オリビア・リッカルダは、手の甲に呪われた印を持って生まれた。
それは魔の印と呼ばれ、辺境伯家に生まれたオリビアは家族に忌み嫌われ、妹のイオラに「なんで生きているの?私がお姉様なら死んでいるけど」と言われるくらいの境遇にいた。
そんなある日
、オリビアはイオラに冤罪をでっちあげられて、それを家族が信じて魔獣が住むという魔の森に冷たい夜に放り出されてしまう。
身体も冷え切って凍死する寸前、オリビアは誰かに助けられる。
「この女性が、俺の寵姫――」
目覚めると、オリビアは魔王レオニダに拾われて助けられていた。
しかもなぜか、溺愛されている。
「君は俺の運命の寵姫だ。結婚してくれ」
これは不憫な令嬢が魔王に愛されて、不器用ながらも幸せになっていく物語――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 20:54:01
32805文字
会話率:42%
逆ハーレム小説のヒロインであり、世界観最高の美女の体に転生した。
最初は周囲から注がれる好意と愛情に幸運だとばかり思っていた。告白されたら死ぬということを知るまでは。
愛情を断っても断っても、男たちは私を愛し続けた。告白を避けようと自分
を監禁したり、顔をナイフで切り刻んでみたりもしたが、告白は毎度毎度防げなかった。
私は毎生、男たちの暴力的な愛を受け、死んで、また死んで、また死んでしまった。
そして21回目のループ。もう認めざるを得なかった。自分の力だけでは告白を止めることができないことを。
だから今度は逆に男を利用することにした。
不治の病にかかった皇太子の命綱を手にしたまま、契約婚約を申し出た。
「命を助けてあげるから、誰も私に愛を囁くことができないようにしてください。」
「私を信じますか? あなたの言う通り、そんなに立派な顔をしていれば、私が惚れるかもしれませんよ?」
「いいえ、信じません。 でも......あなたが何も見えない体になれば、信じられるでしょうね。
「私の新しいご主人様は、実に潔癖な方ですね。 よろしい、そのきれいな手で、どうか私の目を取り除いてください。
契約は成立した。私は彼の目をナイフで刺し、薬を口実に彼の命を手のひらに握り、自由に操り始めた。このままいけば、私は誰にも告白されることなく、本当の死を迎えることができるはずだった。
しかし、あってはならないことが起こってしまった。皇太子が神聖力を開花させ、視力を取り戻してしまったのだ。
「いつからだ! 今すぐ言え!」
「神聖力を開花させるには条件が必要なのは、あなたも知っているはずだ。」
「黙って答えなさい!」
「私の条件は、愛を感じることでした。 そしてその対象は....」
彼は私の手の甲に真摯にキスをしながら私を見つめた。
「あなたは本当にかわいそうですね。選んだ相手が私のようなクソ野郎だからね。」
その陰鬱な眼差しに、私は自然と気付くしかなかった。 彼は盲目の頃からすでに長い間、私を心に留めていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 00:41:17
8976文字
会話率:4%
かつて武力によって地位を築いた一族。エリゴル。大国の皇帝まで成り上がったが、度重なる重税に耐えかねた民衆によるヴェルベト革命により地位を失墜。波乱のなかでアレル以外のエリゴル家の人間は処刑された。
革命後、彷徨う彼女は奴隷商人に捕まり右
手の甲に奴隷の焼き印を押されることとなる。以後、己の名前を隠しただのアレルとして奴隷となった。
それから3年後、彼女の元に一人の青年が現れる。奴隷商人どもを薙ぎ払い、鉄格子を素手でこじ開けたその青年は彼女に跪くのだった。
カクヨム、アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 23:14:30
3571文字
会話率:51%
伯爵家の次女ではあるが、不義の子、罪人の娘、魔力無しの居候として冷遇されてきたティリーエ。
魔力がある者は、12歳の洗礼式で手の甲に花の紋様が顕現し、以降は自由に自分の属性のものを具現化できるが、ティリーエは何の紋様も出ず何も具現化するこ
とができなかった。
義姉は火を自由に出せるのに、ティリーエは何も出せないのだ。
しかしティリーエはある時、皆の魔力とは違う不思議な力が使えるようになっていることに気づく。
何もない空間から火や水を出すことはできないが、そこにある水や火を増やしたり減らしたり操ったりは自由にできるのだ。
しかも、傷や怪我も治せちゃうみたい??
皆とは違うこの力は…?
