認知症の母親とその息子。
老々介護の心労から男は自殺を考えています。
最終更新:2012-12-04 07:00:00
200文字
会話率:0%
「ある人を好きになった。恋しとる・・・」56歳の叔父は見たことのない程、真面目な顔で僕にそう告白した。その相手というのは叔父が時々ボランティアしている介護施設に入居している認知症の女性だった。
最終更新:2012-11-22 07:53:11
3806文字
会話率:39%
遠い未来。あるいは、とても近い未来。紙媒体の本が最早アンティークと化した時代に、少女は日本最後の図書館に通う。認知症の祖母に本を届けるために。AIの司書と、二人だけの図書館。電子書籍の盛り、時代錯誤を携えて少女はどんな選択をするのか。 ※
空想科学祭FINAL参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 00:00:00
13921文字
会話率:31%
認知症と家族と。
掌編にて、現実味が薄いのはご容赦願。
キーワード:
最終更新:2012-08-05 15:45:10
1957文字
会話率:37%
受験で悩む大樹は最近母親との衝突が絶えない。ある日、ついに怒りを爆発させた大樹は母親の首を絞めてしまう。パニックに陥り、当てもない逃避行に出る大樹を拾ったのは、社会から孤立した老夫婦だった……。
最終更新:2012-05-14 16:29:17
107031文字
会話率:38%
美紀は都内の上場企業に勤めるOL。そう遠くはない実家に帰省した際に、母のせいで元恋人の崇を思い出してしまい、苛々が募る。美紀は都内のアパートに戻る前に祖母が入居するグループホームに寄り、祖母が書いた短冊を見つける。そこには、亡き祖父を想って
書いた祖母の言葉が記されていた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-29 23:22:14
7009文字
会話率:56%
石岡は20代後半の県庁職員。末期癌で余命わずかである祖父と、家族を交え、鰻屋で最期の外食を共にする。認知症の祖父と会話するネタもない石岡は、割り箸の袋で箸置きを折り始める。それは鶴の箸置きで、作り方を教えてくれたのは原田美嘉子という昔の同僚
だった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-22 22:38:11
9823文字
会話率:58%
どうか僕を忘れないで。
愛に溺れ死ぬ僕を、君が息絶えるその瞬間まで覚えていて。
勿忘草が呼び覚ます、愛の記憶。
――2011年12月21日、ご指摘を受けて会話文の表記を修正しました。
神代翁さん、どうもありがとうございます。
*他サイ
トでも投稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-18 00:41:55
3917文字
会話率:26%
認知症の義母さよ、そしてそれに向き合う嫁、寿子。
さよはバルコニーから毎日外の景色を眺め寿子に告げる。
「今日も白い服を着た若いおなごが、小さな御宮の前に座ってる」と、
だが寿子にはその姿は見えない。
しかし心の焦点を合わせることが出来た時
、寿子の心の中にも新たな
世界が広がっている事に気付く。
あの世とこの世、恐怖と悲しみと因縁、そして死への恐怖、
そんな世界感に引き込まれながらも、さよと寿子は心の葛藤と
愛情を育み、 より互いの関係を深め合っていく心温まる物語。
切なく長い時を超えて桃の花と共に返り咲いた雛人形、
そんな優美で雅やかな世界をあなたへ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-18 15:44:58
12203文字
会話率:19%
認知症という用語は気に入らないので、このタイトルにしました。(いつもの半分の長さです。)*(お断り)このショートショートは、山中幸盛のブログ「妻は宇宙人」に掲載されているものと同一のものです。
最終更新:2011-07-07 22:43:43
835文字
会話率:61%
八百万の神。自分の身勝手は、やはり「神々」には見透かされているのか。認知症の母を介護している時に「神さん」のことを、しばしば、考えるようになった。その当時の「神さん」に対する、心象をエッセイにしてみた。
最終更新:2011-05-30 16:55:46
1177文字
会話率:0%
本書は、10数年前に痴呆症(当時はそう呼ばれていた。現在は認知症)になってしまった母と私(筆者)との介護会話日記である。この日記は19年前に起こった「阪神淡路大震災」から始まった。
認知症がどのような「病」なのかを、コミカルな大阪弁で「母と
の会話」を通して著した。
母と私(筆者)は二人暮らし。
「認知症」は「切ない」病である。このため「認知症」の介護は、仕事との両立が困難で、生活苦に陥りやすく、苦悩の連続で、多くの介護者は「悩み、苦し」、挙句、心中や殺人に迄到るケースが後を絶たない。いまでも、この状況はあまり変わっていない。むしろ、高齢化社会が進んできた事や長引く不況で、増え続けているのが現状である。
昨今では、有名人や芸能人等が「介護を巡って、苦悩を告白」マスコミもこれを大きく取り上げ、「介護地獄」を喧伝している。
果たして、そうか。私は、認知症の母を介護しながら「介護」は「地獄」とする風潮に「疑義」を抱き続けてきた。
