強大な魔法文明が滅びてからおよそ千年。大陸はその七割が広大な森林で埋め尽くされていた。
森の遺跡を拠点に日々気ままに暮らしていた薬師のアトレイ・ベネシュは、星誕祭の日、薬の行商に行った町で、足を挫いた盲目の少女を助ける。無事に宿まで送り
届けたその夜、拠点にしていた森の遺跡の中で不思議な子どもを保護する事に。
何だか色んな事が一度に起きる日だ、とアトレイは訝しんだが、それは長い旅の序章に過ぎなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 18:07:56
130604文字
会話率:47%
竜神の寵愛を受けた世界「ライズ」。
魔法文明と科学文明が共存する神秘の地は、地球との異世界貿易をめぐり、2つの陣営に分かれ世界大戦が行われていた。
後に箱舟戦争と呼ばれるこの戦は、地球列強の兵器や義勇兵を巻き込み、激化の一途を辿ってい
た。
そんな戦いとは無縁だと思われていた辺境の諸島が、突如大艦隊の侵攻を受けた。
孤立し、窮地に立たされた防衛隊は、たった7機の戦闘機による反攻作戦を決断する。
これは、ライズ世界の片隅で起きた小さな、しかし歴史を変える戦いと、『鋼翼の7人』の名で語り継がれる飛行機乗りたちの記録である。
※「カクヨム」に公開している『王立空軍物語』とはタイトルとあらすじが異なりますが、内容は同じです。
※ホームページに解説記事や企画などを公開しています。
https://jyushitai.com/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 09:26:54
141564文字
会話率:32%
〈異能力〉が一般に知れ渡り、〈能力者〉が当たり前に認知される、そんな変化が突然に起きた世界。
それは、とある一つの大事件から始まった。
世に《狂気聖餐:首都異界化事件》と呼ばれる日本の首都である東京の異界化は、日本に停滞した破滅の領域を
刻んだ。
それはとある宗教団体が運営していた企業の研究部門より生み出された禁忌の命【ホムンクルス】の研究員の研究成果の異能力の発露によりなされた。 そして、現地から救い出された少女が一人。
彼女は黙して語らず、報道は彼女を追求したが遂には彼女はとある高貴な家柄の"お嬢様"に頼り、悉くを打ち払い、襲撃にはその異常な肉体能力ですべてを沈めた。
そのときは彼女の一生の中では余りある程に長く、然してたったの六ヶ月のことだった。
周りの何者にも決して正体を明かさない〈正体不明:アンノウン〉【咎女 禊】
外部の人間には理解が及ばない程に謎に包まれた《詩音家》の令嬢〈原理不明:トゥルー〉【詩音 糸冬】
ある日二人は出会い、そして禊は怪奇な感覚に魘われる。 それは、あるはずもない彼女...詩音 糸冬への既視感だった。
不思議に思う禊は接触を諮り、互いに初めての友柄となる。
一年後、知識を培ったその少女は与えられた名前を名乗り、中学教育のすべてを十日で学びとり異能力研究の中心である〈詩音高等学校〉へと進学し、唯一人の学生〈生徒監督委員会〉として活動し、恐れた者たちは次々に彼女から離れていった。 そして生徒会役員が彼女のみとなった、彼女が【異界】より現れたその二年後、彼女ら二人は地頭はいいのに言動が残念と評判のムードメーカー【詩樹 伽織】を加え
【詩音 糸冬】の学園支配を手伝うこととなる。
果たして、謎に包まれたお嬢さまの目的とは...?
そう不思議に思っていた二人に、なんとあのお嬢さまからとあるVRゲームの機材一式をプレゼントされる。
夏休み期間を利用してゲームの世界で繰り広げられる大冒険...!
かと思いきや、なんと其処は【機械】【人造人間】【混沌の眷族】が跳梁跋扈し人類の行く末を勝手に争奪する最悪の世界!
