【完全に死んだと思われていたハーレム勇者、十二年ぶりに帰還! ってあれ?】
その伝説の勇者は、魔王と共にマグマへ落ち、
その身を、命を引き換えに世界には平和が訪れた、
人々は勇者に感謝し、その偉業を生涯、忘れまいと誓った。
仲間
でありハーレムパーティーであった婚約者四人は、
犠牲の悲しみを乗り越え、それぞれ新たな人生を歩んでいた。
……そう、愛したその勇者は、十二年間ずっと魔界で戦っていたとは知らずに。
「全ての魔王を倒し、戻って来ました!」
二十四歳だった勇者もすでに三十六歳、
完全に死んでいたと思われた勇者がまさか、生きていたとは!
国王は複雑な表情で、勇者に告げる。
「そなたの婚約者は、誰一人、待ってはおらぬ」
そして勇者帰還の報せを聞いた元婚約者達は……
「えっ、嘘?! こんなことしている場合じゃないわ」
「事情が変わった、これからのスケジュールは、いや私自体をキャンセルで」
「あぁ、私は、私はなんてことを、とんでもない事をしてしまったわ」
「んっと、間違えました、たった今まで私の子供だった皆さん、忘れて下さい」
慌てて戻って来ても、もう遅い?!
これはハーレムが主の死亡で完全に崩壊していたはずが、
十二年後に突如、まさかの生還をしてしまった物語である。
※カクヨムで書いた短編を長編に直して投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:00:00
109868文字
会話率:42%
日向勇斗は、温和で意気地なしの中学一年生。
異世界に転移してしまった彼は、黄金色に輝く武具を身につけ、魔法の葉巻を吸うことで圧倒的な力を得る。
樹の精霊ランパと契約を結び、元の世界に戻る方法を探す旅の道中、勇斗は自身と瓜二つの容姿を持つ
勇者・アルトと間違われてしまう。
一方、冷淡な勇者アルトは魔神との死闘を繰り広げていた。ついに魔神を倒すも、直後に背後から奇襲を受け、マグマの海に沈んでしまう。
次に彼が目を覚ました場所は、勇斗が暮らしていた世界だった。戸惑いながらも、アルトは勇斗として生活しつつ、元の世界に戻る手がかりを探し始める。
異世界ではアルトに倒されたはずの魔神とその刺客が勇斗の行手を阻み、また勇斗の世界でも魔神の影が暗躍していた。
やがて彼らは知る。このままでは、二つの世界が滅びるという、逃れられぬ運命を――
※本作品には、残酷・暴力描写が含まれています。
また、異世界の文化や法律が日本と異なる設定も含まれています。一部の登場人物が未成年者であり、飲酒や喫煙などの行為が描写される場面があります。これらの描写は物語のリアリティを追求し、登場人物の背景や状況を表現するために含まれています。読者の皆様には、物語の文脈を理解し、描写が物語の発展やキャラクターの設定に必要であることをご理解いただきますようお願い申し上げます。
※カクヨムとSolispia(ソリスピア)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 23:04:47
200721文字
会話率:48%
宇宙に進出することを諦めた科学者たちは、星間ロケットを亜光速で飛ばす前に、なんとテレポーテーション技術を編み出してしまった。
2200年代、大陸間テレポーテーション実験は不穏な噂をまき散らしながらもなんとか形を成してゆき、ついには人間を送
り出すフェーズへと突入した。
無職のエー山ビー太郎は金欲しさからその実験に志願し、無事に、絶対に聞こえてはならないタイプのやばいエラー音と共に「見知らぬ星」へ飛ばされてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 12:00:00
27826文字
会話率:40%
概要
地球にはたくさんの生命で溢れている。それぞれの生命は命ある限りは日々を懸命に生きているのだが……しかし、そこにある日常は、その安寧は、決して永遠に約束されたものではない。いつ立っている地面が割れて地底からマグマが噴き出すかもしれ
ない。地球外生命体の侵略によって生命が滅びるかもしれない。下手をすると、地球に暮らす人類の手によって滅びの道を歩むことになってしまうかもしれないのである。地球の生命は、常に砂上の城として存在するのだった。
そんな地球の生命を守護すべく、自ら手を下すことのできない神は、人類から亜井(あい)葵(あおい)という人間を見出す。直面するだろうそれぞれの危機を打開するであろうキーパーソンを導き、見事に危機回避に導く補佐役として、葵に活躍を期待したのである。
