VRMMOひとりぼっちの無人島生活(実況あり)
『Iris Revolution Online』――フルダイブVR技術を確立した六条グループが、巨額の資金を投じて作らせたと言われるVRMMORPG。
伊勢翔太(ショウ)は限定オープンに
当選したユーザーの一人としてその世界――アイリスフィアへとダイブする。
しかし、彼が降り立ったのは誰もいない無人島。
単身赴任中の両親の代わりに妹の面倒をみたり、元来サポート気質のショウはMMORPGというゲームの中に『誰もいない一人の世界』を持とうとしたのだった……
【登場人物】
伊勢翔太:ショウ … 高1。過度の気遣い性からソロ希望。
出雲 澪:ミオン … 高1。内気すぎる性格だが、実際は……
香取鈴音:ベル … 高2。電脳部部長。和風美人なのに残念度高め。
熊野やえ:ヤタ … 担任&電脳部顧問。おっとり切れ味抜群。
伊勢美姫:セス … 翔太の妹。中3。天才となんとかの後者の方。
柏原直斗:ナット … ショウの幼馴染&親友で天然陽キャ。
鹿島恭子:?? … クラス委員長。ショウとナットのお目付け役。
※本作はカクヨムにて毎日更新中のものを、章単位で再掲しているものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:20:00
1653595文字
会話率:50%
空に海が浮かぶ世界のミトラスフィア。
そんな世界のエドルの街にある喫茶唄ううぱくらげの店員達が繰り広げる生活録。
最終更新:2025-04-14 12:18:11
362文字
会話率:25%
この大陸にある二つの大きな国。
マジイリス王国と、大光牙帝国。
二つの国は、宗教対立を抱えていた。
一応停戦協定が結ばれていたものの、停戦十周年記念のイベントで王国のだまし討ちにより戦争が再発。
だが、それを事前に察知していた帝国により王国
側は大敗した。
私、スフィア・リーズフィリア公爵令嬢と二人の妹は王国貴族になったばかりの桜宮幸太郎に嫁ぐ事に。
しかし、納得できなかった私達は彼を虐めぬき、毒殺されるのを見て見ぬ振りした。
そして、彼が死んだ結果……帝国は彼が毒殺された事を理由に王国に対し民族浄化を宣言。
大敗した王国は、王族貴族、平民までも皆殺しにされる事に。
私はようやく愚かさに気付いたものの、時すでに遅く……。
処刑された私が戻ったのは、彼に会う前日。
私は、今度こそ彼と仲良くなって、悲惨な未来を変えて見せる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:15:15
24879文字
会話率:35%
ヒカリ率いる組織、アンダードラゴンのヒカリが竜帝王シンロングを倒すべく、スキュンヴォルグ王宮に襲撃を仕掛けることを、集まっているメンバーに向けて告げる。
しかし、万全を期すために、メロルエルデルムの森に眠っているという聖剣を入手しようと宣言
する。
その時、ユグドラツルのユグが、一般員のポコムも連れて行って欲しいと提言する。
飛竜艇に乗って、メロルエルデルムの森に到着したのは、ヒカリ、バリュ、カウスフィア、家来のキョウ、ユグ、そしてポコムだった。
操縦士のナシドニウスに見送られ、森の奥に進む一行。
そして、ついに聖剣の在りかを突き止めるが、薄水色のドラクルが守っているようだった。
聖剣が欲しいと訴える一行だが、ドラクルは試練を乗り越えれば託すと告げる。
ヒカリたちは試練に挑むが、誰一人突破できなかった。
諦めていた時、ユグはポコムを推薦する。
ポコムは試練を受けると、とんとん拍子で試練を突破してしまい、聖剣ウルティマウエポンを入手してしまう。
スキュンヴォルグ襲撃当日は、戦えるアンダードラゴン員全員で王宮前の大橋を渡って進行した。
途中、アズベルドと名乗る敵将が行く手を阻んでくるが、キョウは一騎打ちを申し出る。
しかし、キョウは一騎打ちに敗れてしまい、主のカウスフィアが代わりに一騎打ちを開始すると、アズベルドを見事討ち取ることに成功した。
そのまま大橋を渡る一行は王宮の門前に到着し、閉じられた門を、寿命を代償に力を得るエリ草を使用した仲間の魔法、メテオで破壊することに成功した。
すると、今度は三頭の生物がアンダードラゴンたちの妨害をする。
苦戦をするが、装甲騎馬に乗ったナシドニウスの加勢により、装甲騎馬の破損と引き換えに見事打ち倒すことに成功した。
王宮内に突入しようとすると、敵の罠にかかり、カウスフィアが狙われてしまう。
しかし、キョウが彼女を身を挺して守るが、カウスフィアは自責の念で自刃する。
復讐の炎を燃やす一行は、反撃に移り敵を殲滅し始めた。
ヒカリとバリュの戦死に気づかないアンダードラゴンたちは、ポコムを頼りにシンロングが居る部屋の前に到着する。
シンロングの攻撃に押されるが、仲良しのカトリーヌの援護でポコムは怒涛の連撃をお見舞いし、見事命がけでシンロングを討伐する。
イードゥに自由が訪れると、アンダードラゴンたちは町中に知らせに行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 22:28:21
41857文字
会話率:56%
交通事故で命を落としたシステムエンジニア・高見原海は死後、神と面会し、異世界「アキスフィア」の魂が減少しているため、望む能力を一つ与えるから移住してほしいという、見るからに怪しい依頼をされる。
承諾は保留し、ひとまずどんな能力が良いかと妄想
する海だったが、あれよあれよと言う間に強制転生させられていた!
