三国志の三英雄の1人劉備玄徳が大好きな高校生の劉義賢が劉備玄徳の墓を訪れるが、くまなく調べると何かの装置が作動し墓の中に落ちる。辺りを見回すと奥に劉備玄徳愛用の双股剣があったので触れると謎の女性の『玄徳様の運命をお変えください』という言葉で
光に包まれ目を覚ますとそこは後漢末期の涿郡涿県楼桑村だった。目の前にいる兄だと名乗る劉備殿に困惑しながらも義勇兵を結成し、激動の時代を劉備殿の天下のために尽力する物語。
※二次創作ではありますが史実に忠実ではなくオリジナル戦記寄りとなってます。数多くの武将が出るため、誰が話しているかわからなくなることを避けるために「」の前に名前を入れます。読みにくい場合はコメントなどで教えてもらえるとありがたいです。オリジナルキャラも登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:00:00
864160文字
会話率:86%
どんな人間だって表と裏の二面性があるが、それにしたってあの男は特別だろう。
二つの顔どころか2000を超える顔と名前を持っているというではないか。
マフィアボス、異能殺し、人形師、大手製薬会社取締役社長、軍務副大臣、異能警察情報局課長、
…etc。
一体何百年間生きてたらこうなるのか?肩書も名前もありすぎて混乱してくる。
それに、あの男は女だろうが赤子だろうが目標があれば全員殺すし、目的があれば末期患者や死刑囚すら生かすだろう。
何のためかは知ろうとも思わんが、その特性に惹かれ縋るものが後を絶たないらしい。
まさに魔性。
だから我々は統一して奴をこう呼んでいるよ。
【魔人】ってね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:00:00
44481文字
会話率:31%
楽園編
天使――それは男にとって憧れを通り越して何かよく分からない概念と化した存在。
別に翼が生えている必要もない。輪っかを浮かべている必要もない。ただ魅力的な容姿と性格をしていればそれで天使だ。CMAのヒロインならばそれで天使だ――。
第3次世界大戦末期。精神崩壊を繰り返してCMAをプレイし天使に癒されると言うセルフ治療スタイルを確立した軍人の天之玄咲はCMA――1999年発売のポケットボーイ専用ゲーム【CARD&MAGIC ACADEMIA】の重度廃人だった。
地獄のような現実に耐えかねて、その度に狂気をCMAで抑える日々。
そんな玄咲の人生はある日一発の核弾頭によって唐突な終焉を迎える。死の寸前までCMAをプレイし続けた男は地獄に落ちることを確信しながら爆発に呑み込まれ――。
そして気が付いたらCMAの主人公に転生していた。
カードとそれを読み込み発動するリード・デバイスが起こす奇跡――カード魔法。
そのカード魔法を使って戦う魔符士を育成するラグナロク学園に玄咲もまた主人公として入学する。
玄咲は狂喜し、決意する。絶対ヒロイン――天使とエンディングを迎えると。
少しおかしくなったテンションでストーリー、そしてヒロインのゲーム知識を活用した手堅い攻略を目指す玄咲。しかし転生から数秒後に起こしたある事件によりストーリーは初っ端から大脱線し、絶妙に役に立たないゲーム知識に玄咲は翻弄され盛大に空回りする。
そんな玄咲はある一人の天使のような少女と出会う。なぜか玄咲にやたらと好意的な少女に、段々とヒロインそっちのけで玄咲は惹かれていく。
そしてある時、ついに悟る。
「彼女こそが、俺のこの世界での天使だったんだ!」
地獄編
夢は壊れた。
天使は羽をもがれた。
全て俺が間違っていた。
何もかも全て俺のせいだ。
「この世界は楽園なんかじゃない」
だから、
だから。
だから――
「地獄に堕ちろ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:01:05
500273文字
会話率:57%
運命に抗え。
使命を果たせ。
最終更新:2024-05-11 18:51:52
810466文字
会話率:38%
西園寺子爵家のご令嬢、西園寺沙羅。堅苦しい肩書きとは裏腹、研究バカ奇天烈唯我独尊令嬢の沙羅は、元気に戦場で資源を集め、戦いと研究の毎日を謳歌していた!
今日も元気一杯に戦場に飛び立ったところ、あれ?なんか敵の戦車に狙われてる美少女が!?
気まぐれで助けたところ、色々な事に巻き込まれて!?(ちなみに、巻き込んだのは本人の模様)
戦争、テロ組織、研究に婚約破棄騒動!? ちょっと、私の頭がオーバーフローするんだけどッ!?