ただし、ただの人間である葵には世界を守るといった自覚はない。詳しい事情もこれといって聞かされることなく、神のよって導かれるように入学した星城(せいじょう)高等学校で、卒業のために必要な学校行事をこなすように、日々その身を粉にしていく。訳の分からない状態に陥ったとしても、ほとんど洗脳と呼べる神の力によって『まあ、いいか』とあっさり受け入れるようにして。
葵は、入学早々に葵のクラスメートである地底人と噴火エネルギーの抑制に尽力したり、スパイとともに人類滅亡のトリガーとなるウイルスを奪取したり……その行動に対する葵の意思こそ希薄なものの、それでも直面する生命の危機を乗り越えることで、今日という平和と明日の希望を守りつづけていくのだった。
そうしてまた生まれる新たな地球に危機に、葵は渋々と立ち上がる。それはもちろん入学した星城高等学校を卒業するため。ただそれだけのために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 20:10:00
94231文字
会話率:54%
ラーメン屋さんで熱々のラーメンを物ともしない女勇者が、コンビニのミートソースドリアに敗北を喫する話。
最終更新:2025-07-10 10:13:00
1581文字
会話率:12%
デドリィとの戦いが終わり8年の月日が経った。
当時、10歳だった契約魔導士の悠里は平穏な日常を過ごしていた。
だが、デドリィの活動再開により、悠里はまた戦場へと戻ることとなった。
最終更新:2025-07-06 11:16:28
66284文字
会話率:43%
【第1章あらすじ】
現代日本にて、大親友のタツとシンは、待ちに待った新作のゲームをプレイする。アクシデントに見舞われながらも、互いのアバターを作り合いゲームを開始する2人。
────暗転する世界。目を覚ました2人が目にしたのは、燃えたぎ
るマグマと、子供と老人になった親友の姿だった。
ここは一体どこなのか・・・懐かしく感じるのは何故なのか。何も分からない状況で歩き出す2人。
「ステータスオープン!」
しかし何も起きなかった。神様とやらが何かを授けてくれた様子もない。
だが、決して悲観的ではなかった。なぜなら、信頼出来る親友が一緒だから。少しずつ、自分たちに何が出来るのかを探っていく子供と老人。
今までと変わらない、2人で平穏に過ごしていく────だがそれは間違いだった。
タツとシンは、この世界にやってきた意味を知っていくことになる。
【第2章あらすじ】
タツとシンが目覚めた時を同じくして、ある少女がライヴィア王国という国に来ていた。
A・S【オールシフター】と呼ばれる変幻自在の魂を持つ女性達。そのA・Sである少女 "フラウエル" は治癒士として活動しており、戦時下にあるライヴィア王国で怪我人を治癒していた。
多くの人を助けたいと願う心優しき少女。だが、そんな少女の願いは最も残酷な形で裏切られる事になる。
怪我をした騎士の一団、いつもと変わらず怪我を治癒するフラウエル。フラウエルに涙を流し感謝する騎士達。しかしその夜────彼らは変貌した。
人々の悲鳴、燃える家々。医師であった両親を殺され、自身も襲われるフラウエル。絶望の中、意識の途絶えた少女を救ったのは、ある傭兵団だった。
傭兵団のリーダーである、オウガという名の白銀の騎士。このオウガとの出会いが、フラウエルを運命の旅へと誘うことになる。
【第3章あらすじ】
─────そして集う、運命の仲間達。
──────────────
*カクヨムにも掲載しています。時系列が一緒のため、一章と二章を【甲編】【乙編】として同時掲載していますが、こちらではそれができない為、甲編にあたるタツとシンの物語から掲載していきます。
*この小説は地の文の視点が切り替わることがあります。
*作品内に伏線等の匂わせが含まれます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 08:24:03
692323文字
会話率:56%
カクヨムにやや内容を修正したものを掲載しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054951352062
現在カクヨムコン6に参加しておりますので、もしその価値があると思っていただけたのなら、応
援して頂けると幸いです。
*
