『第六王子殿下が男爵令嬢に夢中』
そんな噂が広まり、王子の婚約者であるヴィクトリアは悩んでいた。
件の男爵令嬢は、王子にべったりと侍り、目に涙を浮かべながらまるで悲劇のヒロインかのように振る舞っている。
更には王子まで「いくら嫉妬したからっ
て苛めは良くないぞ!」なんて言い出す始末。
さてどうしたものかと思案する中で、ヴィクトリアはふと思いつく。
「彼女の真似をしてみようかしら」
そうして男爵令嬢の真似をし、涙を流しながら弱々しく微笑むヴィクトリアに、王子は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:37:46
10407文字
会話率:27%
北部の片田舎のガルーシア侯爵家に生まれ育ったルシアは跡取り娘で、のんびりと育てられましたが、王命で第一王子殿下の婚約者になることに。
何で私が?と思いながらも、何事も、ケセラセラ、とつぶやきながらやり過ごしていきますが…
婚約者になったアル
フォンソは真面目な合理主義者。どうもルシアには興味がなさそう。でも、まあ、この婚約は王命ですから。
他国の王女も高位貴族の令嬢もアルフォンソを狙っているようだし…でもね、もう王命により私と婚約していますから。
…もし、王命でこの婚約を破棄しろと命じられたら?
その時は…
ケセラセラとつぶやきながら、生きていきましょう。
婚約破棄ばっかりだという感想にインスパイアされて書いてみました。
婚約破棄しない物語、です。
*世界史に詳しい方は優しい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。舞台は異世界ですから…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 16:25:45
33521文字
会話率:39%
実家の仕事で王子殿下と同行していた馬車がひっくり返されました。別にそれはいいんですけど、いやほんとはあんまりよくないんですけど。困るのはこの後なので、やっばり馬車はどうでもいいわ。
とある事情で気まずい相手と、想定芝居の始まり始まり。
最終更新:2025-05-18 10:55:49
87841文字
会話率:65%
シェルリア・アシェル伯爵令嬢は地味な令嬢だ。
婚約者のボイド・デルトル伯爵令息は、シェルリアが美しくないからと話しかけても無視をして、色々な令嬢に話しかけて楽しんでいる。
卒業パーティのエスコートだって、途中でエスコートをやめて、転ぶシェル
リアを放っておいて行ってしまった。
困っている所へ現れたのはジルド第二王子殿下で、
彼は自分と婚約を結ばないかと提案してくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 13:07:21
3500文字
会話率:23%
マリーディア・プレディス公爵令嬢には同い年のフィレス・カルド公爵令息という婚約者がいる。
だが、フィレスは地味なマリーディアの事を嫌っていて、「お前みたいな地味な令嬢なんぞ、私は婚約したくなかった。私は美しい者が好きだ。お前なんぞ、婚約した
からって大きな顔をするとは思うな。先行き、名だけの妻になり、私は愛する者を他に作る事にする。いいな。これは決定事項だ。お前はどうせ我が公爵家に嫁に来る身だ。私に逆らう事なんて許さない」
と言い、酷い態度を取る男だった。それでもフィレスが好きなマリーディア。マリーディアは茶会で違う令嬢を連れてきたフィレスを見て、嘆き悲しんでいたら、メイドのエリスが凄い人を紹介してくれると言い、その紹介してくれた女性のお陰でマリーディアは生まれ変わるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 20:31:43
5866文字
会話率:43%
卒業パーティでアメーリア・フェリド公爵令嬢は、幸せに包まれていた。エスコートするのは婚約者のリーク・ユリー公爵令息。卒業後は結婚する予定の令息だ。だが、いきなり国王陛下が、「アメーリア・フェリド公爵令嬢。そなたはエルド第二王子殿下と婚姻する
ことをここに命じる」
と王命を下した。
あまりのショックに崩れ落ちるアメーリア。
エルド第二王子は粗暴で尊大な王子で有名だった。
リークは最初こそ、公爵家から抗議をすると言ってくれたのだが、手のひらを返したように王命には従うべきだと言い出す始末。
傷ついたアメーリア。だが、エルド第二王子と結婚したくない。アメーリアはある方に助けを求める事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 14:30:35
6354文字
会話率:32%
会計院庶民課納税係で働いていたコレット・レイビィは、ある日出向を言い渡される。男社会のなかで煙たがられようとも頑張り続けたコレットだったが、ついに左遷かと覚悟を決めて向かった先は何故か王城の、王子殿下の執務室。どうやら会計院庶民納税局顧問の
親族を助けた縁で、王子殿下の私財管理を任命されることになったのだ。だがコレットはできれば断りたい。何故なら彼女には、誰にも言えない秘密がある。それはコレットがかつてノーランド伯爵令嬢だったこと。母は物心つく前に病死し、実の父親も事故で失い10歳にして義母に家を乗っ取られた。それどころかある事件に関わり王家への謀反を疑われ、伯爵家は爵位返上となり一族離散。幼いコレットは伯爵家で働いていた元家令の病死した娘に成り代わり、平民コレット・レイビィとなって生き延びていた。そんな下町で逞しく育ったコレットの新たな勤務先が、まさかの王宮。しかも上司が、生家没落事件と関わりのある王子様。垂涎ものの高額給金か、無職を選べと迫られれば、コレットはやるしかないと腹をくくるのだが……地位も財産も放棄したとはいえ、王家を欺いてちゃっかり生きていることがバレたら後がない。ならば全力でシラを切り通すまで!