「ところで……犬はお好きですか?」
その言葉に大好きだと答えたのが運の尽き。目を覚ますと、そこはなぜか森の中。しかも巨大な犬(狼?)になっていた!
「犬に転生するなんて聞いてねーぞ! 犬が好きかってそう言う意味かよ、このやろう!!!!!」
そんな海の前に現れたのは、彼を神獣として崇拝する騎士団の女性・ミラヴィス。右も左も分からぬまま、突然「神獣様」として敬われる状況に困惑する海だが……。
望んでもいない姿で、知らない世界に放り込まれた元人間の犬(狼)は、この予想外の転生生活をどう乗り切るのか? そして神の言う「魂の総数が減少している」という謎とは?
予期せぬ詐欺転生から始まる異世界ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 12:24:55
29804文字
会話率:54%
腐女子だった私が生まれ変わったのは、前世ではまっていたBLファンタジー小説『高潔の王』の世界。
いまや、その小説に登場する、エスフィア国第一王女オクタヴィアが私。
――さて、ここはBLの世界。男と男の恋愛こそが正義である……。それが大前提な
のである……! けれども、前世の記憶がなまじあるせいで、オクタヴィアの役目がどうも受け入れがたい。
何故ならオクタヴィアは、BL世界における、お世継ぎ問題の解決要員となる王女なのだから――!
周りは兄を筆頭に、男同士のカップルだらけ。イケメンは(男と)くっつくと思え! そんな中で愛のある結婚を模索する王女オクタヴィアの恋愛ファンタジー。※のんびりと更新。
※ビーズログ文庫様より書籍版1~3巻、フロースコミック様よりコミックス1巻が発売中です。
※コミックス2巻10月5日発売!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 23:00:00
722001文字
会話率:31%
突如としてこの世界に建設された「不吉の塔」。
この塔は全99階で構成され、各階には「番人」と呼ばれる魔人の様な生命体の存在が確認されている。
この塔の上には「レイム・スフィア」と呼ばれるエネルギー球が存在し、これを破壊することができれば
、塔は構造上消滅するという研究結果が報告されていた。
(50年以内に塔を破壊しないと人類は絶滅する)
(上空には強力な結界が張られており、ミサイルなどで破壊することは不可能)
世界各国に存在する強者たちはこの塔を攻略しようと立ち向かったが、残念ながら塔を攻略できた者はいない・・・。
しかし今全世界の期待を背負った男が1人、塔の前に姿を見せた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 17:27:55
3993文字
会話率:29%
創造の神はずっと自分だけの世界が欲しかった。
けれど、彼は産み出すという大切な役割を担っていた。
周りの神々が楽しそうに、忙しそうに世界を見守っているのを羨ましく思っていた。
いつかは…自分もと夢見てい時最初の世界を任せた女神
セレスフ
ィアが泣きついてきた。
どうしても滅んでしまう世界にどうすればいいのかと困り果てていたのだ。
調べるとそこには破壊神の名があった……
かつては仲の良かったふたりが何故こうなってしまったのか。
世界は何故、滅んでしまうのか
追い返された時何故、彼は苦しそうにしていたのか
これは神々の愛憎と転生者による救済の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 17:08:37
17905文字
会話率:19%
【あらすじ】
異世界アトラスフィア、かつてこの世界は、悪神デミロデウスによって滅ぼされようとしていた。
2000年前、この世界に地球から召喚された勇者によって、デミロデウス討ち滅ぼされしばらくは平安な時代が続いた。
500年ほど
前、デミロデウスは復活したが、以前以上の力を貯める為に、地下の異空間に止まり続けていた…。
そして今、力を取り戻したデミロデウスは、まず、自分の脅威となるこの世界にいる6大精霊を手下を使い、宝石に封印したのだった。
女神ベルトナーデは、6大精霊を解放し、デミロデウスを倒せる勇者を召喚しようとしていた…。