人類同士の争いにより、地球の環境は破壊しつくされ、我らの母星は死の星と化していた。人類は最後の望みをかけて、ユートピア計画を選択。地球を再生するために行動を開始した。
主人公である永瀬恭一郎は、任務のため汚染世界を飛んでいた。地球の地磁気を狂わせ、大地をマグマに沈めて浄化させるポールシフト爆弾の起爆が、刻一刻と迫る。その中彼は環境が再生されるまで、人類が冬眠するために不可欠な、遺伝子補正プログラムを運んでいた。
彼は最終目的地である機動要塞天風に辿り着くが、天風が展開する磁場フィールドと、ポールシフト爆弾が発する強力な磁場に挟まれ、どこかに飛ばされてしまう。
目覚めるとそこは環境が再生された地球。永瀬は訳が分からず、再生された環境の中を、人を探して彷徨うことになる。
やがて人類の冬眠施設であるドームポリスを見つけるが、そこにいたのは、知識を失くした女たちだった。彼女たちは謎の異形生命体に脅かされ、死に瀕していた。
永瀬はドームポリスを管理していた人工知能であるアイアンワンドと共に、異形生命体と戦い、女たちが自立できるように教育を施していく。
果たしてこの世界はどこなのか?
何故このドームポリスには女しかいないのか?
異形生命体の正体とは?
レッド・ドラゴンと呼ばれた兵士の、孤独な戦いが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 11:45:58
1345343文字
会話率:39%
「試されている!?ハロルド君」の短編集です。
【魔女狩りのメイベル】
キャラの名前と性格はそのままでバックボーンの設定だけ変えてます。
今回は魔女狩り真っ最中の国のメイベルがヒロインです。
*メイベルは本編に登場する女の子キャラです
。現時点(2023/11/19)では温存してます…。簡単な設定だけ書いときますね。
ハロルド…本編に書いてた気がするけど一応書いときます。容姿はバカテスの明久にめっちゃ近いか?名前的にそりゃ金髪だよね~。性格は…一言で言うと…普通?喋るけど…喋らない…みたいな?決めるときには決めるような気はするけど…みたいな?僕もよくわからん。この話では低級の貴族様。メイベルとは幼馴染。それだからかあんまり物怖じしない。
メイベル…容姿はポケモンのルビサファのマグマ団のカガリにめっちゃ近い。ファッションセンスはおかしな感じで志茂田景樹(ググれば出る)みたいな。ハロルドの幼馴染の女の子。性格はキッツいです。グレースよりさらに少しきつい。幼少期のハロルドのことを知っているのでずけずけ言います。あとネタバレになりますけど本編では大会社の社長です(ハロルドと年齢同じなのに!名前はメイベルカンパニーだったかな。)。けどハロルドのことは幼少期から目をつけてます。なんだかんだでハロルドはモテモテだなあ…。女の子にうまく返すんじゃなくて、女の子から何かしらを言われ続けることが才能なのか?基本的にどんな人にもツンツン。しかし、言うべき時には何かしら相手のためになることを言ってあげる…やはり社長。この話では由緒正しい高級な貴族様。ハロルドとは家が近いから幼馴染。
ウィリアム…ありがちなかませ。髪は金髪で長い感じのこれまた高級な貴族様。本編には出ないんじゃねえか?設定変えて出そかな…。多分出ない。メイベルとは最近婚約。なんだかんだでメイベル容姿いいからお気に入り。家柄はメイベルより少し上。
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最終更新:2025-04-07 15:28:53
6764文字
会話率:85%
2055年、世界はフェミニスト型巨人によって再編されていた。彼女たちはかつての人間とは異なり、圧倒的な力と知性を持ち、男性優位の歴史を粉砕した。そして新たに築かれた「ネオ・女性の人権国家」は、女性を至上の存在とし、肉体の性別がすべてを決定づ
ける社会を生み出していた。
かつての国家はほぼすべて陥落し、唯一、日本だけがその均衡を保っていた。だが、それも形式的なものでしかなく、日本の社会構造は女性優位へと完全にシフトしていた。男性は人権を得るために毎月2リットルの穢れた血を抜かれる義務を負わされ、女性はあらゆる特権を享受する。飲食店「ネオ牛角」においてさえ、女性は半額で食事を楽しめる一方で、男性は彼女たちのために支払わねばならなかった。
ナオコ・ブラッドリーは、この世界の中で最も宙ぶらりんな存在だった。彼女は肉体的には女性だったが、心は男性として生きていた。しかし、この社会では肉体の性が絶対であり、ジェンダーアイデンティティなど存在しないものとされていた。