執念のこじらせ王子と逞しい元令嬢の、勘違いが元凶のすれ違いラブ、の予定。カクヨムでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 22:00:00
554847文字
会話率:45%
優しく、時に厳しく、自らを律していらっしゃる聡明な国王陛下から、なぜこのような血も涙もないクズ王子が生まれたのでしょうか?
そんな疑念を感じ取られてしまったのか、学院卒業間近の夜会で婚約破棄をされてしまいました。
それも、これっぽっちも
正統性のないただの浮気にもかかわらず、あることないことこちらの非を責めてくる形で。
聞くに堪えないので黙らせ、翌日国王陛下に抗議したところ、なぜか求婚されて……『えっ? 私でよろしいのですか? はい。喜んで』
どうせなら自分であのクズ王子にざまぁしてやりますわ!
なぜか始まる幸せな宮廷ライフのついでにね(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 21:31:03
8701文字
会話率:38%
第2王子殿下とのお茶会で倒れ、前世を思い出した公爵令嬢システィーナ。
自分が悪役令嬢であると知った彼女は前世の知識を生かし、頼もしく優しい両親と、最強の美貌を持つ兄、最凶の強さを誇る義姉と、オマケに兄上大好き同担拒否の最狂のブラコンである弟
の協力を得て、無事に危機を乗り越える。
これはそんな彼女が婚姻し双子の男女を産んでから発覚した、前世の余計な知識による受難を記した物語である。
サブタイトルは『本能には抗えない』
お母さんって凄いよね、ってネタです。
恋愛とギャグどちらに置くか悩みましたが、最初のネタの兄とその婚約者である辺境伯令嬢のネタ以外は基本ギャグなので、コメディジャンルにしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:58:46
5148文字
会話率:23%
学院の卒業式で、ミルティーナ・バース侯爵令嬢は今まさに婚約破棄を宣言されたところだった。長年王子妃教育に取り組んだというのに、婚約者のアルジャーノン王子殿下はあっさりと可愛らしい男爵令嬢と学院内でせっせと不貞を働く。あちこちの端所を汚しなが
ら。······ああ、汚い!
よくある婚約破棄ものです。昨日友人と掃除と幻臭の話をしていてうっかり思いついた、短いお話になります。地の文がない形で書き進めているので、読みにくかったらごめんなさい。
タイトルにある「特殊清掃」は現代でよく使われる意味合いとは違いますので、あらかじめご了承下さい(オプション的、プラス料金的な感じで付けました)。
※この作品は他サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 07:55:21
4780文字
会話率:30%
侯爵令嬢オリヴィア・マルティネスの現在の状況を端的に表すならば、絶体絶命と言える。何故なら今は王立学院卒業式の記念パーティの真っ最中。華々しいこの催しの中で、婚約者のシェルドン第三王子殿下に婚約破棄と断罪を言い渡されているからだ。
パン屋で
働く苦学生・平民のミナを隣において、シェルドン殿下と側近候補達に断罪される段になって、オリヴィアは先手を打つ。「ミナさん、あなた学院に提出している『就業許可申請書』に書いた勤務内容に偽りがありますわよね?」――
よくある婚約破棄ものです。
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 13:35:17
17873文字
会話率:52%
大変です!王子様が「このままでは罪を犯しそうだから見張っていてくれない?」と言ってきました!――
私は王立学院に通う公爵令嬢ユーフェミア・オースティン。とある事情で婚約解消してからお相手が見つからないでいる私に、眉目秀麗な生徒会長として人
気のアルバーティン王国ミカエル第三王子殿下がいきなり物騒なことを言い出した。
なんでも恋心を拗らせて、彼女を洗脳しライバルを駆逐する術式を編み出してしまい、それをうっかり使ってしまいそうになるから始終監視してほしいのだそう。
おっかなびっくりミカエル殿下の監視役として一緒に居ると······恋に狂った危険思想は恐いもののちょっと楽しくなってきた。これは私も毒されて来たの? 果たして私は何事もなく監視役を全う出来るのか?!
