文字
会話率:70%
ハクアはかつては名のある便利屋だったけどが長いこと眠っている間に百何年と経ち忘れ去られていた。
本当は何もかもに嫌気が差して、ずっと眠りつづけるつもりだったけど起きてしまったものは仕方がない。あてもなくふらふらと旅をすることにしたんだ。
おしゃべり相手は髪飾りにしている薔薇で、彼は生意気な人間を生け花にすることができる。それはさておき、生憎この世界は美しくない。
宇宙からの侵略者や別世界からもたらされた病。放射能汚染。発狂した魔術師……。街の外はそんなおっかない者ばかりで、じゃあ人々の暮らす都市はどうかと言うと、どこも巨大企業が支配してる。国なんてないからね。
そんな世界を旅する話だ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 11:50:00
8954文字
会話率:32%
政府公認のコンシェルジュ用アンドロイドのサポートをご希望でしょうか。アンドロイドはあなたの生活習慣を改善し、信頼できるパートナーとしてより良い人生をサポートするでしょう。
ご希望の際は下記の情報の入力を行い、利用規約に了承してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-31 15:21:08
5548文字
会話率:42%
(カクヨム同時投稿)
女性主人公×異世界。
転移前の記憶を失った龍人少女と、人々から遠ざけられて一人きりだった魔女。
そんななんにもない二人が、一生懸命幸せを掴み取りに行くお話。
お腹が減っても、あなたは友達。
◇ ◆ ◇
憶えの無い龍の力を持って現れた一人の少女。
そんな彼女が、一人の魔女と出会い、薔薇色の街へと旅に出て、多くの人達と縁を紡いでいく。
辿り着いた街で彼女達を迎えるのは、異世界に似つかわしくない科学組織、最先端のファッションブランド。
街に着いたらすぐ誘拐事件は起きるし、エリアは風邪ひいて空飛んで行っちゃうし。
ああもう、私達の平和はどこにあるの?
そんなふうに頭を抱える彼女もまた、普通とは思えない性質を抱えていた。
『美味しそうだって、そう思うんでしょう?』
違う。違う。私は、あの子の友達。
決して、傷つけてはいけない。
私達には、これから先、かけがえのない幸せが待っているのだから。
『ねえ、私の事、大好きなんでしょう?』
―――ああ、この子は。
やっぱり、魔女なんだ。
それでも、私は決めてしまったのだから。
この子を、愛し続けようと心に誓って、生きていくのだ。
彼が紡いだこの数千年を―――
魔女の歴史の全てを、無駄にすることになったとしても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 18:00:00
395829文字
会話率:46%
幼い薔薇を一輪くださいな。
そういって少女は今日も花屋を訪れる。
思い入れた素敵なものを繁盛させる代わりに成長を止めてしまう少女と、そんなことは知らずにただ1人の大切なお客さんとして交流する大雑把で優しい店主の物語。
最終更新:2025-02-26 00:15:17
821文字
会話率:62%
落ちぶれた末、セレスタイト伯爵に買われるなんて、最悪だ──
女辺境伯ミルシュカは、王に命じられ『氷の薔薇』と称されるセレスタイト伯爵と組んだ。
その際に命を救ったせいで惚れて態度が変わった伯爵に執着されるようになる。相手にせず許嫁と結婚した
が、夫となった男に魔力を封じられ、別人に見える呪いをかけられ領地から追い出されてしまった。
以来、見せ物一座で踊り子をして生活していたが、嫌っていたセレスタイト伯爵に買われ、彼と一夜を過ごすことに。
優しさを見せる彼につい、領主に戻りたいと本音を漏らせば、伯爵はミルシュカを抱きしめ「手助けをするから代わりに、俺と結婚しろ」と援助を持ちかけた。
協力と引き換えに結んだ契約の行方は──
嫌いあっていた二人が馬鹿馬鹿言い合う恋人同士になって目的達成を目指す話です。
毎日更新連載中!
改稿改題前の作品を他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 21:14:46
126231文字
会話率:35%
【原案】おかゆ 【文】詩月結蒼
【あらすじ】
第二王子・デイビッドの婚約者のユースティシアには、幼少期から仕えるメイド・リリーがいる。献身的に支えてくれるリリーに感謝するユースティシアだが、リリーの抱くユースティシアへの想いは、尊敬だけでは
なくて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 16:35:45
54031文字
会話率:47%
貴族の令嬢 レティシア・フォン・アーデルハイト は、ある日突然、自分が乙女ゲーム『悠久の聖女と黒薔薇の王子』の悪役令嬢であることを思い出す。しかも、婚約破棄&断罪イベントの真っ最中!
しかし、彼女は絶望しなかった。なぜなら――
「私
は前世、2.5次元舞台オタクであり、俳優ガチ勢! ならば、この異世界を最高の舞台にしてみせますわ!」
破滅ルートを回避するため、レティシアは貴族社会のしがらみを抜け出し、新たな文化を生み出すことを決意する。彼女が目指したのは、異世界初の本格的な 「舞台劇」 の創造!
大道芸人や元傭兵、宮廷詩人など、演技の才能を持つ者たちをスカウトし、王都に劇団 『黒薔薇歌劇団』 を設立。さらに、異世界で誰も見たことのない「舞台演劇」というエンタメを広めるため、奮闘を続ける。
やがて彼女の劇は貴族や庶民の間で話題となり、ついには王宮での公演が決定。ところが、そこで彼女を待っていたのは 「この世界のラスボス」 こと、封印されていた 魔王ヴァルター だった――!?
「お前が、舞台とやらを作った張本人か」
なぜか舞台に興味を示す魔王をスカウトし、異世界初の「魔王主演舞台」を企画するレティシア。果たして、彼女の推し活は異世界をどう変えてしまうのか!?
悪役令嬢×演劇×魔王の異世界エンタメ革命、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 13:43:51
8620文字
会話率:29%
世界各地に突如現れる魔界の扉と呼ばれる謎のゲート。そこから出現する魔物と呼ばれる謎の生命体と戦う魔法少女。その戦いの中で力のない多くの人間が犠牲となった。ある者は戦いの流れ弾で、またある者は魔法少女が吹き飛ばした魔物や瓦礫などに潰されて。
しかし、件の魔法少女はそのようなことは気にせず、政府もまたそれを隠蔽する。これはそんな政府や魔法少女に反発する少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 07:10:00
159205文字
会話率:65%
ガルヴァーノ王国の公爵令嬢 セシリア・ローゼンタール は、第一王子アレクシスとの婚約を突然破棄される。彼女は王宮で「冷徹な悪役令嬢」として恐れられていたが、それは王太子妃としての責務を果たすための姿だった。しかし、努力も誓いも裏切られ、王宮
の中で孤立することとなる。
そんな彼女を支えるのは、幼少期から仕えてきた近侍 ルシア・クロフォード 。
貴族社会の陰謀と派閥争いに翻弄されながらも、彼女はセシリアを守ることを誓う。
王宮では第一王子派、貴族派、改革派、商人派などが権力を巡り争いを繰り広げ、静かに動き出す 第二王子ユリウス 、影から機会をうかがう アイザック 、商人たちの利益を最優先に考える ヴィンセント(ヴィンス) 。
それぞれの思惑が交錯する中、ルシアはセシリアの傍で、自らの信念と忠誠心を試されていく。
果たして、ルシアは 「悪役令嬢」として見捨てられたセシリアと共に、過酷な運命を乗り越えることができるのか?
そして、彼女自身の選択は、王国の未来をどう変えていくのか──。
これは、激動の王宮で信念と忠誠の狭間に立たされる、一人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-24 06:40:39
2043文字
会話率:54%