そんなこんなで、二人の少女の物語が今、始まるッ!
地球が謎の敵性機械兵器群"メビウス"に支配されてから早四半世紀。残された人類は、最後の生存域である日本列島本土に「葦原公国」を建国し、終わりの見えない、メビウスとの戦争を続けていた。
精霊術士と軍事力を頼りに続く、終わりのない消耗戦。誰しもが終わりを願い、誰もが終わらせられないこの戦争。絶望が蔓延する中、二人の少女の出会いが、世界を揺るがす。
年不相応な精霊術の使い手、如月海凪。
精霊術の紛い物に手を染める研究者、西園寺沙羅。
これは、二人の少女が、世界を変える物語。
※本作品は【連載版】を改稿したものです。【連載版】の方が更新は早いので、続きを読みたい場合は【連載版】の方を見てください。
※本作品は末期戦✕重厚な戦闘描写✕百合✕SFファンタジー✕研究✕陰謀劇etc...の詰め合わせセット、ついでに(割と)シリアスな話です。また、やや戦闘描写過多の傾向があります。苦手な方は注意してください。(あらすじ詐欺とか言うな!)
※4/10 副題を「〜精霊術全盛、滅亡待ったなしの末期戦世界を、少女は精霊魔術で立て直す。これは、婚約破棄された子爵令嬢と運命に見放された天才子爵令嬢による革命の物語〜」で確定
※設定集はこちらからどうぞ
https://ncode.syosetu.com/n3496ir/
※ep.(整数)が本伝、ep.(小数)が外伝となっています。時系列が違うので、本編のみをご覧になりたい場合はep.1.00〜の整数話数を閲覧してください。
※副題は副題です。正式タイトルは「深紅星輝─精霊魔術で行く精霊道─」のつもりです。何度でもいいます、副題は(ry
※ハーメルンでも掲載中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 13:48:22
145740文字
会話率:49%
県内屈指のヤンキー高に通うお嬢様、陽徳院 愛莉(ようとくいん あいり)。中学生の時に、いじめっ子を殴ってしまった事により、理由ありの暴力に快感を覚える。彼女はヤンキー高で、日々喧嘩に明け暮れていた。
そんなある日、仲間を助けようと身を乗り出
した結果、命を落とす。
次に目が覚めると、そこは戦国時代末期。出羽国の伊達家、伊達政宗の正室・愛姫(めごひめ)に転生していた。
戸惑いながらも、領土を奪い合う修羅の世界で生きていくことを誓う。
持てる知識と腕っぷしで奥州統一、日ノ本統一を目指すが、愛姫の介入で歴史が変わる⁉。
そんな夢とロマンと恋が詰まった真戦国物語である。
※この作品は以下のサイトにも投稿してあります。
Nolaノベル→https://story.nola-novel.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 13:00:00
122533文字
会話率:43%
西暦1944年10月下旬、太平洋戦争末期、フィリピンをめぐる攻防が始まってすぐ、急速に巨大化した台風が予想外の進路をとってレイテ湾に襲来。
その猛烈な嵐の下、追い詰められた日本海軍は総力を挙げ、史上最大規模の米侵攻船団に対して『殴り込み
』作戦を決行する。
果たしてその結末はっ?!
真の題名(笑):
『フィリピン、レイテに侵攻してきたアメリカ軍を日本軍が撃退するのは、どう架空戦記しようとも無理ゲー過ぎる! だからいっそのこと本物の「神風」と「天佑」に縋ってみる事にした』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 10:39:36
3204文字
会話率:2%
テーマは末期戦。太平洋戦争末期の日本側が主な視点です。
正直、辛気臭い作品ですので、「日本つえー」を期待される方には向いていません。
戦争を逆転するほどの秘密兵器は登場しません。
内容は、史実の1945年3月の東京大空襲を、沖縄特攻した戦艦
大和を中心とする菊水作戦部隊を中核とする艦隊が阻止しようと動いていく流れになります。
それを戦いを担う軍人たちと、蹂躙されるサイパン島の二面から見ていきます。
(なお、私どもが主宰するホームページに掲載している作品の転載になります。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-11 21:44:46
391774文字
会話率:20%
日本人を中心にした大航海時代を、ご都合主義に駆け抜ける! 勿論、我らが第六天魔王も大活躍だ!
