現代、戦争は魔術によって加速していた───。
一九六四年、ごく稀にヒトの身体に特殊な遺伝子、『魔術遺伝子』があることが分かった。
世界は魔術遺伝子を持つ者、"魔術師"を絶滅させる革命軍、『ブレイジス』と魔術
師と魔術を持たない文字通りの"人間"、ふたつの種族が歩み寄ろうとする国連軍、『ガーディアンズ』に二分していた。
二〇三二年。五年の歳月をかけるも未だ続く戦いの中、魔術師であるグレイス・レルゲンバーンは過酷な現実に立ち向かう。
そしてその未来もまた、戦いの火種が渦巻いていた。
これは辿るべきではなかった運命を歩んだ八人とひとりの世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 23:15:29
669941文字
会話率:47%
人型兵器で戦う世界。軍隊の理不尽さ
最終更新:2024-04-30 22:16:57
13951文字
会話率:49%
クレイン・フォン・アースガルドはどこにでもいる普通の領主だ。
何事もなく領地を治めていたのだが。ある日唐突に侯爵家から軍隊を送り込まれて、アースガルド子爵家は滅びることになる。
クレイン自身も命を落とした――と思った次の瞬間。
彼は自宅のベッドで目を覚まして、滅亡の三年前へ戻っていることに気づいた。
その後、前世と同じ時期に、同じような事件が起きていることを確認したクレイン。
このままでは三年後に滅亡すると確信した彼は。滅びの道を回避するために、決死の生き残り作戦を開始した。
――が、死ぬ。何度繰り返しても些細なことで彼は死に、領地は滅びた。
死にたくない。領民の皆殺しも避けたい。その思いで、彼はひたすら繰り返す。
ハッピーエンドを迎えるその日まで。
※快進撃中でもガンガン主人公が死にます。
※この作品のキャッチコピーは、「主人公の命は羽毛よりも軽い」です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 02:43:21
1018083文字
会話率:36%
【帝王】は戦いや政治に有利な特殊能力を用いて国を繫栄させる。
だが新たに生まれ落ちた帝王”プルソン”にあったのは【芸能】に関する能力のみだった。そのため他の帝王たちからは、戦いにも政治にも役に立たない能力として【三流帝王】の烙印を押されて
しまう。……しかしプルソンに隠された能力に、彼らは気がついていなかった。【極まったものは全てが美しい芸能】であるという、とてつもない秘密に。
他の帝王たちから警戒すらされないプルソンは、その状況を利用して密かに、あり得ない速度でその力を増幅させていく。そして新米帝王でありながら、あっという間に最強の軍隊をつくりあげるのだった。
これは【芸能】に愛された帝王が、最強と謡われる数多の敵を倒して、最強の帝王へと成り上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 00:30:00
89289文字
会話率:30%
妖魔討伐、妖獣討伐、そして時に人同士の戦争。
様々な戦いの裏で暗躍する、毒を駆使する術者たち。
戦いの陰に「毒術師」あり―表舞台に立つ事の無い者たちの戦いの物語。
最終更新:2024-04-29 22:28:42
142653文字
会話率:45%
日本初の民間軍事会社、自衛軍。自衛軍は、国家の軍隊ではないが能力は特殊部隊、戦車、軍艦、戦闘機を持ち合わせ、アメリカに劣らない能力を持ち合わせており、各国の政府から注目されている。
しかし、表舞台にはほとんど見られない。そのため、&quo
t;影の組織"と呼ばれている。
なぜ、そのように言われるのか。
ある日、アメリカ合衆国にてテロ事件が発生した際、対応した警察官は次のように証言した。
「軍人のように武装し、日本語を話す集団がテログループに向かった。すると、すぐにテログループは全員殺されていた。そして、日本語を話す集団はいなかった。まるで忍者のように"影の組織"が来たようだ。」
所属している人間は、元自衛官・警察官は勿論のこと。元消防士や海上保安官、医師、看護師、教師等。様々な職業に身を置いていた人間が、様々な理由で退職。自らの意思であったり、スカウトにより自衛軍に入社した。
日々、訓練し世界一の精鋭を目指す。それが自衛軍だ。
「強い存在ならば、世界一の精鋭を目指すさ。」
軍事、笑い、悲しみ。様々なの要素が集まった民間軍事会社の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 21:59:15
13679文字
会話率:47%
これは異世界転生してドラゴンと呼ばれた僕と、ある少女の物語。
※冒頭に【作品説明】と【あらすじ】を入れてみました。ちょっと気になった方は、先ずはそちらを読んで頂ければと思います。
その日、引きこもりの僕は家でプラモデルを作っていた。
それ
は昔の日本陸軍の四式戦闘機・疾風《はやて》。
手間暇かけて完成させた直後、大きな地震に見舞われ、僕はプラモデルをかばって死んでしまった。
