「犯罪者アッシュ・ラグーン、君を特対者に任命する!!」
特別命令対象犯罪者。略して特対者〈トクタイシャ〉。それは帝国に反した者への侮辱的な烙印であり、更生を促す道しるべである。特対者は騎士団に付き従ってモンスターを倒し、人の助けとなり、心
を洗うことでその汚名と義務を返上とする。
「人でなし」の異名を持つ傭兵姉弟のアッシュとパティは、旅先で帝国騎士団と謎の襲撃者の争いに居合わせる。ひょんなことから犯罪者として捕らえられたアッシュは復讐に燃える騎士、リオと出会い、自らも戦火の中に身を投じていく。特対者としての責務と自らの信念を胸に、アッシュは謎の襲撃者『カルテッロ』との戦いに挑む。
帝国騎士団に反抗する『カルテッロ』の目的とは何なのか、そして姉弟の背中に影のように這い迫る過去とは……!?
国家の存亡を巡る、剣と魔法の冒険ファンタジーが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:08:09
137787文字
会話率:67%
「でね、その従姉妹の家で飼ってる猫ちゃんが、凄く警戒心が強くてなかなか私に懐いてくれないんだけど、おやつをあげた時だけはすぐ近寄って来て、夢中で食べてくれるのが、超可愛いの!」
「……そうか」
とある放課後の教室。
そこで俺はいつもの
ように、隣の席の朝比奈と二人で、世間話に興じていた。
……嗚呼、今日も朝比奈は可愛い。
小動物を彷彿とさせる、小柄な身体とくせっ毛の髪。
いつもニコニコ笑っている、太陽みたいな明るい性格。
朝比奈は元来口下手でコミュ障な俺に、唯一優しく話し掛けてくれた、天使のような存在だった。
そんな俺が朝比奈に分不相応な恋心を抱いてしまったのは、言わば必然だったのだと思う。
「……あー、ごめんね田村くん、また私ばっか喋っちゃって」
「……いや」
そんな、気にしないでくれよ朝比奈。
俺は朝比奈が楽しそうに話しているのを見てるだけで、赤スパを投げたいくらい心が満たされてるんだから……。
「私なんかと喋ってても、田村くんは楽しくないよね……」
「――!?」
朝比奈!?
いつも笑顔を絶やさない朝比奈が、目に見えてしょぼんとしてしまった。
嗚呼、違うんだ朝比奈ッ!
俺はただ口下手なだけで、楽しくないから話さないわけではないんだッ!
「あっ、もうこんな時間。私、家の手伝いしなきゃいけないから、先帰るね。またね、田村くん」
「……あ、あぁ」
何か言わなきゃという焦燥感に駆られたものの、結局喉から言葉は出ないまま、寂しそうに一人帰って行く朝比奈の背中を、俺はただぼんやりと眺めていた――。
「……はぁ」
その後俺は、藁にも縋る思いで、隣町にある占いの館で俺と朝比奈の相性を占ってもらうことにした。
「す、すいません」
勇気を出して仰々しい扉を開けると、店内は間接照明でいかにもオカルティックな空気を演出していた。
「あっ、いらっしゃいま……せッ!?」
「?」
狭い店内の中心に座っていた占い師風の人物が、俺の顔を見るなり、露骨に狼狽えた素振りを見せた。
占い師さんは顔を物々しい仮面で隠しており、声もボイスチェンジャーで加工しているので性別すら不明だが、体格的におそらく女性だろうと思われた。
「あのー、俺の顔に何かついてますか?」
「い、いえいえいえいえいえ! 何でもありません! ど、どうぞお掛けください!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 21:01:40
6678文字
会話率:54%
8月16日(火)くもり
今日は兄上に連れられて、生まれて初めて夜会に参加しました。
どれでも好きな料理が食べ放題だったので、ぼくは大好物のイチゴタルトをお皿に乗せようとしました。
するとその時突然、王太子のベンジャミン様が伯爵令嬢
のクラリスさんに、「ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」と言ったのです。
ぼくはとてもビックリしました。
参加者たちもざわざわしています。
クラリスさんが震える声で理由をたずねると、クラリスさんが男爵令嬢のデボラさんに、いんしつな嫌がらせをしているからだと言います。
そんなはずはありません!