恋を拗らせてうっかり犯罪を犯しかねない王子様の監視役にさせられちゃった女の子のお話です。
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 19:53:08
18708文字
会話率:46%
オカルト研究同好会に所属する『黒我好(くろが このみ)』は怪しい儀式を執り行っている最中に事故により命を落とす。
次に目が覚めると白い空間におり、そこには一柱の神がいた。
「君、面白いね。 僕が管理する世界に来ないか?」
「魔女になれるなら
喜んで♪」
好は魔法のない異世界に転生することになった。
魔女になるべく奮闘する好だが、傷を負った王子を助けたことで聖女と間違われてしまう。
はたして好は立派な魔女になれるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 07:30:00
9418文字
会話率:46%
……まじ?この人、善意で注意してたってこと?あの言い方で!?いやいやいや、踏まれたことを責め立てたようにしか聞こえなかったよ!?叱り方下手すぎでしょ!
「でもこんなだから、よく煙たがられますの。あまり私の近くにいない方がよろしいですわ。
周りからどう観られてるか、分かったものじゃありませんから」
それはこっちの台詞なんですが……。
ん?まてよ?…………これだ!
「あのー……」
「何かしら?そろそろ初日説明が始まりますわよ」
「もしよろしければ、アレクサンドリーヌ様の今後のご指導について、私にマネージメントさせて頂いてもよろしいですか?」
「……え?」
「私、感動しました。他人のためにそこまで叱れる人がいるだなんて」
「え、ちょ……ご指導だなんてーー」
「是非、協力させてください。なんなら子分や手下、いやいやいっそ取り巻きの一人にしてもらっても構いませんので」
「子分……!?て、手下って、何言ってるか分かってますの……!?」
ここに、あったじゃないか。ストレス発散になって、親も納得出来て、かつ卒業後も不利にならないような趣味が。
ずばり……悪役令嬢のマネージメントだ!この人と協力して、不良貴族を正し、怠けた連中を公然と叩きのめす!先生からの評価も上がるし、卒業後のアピールポイントにもなるし、何より溜め込んだストレスの発散になる!
しかし、私はまだ知らなかった。この素晴らしい考えが、後の悲劇と鳥肌を生むことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 07:00:00
16159文字
会話率:56%
ローザは婚約者アレクに好きな人が出来たと貴族学院に入学してから暫くして気がついた。彼の視線の先にはいつも第ニ王子殿下の婚約者であるエリザベート様がいたからだ。
毎週一度会うお茶会での会話は気のないものに変わり、学院で会っても態度がそっけなく
なっていった。周りのローザを見る目が婚約者に愛されない令嬢だと蔑みに変わる頃ローザは別れを決意する。あれ程長い間育んできたと思った絆は脆いものだった。もう終わりだと悟ったローザは父親に婚約破棄を願った。
二人は幼馴染で相性も良く趣味の本の話で穏やかに過ごしていたので、お互いの親が良かれと思い決めた婚約だったが、破局はあっけないものだった。
婚約破棄を告げられたアレクは自分のやってしまった罪に気がついたが、今更償う術も持たなかった。一時の熱で一人の女性の人生に傷を残した。
あれほど可愛いと思っていたローザの冷たい眼差しが心に突き刺さったが、それ以上のことをして傷つけてしまったのだ。自分の失態を宰相である父に報告したアレクは沙汰を待つことにした。
無事婚約破棄を勝ち取ったローザは傷心を癒すために伯母一家の住む隣国へ留学をすることにしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:16:07
27745文字
会話率:55%
路上で聖女のバイトをしていた男爵令嬢は上位貴族の令嬢にインチキを疑われ、学園の食堂で「錬金術ショー」(嘘)を披露するハメに。まさかの王子殿下まで見学に来てしまい、男爵令嬢は断罪の窮地に陥るが……。王子殿下は予想外の行動に出るのだった。