というのが基本コンセプトです。日本人が日本列島にとどまり続けず、世界に進出していく様子を追いかけていきます。
タイムスケール的には、源平合戦の頃か
らごく緩やかに歴史の歩みが変わり始め、戦国時代末期に決定的な変化を迎えていきます。そしてその後は、可能な限り日本人のテリトリーが広がっていく様子を20世紀に入る辺りまで見ていきます。
(なお、私どもが主宰するホームページに掲載している作品の転載になります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 12:52:13
232725文字
会話率:2%
点滴で生命を維持しているガン末期患者の織田雄治は、死が目前に迫り、オーラを見て相手の感情や過去を知ることができるようになった。また使えるようになった念動力で、身体から霊体を離脱させることに成功する。霊体になると、憑依した相手に行動を誘導し
たり、空中を自由に飛べることができた。さらに過去に行けることがわかると、バブル以前からの地価の動向や株式市場のデータを霊体意識に記録させ過去に飛んだ。そして中学2年生の自分の魂と融合させることに成功する。バブル相場から現代の仮想通貨の暴騰相場を現代知識を利用して巨万の富を得る成り上がりストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 09:20:24
107708文字
会話率:51%
山歩きの最中に雨宿りしていた失業中の遠見祐司は、気がつくとリファニアという極北の小大陸にいました。そこは今から五千年前に”空の割れた日”という名付けられた物理現象を境に、史実の地球とは異なった自然環境、歴史を刻んできたもう一つの地球だった
のです。
そして、”空の割れた日”に地球にもたらされた未知のエネルギーによる巫術と呼ばれ魔法もどきの術が存在します。この巫術による自然界への悪影響を排除するために、祐司が大巫術師スヴェアの代理人となり途中で出会った少女とリファニアを旅するアドベンチャーロードストーリーと思ってください。
長い話ですが第一章、できれば第二章を読めば後は独立した話が数話ずつまとまっている体裁になっていますので何処か面白そうな所だけを読んだり、興味が薄いような場所を飛ばしても読むことが出来ます。
見た目の雰囲気は北欧風ですが、中世末期のリファニアというキリスト教無き多神教世界での主人公以外の群像劇も時々展開します。
なお、作中の挿絵は、地図や図などを除いてフリーの素材・写真を加工して使用しています。気をつけているつもりですが、規約違反があればご指摘していただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 09:02:41
8231298文字
会話率:25%
後漢末期、江東に一大勢力を築き、”江東の小覇王”と呼ばれた孫策は、不覚にも暗殺で命を落とした。
しかし不思議なことに、彼は8年の時をさかのぼって再び生を得る。
時は父 孫堅が亡くなったばかりの192年。
父親の訃報を聞いて倒れた孫策に、未来
の彼の意志が宿っていたのだ。
しかも無二の親友である周瑜も、同様に蘇っていたことが判明する。
これを天意と見た2人は、改めて中華に覇を唱えようと、決意を新たにした。
失意のうちに果てた男たちの逆襲が、今はじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 07:00:00
107775文字
会話率:37%
蜀漢の皇帝 劉備は孫呉の軍勢に惨敗した後、白帝城でその生涯を終えたはずだった。
しかし彼が再び目覚めると、そこは徐州の州牧邸であったのだ。
不思議なことに劉備は、29年もの時をさかのぼっていた。
時は彼が徐州牧になったばかりの194年の夏。
翌年には呂布に徐州を乗っ取られるという失態を演じるが、それも知っていれば避けようはある。
おまけに関羽と張飛も未来の記憶を持っていることが分かり、3人はやり直しを決意した。
絶望の淵からよみがえった男たちの戦いが、今また始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 07:00:00
