侯爵令嬢ラトゥーリアは、その有能さと孤高の美貌を持って、周囲の反感を物ともせず領地運営の職務を全うしてきた。
だが、第一王子との婚約発表の場で突如【国を滅ぼす冬の魔女】の汚名を着せられ、極刑を言い渡されてしまう。
左目を失い、瀕死の重傷を負
うも、諜報部隊【漆烏】の隊長ヴァローナによって救出されたラトゥーリアは、自分を陥れた【本物の冬の魔女】アリエラと戦う事を決意する。
「復讐が果たされた時、ラトゥーリアの全てをオレに頂戴」
「……欲しがりますわね」
ヴァローナと共に、ラトゥーリアの【平穏な日常のための復讐劇】が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:30:00
73824文字
会話率:32%
日本の運命を決した「スロリア紛争」から三年後、戦争に勝利した日本はその政治、軍事面での影響力を異世界の広域にまで拡大させていた。期待、反感、そして打算……新興の列強国家たる日本に対し、異世界の諸国、諸勢力の様々な思惑が交錯する。それはまた
、「転移」以来平和国家たるを任じてきた日本の在り方を、徐々に変質させていくことをも意味していた。
一方、「スロリア戦役」において日本と激突した結果、大敗し建国以来最大の損害を被るに至ったローリダ共和国。敗北によって生じた軍事的均衡の崩壊は、その他列強勢力によるローリダ国外領への侵犯という、新たな危機を引き起す。そして、敗北の余波冷めやらぬ国内にも忍び寄る衰退と不和の跫(あしおと)―――――
Underwater Warfare――――これは日本とローリダ、両者の取るべき途を巡る、語られぬ人々の語られざる記憶。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 01:00:00
1301525文字
会話率:57%
かつてその妖艶な容姿で数々の男と浮名を流し、女性陣から敵視された悪女と名高い女がいた。彼女は地位と財産のため辺境の伯爵家へと嫁ぎ、最後まで人々の反感を買って王都を去って行った。そんな彼女の娘もまた、悪女であるらしいーー、そんな噂がその年の社
交界を駆け巡る。遊び人として名を馳せるロルフは、そんな彼女を落とそうと試みるのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 18:05:44
9891文字
会話率:29%
中学生の時に出会い、仲良くなったけど、付き合うこともなく親友になった男の子と女の子。大人になった今でも遊んだり、おしゃべりもするけど、異性の親友という組み合わせが周囲から反感を買い、本人たちを苦しめる。実体験をもとに異性の親友だっていいじゃ
ん!を叫ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 11:31:36
5175文字
会話率:43%
「この売国者が! 貴様は国から追放だ!」
レインは唯一人間以外の種族と取引をすることができる商人だ。
エルフやドワーフだけではなく、魔族でさえ彼を信頼し取引に応じてくれる。
しかしある日、様々な種族と関わっていることを国王に問題視され人間
の国から追放されてしまう。
自国を愛していたレインは最後まで説得を試みるも、結局頑固な国王が聞く耳を持つことはなかった。
それどころか、レインが関わっていた存在に攻撃を開始するとまで言い始めてしまったのだ。
だが、国王はまだ知らない。
レインが関わりを持っていた存在の中には、それぞれの種族の王と言える大物がいたことを。
そして、様々な種族から同時に反感を買ってしまったということを。
竜姫、魔王、吸血姫など。
彼女たちに目を付けられた国王は、ジワジワと報復をされることになる。
(ちなみに、レインがいなくなったことで希少アイテムの物流は全部ストップしました)
※週間総合2位ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:30:00
141636文字
会話率:41%
鉄二の働く工場に新人バイト・水田が入ってきた。失踪した兄に似た雰囲気をもつ彼に反感をおぼえながらも、鉄二はある秘密から彼のことが気になって--灰色の町で生きる青年たちと、青々とした植物の物語。
集英社オレンジ文庫・第229回短編小説新人賞
「もう一歩の作品」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 07:40:13
10174文字
会話率:53%