最終更新:2025-04-18 20:09:36
8307文字
会話率:38%
五歳のリーゼロッテはブラック企業で部下の手柄を横取りして刺されて死んだ前世がある。
そのためお金に困らず安泰な生活を夢見て、王子殿下の婚約者になりたいと思っていたある日、お茶に訪れた侯爵邸で嫡男のクレメンスが魔法を使っているところに通りすが
る。
強大な魔力を持っているため父親に冷遇されて怪我をしたクレメンスにハンカチを渡すと、後日ハンカチを返しに来た。
そのときに魔法をクレメンスに見せてもらい、仲良くなった二人は頻繁に交流を持つようになる。
お転婆なリーゼロッテにクレメンスはいつも母親のような小言を言ってくる間柄になった。
過保護でオカンなヒーローと王子様との婚約を虎視眈々と狙う少女の話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 10:00:00
106374文字
会話率:36%
テイラー侯爵家には美しい2人の娘がいる。一人は癇癪持ちの姉レティーナ、もう一人は綿あめ頭の妹ミシュベル。レティーナが癇癪を起すのには理由があった。姉妹なのに母親は妹を溺愛し姉を憎んでいた。
婚約者の第二王子殿下ラミネルもレティーナよりも妹ミ
シュベルを可愛がってばかりだ。
性格が歪んでいくレティーナの元に手紙が届けられる。それは銀色に月が輝く祝祭日(シルバームーン)に神殿が配布している便せんに書かれたものだった。この日はもう会えない人に手紙を書いて、木をくり抜いた舟形に乗せて川に流せば月神様が手紙を届けてくれると言い伝えられている。
そんな手紙が自分に届くはずがない、これは母による嫌がらせだと思い悲しみを深めるレティーナ。
<傲慢な心、嫉妬心は捨てなさい。癇癪もいけません。貴方の味方はどこにもいない>
手紙に書かれた文章には傷ついたがレティーナはこの忠告を心に留めることにした。それによってレティーナの人生は変化していくのだった。
アルファポリス様に投稿済み。
35話で完結です。サクサク進めます。宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 15:32:28
64690文字
会話率:51%
夜会の主催者である王子殿下が、わたくしの従妹に婚約破棄を突き付けた。
まぁそれはね、そういうこともあるでしょう。
でも待ってくださいまし、なんだかわたくしの方を見て叫んでおりませんこと?
えーと、あの、人違いでしてよ?
最終更新:2025-04-09 17:00:00
6479文字
会話率:13%
正妃様の二番目の王子殿下は、学園の貴族クラスで出会った男爵令嬢にご執心。
毎日プロポーズしてはフラれ、それでもめげずに半年。
ついに側近たちから「フラれ続けて半年記念日」と言われてしまう。
生まれの高貴さゆえに結ばれないのかと嘆く王子殿下と
、側近たちとのハートフル(ボッコ)なお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 01:17:24
3117文字
会話率:57%
王権の弱いとある国家の、第一王子殿下にお仕えする侍従の一人称視点。
じぃや、明日からの書類の山を想像して現実逃避中。
「どうしてこうなったか聞きたい? いや聞いて?」
くらいのノリで話しますので、侍従じぃやの茶飲み友達のつもりでどうぞ。
既に故人の子供についての描写が出るので、一応R15入れてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 20:33:10
7613文字
会話率:6%
夜会で若い貴族令息を観察していたわたくしは、幼馴染の王子殿下に声をかけられました。
最終更新:2025-04-05 17:56:29
4344文字
会話率:41%
辺境伯家令嬢エリザベトは、第二王子殿下との結婚を控えていた。幼いころから順調に愛を育んできたが、学園の卒業パーティーで事件が起こる。◆◆◆『王妃様のお土産』で活躍したエリザベトが主人公の恋物語!?