召喚された勇者は、デミロデウスの手下を倒し、6大精霊を救い、この世界を救えるのか?壮大な冒険が今始まろうとしていた。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 22:00:00
24265文字
会話率:52%
共和制キルバレスの科学者カルロス。彼は、この国の行く末を案じていた。その彼は、ある事で三年間の謹慎処分となる。
そんな折、友人からパーラースワートロームの不思議な話を耳にする。その友人はその地へ行くのだという。好奇心からだった。やがて
その地へとキルバレスの軍勢も攻め入った。
それを機に、共和制キルバレス内でも不穏な動きが活発化してゆく。カルロスは、評議会議員ディステランテ・スワートの謀略に遭い謀反人の疑いを受け、遂には三等市民にまで降格させられた。
無期限の労働奴隷である。
それまで影ながらそんなカルロスを支えてきたアヴァイン・ルクシードは、カルロスの復権を願い行動を起こそうとするが、貴族員であるケイリング・メルキメデスの専属警護に命じられる。
事実上の左遷にさえ思われた。
しかし共和制キルバレス内でも力のあるメルキメデス家との信頼を得て、彼はそこで掛け替えのない心友との絆を深めてゆく。〔アクト=ファリアナの心友〕
そんな折り、彼のその後の人生そのものを変える事件は起こる……。
フォスター将軍の妻ルナが忙殺されたのだ。
しかもそれには評議会議員ディステランテ・スワートが裏で関わっていた。その事実を知ったアヴァインは、ケイリングの制止を振り払い、仇を討つべき行動を起こす!
が、結果として彼は生死を彷徨う程の深手を負い。更に彼自身もそれで謀反人の疑いを掛けられ、指名手配される。
もはや首都キルバレスに居場所を無くした彼は一路、傷もまだ癒えぬ中、貴族員であるメルキメデス家が治める領地へと向かう。だが彼はその時が来るまで自ら力をつけるべく新たな道を歩むことを決意する。
〔仮面の商人〕
数々の経験と多くの人脈を得た彼アヴァインは《聖霊兵器》を手に、いよいよ評議会議員ディステランテとの対決の時を迎えようとしていた!
【第一部、完結】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 19:29:14
348931文字
会話率:47%
超大国《共和制キルバレス》の英雄将軍として順風満帆な人生を歩むフォスターは、次なる侵攻地として聖なる大地パーラースワートロームにあると噂される《神秘なる水》を求め、20万もの大軍をもってその国の攻略に挑む。
しかし当地にて、精霊や聖獣
シルヴァーフからの思わぬ抵抗に遭い、苦戦を強いられることになる。
更に軍内部での不和が、結果として相手に隙を与え、もはやこの国を攻略するどころの状況ではなくなる。が、その後、更に彼の身の上に思わぬ結末が待ち受けていた。
※この作品は、「リメーク版」+「旧版」(過去掲載していたもの)をそのままくっつけたものです。『《パラド=スフィア物語③》-カルロス-』との繋がりを考え、今回、再掲載させて頂きます。
※アマテラス投稿サイトにも掲載中作品です(現在、推敲中状態)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-22 21:05:37
23198文字
会話率:29%
ある奥地の人知れぬ大地に、毎日をいつも退屈に過ごしている、イタズラ妖精が居った。
妖精とはいっても生まれながらにして大変な力のある妖精で、大抵のことなら何でも叶えてしまい苦労というものをまるで知らない。
そんな妖精がある男と出逢い。そ
して初めて悲しみの意味を知り、悟る。そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-01 12:47:09
4755文字
会話率:19%
細越沢みつみは長年の友人と別れたのち、ある惑星へと突然転移した。惑星ディノス。その星の一国、獣人が収める国、エルドリアノスに誘拐同然で科学技術により連れてこられた。自分の置かれた立場は、彼らの母星でもあるアースに住んでいた一部の人間しか持ち