196804文字
会話率:30%
21世紀でサラリーマンをやっていた俺は、気づけば三国志の世界に転生していた。
その転生(憑依)先は、呉の孫紹。
孫権の兄であり、”江東の小覇王”と呼ばれた孫策の、息子だった。
時は”赤壁の戦い”直前の、208年初頭。
ここから曹操を撃退した
孫権と劉備が、それぞれに国を構え、3国鼎立の状態になっていく。
しかし微妙な立場の孫紹は、戦局に関わる機会もなく、ただ歴史の中に埋もれてしまうのだ。
いいや、この胸にくすぶる思いを、諦めたりはしない。
志なかばで逝った孫策(オヤジ)の夢を、俺が継いでやろうじゃないか。
今、未来人の意志を宿した孫紹が、新たな歴史を作ろうと動きだす。
孫家3代の覇業に、刮目せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 08:00:00
174052文字
会話率:39%
三国志といえば、その華々しい歴史や有名な英雄たちが頭に浮かびますが、その物語は劉備や諸葛亮の没後も終わりを迎えませんでした。蜀漢は魏によって滅ぼされ、呉も晋によって倒され、天下は晋に統一されました。三国志演義の小説を読み終わった時、私はこう
思いました「え?終わり?」と。結末があまりにもあっさりしているんですよね。多くの三国志演義の小説では、その詳細な展開は語られていません。
この物語の舞台は、三国時代の中期から末期。劉備の息子である架空の人物「劉徳」が主人公として登場します。劉備の死後、長男の阿斗が後を継ぎますが、彼は皇帝としての器に欠けていました。蜀漢の運命は揺らぎ、各国は自らの地位を確立しましたが、その裏では後継者争いやクーデター、裏切りが絶えませんでした。三国時代の幕が下り、その表と裏、暗闇に包まれた時代の真実が明らかになる物語です。
「三国志~劉徳伝~」は、劉備と孫尚香の間に生まれた「劉徳」にスポットを当て、三国志の終結後の混沌とした時代を描いたドラマティックな物語です。華やかな英雄たちの物語が終わった後、彼らの後継者たちがどのような運命をたどったのか、その一端を垣間見ることができます。興味が湧いた方は、是非、一度「劉徳伝」をお読みください。
*この物語は三国志演義に準拠していますが、ところどころ独自の解釈と、フィクションが含まれます。
*週一で投稿する予定です。ブックマークしていただけますと、より確実に読むことができます♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 00:30:00
14845文字
会話率:45%
「戦のない世など、訪れませんよ。人の愚かさが、それを許さない」
これは、"裏切り者"と呼ばれた娘が、百年の戦を終わらせる物語。
大陸歴4013年、"陥陣覇王"とあだ名される傭兵隊長アナスタシアは、
太陽侯フーベルトと対峙していた。
女帝の裏切りにあい、アナスタシアはわずか二千の手勢で十一万の大軍を相手取ることになるが・・・。
一方、大陸西部では首邑パリシを包囲したアングルランドが、対アッシェン百年戦争に終止符を打つべく主力を集結させていた。
アッシェンの常勝将軍ゲクランは、国の命運を懸けた、最後の勝負に出る。
アッシェン、アングルランド百年戦争末期を描いたオリジナル戦記「プリンセスブライト・ウォーロード」です。
よろしくお願いします。
この作品はサイト(http://bokenfantasy.web.fc2.com/)にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 16:20:20
1258858文字
会話率:52%
大財閥〈篠沢(しのざわ)グループ〉本社・篠沢商事に勤める25歳の桐島貢(きりしまみつぐ)。
彼は秋のある夜、上司の代理で出席した会社のパーティーで、会長令嬢で高校2年生の篠沢絢乃(しのざわあやの)に一目惚れ。
その三ヶ月後、会長・篠沢源
一が末期ガンでこの世を去る。
葬儀の日、父の遺言により会長の後継者となった絢乃を支えるべく、秘書室へ転属する旨を彼女に伝える。
絢乃は無事、会長に就任。会長付秘書として働くことになった貢はある日、会社帰りの愛車の中で絢乃に衝動的にキスをしてしまい――!?