クラリスさんは兄上の幼馴染なのですが、昔からぼくのことを実の弟のように可愛がってくれています。
クラリスさんが優しい人だというのは、ぼくも兄上もよく知っています。
そんなクラリスさんが、イジメなんてするはずがないのです。
でも、王太子であるベンジャミン様の言うことには、誰も逆らえません。
クラリスさんは泣きながら、会場から逃げるように出て行ってしまいました。
そんなクラリスさんの背中を、兄上は悲しそうな顔で見つめていました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 21:03:07
2631文字
会話率:0%
三度の飯より女装男子が好きな、生粋の女装男子萌えである男爵令嬢のレイラは、とある夜会の席で王太子殿下のカイルが令嬢の格好をして佇んでいるのを目撃する。
周りの令嬢達はそれが女装したカイルだとは気付いていないようだが、日頃から女装男子を見慣れ
ているレイラには直感的にわかったのだ。
レイラに気付かれたことに気付いたカイルはその場から逃げ出すが、レイラはその背中を必死に追い掛ける。
そして誰もいない中庭でカイルから事情を聞くと、どうやらカイルは子供の頃から女装に興味があったらしく、今夜は満を持しての女装デビューの日だったという。
自分には女装の才能がないのかと落ち込むカイルだったが、そんなカイルにレイラは自分がカイルを一人前の“女装男子“にしてみせると豪語したのだった。
――生粋の女装男子萌え令嬢と、女装男子の金の卵の王太子。
これはそんな二人の、血と汗の結晶を綴った物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 13:10:20
7012文字
会話率:45%
魔物が国に押し寄せて、それを先陣切って討伐するのが勇者のお仕事。
聖剣か聖槍を引き抜くことができればチャンス到来。
二十年勤めあげることができたなら、恩賞と領地と綺麗な(かっこいい)パートナーと巡り合える。
そんなサクセスストーリーを夢に、
成人した人々が我先にと聖剣と聖槍を抜く挑戦をする。
そんな中、偶然聖剣に選ばれて勇者になった主人公。
歓声と期待に背中を押されて、擦り切れるまで頑張るしかないブラックなお役目。
あと一年で引退できる、それまではお役目を全うするのが生き甲斐だった。
そんな新春の宴で起きた事件に勇者は巻き込まれる。
やった覚えのない罪で子供に人気の勇者様から一転。
石を投げられる犯罪者に仕立て上げられてしまう。
聖剣に宿ったおねぇ系精霊と、十九年わき目も振らず働いた勇者の。
哀と勘当の物語。
※11月29日午前七時、念願の日間総合ランキング1位到達です。
※12月4日午前七時、週間総合1位もいただきました。皆さま、応援ありがとうございますっ。
※2月7日 総合評価35000Pt突破しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:00:00
629154文字
会話率:38%
古い神の一部が放浪に惹かれて生まれたノマドは,赤い瞳と白い髪に褐色の肌を持ち,長旅と強い衝撃に耐えうる肉体を持った種族だ。一万年もの間,似た起源を持つエルフやドワーフと共に,自然の廻りに沿って暮らしてきた。
ノマドのカウルは,幼少期に兄を亡
くした。三日間の季節外れの霜と陽気が包んだ後に現れる“霜の旅団”と呼ばれる兵団,その一人,ツノつき兜の兵士に心臓を背中から貫かれて死んだのだ。
兄の復習を誓うカウルは,霜の旅団を追う旅を決意する。髑髏の仮面と光を返さない黒い鎧を身に着け,剣を口元に構え,振るう彼らの目的は一体なにか。カウルは復讐に何を見出すのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 10:10:00
61876文字
会話率:54%
勇者の仲間だった聖女アグノラは泣き叫んだ。
