シェルリア・アシェル伯爵令嬢は地味な令嬢だ。
婚約者のボイド・デルトル伯爵令息は、シェルリアが美しくないからと話しかけても無視をして、色々な令嬢に話しかけて楽しんでいる。
卒業パーティのエスコートだって、途中でエスコートをやめて、転ぶシェル
リアを放っておいて行ってしまった。
困っている所へ現れたのはジルド第二王子殿下で、
彼は自分と婚約を結ばないかと提案してくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 13:07:21
3498文字
会話率:23%
どっしりと厚い灰色の雲から、雪が音もなく降りてきて、村の三角屋根に白く積もるような、静かな夜のこと。十二歳の少女アニは、外で薄いシャツとズボンだけで過ごしている少年を見つけました。優しい彼女は少年のためにコートをあげようとしますが、少年は「
自分は冬の子だからいらない」と、寂しい目で否定して――? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 18:06:14
7190文字
会話率:41%
この世界は私のためにある。
私が幸せになるための世界だ。
少女はそう思った。
不思議そうに自分を見つめる妹らしい存在を敵と認識して。
私のために、世界はあるの。
だからいらない、と少女は妹に言った。
最終更新:2014-12-08 16:17:30
5084文字
会話率:0%