【ガチサバイバル ✕ 魔法文明:ポスト・アポカリプスVR /Chaos → guilty】の舞台を少女たちは駆け回る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 22:40:59
51760文字
会話率:63%
エルフから受け継がれた血によって、人々には魔法の才が受け継がれた。
だが、そんな人類の中でも魔法を扱える者とそうでない者がいる。
魔法を扱える人々――魔法族
魔法を扱えない人々――トラシュト
要らぬ諍いを避けるため、彼らは棲み分けをし
互いに必要以上に関わらないようにした。
魔法族は高度な魔法文明を、トラシュトは高度な科学文明を。それぞれ築き上げた。
そんな棲み分けが進んで早数百年。ルーマニアの孤児院に住むジミー・アンデルセンに一通の手紙が届く。
『マキュラス魔法魔術学校への入学許可証』
その手紙が、彼の人生の転換点となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 11:00:00
28832文字
会話率:59%
「おはよう、おかえり。また会えたね」
春の陽気のように暖かで、親しげな声。それがセイリアスの思い出せる限りの最初の記憶だった。
抜き身の太刀を腕に抱きしめ、世界中を旅していたリアは、魔法文明が発達した神権国ヴィディアーズに辿りつく。そこ
で滝を叩き斬ってしまったために、国を治める女神のうち一人に捕捉されてしまう。
西暦人類が滅び、新生して長い年月が経過した時代。剣聖と女神、二人の物語が交差する。
・・・・・・それはある願いの残滓に導かれて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 19:55:34
6212文字
会話率:25%
自称天才の錬金術師パラケメスト。不老不死の魔法実験の途中において失敗し、目を覚ませば自分の体は骨だけの姿。
「いやいや、我は邪悪な魔法使いの成れの果てのリッチにあらず。偉大なる天才錬金術師の成れの果てのリッチである」
覚醒した古代魔法文明期
随一の魔法工学の権威が、いく先々で天災級の大騒動を巻き起こす。
彼は世界に破滅をもたらす魔王か、それとも世界に救済をもたらす救世主となるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 22:10:39
15129文字
会話率:1%
ーー「この星の支配者は”人間”だ。昔も、そしてこれからもだ。異論は認めん。これは確定事象だ」ーー
そう豪語するのは、この魔法文明社会で生きる唯一の人間、黒月夜斗。
彼はその社会で『超古代文明人』と呼ばれている。
◇〜遥か昔〜◇
”旧
人類”は滅亡し、科学文明は終焉を迎えた。その後にできたのは新人類による魔法文明。
夜斗の生きていた21世紀の科学文明は、神話に綴られる程の遥か彼方にしか存在しない。
二年前。彼は魔法帝国の永久凍土から発見された。
以来、帝国は彼を利用しようと監禁していたが、この魔法至上主義社会で魔法の使えない”人間”に価値はない。
『魔法の使えない猿』『穀潰しの下等種族』と、ついに皇帝から国外追放を宣告される。
凶暴な魔獣が存在し、侵略戦争も横行するこの文明では、魔法の使えない無力な人間には厳しい世界だ。
それでも彼は嘲る。
「覚えておくといい。魔法など所詮は小手先の力。人の強さの本質は、法理も分からん得体の知れない力ではなく、実直に積み上げた知識と、理論に基づき導かれた叡智。すなわち科学」
そう。彼は科学の信奉者。いや、狂信者とまで言えるだろう。
だから彼は不敵に笑う。そして高らかに宣言する。
「さぁ。返らもらうぞ、生態ピラミッドの頂点の座を。そして見せてやろう。この星の支配者が、誰であるかを……」
ーーと。
◇◇◇
これは『超古代文明人』と呼ばれる魔法の使えない最後の旧人類が、人類の培った科学という叡智の牙で、魔法文明を科学侵略していく物語。
◇◇◇
当小説は、ファンタジー世界(ナーロッパ)にガチめの科学をぶち込んでみようというコンセプトによって作られています。
【魔法×科学の不協和音。人類科学無双系物語です】
[注]本作品には、現代知識チート成分が(想像の数倍)含まれてます。
一章(50話)まで一気に投稿します。