愛する勇者マリウスが、魔王を討伐する目前で殺された。魔王との実力差は著しく、全滅は間違いなかった。だがよく見ると、マリウスは背中からナイフで刺されていた。それは仲間の裏切りを意味した。
何度も
告白しても愛を受け入れてもらえなかったアグノラだったが、マリウスが死ぬ直前に「愛しています」と伝えると、マリウスから「俺も」と返事があり、マリウスはそのまま息を引き取った。
様々な想いが駆け巡る中で激しく泣いた聖女は、光に包まれた。
そして気付くと、過去の姿に戻っていた。
まだ勇者と出会う前の自分に。
もう勇者は殺させない。
それなら、勇者を勇者にしなければいいんじゃないの、とアグノラは考える。
のどかな村でスローライフがしたいともらしていたマリウス。その夢、私が叶えてあげるからね、とアグノラは誓うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 07:28:34
321895文字
会話率:26%
阿賀波京介は幼い頃から他人の目を気にして生きてきた。引っ込み思案で臆病で、取り柄と言ったら190cmの背丈だけ。でも目立ちたくない彼はいつも背中を丸めて生きてきた。
そんなある日のこと。いよいよ父の再婚相手と暮らす日が来たのだが……なんと
そこには、現役トップアイドルの烏丸時生がいた。
「京介君のこと、たくさん甘やかしてあげるからね!」
京介のことを甘やかしたい時生と、戸惑う京介。
誰とも関わらず静かに生きていきたい。
自分の大切な物は誰にも知られたくない、触れられたくない。
大切な気持ちも夢も抱えて守り続けてきた京介は、しかし、時生やクラスメイトと関わることで少しずつ変わり始める。
だが、そんな時、時生に不気味な美術教師が近づいてくる。
カクヨムでも連載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 22:37:58
31015文字
会話率:58%
高校二年生の春。武士郎の両親が離婚した。それは四年間一緒に生活してきた義妹が他人になることを意味していた。
別々の家に住むことになった、元義理の兄妹。
同じ学校だけど学年は違う。
二人の人生はもう交わることがなくなるのかもしれないと思った。
同じ日。武士郎は付き合い始めたばかりの彼女をクラスメートに盗られたことを知る。
たった一日で、妹を失い、彼女を失ったのだ。
だけどそれは、始まりだった――。
大人気Vtuber、水面みずほ。それが元義妹の正体。
そして武士郎もその兄という設定で活動していたのだ。
リアルでは他人、ネット上では兄妹。
いびつな関係、
リアルではもうかかわらなくなるかと思っていたら――。
元妹は、武士郎の教室へとやってくるのだった。
なぜか彼女ヅラをして。
「先輩、お弁当作ってきました!」
妹だと思ってた子に先輩と呼ばれるなんて背中がむず痒い!
そして、その様子を見ていた元カノは恥をかかされたと逆恨み。武士郎の元妹を男に襲わせる計画を立てるのだった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 15:20:00
103603文字
会話率:37%
「我が愛しのフロルティアに対し、君が嫌がらせをしていたことはわかっている! 男爵令嬢カルシェアーナ! 君との婚約は破棄させてもらう!」
「いったいどんな嫌がらせをしたというのですか?」
「中庭の噴水に突き落としたこと! 階段を降りようとして
背中を押して転ばせようとしたこと! 彼女の教科書を水でびしゃびしゃにしたこと! 全てわかってるんだ!」」
「待ってください。それはおそらく呪いなのです」
男爵令嬢カルシェアーナは、学園の夜会で婚約破棄の断罪を仕掛けられた。
しかし彼女は呪いの魔法の扱いに長けていた。
自分の持ち物がよく無くなるので、盗んだ者に災いが降りかかるようにしていたのだ。
つまりカルシェアーナは加害者というよりは被害者だったのだ。
断罪の正当性を失われた。それでも伯爵子息ルビアーシュは婚約破棄を撤回しようとはしなかった。
果たしてこの婚約破棄はどうなってしまうのか?