・・・多分。
次に気が付いた時、僕の身体は本物の四式戦闘機・疾風《はやて》になって、異世界の空を飛んでいたのだ。
「ひょっとして異世界転生?」
「転生ってそもそも生物ですらないんだけど?」
そんな僕が小さな池のほとりで出会ったのはピンクの髪のお嬢様。
『え~と。ドラゴンさん?』
貴族のお嬢様に拾われた僕は、戦闘機なのにドラゴンと勘違いされ、彼女のパートナーとして契約した事にされてしまう。
海賊退治に領地経営の手助け、他国の軍隊を相手にしつつも、やっぱり平和が一番だよね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 16:40:29
2651452文字
会話率:27%
今から七年前。世界各地の大都市で、突然謎の地下洞窟――ダンジョンが発生した。
ダンジョンから現れた凶悪なモンスターは次々と人間を襲い始めた。
各国の軍隊が苦戦する中、その現象は起こった。
それがレベルアップ。
人々はこの新たに得た力でモンス
ターを駆逐。ダンジョンの中に封じ込める事に成功したのだった。
そして現在。世界はレベルを得た者達――プレイヤーと、レベルを得られなかった者達――モブに分かれていた。
ダンジョンはレベルアップのための場として利用されていた。
中久保実は高校二年生。彼はレベルアップが出来なかった人間――モブとして、一般クラスに通っていた。
高校のダンジョン実習の最中。彼らは異変に巻き込まれ、見知らぬ階層に転移させられる。
この時、彼らは気付いていなかった。
ここは彼らの知る地球ではない。似て異なる異世界だったのだ。
異世界ではプレイヤーはレベルを失い、逆にモブがレベルを得る。
この逆転世界で力を得た中久保実は、生きて地上に戻るため、激しい戦いの中に身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 17:22:29
114460文字
会話率:17%
国境沿いの小さな村に住む、何の取柄もないエルフの少女マチルダは、ある秋の夜に星と遭遇し、そしてその日を境に少女の人生は大きく変わり始めた。
初めての一人暮らし。初めての学園。初めての貴族社会。初めての軍隊生活。
類を見ない宇宙の魔力は、
小さな国の片隅にて暮らすマチルダに、その世界の有様を見せた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 12:40:07
137609文字
会話率:63%
平均的な社会人生活を送っていた水無隆(みずなし ゆたか)は、大陸統一を悲願とするユリオマグス大帝国によって異世界へ転移させられる。しかし、すぐに戦闘力のなさに見切りをつけられ危険地帯へと放逐されてしまった。
放逐先で見出した自身の能力『自動
人形召喚・指示』(戦闘から秘書?までこなせる高性能人形?人?を召喚)を高め「恩には恩を、仇には仇を」をモットーにユリオマグス大帝国に仇を返しに行く。
面倒くさがり屋だが周りをよく観察し、戦乱満ちるこの世界で生存することとモットーの実行に奮闘する男(32歳)→少年(14歳)が大陸をかき回す。
初めての作品となります。稚拙な部分が多々あることを自覚しながらも、なろうに投稿する作家諸氏のご苦労を体験できるよい機会になろうかと思っています。もし、食指が動きましたらこの拙作をご覧いただければ幸いに思います。
皆様からのご感想お待ち申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:00:00
833428文字
会話率:54%
神聖祓魔師シリーズ
ミヒャエルを中心としたザクセン公の城塞都市や塩砦と同じ頃、アルプスの山中では、悪魔軍と人間の軍隊がイン川を挟んで南北に対峙していた。
かつて古代ローマ人が入植して栄えた、小さな交易都市のインスブルック。
現在は一般人が住
むことができない廃墟ばかりの街になってしまった。
ただ、オーストリア大公やバイエルン大公が築いた幾つかの砦が、魔族の侵攻を食い止めていた。これは、その砦で奮闘する人間達の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:22:33
8696文字
会話率:28%
「おまえを愛することはない」
国王陛下のご命令で私と結婚させられた死神侯爵と呼ばれる旦那様に、愛す気はない宣言された私は、力強く頷いてこう答えたのだ。
「お任せください!」
「おま?お任せ?」
「ご安心ください!」
「ご安心?」
はい。安心
して全て私に、いえ、我々にお任せください!
我が栄光のチルちゃん軍に!
私が幼い頃から魔力を吸わせて丸々と育て上げた、なんだか分からないけれども闇と戦う可愛いチルちゃんとその仲間達。
旦那様は知らないでしょうが、私の実家の領地では、ほとんどの闇を倒した凄腕の軍隊なんです。
小さくて可愛いし、私にしか見えないので誰も知らないですけれど、実績があるんです。
だから、旦那様。あなたの抱えるその闇は、我々にお任せください!