とりあえず、この謎の力は内緒にしとこう。どうせ碌なことにならないから…
伯爵家で使用人以下の扱いだった枯れ枝の骨皮すじえもん令嬢が、偶然お世話になった侯爵家で大切にされて美しく花開き、ついでに規格外の不思議な力が皆の役に立って喜ばれ、幸せになるまでのお話✿
※侯爵は比喩表現のセンスが壊滅的なトゥシャイボーイで、主人公もろとも鈍感です。
なかなかラブラブにはなりませんのでご注意下さい。
※7話目までは、主人公が虐められて辛い描写があります。身体的にグロテスクな表現は使っていませんが、精神的にやられますので、苦手な方はお勧めしません。
ただ、主人公は逆境を跳ね返して幸せになりますので、8話目以降は徐々に元気&幸せに向かいますのでご安心下さい(*^^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 21:59:08
353966文字
会話率:29%
秋が終わる。冬になり、終夜、春を待つ。
最終更新:2024-03-27 23:49:51
464文字
会話率:0%
目の前で母親が死んだ。
最終更新:2023-12-23 13:00:00
756文字
会話率:0%
正義のヒーローが平和を守る為、悪の組織や怪物と超パワーで
ぶつかり合う地球。
主人公の山羊原進太郎は、魔族達が群雄割拠する魔界の一国
ゴートランドの王子でハーフ悪魔だった。
魔界で数少ない地球と友好関係にあるゴートランド王家には
王族は
定期的に人間を娶り地球でヒーローとなり、人間界と
魔界の友好関係を保つ橋渡し役になると言う掟があった。
掟により、幼い頃から日本にある父の実家と魔界を往来する二重生活を
していた進太郎は東京の外れにあるヒーロー養成学校に進学した。
ある日、進太郎の学校に転校生が現れる。
進太郎に親しげに挨拶する転校生。
その正体は、男友達だと思っていた幼馴染の赤星勇子。
太い眉毛で胸が大きい赤毛の美少女に成長していた勇子。
彼女は左手の甲に進太郎が授けた契約の証である、魔王印を彼に見せる。
契約により進太郎は、魔界のヒーローデーモンナイトとしての
自分の活動もしつつ勇子の戦隊ヒーロー活動に協力させられる事となる。
再会から始まる、戦隊レッドと悪魔の王子の戦うラブコメディの幕が開けたのであった。
※お読みいただけましたら、いいねや評価にブックマークを戴けますと幸いです。
何卒、応援よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 20:24:39
201196文字
会話率:52%
「私たちって、運命だと思うの。」
私のあこがれであるクラスメートの女の子から、突然そう言われた。
こんなブスで馬鹿で根暗な私とこの子が運命な訳がない、そう思った。
その日から、私とあの子は一緒にいるようになり、互いに秘密を明かすようになる。
手の甲にあるおそろいのほくろが取り巻く、私たちの真実をめぐる物語。
陰キャ女子と陽キャ女子のガールズラブ、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 07:00:00
22269文字
会話率:23%
日常をテーマとしたショートストーリー。
笑顔とともに差し出された手は、印象に残りやすい。
あなたも自分の手が好きではないというけれど…
最終更新:2024-01-27 07:02:02
639文字
会話率:0%
この世界は八ヶ国で成り立っている。
ヴァナ王国、ムスペル王国、二ヴル王国、アルフ王国、スヴァルト王国、ニダ王国、ヨトゥン王国そして、ガルズ王国。
この世界の特徴として一つ。
それは、世界に住む住人全員の手の甲には数字が記されている、
という事だ。
どういう仕組みかは分からないが、自信が強くなれば数字は勝手にどんどん上がる。
数字が変動する仕組みは二つ。
一つ目、自分の数字が10だとして、8の相手を倒せば、自分の手の甲の数字は8へと変わる。
そして、相手は一つ下がる。
もう一つは国王より、直々に変動の儀を執り行ってもらう。
各国の国王にはその権限があり、相手の数字を変えることができる。
つまり、力はなくても頭脳で上へと上がることも可能という事だ。
そして、住民には生まれ持ってのスキルが一つ存在する。
戦闘系から生産系など、多数のスキルが存在する。
つまり、戦闘系のスキルを授かったならば、ほとんどの者が上の数字を目指すという事だ。
大体の国が人口百万人を超える中で、数字が100以内ならそれは
ハ・ナンバーズと呼ばれる。
数字が全ての国に於いて、ハイ・ナンバーズに入る事ができるなら
将来は安泰だろう。
そして、数字が10以内なら、ゴッド・ナンバーズと呼ばれ---それは最早、化け物レベルという事になる。
各国が覇権を懸けて戦う群雄割拠の時代。
自国を拡大したい国、今の平穏を守りたい国、我関せずを貫く国等、それぞれの国、
そんな、世界で生を受けたのが主人公である零二(レイジ)だ。
ガルズ王国出身であり、国や国王に忠誠を誓う一人。