ギロッポンのタワーマンション254階の自宅で、ナオコは男の奴隷「ギガデーモン」の背に跨りながら考えていた。男の奴隷は全員、脳が改造され、絶対服従するようプログラムされている。しかし、ナオコの前にひざまずくギガデーモンはかつて「ナカイ」として知られたスターだった。彼はかつての栄光を失い、今や従順な存在となっていた。
「世界を変えよう」
ナオコは静かに語りかけた。ギガデーモンは一瞬動きを止め、やがてその目から一筋の涙がこぼれ落ちた。プログラムされたはずの彼の心が揺らいだ瞬間だった。
ナオコは決起した。男の人権を取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-16 00:41:39
2059文字
会話率:34%
神は世界を創造し、その世界を管理するためにドラゴンを作った。ドラゴンは、大いなる力を持ち、賢者のような豊富な知恵を用い、世界に安寧と繁栄をもたらした。また、神の使徒として、彼らは世界のどこかに里を作り、常に見守っている。東に、噴火の予兆あれ
ば、人々のために尽力し収め、西に自然を蔑ろにする愚王がいれば裁きを下す。それが、彼らドラゴンの役目である。そんなドラゴンの鱗は固くマグマの高熱にも耐え、牙、爪は岩をも容易く砕く。そんなドラゴンの素材で作られた武器は【竜器】と呼ばれ、伝説の武具として数々の伝承を残す。しかし、ドラゴンの素材はその硬度から加工は不可能だとされていた。できるのは、隠れ里にいると言われる、伝説の【竜の鍛冶師】のみである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 07:00:00
67315文字
会話率:62%
煮込みハンバーグは、たまに食べますが。
ぐっつぐつに、まるでマグマのようなヤツは勇気が要ります。
最終更新:2024-11-24 23:00:10
200文字
会話率:100%
マグマというヒーローになりました。
相棒が見つかりませんのよねー(爆)
最終更新:2022-09-16 22:50:46
200文字
会話率:100%
婚約者から婚約破棄の手紙が届いたエリスはマグマのような怒りを胸に抱きながら家の裏山を登る。浮気相手の令嬢に子供ができたからそちらと結婚すると、一方的に破棄を突き付けた男を許すわけにはいかなかった。受けた屈辱を晴らすため、裏庭に埋まっている聖
剣を抜こうとしたエリスだったが―ー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 18:00:00
10207文字
会話率:49%
事故で死んでしまったはずの主人公が目覚めたのは
一面にマグマが広がる場所。そして、ハイテンションな女性の声が聞こえる。
{貴女はわたくしの分身で代理人ですわ!}
これは、死んでしまった主人公が第二の人生として神と星と一緒に星を作り、時々遊ん
だりするお話です。
初めての作品なので矛盾していたり、変なとこがあるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 16:08:52
11446文字
会話率:57%
女神は退屈をしていた。
女神は窮屈だった。
転生させては毎回毎回、テンプレの繰り返し。もはや転生者達に火山のマグマ溜まりのごとき怒りを蓄積させていた。
「あいつらの苦しむ顔が見てみたい」
いつのまにか、その一心になっていた。
女神は誓う
──、いつかチャンスが来れば、ぶっ殺してやると。
この物語は圧倒的実力差の女神の逆恨み復讐譚!!
とんでも女神による『胸糞ざまぁコメディ!」、ここに爆誕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 23:04:56
13614文字
会話率:48%
百合と幼女と幼女と幼女が百合百合するだけです。(ノベルアップ+にもあります)
最終更新:2024-03-11 09:07:59
1156文字
会話率:57%
世界の全てが、ダンジョンに飲み込まれた。
それも、ずっとずっと昔に。
なぜ飲み込まれたのか。
飲み込まれる前の世界の姿はどうだったのか。
幾層にも重なり、果てなく広く感じる壁や天井のその先、ダンジョンの外の世界はどうなっているの
か。
それらの質問の答えはたくさんある。
古いとある冒険家の手記。
巨大宗教の世界の成り立ちの教え。
頭のいい学者さんの考察。 etc...