あれ?
旦那様の闇、ちょっと深いですね。チルちゃん軍が、苦戦している。
で、でも、だ、大丈夫です。
我々は安心と信頼のチルちゃん軍!新しい仲間もスカウトしました。兵法の勉強もしました。我々にお任せください!
旦那様の闇を倒した後は、円満に離婚していただけたら大丈夫ですよ。
チルちゃん軍と私は、次の闇との戦いの地へ!
と思っていたのに、気がついたら死神公爵に溺愛されて離婚を許されなかった、不可思議な私の物語。
五話ぐらいで終わる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:37:31
195954文字
会話率:30%
「戦のない世など、訪れませんよ。人の愚かさが、それを許さない」
これは、"裏切り者"と呼ばれた娘が、百年の戦を終わらせる物語。
大陸歴4013年、"陥陣覇王"とあだ名される傭兵隊長アナスタシアは、
太陽侯フーベルトと対峙していた。
女帝の裏切りにあい、アナスタシアはわずか二千の手勢で十一万の大軍を相手取ることになるが・・・。
一方、大陸西部では首邑パリシを包囲したアングルランドが、対アッシェン百年戦争に終止符を打つべく主力を集結させていた。
アッシェンの常勝将軍ゲクランは、国の命運を懸けた、最後の勝負に出る。
アッシェン、アングルランド百年戦争末期を描いたオリジナル戦記「プリンセスブライト・ウォーロード」です。
よろしくお願いします。
この作品はサイト(http://bokenfantasy.web.fc2.com/)にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 15:34:24
1243009文字
会話率:52%
凶悪なウイルスによって、地球の生態系は崩れ去った。
それでも、人々は懸命に生き残ろうと、この世界に適合した新人類を作り出そうとした。
だが、人間の遺伝子組み換えは倫理上違法とされており、その研究所は摘発された。
残されたのは、世間を知らず、
力だけを与えられた、新人類の成り損ないだけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 14:50:23
127116文字
会話率:42%
デドリィとの戦いが終わり8年の月日が経った。
当時、10歳だった契約魔導士の悠里は平穏な日常を過ごしていた。
だが、デドリィの活動再開により、悠里はまた戦場へと戻ることとなった。
最終更新:2021-09-23 16:47:12
50551文字
会話率:44%
不幸な人生を送っていた柊誠は死神の過失により、現代社会で死んでしまった。代償として死神が示したのは、近代的な兵器を創造する能力と現代社会で売られている物を購入出来るという能力にマップ作成能力と鑑定能力とアイテムボックス。これらの能力を使い、
柊は異世界で人々の為になる軍団を作り上げます。
不定期ですけど、続けて行きます。応援宜しくお願いします。
お詫び 令和3年3月7日は休載します。期間は未定ですが来週にも復活したいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:00:00
502982文字
会話率:46%
書籍化しました。小学館ガガガブックス様より発売中!
「ロメ、いや、ロメリア伯爵令嬢。君とはもうやっていけない。君との婚約を破棄する。国に戻り次第別れよう」
アンリ王子にそう切り出されたのは、念願の魔王ゼルギスを打倒し、喜びの声も収まらぬ時
であった。
しかし王子たちは知らない。私には『恩寵』という奇跡の力があることを
過去に掲載したロメリア戦記~魔王を倒したら婚約破棄された~の再掲載版です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
1134607文字
会話率:34%
剣と魔法の世界。この世界では、個人が極めた魔法や剣技により、国の軍隊に匹敵、あるいはそれを超える力を持つことができる。
更に、多くの者が比較的容易に、人命を奪うことができるレベルの力を習得することも可能である。
現代に例えれば、至る所
に拳銃やバズーカ並み、場合によってはミサイルや戦術核に匹敵する火力を持つ者がいるということだ。
このように聞くと、この世界は弱肉強食の荒廃した地となっているかのように思えるが、実際はそうではない。
その理由は、「力」の持つ意味と、人々が築き上げた社会の秩序にある。
この世界における魔法や剣技の力は、破壊や支配の手段に留まらず、人々が互いに助け合い、守り合う「守護の力」として機能しているのである。
これは、そんな平和と秩序を守るために結成された組織"マレショーセ"の勇敢なメンバーたちと、彼らが共に直面する試練、そして互いに支え合いながら遂げる成長の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 22:32:57
71893文字
会話率:24%
アサカ電子製女性型家事兼愛玩ロボット、AI‐10。小太りの三頭身というユーモラスな体型。あまり知性を感じさせない顔の造作。ランダム失敗機能(いわゆるどじっ子機能)の世界初標準搭載。さらに『AHO』とも読める型式名から、彼女らは高性能にも関
わらず世間から『AHOの子ロボ』などと呼ばれていた。
そのAI‐10の一体、パーソナルネーム『シオ』は、マスターの青年高村聡史と平凡な日常を送っていた。だが、日本が突如近隣国家東アジア共和国(REA)から核恫喝を受けたことにより、シオは自衛隊に徴用されてしまう。そこで出会った同型の『ベル』らとその実力を遺憾なく発揮したシオは、仲間たちとともになんとREA国内の弾道核ミサイル基地への潜入を命じられることになる……。
ちびっ子ロボたちが正規軍相手に大暴れ! シオたちAH0の子ロボは、はたして日本とマスターを救うことができるのか?