この物語は彼を中心に進んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 12:00:00
53886文字
会話率:19%
聖女として育てられたアリシアは、国が魔獣に蹂躙されて悲運な死を遂げた。
死ぬ間際、アリシアは本当の自分をひた隠しにして聖女として生きてきた人生を悔やみ、来世では自分らしく生きることを密かに誓う。
しかし、目を覚ますとそこは懐かしい天井で、
自分が過去に戻ってきたことを知る。
自分らしく生きると誓ったアリシアだったが、これから起こる最悪の悲劇を防ぐにはどうするべきかを考え、自らが剣を取って最前線に立つべきだと考えた。
未来に起こる悲劇を防ぐにはどうするべきか考えたアリシアは、後方からではなく自らも最前線に立ち、魔獣と戦った仲間を癒す必要があると考え、父親にせがみ剣を学び、女の子らしいことをせずに育っていき、一五歳になる年で聖女の神託を右手の甲に与えられる。
同じ運命を辿ることになるのか、はたまた自らの力で未来を切り開くことができるのか。
聖女アリシアの二度目の人生が、今から始まる。
※小説家になろう・カクヨム・アルファポリスで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 22:20:27
214258文字
会話率:58%
手の甲に生まれつき大きな四角形の紋様が入った人々は、その地域を統治している領主の元で十一年の訓練期間を経たうえでその紋様の中に魔法紋が刻まれる。
その魔法紋は常人以上の才能を引き出すものであり、それがどのような方面のものであれ努力次第ではそ
の分野の最前線を走ることとなる。
しかしそんな中、主人公のウォルシュに刻まれたのは家畜用の肥育魔法に特化した能力だった。さらにウォルシュの場合、これを対人魔法としか使用できないというおまけ付きで、である。
局所的に特化した魔法紋とその活躍の場を制限する制約は、しかし不殺、そして対象を拘束する攻撃として最強に近しいものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 07:30:41
286080文字
会話率:53%
ランディーニ王国には双子の王女がいた姉のベアトリスと妹のアリアンナ。2人には生まれた時から手に紋様があり、周囲に大きな影響を与えていた。姉のベアトリスの左手の甲には“怨恨の紋様”。妹の右手の甲には“敬愛の紋様”。2人の前に立つ者は皆紋様の影
響を受けてしまう。意味もなくベアトリスに不快感を抱いたり、憎悪を抱く。自然とアリアンナを慕い、敬意を示す。ランディーニ王国に生まれる王族の双子は、必ずこの紋様をそれぞれもっていた。本来なら生まれてすぐにこの2つの紋様は封印されるのだが、2人は16年間紋様の影響を背負って生きてきた。そして今日も姉のベアトリスが周囲に悪意を振りまいていると気づき、アリアンナは姉を戒めるために翻弄されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 14:00:00
47886文字
会話率:32%
「競技会で一位になったら、渡水師の種族制限を撤廃する。もしオレがこれ、達成できたら——次の年の競技会で会おうよ」
***
シャチ遣いの少年と旅人の男が、数年越しの約束をする話。
前中後編の全3話です。
人が死にます注意。
***
海
面から真っ直ぐに飛び上がった黒い影が、ひどく綺麗な弧を描き、それでいてぞっとするような牙を光らせて、空の中で三回転。三日月型の尾ビレを振り回しながら海面に消える。
「……はは、なにあれ」少年が、沸き立つ興奮を抑えるかのように、自身の右手の甲を掴んで笑う。「優勝、間違いなし」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 18:00:00
6140文字
会話率:26%
アルザバート王国の伝統儀式、『貴族の誓い』。
伝統などといっているが、その実態は私は貴族としてこうある、という宣誓でしかない。
だが、同時に大事な役割も持つ。
この儀式は、貴族ならば誰しも七歳の頃に済ませるものである。
貴族でなくなる場
合、この誓いを破棄しなければならない。
『貴族の誓い』は、貴族である証のようなものだからだ。
一度『貴族の誓い』をすると、その家の家紋が手の甲に現れる。それが証となり、それがないもの———婚外子などの恥ずべき、秘すべき存在は、貴族ではない半端者だと扱われる。
私———フェルリ・ルーズバークは、二つの紋を持っている。
これは、どういう意味なのか。
※ゆるゆる設定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 19:00:00
3567文字
会話率:17%
【蜂蜜溺愛男子×気弱敬語女子】
「おはよう、りぃ今日も可愛いね。可愛すぎて天使が現れたかと思っちゃった。あ、でも本当に羽が生えてボクの前からいなくなっちゃわないか心配だな。」