たくさんあるが、どれも言ってることがバラバラで、それらのどれが正解かを証明できる者はいないし、確かめた奴がいるのかどうかすらわからない。
わかるのは、そんな真偽もわからなくなってしまった話が至る所で蔓延ってしまうだけの時間が、世界がダンジョンに包まれてから過ぎてしまっているということくらいだ。
世界を包み込んだダンジョンの環境は特殊だ。
膨大な水に満たされた場所、
無限にマグマが溢れつづける場所、
常に雷が迸る場所、
重力が入り乱れる場所、
繋がるはずのない遠くに繋がる扉、
毎日形が変わる広大な森、
音と光がないただ白だけがある衣装部屋、
夢と現実が入れ替わる宿、
形のないものを捕らえる牢獄……。
それらの環境の共通点は、床、壁や天井で囲まれた、ダンジョンの『中』であるということくらいで、一定ではない。
そんな特殊なダンジョンの環境を、生まれてから当たり前の世界のあり方であるものと受け入れて、人々はなんとか生きていた。
これは、そんなダンジョンで生きるヒーロー達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 00:00:00
70606文字
会話率:31%
僕の蒔いた種は 土から 若々しい芽を出し 無限の可能性を 秘めたかのような 青い空に向かって 伸び始めた
最終更新:2024-03-02 15:42:33
281文字
会話率:0%
なにかその辺のもの空想だったり現実だったり
最終更新:2024-02-06 21:02:24
217文字
会話率:0%
僕は大川猛流(おおかわたける)。
我ながら大人しい性格で平凡な毎日を送っていた。
ある日のホームルーム。先生が教室を出ると教室全体が光に包まれた。
そしてクラス転移した先は王城の広間。
そして目の前には髭を蓄えたガタイの良い王様、美しい
王妃様、そしてかわいらしい姫だった。
「魔物を倒し、世界を救ってほしい」
王のそんな願いで償還されたこのクラスは、お決まりのステータスという声と共に、自分のスキルに一喜一憂するのだった。
そしてスキル『超回復』を得た僕は、同席していたA級パーティ『遥かな頂き』に一人だけスカウトをされたのだ。
「君のスキルはきっと俺たちの助けになる!一緒に世界を救おう!」
そんな言葉に胸を躍らせ、冒険を重ねていた僕は、攻撃手段がないためレベルもスキルレベルも上がらないので、ずっと回復は自分にだけ。
役立たずと国に戻った際にはいじめられ、王からは指名した手前とりあえずは最初の目的のドラゴン討伐までは帯同するように命令された。
そして『遥かな頂き』の面々も渋々了承した。
そして険しい火山地帯の先にいる火竜を僕以外のメンバーが総力を挙げて討伐した。
みんなぼろぼろの状態ではあったが、喜びに満ちていた。
僕が回復できたらいいのに・・・そんなことを思っていたら、僕の体がふわりと浮いた。
まさかの胴上げ?僕は役に立たなかったのに・・・そんなことも思ったが嬉しさに涙がこみ上げ・・・
そしてそのまま僕は落下していった。
慌てて周りを見ると下にはボコボコとしたマグマが見える。
「はーやっとスッキリする!役立たずにまで褒賞を分けことになるんなら、さすがに我慢できねーからな!」
「討伐の末に犠牲になったとかうまくいっとくから!」
「安心して死ねよーー!」
そんな言葉が聞こえる中、僕は・・・数十メートルはあろう火口を落下し、そのままマグマに身を焼かれた。
全身が焼けただれる激しい痛みの中、僕は焦燥感にかられ、ただただお荷物になっていた自分を思い返していた。
「でも・・・それでも僕は・・・さすがに切れてもいいですかね?」
そんなつぶやきが、マグマに焼かれ消し炭のようになる僕の最後の言葉になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 20:00:00
168855文字
会話率:42%