四月より二章投稿予定。
カテゴリーをローファンからハイファンに変更いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 23:00:00
230075文字
会話率:46%
魔法世界エクスディア、その世界では科学はあまり発達しておらず、その名の通り魔法文明が発達していた。そんな世界に一人の高校生が転生した。
この小説はアニメ、ゲームネタ、wがとても多く含まれています。
そういう小説が嫌だっていう人は読まないで
ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 15:12:59
107573文字
会話率:77%
地球と環境の類似した、とある辺境惑星A’s(アース)の文明を進化させるべく、人間、宇宙人、神々、天使問わず様々な人材が転生業務に乗り出した。未開の地A’sでは、人々は小さなコロニーをなす程度でコロニー同士の交流は殆どなされていなかった。神々
の住まう世界アスペル界より先陣を切って、とある神々がエルフとして転生する事になった。彼らの任務は、文明発展の援助活動と、魔法文明確立のキープラントであるマナの樹の護衛だった。果たしてA’s文明の行方は…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 02:00:00
127990文字
会話率:38%
駅のホームでのんびり電車を待っていたら誰かに背中を押され線路に落ち、電車にひき殺された俺だったが、アレスという少年の身体に転生する。
そこは科学の代わりに魔法が発達した異世界だった!
みんなが当たり前のように魔法を使うなか、俺だけが魔法を使
えない……!
── アレスに身体を返し元の世界に帰れるか。 ──
── 憑依型転生ストーリー 開幕! ──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 15:10:01
94649文字
会話率:33%
魔法文明が発達した世界「リンガイア」。
そこは以前いた転生者が大きな力を好き勝手に使った結果、荒廃してしまった世界だった。
そんな世界も徐々に立て直してきた頃、新たに貴族として転生したクラウス・フォン・シーフィルド。
彼はチートスキルもない
彼が、以前の記憶を頼りにゆっくりと世界を立て直していきます。
しかしながら色々なしがらみも当然あって、なかなか一筋縄とはいかず…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 20:02:17
38267文字
会話率:42%
黙示録の最終戦争は実際に起きてしまった……そして、人類は一度滅亡した。
だが、もう一度世界は創生され、新しい魔法文明が栄えた世界となっていた。
ところが、そんな中、冷凍睡眠されていたオレはなんと蘇生されてしまったのだ。
オレを目覚めさ
せた超絶ボディの超科学の人工頭脳の超美女と、オレの飼っていた粘菌が超進化したメイドと、同じく飼っていたペットの超進化したフクロウの紳士と、コレクションのフィギュアが生命を宿した双子の女子高生アンドロイドとともに、魔力がないのに元の世界の科学力を使って、マンガ・アニメを蘇らせ、この世界でも流行させるために頑張る話。
そして、そのついでに、街をどんどん発展させて建国して、いつのまにか世界にめちゃくちゃ影響力のある存在になっていく物語です。
【黙示録戦争後に残された世界観及び設定集】も別にアップしています。
よければ参考にしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 02:29:26
830175文字
会話率:43%
日本のとある離島。そこには異世界の島へと通じる洞窟があった。
『魔法があり様々な種族が暮らす魔法文明の異世界』と『魔法がなく人間が暮らす科学文明の現代日本』
もちろんこのことはそれぞれの世界の島民たちだけの秘密である。
そして今回
、そんな異世界の島からワンパクな三人の娘たちが今日も(勝手に)やってきた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 00:00:00
4553文字
会話率:56%