【天界十二神】それは、人間界の上に存在する天界でも、上位十二番に君臨する神たちの総称である。その中でも、「次元の神」ガルム・マーガテシウムは、日々の仕事で溜まりに溜まった疲れをどうにかして癒そうとしていた。
天界での仕事は、まるでそこが天
国とは思えないような所業であり、そこのトップに君臨する神に関しては【毎日】が仕事づくしで残業まみれ、しかもサービス。そんな中、反感の声を上げない者など、たとえ神でも存在しないだろう。だが、今回ばかりはいつもと状況が違う。神々の序列でも最上位に君臨する神、次元の神ガルムが声を上げたのだ。
「これは一大事件だ」この情報は神界ネットワークを通じて、天界はもちろんのこと、冥界や魔界などの全世界にまたたく間に発信された。天界を統べる神の一角が堕ちたのだ、"そのヤバさ"は誰でもわかるだろう。だが、そんなことは、疲労の限界に達したガルムにとっては関係なかった。
そうして近年一番の大荒れを繰り出した天界、それを知った他の神々は、そんな暴挙を許すはずなどない。それは、別世界も同様だった。
そんな世界のことも顧みず、己が欲望のままに進むガルム。
そして、それを聞きつけた敵世界が動き出し、この世界の情勢が壊れようとしていた……。
Character
「次元の神」ガルム・マーガテシウム(GARUMU)
一本一本が意思を持って動いているかのような、サラサラで長い白銀の髪に、ピョコっとしたかわいらしい犬耳。髪の隙間から垣間見える目は、黄色く輝いており、大きな宝石の様だという。普段は、胸などの重要部分だけが隠れた際どい装甲を着ている。
「大地の神」????・カーディネリア(cardineria)
長く淡い黄緑色の髪で、同じ様な色をした目をもつ。ガルムと同じ天界のトップであり、この世のありとあらゆる自然を操る。可憐で麗美で母性あふれるその姿は一部で「みんなのお姉ちゃん」といわれるほど。
小野(ono)
【黒髪、ミディアム、女、ちょい太眉、社畜】それが説明書である人間の女性。人間界に降りてきたガルムと、ドタバタ楽しく共同生活をしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 22:36:07
82363文字
会話率:30%
受験をして入学する光谷中学校の思考力選抜入試の入試問題「あなたの小学校生活を百字程度で述べなさい」は正答率が0%で、採点基準も明かされなく、学校が行った説明会でも詳しく話さなかったため塾から反感をかい、人気が落ちていった。責任を取って校長
は辞任し、新しい校長が就いた、その校長は新しく思考力選抜入試に代わる入試を作り、「時代はいつ変わるのでしょうね」と言った。
時は変わって現在、光谷中学校の事についてお父さんから聞いた、小学五年生の少年は
光谷中学校がまた同じようなことをしてバッシングを受けているのを知り、「時代はいつ変わるのでしょうね」という言葉の意味に気づいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 19:36:12
4053文字
会話率:50%
中学三年生のヒロイン、牧野(まきの)リカコは、いじめられているクラスメート、横山鈴(よこやまりん)を助けようとするが、加害者である不良生徒らの反感を買い、いじめられっ子に転落する。バカにされても言い返す気の強さはあるが、ケンカはからっきし
弱いので、連戦連敗のくやしい毎日。
しかし、不思議な体験により、超人的な強さを手に入れる。そこからヒロインの大反撃が始まる! バッタバッタと不良らをなぎ倒し、連戦連勝の無敵な存在に!強大な力を授かったヒロインは、他の被害者生徒らも救わなければならない己の立場を自覚する。
いじめられた生徒、おちこぼれた生徒を救おうと奮闘するヒロイン。それは被害者生徒らを見捨て続けた、教師や教育システムとの戦いでもあった。
この小説は、いじめられたり、おちこぼれたりした経験のある方なら、読めばスッキリする痛快物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 16:00:00
456857文字
会話率:36%
クラスメイトたちとともに異世界召喚された通山真は『契約』のスキルを得る。
スキルを得たことにいち早く気が付いた真は、クラスメイトたちを勇者として召喚した国――フラーウス王国がよからぬことを考えていた場合に備えて、国王と契約を結びクラスメイト
の安全を確保した。
しかし真のスキルを知らないクラスメイト達から勝手なことをしたと反感を買い、いじめが始まってしまう。