この婚約破棄の全てを画策した黒幕の真意は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 11:40:00
9809文字
会話率:35%
背中に違和感を感じた俺は、夜中に目を覚ました。
最終更新:2024-04-29 00:37:18
1214文字
会話率:31%
朝起きたら背中に羽が生えていた。白くてでかい鳥の羽みたいなやつ。
最終更新:2024-04-25 13:53:13
1227文字
会話率:60%
背中に走った激痛によって俺は叩き起こされた。
最終更新:2024-04-22 22:03:01
255文字
会話率:37%
「星降る夜に願いを込めて」
「私には何の取り柄もありません。精霊たちにも見放されてしまったのです」
暗がりの占い館で、エレナは涙を浮かべながら語り始めた。占い師は彼女の手を優しく包み込むと、静かに言った。
「あなたは愛情深く誠実な人。
でもそれが仇となり、時に自分を犠牲にし過ぎるのです。本当に大切なのは、自分を愛し、自分を信じること。その力があれば、必ず道は開けるはず」
「でも、私にそんな力があるでしょうか?」エレナの声は震えていた。
「あなたはもっと自分を信じるべきです。誰かに認められるために頑張るのではなく、自分の人生を自分で選択していく勇気を持つこと。それがあなたの本当の強さなのです」
占い師の言葉は、エレナの心に光を灯した。自分を見失わず、信念を貫く勇気。占いを通して内なる声に導かれ、彼女は新しい人生を切り拓いていく決意をした。しかし、変わることへの恐れもあった。
「私には無理かもしれません。今さら新しい道を歩むなんて」迷いを吐露するエレナに、占い師は諭すように言った。
「人生に『今さら』はありません。大切なのは、自分の人生に誠実であること。傷ついた過去も、全てはあなたを強くするためにあったのです」
占い師の言葉は、エレナの心の闇を優しく照らし出した。精霊に認められようと必死だった日々。本当の自分を見失っていたのかもしれない。変わることへの恐れはあるが、心の奥底では強く願っていた。占い師はそんな彼女の背中を、優しく後押ししてくれた。
苦難の日々も、全ては自分を強くするため。エレナは占い師になる決意をした。悩める人々に寄り添い、勇気を与えたい。魔力はなくても、人の心に灯りをともせる、それが彼女の新たな使命だ。
「本当にありがとうございます。私、頑張ってみます」希望に満ちたエレナの瞳を見て、占い師は微笑んだ。
「あなたならきっと素敵な占い師になれるわ。自分を信じて、前を向いて」
星空の下、エレナは心に誓う。どんな困難も乗り越え、自分らしい人生を歩んでいくと。かつて精霊に願った少女は、今、星に願いを託した。自らの手で未来を切り拓くために。
エレナの新たな旅が、今、始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:11:18
1058文字
会話率:8%
霧宮篠歩にとって、彼の生きる目標がないことはコンプレックスだった。
高校で一人の天才と出会った彼はその親友の背中を追うも、その親友は消息を絶ってしまう。
再び目標を見失って生きる気力を失ってしまった彼を立ち直らさせたのはあるアイドルグ
ループとの出会いだった。
――これは、苦しみ悩みながらも短い人生を生き抜いた、とあるアイドルマネージャーの物語である。
新作、『天衣無縫の勝負師は異世界と現実世界を駆け抜ける 〜珈琲とギャルブルをこよなく愛する狂人さんはクラス召喚に巻き込まれてしまったようです〜』を投稿する記念として、自作『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜』と『天衣無縫の勝負師は異世界と現実世界を駆け抜ける 〜珈琲とギャルブルをこよなく愛する狂人さんはクラス召喚に巻き込まれてしまったようです〜』を繋ぐ物語として生み出した一作、是非ご賞味あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 16:59:26
10779文字
会話率:35%
高校2年の久野原友太は過去にあった出来事により人間関係や交友関係は必要ないと思うようになっていた。そんな時父から赴任先でイギリス人と再婚したという連絡が入る。さらに再婚した相手には友太と同い年の娘がいて、日本に向かっており一緒に住むようにと
半ば強引に押し付けられてしまう。
そうして友太の家にやってきた「クレア・シルバーロック」は手料理を作ってあげたり、背中を流してあげたり一緒に寝てあげたりと持ち前の包容力を使い、どんどんと友太を誘惑していく……。だがクレアが友太の家に来た理由はただ彼と住むだけではないようで……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 02:32:14
233542文字
会話率:56%
詩を考えてるといつもそう思います。
最終更新:2024-04-22 19:55:20
202文字
会話率:0%
夕日を思いながら綴りました。
最終更新:2022-07-24 19:45:29
225文字
会話率:0%
本日の体験を、書いてみました。
最終更新:2022-07-22 19:45:25
311文字
会話率:0%
テンプレ的異世界に転生したルイス(旧 碧人)。
魔法や錬金術が生活に使われ、階級制度が根付いて獣人だって多く街を行き交っている。空は高く澄み、暖かく包み込む太陽に歓迎するように背中押す風はさながらゲームのオープニングのことだろう。
だがルイ
スは愕然とした。恐怖に慄いた。
みっともなく足が震え自身を抱いた腕に力を込めることもできず白目をむきそうな眼を瞼を見開くことでどうにか体面を保っている。
目の前の税を尽くしたような城に相反するスラム住のような子。既視感がある。知っている。知っているのだ。前世寝る間も惜しんで読んだフィクション小説の数々にゲーム。テンプレなこの世界。虐げられている子供。
このガキ悪役だろ!!!!!!!!!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 18:52:39
6996文字
会話率:25%
夕方で天気の悪い中、どこかの女の元へ出掛ける男の背中を見送る女の話
キーワード:
最終更新:2024-04-22 10:13:07
450文字
会話率:0%
届かぬ想いに胸を痛め蹲っている男の背中を見た私は、そっとその肩に手をやった。
キーワード:
最終更新:2024-04-02 13:52:44
513文字
会話率:0%
前の会社で辛い別れを経験した私は…独りの夜に耐えかねていた…
最終更新:2022-11-18 15:48:16
980文字
会話率:12%
※本作はカクヨム自主企画三題噺「マット」「ショート」「背後」をお題に書いた短編です!