草食系男子の年上秘書×キュートな10代の大企業総帥による、年の差オフィスラブストーリーのヒーローサイド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 14:47:29
24971文字
会話率:49%
6月某日、梅雨なのによく晴れたある日――。一人のウェディングドレス姿の花嫁が、新宿の結婚式場で式を挙げようとしていた。
彼女の名前は篠沢(しのざわ)絢乃(あやの)。19歳の若さで大財閥〈篠沢グループ〉の会長を務めている。そして、彼女が結婚す
る相手は桐島(きりしま)貢(みつぐ)。絢乃より8歳年上で、会長付秘書を務めている青年で、彼女の初恋の相手でもある。
彼女は控室で、桐島との出会いから結婚に至るまでの経緯を思い返していた。
二人の出会いは20ヶ月前の秋。財閥の前会長だった絢乃の父、源一の誕生日パーティーの席でだった。この時すでに体調に異常をきたしていた絢乃の父のことを心配し、病院での受診を提案したのが当時総務課の平社員だった桐島なのだ。
彼のおかげで、父が末期ガンで闘病ののち逝去するまでの3ヶ月間を有意義に過ごすことができたと、絢乃は感謝していた。
父亡きあと、遺言で会長に就任することになった絢乃は、葬儀の日に送迎を担当した桐島に「自分に会長が務まるのか」と弱音を吐く。そんな彼女を支えるべく、桐島は「自分が秘書になります」と宣言。会長選任の取締役会でひと悶着あったものの、絢乃の母で篠沢家当主の加奈子が会長代行を務めることで承認を得、無事に絢乃が会長に就任した。
会長に就任したあとの絢乃はまだ現役の高校生だったこともあり、慌ただしい二足のワラジ生活を送っていた。桐島はそんな彼女を献身的に支え、送迎まで買って出る。
絢乃はいつしか、彼の存在に安心感を抱くようになるけれど、それが何という感情からくるものなのか分からなかった。
友人の中川(なかがわ)里歩(りほ)の指摘で、絢乃は初めて知った。それが恋なのだと――。
そして、絢乃は桐島の兄・悠(ひさし)の登場により、桐島もまた、自分に対して特別な想いを抱いていることを知り――。
高校卒業後、会長職に専念することにした絢乃は、恋人となった桐島との結婚願望を抱くけれど、彼はなかなかプロポーズしてくれず――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 14:46:45
248586文字
会話率:51%
大財閥〈篠沢(しのざわ)グループ〉本社・篠沢商事に勤める25歳の桐島貢(きりしまみつぐ)。
彼は秋のある夜、上司の代理で出席した会社のパーティーで、会長令嬢で高校2年生の篠沢絢乃(しのざわあやの)に一目惚れ。実は所属する部署でパワハラに悩ま
されていた彼は、会社を辞めようと考えていたのだが、絢乃との出会いを機に会社に残ることを決める。
その三ヶ月後、会長・篠沢源一が末期ガンでこの世を去る。
葬儀の日、未亡人の加奈子と絢乃を車で火葬場まで送迎する仕事を任された彼は、火葬場の待合室で、父の遺言により会長の後継者となった絢乃を支えるべく、秘書室へ転属する旨を彼女に伝える。
絢乃は無事、会長に就任。会長付秘書として働くことになった貢はある日の会社帰り、助手席で眠っていた絢乃に衝動的にキスをしてしまう。
これで解雇される、彼女にも嫌われる……と絶望感に苛まれる貢だったが、彼女もまた、貢に恋をしていたことが分かり、二人は晴れてカップルに。
彼女と交際するようになり、貢の心境にも変化が。銀行マンの次男として育った自分と、名家の令嬢として育った彼女との間に格差を感じるようになり、「彼女の相手として自分はふさわしいのか?」と苦悩するようになる。
そして、絢乃と出会ってちょうど1年後に彼女の同伴者として出席した大きなパーティーで、貢は青年実業家でセレブの御曹司でもある有崎昇(ありさきのぼる)から、自分の心にある不安を煽られ、完全に自信を失ってしまう。
失望した絢乃から、一度は二人の恋愛関係に引導を渡されてしまうが、兄の悠(ひさし)から怒涛のような説教を食らい、自分は父親に対しても失礼なことを考えていたのだと猛省した貢は、「僕はカッコよくも強くもないですが、こんな僕でもいいんですか?」と、ありのままの自分を絢乃に受け止めてもらうべく、彼女に電話で伝える。
めでたく彼女との関係を修復することに成功した貢は、ベタながらクリスマスイヴに彼女に指輪を贈りプロポーズ。彼女は快諾し、翌年の6月に貢が篠沢家に婿入りする形で二人はゴールインする。
この作品は、『トップシークレット☆ ~お嬢さま会長は新米秘書に初恋をささげる~』のヒーロー・桐島くんを主人公に据えた関連作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 15:40:17
99178文字
会話率:41%
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる
一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 12:00:00
1935591文字
会話率:36%