得なかった能力、心理潜航(スフィアダイブ)を行える事。自身の異能を知りもしなかったみつみは、相棒として虎獣人のヒューノバーと共に心理潜航を行い、人の心を暴くことになる。決して開くべではない、心の秘密を。
ついでに、ヒューノバーの番として彼と関係を深めろと命じられたが、どうやって? 異星での前後不覚のもふもふ恋物語。
カクヨムで先行投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16817330656788317640折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 14:19:28
291127文字
会話率:71%
本作は一部で読者選択肢式を採用しています。
校内で起きた不可能殺人を偶然にも解決した主人公(今志方時宗)が探偵に祭り上げられてから数か月。突如黒服の男に誘拐される。連れていかれた場所には、自身と同じく探偵として活躍している、十人の少年少女
が。そこで誘拐犯から告げられたのは、残り一人になるまでの殺し合い――ではなく、十年間捕まることなく殺人を繰り返す都市伝説級犯罪者『スフィア』を捕まえられるよう教育を施すとのことだった。そして始まる、名探偵を育むための監禁教育生活。異常な環境ながら、事実探偵としての教育を施される日々を享受していた彼らだったが、突如、仲間の一人が『スフィア』を模倣した殺人方法で殺される。いよいよ誘拐犯が本性を見せたのか、それとも仲間の中に『スフィア』が紛れているのか……疑心暗鬼と論理が飛び交う、名探偵の卵らによる探偵サバイバルが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 18:00:00
141823文字
会話率:45%
彼女いない歴=年齢の男子高校生、天星陽守はダンジョンに出現する唯一のモンスター、スフィアからスキルボールをたくさん出すことができた。
エロ目的のスキルを求め冒険者となったが一向に見つからず、同じスキルばかりが出る毎日であった。
安く売ろ
うにも買い手が見つからなかったがようやく出て来た買い手はクラスメイトのトップカーストのギャル!? しかもそこからトップカーストの女子たちに囲まれ、さらには人気冒険者の配信者グループのメンバーとして勧誘される!?
陰キャは陽キャの中で生き残れるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 07:00:00
40802文字
会話率:58%
「結婚しよう」と言ったのは彼だった。
いわゆる、ゲーム結婚だ。
彼とはオフ会などで数回会ったこともあるし、ゲーム内では同じギルドに所属していて、それなりによく知っていたので「いいよ」と彼女は答える。
それから。
2人のリアル結婚を
知ったギルドマスターが「こっちでも結婚式やろうよ」「せっかくだからお祝いしよう」と言った。
日付は新パッチ〈ノウアスフィアの開墾〉が導入される日。パッチ導入の1時間前だ。
その日、丁度オンラインだったギルドメンバー達と、セレモニーらしきものを行った。
仲間達は以前有った〈ジューンブライダル〉の衣装や装備アイテムやらを色々集めて、|結婚衣装《ウェディングコスチューム》と|結婚指輪《マリッジリング》を彼女と彼に渡す。
彼女は「ありがとう」と嬉しそうに|結婚衣装《ウェディングコスチューム》に着替え、彼も「わざわざする必要ありますか」と澄ました態度だったけれど、|結婚衣装《ウェディングコスチューム》に着替えてくれた。
ギルドメンバーの作ったケーキやご馳走を並べて、みんなに祝福してもらって。スクリーンショットも撮った。
さああとはパッチの追加を待つだけだ、なんて状態だったのに。
気付いたら、ゲームの世界に居た。
※この作品は橙乃ままれさんの「ログ・ホライズン(N8725K)」の二次創作作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:25:24
99797文字
会話率:38%
2020年、《魔法の世界(マギスフィア)》と呼ばれる異世界より現れた、《魔王》による日本侵略が開始された。
《日本八大魔界》より押し寄せる魔物達――現代兵器の通じない連中に抗えるのは、魔法の力を持つ『魔法少女』達だけだった!