※毎週土曜日夜定期更新中 ※2月27日および3月6日は臨時休載させていただきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:30:25
2744717文字
会話率:43%
著名な軍事評論家を父に持つ女子高生、城山渚。彼女が突如召喚されてしまったのは、異世界にある知的な哺乳類が多数生息するキャリエスという奇妙な王国であった。巨大昆虫ヴォーゲオスの脅威に悩まされているキャリエス王国を守っているのは、キャリエス王国
空軍(RQAF)と名乗る人類の傭兵部隊であり、それを指揮しているのは元帝国海軍航空隊の零式艦戦乗りにして渚の曽祖父でもある城山重光。渚は重光に、将来RQAFの司令職を継ぐよう懇請される。人生をRQAFに捧げたくない渚は、なんとかしてヴォーゲオスの脅威を取り除こうと奮闘するが……。生物学的SF風味の異世界冒険ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-08 10:39:22
141901文字
会話率:46%
飛行機が発明されず、飛行船の利用が異常発達したとある世界。リンカンダム王国航空軍団に所属する女性大尉エルダ・フォリーオは、謎めいた空賊の襲撃に悩まされている辺境自治領である藩王国へ部下を率いて赴く。しかしながらそこは、牧歌的な美しい景観とは
裏腹に陰謀渦巻く地であった。フォリーオ大尉は藩王国王女システィハルナと共に、正体不明の空賊と戦うことになる。はたして空賊の真の目的はなにか?そして、藩王国内にいる内通者は誰なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-22 18:31:35
121453文字
会話率:44%
地球から数億光年離れた場所に敵性体が現れた。
各星系雲から軍隊が派遣され戦っていた。そこに兵役宣告された、オレ篠森トモキは飛ばされる。
敵性体をどうにかしないと銀河系も滅ぶと聞かれて。
さて、どうしようか。悩みながら戦場を駆けることに・・・
最終更新:2024-04-27 16:17:03
455031文字
会話率:21%
女顔に悩む高校生主人公(男)は、「女みたい」と言われたくない、思われたくない一心で武術に励んでいた。しかし突然事故死という結末を迎える。その後、戦士の国『アースガルズ』に飛ばされた主人公は、アースガルズでの新生活の為に異世界にて戦士として勇
敢に戦い、戦場に斃れる運命を余儀なくされる。死んだらキレイな女神さまが待っていてくれるんだから、男として頑張るしかない。でも何だって『女騎士』として戦わなければならないの? 死んだら本当に男に戻れるんだよね!? …とりあえず、最初の敵はオークだ! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 10:15:36
436764文字
会話率:29%
二千X X年、突如世界各地に降り注いだ黒い隕石群により発生した異形の怪物により世界は大きく変わった。隕石群より現れた怪物は人間を積極的に襲った。従来の銃火器では歯が立たず、軍隊もなす術なく蹂躙された。
その異形の怪物を生み出した災害は『
天災』と呼ばれ、その怪物は『ボイド』と呼ばれる様になった。
多数の命が失われ、数多の人が露頭に迷い、世界は混迷を極めた。人類はあらゆる手を尽くして、とにかく出来るだけの対処が施され、世界がようやく落ち着いたのはボイド出現から約十数年の月日が過ぎた頃だった。
その十数年の月日の中で人類はボイドに対抗すべく対ボイド用兵器を生み出した。その名は──『戦乙女(ヴァルキリー)』。
戦乙女は人を素体とし、黒い隕石群から採取した特殊鉱物と更に近年存在が判明した魔術を盛り込むことで通常兵器では倒しきれないボイドを撃破すること可能となった者の事だ。
そして、その戦乙女の半身とも言える存在が『ハウンド』である。
これは少し独占欲が強い戦乙女とその相棒であるハウンドの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:00:00
281812文字
会話率:43%