最終更新:2021-07-21 17:00:00
9842文字
会話率:30%
ある日のお茶会でラインハルトは女神バルテナートから授かった魔法を使って、同世代全員の婚約を解消して全員の新たな縁を結ぶことにした。ラインハルトに賛成した婚約者パウリーヌは一番に婚約を解消し、新天地へと旅立つ。ラインハルトの身に何が起きている
のか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 07:49:28
8811文字
会話率:75%
ないものを自給自足するタイプなのでちょっと新しい感じで癖があるかも。
無自覚系悪役令嬢です。とんでもない悪役なんですけど無自覚です。
ドクズ精霊(仮)に沼ってしまう話です。
〜あらすじ〜
エナは精霊を見ることができる聖女である。幼い時から
黒猫の姿をした大精霊ナナリと共に育ってきた。ナナリは精霊らしからぬ傍若無人な性格だが、いつもエナに寄り添ってくれる。両親を亡くした時も、養子に入った侯爵家で冷遇された時も、学園でいじめにあった時も、エナの為ならなんだってしてくれた。そう、なんだって——
エナの目的は両親の死の真相究明。学園なら貴族が多い為情報も集まるはず。そう思い入学したエナは、なんだかんだで無双し、なぜか第二王子殿下の婚約者になり、大忙し。ナナリが精霊ということは秘密なのに、相変わらずわがままで少しも協力的じゃない為、エナはいつもヒヤヒヤ。この生き物は一体何なのか。これは、エナとナナリのちょっと歪な関係と、泡沫夢幻な平穏を描いた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 18:45:02
72986文字
会話率:26%
私の婚約者であるジュリアン王子殿下は嘘つきだった。
「ずっと一緒にいよう、一生大切にする」と言ったのに、ある日突然婚約破棄を突きつけてきたのだ。
「もう二度と君と会うことはないだろう、自由に生きろ」
と言って。
最終更新:2025-03-27 15:07:56
2035文字
会話率:25%
ご都合主義のゆるふわ設定。
あらすじ
「こんなブサイクと婚約するのは嫌です」
七歳の第一王子殿下。
何故か赤ちゃんの頃から大人が使う難しい言葉を理解出来ていた私五歳。
第一王子殿下との初顔合わせに登城して、この暴言。
でもこの婚約は
確定してる。
なぜなら。
国境付近に出る魔獣討伐が出来る魔法使いを増やすため、魔力持ち同士の婚姻を進める皮切りとして結ばれた典型的な政略結婚。
魔力持ち同士の子ならば魔力持ちが生まれる可能性が高くなるのではないか、という予測が立てられてそれを実証出来るかどうかという所。
魔力持ちじゃないと魔法使いにはなれないし、魔法使いだけが自然の中にある魔力の溜まる場所で生まれた獣……魔獣を討伐出来るから。そして平民より貴族の方が魔力持ちが多い。という考えから生まれた私と殿下の婚約は必ず婚姻もしなくちゃならないのに。
怒るとか泣くとか、そんな気持ちにはなれなかったけど、でも、ブサイクなんて言う人と婚姻しなくちゃならないなんて、それは嫌だなぁ……。
※主人公は5歳でスタート。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 00:00:00
248173文字
会話率:30%
「恋人が居るから婚約は破棄する」
婚約してから5年経ってようやく顔合わせをした私の婚約者様は、初顔合わせでそう宣った。2歳年下の第二王子殿下。御年13歳。私は「左様でございますか」という気分だが、国王陛下からお声がけ頂いた婚約。
「当然
陛下もご存知ですよね? あと慰謝料払って下さいね」
そう言ったら顔色を変えた殿下は「やはり婚約は継続だ」と言った。一目惚れした相手の婚約者になれるのなら……って思って言ったら婚約継続。嬉しい!
そう思っていたらなんだか突然前世とやらの記憶が蘇りました。……そうか。私は前世でオタクだったのか。折角第二王子殿下と婚約しているわけだし、第一王子殿下とも挨拶は交わせる間柄。よし。王子達の絵や美しい貴族令嬢達の絵を描いてもらって楽しもう!
だって私のオタク魂が叫んでる。
推しの絵姿をコレクションせずして、何がオタクか! と。
そんな日々を送って1年半。第二王子殿下16歳。私18歳。
ちょっと不穏な気配がして来たと思ったらなんと第二王子殿下が命を狙われてしまい、私は王子妃教育の所為で第二王子殿下を庇ってしまいました。そして私はそのまま意識がブラックアウトーーと思ったら、8歳(婚約直前)に戻っていました⁉︎
……どうしたらいいんでしょうね。
エブリスタさんでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 07:00:00
702752文字
会話率:48%
生まれつき身体の弱い第三王子殿下にも婚約者を付ける事が決まった。本来なら、10歳になる前には決められていたはずなのだが、15歳まで決まらなかったのは、身体が弱いという理由が有った。
……問題はそれだけでは無いのだが。
さて、彼の婚約者に
選ばれたのは、辺境候の令嬢で。いくつか有った縁談の全てが婚約の白紙撤回とされてしまい、確実に行き遅れとなってしまった曰く付きの悪名を持つ令嬢だった。
彼女の悪名、それは……“最凶令嬢”である。
その理由を知っているのは、彼女の家族と、これまでの彼女の縁談相手とその家族だけであって、本来なら噂にもならないはずなのに、何故か悪名が社交界では知れ渡っていた。
ーーその“最凶令嬢”の今度の縁談相手が、病弱な第三王子殿下なのである。
設定緩い。
1日おき、朝7時更新。完結出来るよう頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 07:00:00
24331文字
会話率:51%