――
――そんな初邂逅から四十年。
魔物退治はある種のエンターテイメントと化した。
愛らしく、格好良く、きらびやかで、美しい。
そんな魔法少女達は、アイドルの様に持て囃され、すっかり社会に馴染んでいた。
皆の憧れ、正義の味方、魔法少女はそういう存在になっていた……。
……国立クロムローム魔法学園に通う中等部三年生、語辺リーンは、
十人のクラスメイトと共に、高等部へと進級する為の試験へと挑む。
これは、無力で、非力で、最弱の魔法少女が、
陰謀もギスギスもドロドロもある、全員死亡のバトルロイヤル展開を、
時間逆行魔法を駆使してハッピーエンドを目指す物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 09:24:54
202805文字
会話率:43%
思えば、幼い頃からお世辞にも婚約者に愛されていたとはいえなかった。
「俺は俺よりも馬鹿な奴の話は聞かない」
国母とは民の声を聞くものである。将来の王へ民の声を届けるため、汎ゆる勉強にのめり込み、気づけば学園で首席の成績を納めるまでになっ
た。
「婚約者なら俺を立てろ」
成る程、国母とはこの国に生きる淑女の頂点である。死に物狂いで王妃教育を習得し、デビュタントの頃には既に押しも押されもせぬ淑女となっていた。
「馬にも乗れぬ無能とは出かける気にもならない」
「剣も魔法も俺よりも弱いやつには」
「魔術こそ極めるべきもので」
「医術が」
「芸術が」
婚約者が望むままに、努力を重ねた。いつしか、【イグニスフィア王国の月】と謳われるようになった。
そんな私に婚約者が放った一言は─────
「ルーナ・グラシエス!!貴様との婚約を破棄する!!」
「─────私とて蹴り飛ばす権利くらいはございますよね」
べきっと音を立てて手元の扇子が折れる。婚約者に肩を抱かれた男爵令嬢がびくりと肩を跳ね上げるのが見えるが、知ったことか。
『第一王子(あんなやつ)やめて、俺につかないか?』
かつて第二王子に囁かれた言葉が脳裏に過る。あぁ、上等だ。そっちがその気ならやってやろうではないか。
─────王位簒奪を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 06:32:00
53809文字
会話率:55%
魔王復活が迫る世界で、大ヒットしたベストセラーの小説「勇者センスの伝説」。
その作者テレスフィアは、魔王代行に命を狙われ、魔物に襲われてしまう。
そこに助けに現れたのは、実体化した勇者センス。
その中身は現代から転生して来た、残業帰りのア
ラフォーサラリーマンだった。
転生者である正体を隠して、本物の勇者センスになって欲しいという、作者テレスの頼みを受け入れ、第二の人生が幕を開ける。
作者のテレスに解説(コメンタリー)してもらいながら、勇者センスを演じて小説から出て来たかのように振る舞い、やがて本当の勇者に覚醒していき、魔王との戦いに挑む。異世界バトルファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 19:23:23
109311文字
会話率:47%
秋月解世はイタリア人博士ベアトリーチェ・アルバの下である施術を受けた。
施術後、目を覚ますと解世は現代とは異なる世界におり、直近の記憶を失っていた。
言葉が通じない世界で、解世は『異世界人』として敵視され、帝国の皇女ネムリアの異能によって
焼かれるが、肉体は即時再生し一命を取り留める。
解世は居合わせたイリスフィア剣師長に『超速再生能力』に目を付けられ、彼女の弟子となる。
剣師となった解世はネムリアを始めとした現地人と交流し、任務をこなす中で、世界に対する謎が深まっていく。
やがて辿り着いた世界の残酷な真実とは――
異世界×異能×SF×ミステリ
※完結まで文庫一冊分の長さです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 10:29:56
114515文字
会話率:34%
1984年8月、《積層学園都市(バビロン)》と化した名古屋。
その北に広がる"東春日井(ひがしかすがい)"と呼ばれる土地に、太古からある一族が住んでいた。
双子の高校生をその血は、どこに誘うのか?
テクノロジーの檻の
中で、呪われた血が膿み、零れてゆく……。
中世以降、われわれの歴史とは別の道を辿って辿り着いた《戦後》世界は、東西思想圏による緩やかな冷戦と、ヴィクトリア朝時代に誕生した英国 - 植民地間を結んだ官製電信から広がったインター・ネットワーク上のサイバー・スフィアでの抗争という複重構造の中で駆動していた。
1960年代には《インター・ネットワーク》が地球上を覆い、宇宙開発も格段に究められた"現在"。
これは神をめぐる物語。様々な《神》の対立が輻輳し、精神と理想が相克する。名古屋圏から始動する、《伝奇ロマン》というかつて聳えた〈バベルの塔〉の末裔――。
「あなたのSFコンテスト」参加作品(選外)。
ここでのSFは「ソノラマ文庫(っぽい雰囲気の)フィクション」(?)です。
※2016年6月30日、投稿していた「1.」「2.」を「1.」~「5.」(「1/-1」~「2/-3」)に分割しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 16:40:00
178148文字
会話率:24%
水の錬金術士。ドロップ・ラメリアの旅の物語
クロノスフィアの端にあるとある村。
錬金術を使う少女がそこには住んでいます
少女はそこそこに充実した、しかし何か物足りない日々を送っていました。
それ故に決めたのです。旅に出ようと
美しいものを
見て、世界を知ろうと
きっとその先にこそ、自分の求めるナニカがあると信じて
自らの成長のため、お金のため。
そして何よりも『主人公』になるために。
当てなき道を進む少女の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 21:12:49
40680文字
会話率:60%