フラーウス王国側の策略もあり日々激しさを増すいじめに限界が来た真は、自分が死ぬことで契約が切れ、クラスメイト達が堕ちていくことを復讐にしようと決意する。
とうとう冤罪をかけられクラスメイトに刺された真は、死の直前フラーウス王国が善良な国ではないことを確信することができ、満足してその一生を終えた。
死後、神に拾われた真はこの世界が遠からず崩壊することを知る。
世界崩壊を防ぐべく……ということはなく、世界が崩壊する前に人に捕らわれた精霊たちを助け出してほしいと依頼された真は亜神フィーニスとして再び世界に降り立った。
誰にも負けない力を手に入れたフィーニスは終末の世界を巡りながら、自身の復讐の結末、そして世界そのものの終わりを見届ける。
――――
●第一回スターダストノベル大賞【優秀賞】受賞
●5月29日に電子書籍にて1巻発売開始
●1巻では新規シーンと幕間を1つ追加
――――
この作品の読み方。
1.プロローグを読みます
2.どうしてこうなったのか気になる人は、6話まで読みます
3.今後主人公がどうなるのか気になる人はさらに続けて読みます
4.途中で面白くない、興味を惹かれないと思ったら、トップページに戻ってお気に入りの作品を探します
特殊.ダーク成分が苦手な人は7話以降から読みます
注意:閑話はシリアスになりやすい傾向があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 21:12:14
479954文字
会話率:26%
疲れたニートは反感を買っていた。
最終更新:2023-07-18 04:25:32
1155文字
会話率:0%
現在のワクチンでの人口削減は、戦争状態とも言われますが、
今と昔の戦争を比べてみたいと思います。
日本は、加速度的に人口が増えていて多すぎる人口を
海外への移民を送る事で、一部の白人から反感をもらっていた
可能性があります。天皇も英国
のスパイだという説もあり、
黄色人種の人口を減らす目的もあったのかもしれません。
日米戦争
・女、子供も竹やりを持って、最後の一人まで
戦え! 敵は鬼畜米英、捕まれば死ぬよりつらい目に
あわせられるぞ!
・敵は鬼畜米英、捕まる前に、手榴弾で家族そろって
自殺するのだぞ!
ワクチン戦争(人口削減)
・女(妊婦)、子供、老人は、特にコロナは危険だから
積極的にワクチンを接種するように。周りの人間も
この人達のためになるべくワクチン接種をするように!
・医者やテレビには、お金で釣り、PCR検査を民間まで
やってもいいようにしてお金で釣り、PCR検査に騙され
コロナがあるように感じた怖がりな人々はこぞって自分から
ワクチンを接種しに行く。
昔から、この日本は、国民を大事にせず、
戦争で殺してきた事実があり、そこをふまえれば、決して
手放しで信じられるような存在ではありません。
それを忘れて、戦争からワクチン接種に姿を変えただけで
やられ放題なのは、なんとも悲しい国民性だと思います。
沖縄戦で、手榴弾で自殺していたらほとんどの沖縄の人は
死んでいた事でしょう。実際25%が亡くなったとされていますが、
実はもっと多かったのではと思っています。
子供のほとんどは、疎開していたため沖縄に残っていなかったから
それらをカウントしていると実際の沖縄戦の死亡率は、もっと高かった
可能性があると思います。
アメリカが鬼畜米英ではなかったかというと、微妙なところで
現在の日本が置かれている状況から、表向きわからないように酷い目に
あっている。ビル・ゲイツが蚊をアメリカで撒いたらマラリアが
増えたというニュースがありますが、これも沖縄戦後に、捕虜になった
現地の人がマラリアで亡くなり、アメリカに故意にやられたという話を
聞いた事があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 10:28:00
849文字
会話率:0%
国王「我が国の面積は狭いのに、奴隷(国民)の人数が増えてしまったのう。
何か良い案はないものか」
従者「毒を盛って殺してしまってはいかがでしょう?」
国王「それだと反感をかうし、恨まれたくないのう……。
そうじゃ、流行り病が流行
っている事にして、薬として毒を
売ると言うのはどうじゃろう」
従者「さすが、国王! 良いお考えです」
国王は、国にDELTA株とOMICRON株が流行っている
とふれまわった。
国王「二つのスペルを合わせて並べ替えるとメディアコントロールじゃ!」
従者「さすが、国王、誰にも謎は解けますまい!」
国王は、病を調べるための綿棒に毒を仕込み、すばらくすると