ラーダ王国の武器商、カロネード商会の跡取りとして生まれ育ったエリザベスは、ひょんな事から軍人としての道を歩む事を決意する。
しかし女性が故に、軍隊への入隊志願を受け付けて貰えず、終いには家を継ぐ気が無いと判断され、彼女の父からも勘当を言い渡
されてしまう。
エリザベスは最後の手段として、実家から大砲を盗み出し、隣国であるオーランド連邦の紛争地帯に乗り込み、実戦で戦果を挙げ、地方領主様に砲兵士官へと取り立てて貰うという、無謀極まり無い作戦を決行する。
近世末期の異世界。世界の中心で産業革命の産声が上がる頃、そこから少し外れた北方大陸においても、砲兵令嬢(カノンレディ)の砲声が今まさに轟かんとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 07:00:55
411827文字
会話率:55%
国家の存亡、一族の興亡を掛けた艦隊戦
リーラン王国の名門クライセン公爵家に生まれたエリオ。
バルディオン王国の名門ルディラン侯爵家に生まれたサラサ。
黒髪に、残念オーラを纏ったエリオと、銀髪で、赤銅色の目を有する異形のサラサ。
敵味方に分
かれたこの2人を中心に、戦乱の物語が進んでいく。
2人は共に名門に生まれた為、相も変わらずに、艦隊を率いて東奔西走する事となる。
だが、それはやはり、必ずしも2人が望んだ戦いという訳でもなかった。
そんな中でも、2人は着実に戦果を上げていき、その名声は世界が知ることとなっていく。
また、歳を重ねていくという歳ではないが、私生活にも劇的な変化が起きていく。
そして、敵同士である2人の迷将は、当然のように、直接対決する機会が訪れるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 05:43:57
283226文字
会話率:21%
リーラン王国の名門クライセン公爵家に生まれたエリオ。
バルディオン王国の名門ルディラン侯爵家に生まれたサラサ。
黒髪に、残念オーラを纏ったエリオと、銀髪で、赤銅色の目を有する異形のサラサ。
敵味方に分かれたこの2人を中心に、戦乱の物語
が進んでいく。
2人は共に名門に生まれた為、若き日から艦隊を率いて東奔西走する事となる。
そして、国家の存亡、一族の興亡を掛けた艦隊戦を繰り返すのだった。
だが、それは必ずしも2人が望んだ戦いという訳でもなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 07:26:54
320804文字
会話率:21%
21世紀末期。
日本政府において永年に渡り秘密裏にされていた”第6セクター”と呼ばれる旧日本軍の城塞が存在した。
このセクターにおいて旧日本軍の遺志を継いだ者たちが突如日本政府に占領を通達し、
日本の再軍事化を目論んでいるという情報を掴んだ
現役自衛隊員南山一等陸尉は金欲によりその情報を第三国へ売りたい為
元同僚であり、現在はカメラマン兼ライターとして定職につかず
日々を自堕落に過ごす二階堂に法を度外視した調査依頼をする。
そして、二階堂はその城塞へ調査に乗り出すのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 23:55:47
100953文字
会話率:32%
魔物に世界が包まれるという終末期に備えるため王城を訪ねた主人公。
ところが専門の学校で教育を受けていない者が王城に入るには沢山の実績が必要と言われてしまう。
ギルドで功績を築くため試験を受けると異世界から来たという
男がいて……?!
魔法使いとしては最強クラスでも常に体のどこかが不調で不器用すぎる主人公が繰り広げるドタバタ冒険物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 22:39:24
1277文字
会話率:40%
太平洋戦争の末期、絶望的戦局の中。各地で特攻を含めた戦いに臨む日本帝国陸海軍艦艇、部隊のうち、幾つかの艦艇や部隊、航空機が突如として見知らぬ異世界に転移させられた。異世界で圧倒的な武力を持ち、彼らは、異世界の情勢を引っ掻き回して行く。
最終更新:2024-05-09 15:02:30
208983文字
会話率:27%
時は室町、戦乱の世の日本。
人食い鬼が出ると噂の山で、男は不思議な白装束の旅の坊主と出逢う。
道中、坊主の口から語られるのは、賽の河原で出逢った一人の子供と鬼の物語。
所詮此の世は生き地獄。
その目に泪を浮かべ、情けをかけた罪により地獄と
云う名の浮世に落とされた地獄の鬼「首葛籠」と、彼に見逃されたひとりの鬼の仔「空也」。
時に慈しみ弱きを助け。
時に慈悲なく悪しきを葬る彼ら。
室町の世を渡り歩く彼が語るのは、平安末期の哀しき儚き世の移り変わりと……各地の伝承や妖語り。そして己の父を探し……葬り去るまでの物語。
葛籠になった鬼の真の罪と罰とは、少年の逝く末は……?
琵琶の音と共に此処に語るは、憐れ戯れ珍道中——。
※本作はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 00:02:14
4724文字
会話率:36%