「私はね、もう千年も冬眠しているのよ」 ここ数ヶ月間、俺、宮沢ユウキは、就寝する度に強制的に他人の夢の中に招かれていた。夢の主はアーシスと名乗るかわいい女の子。彼女は異世界の住人で、もう千年も冬眠中だという。「私はたったひとり取り残されてし
まったの。原始人やモンスターが闊歩するこの世界にね」 そんな彼女を、俺は放ってはおけなかった。だが、ある夜のこと、彼女は俺にこう告げたのだ。「私の身体はもうすぐ強制的に覚醒させられるわ。その時、あなたが私の夢の中に居たら、あなたは元の身体に帰れなくなるかもしれない……」 そしてある朝、いつものように目覚めた俺は、異世界にいた。アーシスの身体で。 そこは、剣と魔法と魔物の世界。俺は、先史魔法文明のたったひとりの生き残りとして、生きていかねばならないらしい。
(*)同じ世界を舞台にしたもうひとつの物語も連載しています。もしよろしければそちらも合わせてご覧ください。タイトル『剣と魔法の異世界だって、美少女アンドロイドの私がいれば平気なのです』( http://ncode.syosetu.com/n8255ca/ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 22:11:05
308661文字
会話率:35%
私の名前はケイ。科学者であるユージ君の助手です。
私は、自分で言うのもなんですが、研究助手としての能力と、スタイルと可愛らしさには自信があるのです。なんたって、最新型ですから。
そんな私とユージ君は、ちょっとした事故で人工冬眠にはいっ
てしまいます。目覚めてみると、そこは野蛮な魔物達が闊歩する、剣と魔法の世界だったのです。
なぜか魔物や先住生物に(いろいろな意味で)狙われるユージ君を守るため、今日も私は剣を振るうのです。
(*)同じ世界を舞台にしたもうひとつの物語も連載しています。もしよろしければそちらも合わせてご覧ください。『先史魔法文明のたったひとりの生き残り、らしいよ』( http://ncode.syosetu.com/n8157bs/ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-12 21:17:33
69108文字
会話率:31%
地球とは別の銀河に存在するこの世界では、人類と獣人族が共存し、魔族と激しく対立していた。そんな世界で、ノア・シュナイザーは魔族の脅威から幾度となく人類と獣人族を救い、「英雄」と呼ばれ崇められていた。やがて彼は、天寿を全うし死ぬ間際に転生術を
起動し転生をを果たすが、そこは魔法文明が衰退した世界であった。前世の能力を持ったまま転生したノアは、その規格外な力で転生後の世界で無双する!
(第2話以降は、人類と獣人族をまとめて《人族》と表記します。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 08:00:00
874文字
会話率:25%
ここではないどこか、今ではないいつか。
魔法文明が進歩した近代社会。
飛行機はないけれど、自動車と鉄道はある。
発電所はないけれど、マナ精錬所はある。
原理は違うけれど、インターネットと似たものはある。
生物の進化は収斂する。もしかしたら文
化や文明も。
そこに住む人々が見た現実も、私達と似ているかもしれない。
アウレア復興暦0405年、体感型情報共有端末「マインドリンク」発売。
またの名を登録商標「ドリームシェア」。文字どおり他者を夢と共有する娯楽機械だ。
現実の自分とは違う肉体「インカネイト」を手に入れ、
もうひとつの現実を生きられるというのが売り文句である。
「ドリームシェア」の看板タイトル「グラキエル」は、二つの側面を持っていた。
ひとつは、典型的な仮想現実多人数参加型ロールプレイングゲーム。
戦うもよし、何かを作るもよし、ひたすら飲み食いに興じるもよし。
ひとつは、それらのプレイヤーを目当てにした仮想経済のフロンティア。
実在の企業や個人事業主が軒を連ね、試供品を展開したり直接カネを稼いだり。
社会は変容した。もはや後戻りなどできないほどに。
かくして復興暦0414年。現実と夢の狭間に住まう者が総人口の5割を超える頃。
「グラキエルver.2.7」は、発売10周年とver.3.0へのアップデートを目前に控えていた。