高熱で死ぬように細工した。
この綿棒で調べた国民は、病にかかったとして死ぬことになる。
国民「何か対策をお願いします!」
国王は、病を防ぐ薬として、ワクチンという商品を思いついた。
ワクチンという商品に化け物に変化する毒を混ぜて売り出そう。
国王は、ワクチンの商品名をケンタウロス、グリフォン、ケルベロスなど
化け物に変化する薬を売り出した。
この商品は大当たりで、国民はどんどんワクチンを買って薬を使用した。
しばらくして国民のほとんどは、化け物へと変化し、
国王は正体を現す。
国王は、魔王だったのです。
終わり。
ワクチンについて詳しく知りたい方は創作「グラフェンマン」
「グラフェンマン2」を読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-22 17:55:47
575文字
会話率:31%
エリカ・ソルンツァリは国外追放された。
理由は光の巫女と親友であった為だ。
光の巫女との婚姻をもくろむ王族や大貴族からの反感を買ったエリカ・ソルンツァリは王国貴族が通う学園から追放されるはずだった。
だがそこに王国宰相の娘であるエリカ・ソル
ンツァリを攻撃する事で、王家と宰相の間に軋轢を作ろうとする第三者の介入により彼女は光の巫女暗殺の疑いをかけられる。
結果エリカ・ソルンツァリは無実の罪で国外追放される事となる。
光の巫女の心が曇れば国が傾きかねない、と危惧する王国はエリカ・ソルンツァリが身分違いの恋をして駆け落ちしたという茶番を考える。
その相手に選ばれた貧乏子爵家の次男坊シン・ロングダガーは、その話を受け入れれば貴族としては終わりであると理解しつつも喜んで話を受け入れる。
何故ならエリカ・ソルンツァリは初恋の相手だったからである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 22:26:22
370950文字
会話率:20%
「君が…れ…私の……」
フリナ帝国は戦時中であった
彼は戦火に巻き込まれ、記憶をなくしてしまう。
戦場に駆り出され、過酷な暮らしを送っていたが、ある少女との出会いにより彼の人生は大きく変わる。
これは、彼が記憶を探す物語…
これ
はまだ、帝国が国とは言えないほど小さかった頃の話。
帝国には一人の王がいた。
その王は王というには若すぎる見た目だった。
王は帝国を最強の国に作り上げた。
しかし、王の理想は高すぎて次第に民たちの反感を買っていった。
結局、王は民たちに裏切られ、暗殺されてしまった。
だが今でも、こんな噂が流れている。
王は生きている、彼には果たすべき使命がまだ残っているから…
王は生きている、彼には悪魔が取り憑いているから…
そして、
王は生き続ける、
その名は、
「ストロベリー」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 00:00:00
1069文字
会話率:38%
罪名に沿った異能力を持つ、通称『罪人』が蔓延るようになった世界。
通常、異能力というものは入手したいという人が多数を占めるだろう。さらにこの異能力は、誰もが手に入れるチャンスはある。
しかし実際、罪人は世界から忌み嫌われる対象だ。
言い換えると、この異能力は手に入れると大抵、反感を食らってしまう。
なぜなら、罪人になる条件は『人を殺したという罪悪感をもつこと』だからだ。
親友の死によって、『暴行罪』の能力を持つ罪人になってしまった主人公、上浦優貴は何を思って生きていくことになるのか…
罪人同士による超能力バトル。制するのは正義か、悪か、はたまた……。
毎週日曜、18時更新予定。(余裕があるなら木曜日も)(まだ改稿の余地あり。改稿のお知らせもあり。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 17:18:44
498914文字
会話率:44%
キモオタ兄貴が世界を征服し皇帝として君臨する世界に召喚された俺。
そんな兄貴(皇帝)が「イフリートとか召喚できたらカッコよさそう」と召喚魔法の実験中に間違えて俺を召喚しちゃいました!ふざけんなーっ!!
そんな俺を元の世界に帰す方法を見つ
けるまでは「とりあえず勇者でもやっとく?待遇いいから」と兄貴(皇帝)のコネで勇者になってみた俺。
激ヨワの俺がコネで勇者なんかやっちゃって超反感買っちゃってるんですけどーっ!!スライムしか倒せない勇者がどこにいるってんだよっ!!
剣と魔法とスキルの世界でレベル1の勇者こと俺は生き残ることができるのか!?