母が笑ってくれれば、笑顔を見せてくれれば、それで良い。そのためには「逆らわず、怒らず、大声を出さず」に「介護は会話から」を基本に実践した。
この日記は「認知症の介護」の答えを出した分けではない。が、このような「介護」もある、と言うことを知って頂ければ、多くの介護関係者の参考になろうかと、思い、取りまとめたものである。
その母も3年前に天国へ逝ってしまった。
私は、いま「看取り後」として、「男性介護ネット(事務局:立命館大学)」を、応援するため、このブログを続けている。介護していた愛する人を亡くし、独りぼっちになった方々を「ロストシングル」と言うそうだ。この方々は、一心に介護をしてきただけに、その反動も大きく「抜け殻」のようになってしまう方もいる。「介護」が生き甲斐となっていたからである。その生き甲斐が無くなったら。
私もご同様だ。看取り後、自分がどう生きていくかを、ブログに書いていくことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-23 16:13:12
159955文字
会話率:46%
高齢の両親と娘の平穏な暮らしが、父親の脳梗塞による緊急入院で一変する。病弱だった母親はもの忘れが激しくなり、認知症が疑われる。そんな父と母の介護に加えて、別居の兄夫婦の辛い仕打ちに苦悩する日々が始まる。
最終更新:2011-05-13 10:48:08
87103文字
会話率:24%
ロボットという存在を通して、人間の持つ愛憎を描くSF仕立ての物語。
西暦2078年。ロボットの開発技術は急速に進歩し、現在のコンピュータのように社会に普及。今や、自ら思考し、学習能力を備えた新しいモデル=アンドロイド(人間型ロボット)は
、人間の心のケアをするまでになっていた。
ロボットプロデュースの最先端企業・イザナミロボテクスが作った「テルミ」は、その中でも最も秀でた力を持つアンドロイドだ。開発責任者である若きエリート・富士晃は、彼女を企業のビジネス戦略の重要な用兵とみなし、とある老人ホームに介護スタッフとして送り込む。
奇妙なサイドビジネスに興じる園長・小田部晋作と、ロボットを毛嫌いする介護士長・一条紀子が運営するそのホームで、テルミは入居老人のひとりであるテツと友だちになる。認知症で子ども時代に返っているテツは彼女の情操を刺激し、やがてふたりは強い心の絆を結ぶようになる。
そして季節は夏。お盆の時期。仲間の死をきっかけにして、自分の故郷と家族への思いに目覚めるテツ。それを叶えてあげたいと考えたテルミは、彼をホームから連れ出し、故郷の街へ小さな旅を企てる。様々な出会いと発見に満ちたその旅はふたりの運命を大きく変え、さらにそれは人間とロボットの未来を変えるドラマに繋がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-19 09:07:11
54527文字
会話率:39%
電話をかけてかけてかけまくる人がいた。彼の名はテレホンダイヤラー。どんな電話も彼にかかれば無料通話にされてしまう。どんなパスワードもファイアーウォールだって手に取るように暴いてしまう。彼の持つノートパソコン並みの巨大な携帯電話には世界と通じ
合える膨大なネットワークが秘められているのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-05 05:15:27
1381文字
会話率:29%
兄貴のように作家になりたかった。夢をあきらめ、不器用に家族のために生きた。家族に愛され、嫌われ孤立し、懸命に生きた。60過ぎた頃、やつが忍びよってきた。それに怯えながら家族を守り、生きた。
最終更新:2010-08-11 19:48:27
16262文字
会話率:20%
「ああ、母さん? 俺だよ、俺」
オレオレ詐欺の常套句を吐く。
男にはこの詐欺が上手く行く確証があった。何故ならば、もうすでに三度も「母さん」を騙しているのだから。彼女は認知症であり、短期間の記憶があいまいで、騙されたことにすら気付かない
。彼女は男のような詐欺師にとって、格好の餌食なのだ。
この「母さん」は、ある詐欺師の男によって与えられたものだ。
その男は、この家をターゲットにすれば必ず成功すると言った。
そして事実成功した。
何故彼は甘い蜜を人に分け与えたのか。男は疑問に思ったが、一度得た甘い蜜の味を忘れられない。
蜜を追い求めた男は、黒い地下室へ誘われることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-07 17:00:00
7959文字
会話率:33%
「もうすぐ、お祭りがある。家に帰らなきゃ」認知症で入院中の祖母が毎日のように言う。肝心の村は、もうないのに。
地震と大雨で、村人たちは皆、そこを捨ててしまった。
優香は、その事実を祖母に伝える事が出来なくて、うんざりと毎日を過ごしていた。お
まけに、変な夢まで見るようになる始末だ。
夢の中で、祭を待ち望む「何か」。それに導かれるように、優香はルームシェアの武司と共に消えた村を訪れる。
そして、祭の日……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-07 17:00:00
8000文字
会話率:32%
認知症の父の介護に疲れ果てた夫婦が最後にすがった介護システム。それは透明なカプセルだった。
最終更新:2009-12-09 14:43:05
3026文字
会話率:40%