静かなお祭り騒ぎである。とはいえ、グラキエルでやることは皆いつもと変わらない。
三大アライアンス「協会」と「同盟」、その境界を接する中世エリアの紛争地帯。
土地の利権を賭けた血みどろの争いが、今まさに始まろうとしていた。
【この作品は投稿者の個人サイト「物語の社」にも掲載しています】
⇒ http://chronicles.xsrv.jp折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 00:00:00
574911文字
会話率:35%
そこは神々が支配する世界
ーオリンピアー
魔法文明のみが発達したその世界。
人々は神々の寵愛を受け、恵みを享受し、隷属され、虐げられ、殺される世界。
そんな世界に、異世界から1人の剣士が現れた。
その者は愛する家族と、愛する人を救
い、穢れきった世界を正すため、神々に叛逆する道を選ぶ。
それは″剣聖″と呼ばれた1人の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 02:06:24
449文字
会話率:19%
機械技術と魔法文明が共存する世界。
ある日突然、婚約者から婚約破棄を申しつけられたステラ。
理由は『常に油のニオイを漂わせる婚約者はどうなのだろう』というものだった。
まぁそれも一理あるなと思いつつ実家へと帰ったステラが出会ったのは、右手に
魔導義手を持つジル侯爵。
「……この娘、私にくれないか」
腕を見込まれて侯爵にそんなことを言われてしまったステラは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 20:04:37
24226文字
会話率:44%
中学1年生の僕の頭に、異世界の大賢者と自称する霊?が住み着いてしまった。彼は魔法文明が栄える世界で最も尊敬されていた人物だという。しかし、考えを共有する形になった僕は、深く広い知識は認めるけど彼がそんな高尚な人物には思えない。とは言え、偉人
と言われた人々もそんなものかもしれないけどね。
僕は彼に鍛えられて、ぽっちゃりだった僕は引き締まったし、勉強も含めて能力は上がっていったし、そして魔法を使えるようになった。だけど、重要なのはそこでなくて、魔法に目覚めるために人々に施す“処方”であり、異世界で使っている魔道具なんだよ。
“処方”によって、人は賢くなる。そして、魔道具によって機械はずっと効率が良くなるんだ。例えば、発電所は電子を引き出す魔道具でいわば永久機関として働く。自動車は電気を動力として回転の魔道具で動くのだ。これを、賢くなった人々が作り、使うわけだから、地球上の温暖化とエネルギーの問題も解決するよね。
そして、まず日本が、さらに世界の仕組みがどんどん変わっていくのだけど、その中心に大賢者が取り憑いた僕がいるんだよ。僕はもう少しのんびりしたいのだけどね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 19:04:03
334087文字
会話率:33%
外宇宙より飛来した“大いなる力”は世界を侵し、地球をまるごと異界に変えた。
異界ではこれまでの物理法則は大いに歪められ、異形のはびこる地獄となった。
異形の中には“大いなる力”に適応する種族も数多く生まれたが、争いは終わらなかった。
長く続いた暗黒の時代は、やがてひとりの勇者の手によって終わりを告げる。
異界は地の底に封じられ、地上にはわずかな“力”だけが残った。
遥かな時が過ぎ、大地がたった二つになった頃、人の種族も四つばかりになった。
“力”の扱いに長ける美しきグリュン。
“力”を多く取り込んだ獣の如きロート。
“力”に頼らない小人のブラウ。
そして、全てに通じるが果てには至れない、かつて“人間”と呼ばれていたヴァイス。
これはかつて滅んだ地球の文明をなぞるように発展した新たな世界で、四つの種族たちが手を取り合い、地の底に封じられた異界――すなわちダンジョンへと挑む物語。
どこにでもいる、ありふれた者たちの物語。
すなわち、路傍の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 21:58:25
13128文字
会話率:35%