果たして元の世界に帰る方法は見つかるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 16:09:45
2965文字
会話率:3%
「好きです。付き合ってください」
クラスのマドンナと言われる存在。
そんな彼女が俺に向かって告白をしてきた。
容姿端麗。成績優秀。運動はちょっぴり苦手。そんな欠点さえも、彼女の魅力の一部だ。
もちろん、性格だって完璧。完璧すぎて
、一部の女子からは反感を買っているが、男子は皆彼女に夢中だった。
そんな彼女が俺に告白をしてきた。
「……どうして? 俺なんか成績も良くないし、部活だってはいてないし、それに──」
当然だ。俺なんかが彼女と釣り合うはずがない。
彼女はみんなの憧れ。対して俺は、ただの一般人以下の存在。
ただ、何もない毎日を送る堕落した高校生。
「違う! "なんか"じゃない!
自分のことよりも人を大事にする優しさが好きなんです。あなたの大人っぽいところが好きなんです!」
彼女は想いを伝える。
彼女は真剣だ。だったら、俺も真剣に答える義務がある。
彼女に想いを馳せている人は多い。俺だってその人間の1人だ。
彼女のことは悪いと思っていない。むしろ気になっていた。
今は「好き」という感情を抱いていないけれど、彼女に対する「好意」はいつの日か「好き」に変わるのじゃないかという予感がする。
俺には付き合っている人もいないし、他に気になっている人もいない。
だったら、彼女の告白に応えるのが当然だ。それが最善の選択だ。
だが──
「告白してくれてありがとう。──だけど、ごめんなさい」
分かっていながら、俺は間違った道を選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 20:51:28
5797文字
会話率:27%
表舞台を諦めた。
だけど表現は辞めらなかった。
そんな人間のエッセイです。
共感でも反感でも、
ちょっとした娯楽になってもらえたら嬉しいです。
最終更新:2023-05-12 11:51:18
35631文字
会話率:3%
数百年前、美しく強力な力をもつ妖狐の姉弟、コハクとヒスイがいた。
傲慢な姉コハクは人々の反感を買い、討伐の憂き目に会うが、心優しき弟ヒスイの命がけの献身により命をとりとめる。だが、ヒスイはその戦いで、コハクの改心を祈りながら命を落とすのだっ
た。
時は流れて現代、奇跡的に幼体として復活することができたヒスイは、多くの記憶を失いつつも心優しき老夫婦に拾われ健やかに成長し第二の人生を歩みだす。
中学生になったヒスイは、裏山にあった洞窟で眠る美女に出会う。その女性こそ、数百年間ヒスイの復活をまち眠っていた姉コハクだった!
目覚めたコハクの姉弟の垣根を超えたスキンシップに思春期のヒスイは悶々とした青春を送ることとなるのであった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 22:24:15
8446文字
会話率:18%
『アルカナ』と呼ばれる神の様な存在である22人が生み出した世界『タロット』
彼らは『タロット』を創造後、それぞれ自分たちの象徴と言える人種を生み出した、一人の『アルカナ』を除いて。
多種の人種が過ごす世界を完璧で、完全なる世界にするために、
『アルカナ』の頂点『世界』は言った。
『彼らに印を与え、それによって運命を決め、我らが示した道を歩ませ、完璧で完全なる世界を作る』、と。
『世界』の言葉に他の『アルカナ』が賛同する中、一人の『アルカナ』———人種を生み出すのを断った『愚者』は笑ってみせた。
『自由のない世界に何の意味がある。束縛だけで、世界を管理すれば、いずれ綻びができるぜ』、と。
その一言に他の『アルカナ』たちの反感を買い、『タロット』から追い出され……いや、自分から出ていった『愚者』は何もない虚無空間へと閉じ籠った。
それから千年以上の月日が流れた『タロット』。
『タロット』の世界に生まれるハズのない自身の印を持つ者たちを感じ取った『愚者』———フール・ゼロは、そのことに興味を示し、虚無空間から抜け出し、『タロット』へと舞い降りる。
その時に出会った、『愚者』の印を持つ獣人族の少女『リリネ』と出会う。
彼はリリネと共に『タロット』の世界を自由に歩き、『アルカナ』たちを、同胞を嘲笑う。
「自由がない世界なんて、管理されるだけの世界なんて、ただただ辛いだけだぜ?」
『タロット』の管理される世界に今、自由の風が吹こうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 04:10:42
26263文字
会話率:41%