毎日歯の浮く様な台詞と共に、手の甲へのキスを贈る蜂蜜溺愛男、木崎
優斗(きざき ゆうと)。そんな彼が溺愛してやまないのがちょっと気弱な敬語女子、岸田 里奈(きしだ りな)。果たして優斗は糖分過多の蕩けるような愛で里奈の心をとろとろに溶かすことができるのか・・・。一度、蜂蜜に溶かされたらもう抜け出せない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 18:00:00
2708文字
会話率:48%
ギモーヴ王国の王女、シルベット・プリマ・ヴェーラ。
生まれつき左手の甲に神の器【プリマ・ドール】としての印をもって生まれた彼女は、やがて神をその身に宿す聖女としてあらゆる感情を捨てる訓練を受けてきた。
ある日、彼女は城を追放され最後の修練の
場である教会へと赴いた。
すでにほとんどの感情を手放していた彼女は、教会の美少年たちと出会い「かわいい」という感情に目覚めてしまう。
聖女としての使命と少年たちに感じる尊さの間で葛藤して鼻血を噴き出すシルベット。
使命か欲望か、クールな聖女の出血多量の日々が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 22:43:20
16133文字
会話率:33%
あの日、私の目の前に飛び散った赤を忘れることなんて出来ない。
大切で大好きだったアナタが傷つき、倒れた姿を見た私の中に生まれたのは恐怖だった。
強いアナタだって、死ぬことがあることをその時になって、ようやく思い至った。
もし、その原因が私
であったら、正気でいられるだろうか。
ーーーだから、逃げたのに。
「ずっと傍にいるって言っただろう?約束を違えるな⋯⋯」
珍しく弱った声に思わず、いつものように背の高い彼の頭を撫でた。
こんなことが癖になるほど、ずっと一緒だったなぁとボンヤリと思う。
そんな私の手をとったアナタは言った。
「責任をとって、俺と結婚してくれ」
懇願するように手の甲に落とされたキス。
この胸の高鳴りをアナタは分かっている?
「お前は目を離すとすぐに死にかけるからな。俺が守ってやりたいし、幸せにしたいんだ。⋯⋯なぁ、いいだろ?」
そう言って、目を細めて笑ったアナタの手を振り解くなんて、私には出来なかった。
ーーーだって、私はアナタが好きだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 20:15:47
12676文字
会話率:18%
体育祭当日、玄関で女子生徒の学生証を拾った小山は何者かに花瓶で頭を殴られたことで意識を失う。運ばれた病院先で彼が見つけたのは左手の甲に書かれた「ダレだ?」という謎の問いかけだった。
最終更新:2023-01-19 22:58:13
8370文字
会話率:42%
ふと気がつくと、私は水の中にいた。溺れ死ぬと諦めかけたその時、赤髪の美青年に救出される。
え? その青年って国の王太子だったの!? 衝撃の事実を知って驚いたのも束の間、その王太子、アンドリューに私は運命を告げられた。
「鍵の聖女様、
必ず貴女をお守りする。だからどうか幻獣人を束ねてくれないか。私と共に国の危機を救ってもらいたい」
この世界に蔓延る災いを呼ぶ禍獣。その頂点に立つ禍獣の王が蘇る前に、幻獣人の封印を解き、戦いに備えたいという。そのためには聖女の力が必要なのだ、と。
まったく話についていけないのですが……!?
世界を渡った反動からか、ところどころ記憶も失っている私に何をしろと? この世界にいる獣人よりもずっと能力も低い、よわっよわでネガティブなダメダメ人間なのに! そりゃあ髪もところどころ銀髪になっているし、右手の甲に鍵の紋章もあるけど……!
世界を救うなんて到底無理! そう断ろうとしたのに最初の幻獣人を偶然解放したことで運命の歯車が回り出す。
ちょ、ちょっと待ってーっ!? 私、本当に鍵の聖女に任命されちゃったの!?
────癖の強い幻獣人たちを解放し、どうにかこうにか束ねて禍獣の王との戦に備える鍵の聖女、エマ。
そんな中で記憶、自信を取り戻し、力を得ていく。そんなお話。
※逆ハーレムチックですが恋愛にはなりません。
※カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 17:08:39
313386文字
会話率:41%
高校野球連盟が女子選手の甲子園出場を認めて早数年。未だ甲子園の土を踏んだ女子選手は現れない。
それもそうだ、男と女では身体能力に違いがあり過ぎるのだ。結局野球は男のスポーツなのだと、多くの人はそう言う。
そんな世間の風潮から女子選手
への差別意識は徐々に強くなり、彼女らの大半も事実としてそれを受け入れていた。
しかしそんな風潮を嘲笑うかのように、かつて偉才と呼ばれた少女は高校野球界に旋風を巻き起こす。
※Twitter始めました→@one_reon折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 12:34:14
181667文字
会話率:63%