【あらすじ】
エリザ。意地悪な継母と姉二人にいじめられる可哀そうな女。
いわゆるドアマットヒロイン。それが物語に転生した『今の私』らしい。
今の私、エ
リザがいる世界は、前世の私が暇つぶしに読んでいた小説のひとつ、『家族にいじめられていた醜いアヒ族の私、実は白銀の聖女でした』の世界そのものだった。
そして、私はあろうことかその作品の主人公エリザになっていた。
ドアマットヒロインに転生した『私』がとっととショートカットしてどんどん登場人物の背中に突き立てていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 21:50:12
9037文字
会話率:33%
背中合わせな両片想いファンタジー。
【あらすじ】
リリとシドウは凄腕のソロ冒険者だが、合同クエストで同じ呪いをかけられてしまう。
その呪いのせいで二人は共にダンジョンに潜り、魔物と戦う。
定期的に背中合わせになって。
この作品はカ
クヨムでも掲載しており、カクヨム自主企画三題噺「背中」「スキル」「公認」で書いたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 16:30:00
4647文字
会話率:46%
海に浮かぶ不思議な夢を見た少年。やがて青と白の作りの部屋で目を覚ます。鏡を見ると少年の背中には羽が生えていて、人間ではない様子。そして目の色と髪の色、羽の色が青い
そこで彼を迎えたのは髪の色と目の色が真白な少女と水色の話す猫。どうやらここ
は自分が元いた世界とは違い、異世界に来てしまったようだ。しかし少年は元いた世界どころか自分の名前すら思い出せなかった
自身を魔族だと名乗る少女と猫。少女ピュアは少年の羽の色がコバルトブルーであることから「コバルト」と名付ける。
自分が何者であったか、それを思い出せないままコバルトは魔族としてその国に受け入れられる。そしてそこは青魔族と呼ばれる魔族の「青」のエリアだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 23:56:54
564635文字
会話率:49%
致死率100%の病「光輪病」それに罹ったものには大きく分けて二つの特徴がある。
まず一つ目は、背中に感染者にしか見えない光の翼が現れること、
そして二つ目は現れた翼を見てしまったものは誰でも、感染者となること。
防ぐ術はない、止める術もない
。加えてこの病気はしばらくすれば、感染者の死と共にその屍を苗床に更に多くの病原体、光体をあたりにまき散らす。
これは、そんな病気にかかりながらも適応してしまった少女が、英雄と呼ばれる偉業をある非感染者と成した後のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 11:16:07
8072文字
会話率:16%
その少女は、新たな扉の前に立っていた。
いわゆる冒険者ギルドと呼ばれる機能を持った、荒くれどもが集う酒場の入り口に。
冒険譚に憧れてだとか英雄を夢見てだとか、そんな前向きな理由で無く、やむにやまれず冒険者を目指すことにした彼女が脚を踏み入れ
たその時、一人の女傭兵から声がかかる。
話を聞いた彼女は、少女へと告げる。「悪いことは言わない、やめておけ」と。
危険と背中合わせの冒険者稼業、ただの少女が生き抜いていくには過酷な場所。
心が折れそうな時に、声が掛けられた。
「なら、知識を教えて上げたらいいんじゃない?」
誰も、最初は何も知らなかった。
だから、先輩冒険者達は少女へと問いかける。
「お前なら、どうする?」
これは、何も知らなかった少女が先輩達の問いかけに答えながら一人前の冒険者を目指す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 06:47:07
100707文字
会話率:38%
神の使いのコウノトリが、愛し合う二人のもとに愛の結晶を届ける。
そんな伝承の通り、愛し合っている二人が一緒に寝ると子宝が授けられる世界。
そんな世界で繰り広げられる、様々な恋愛模様。
その中で、百合色に彩られた世界の断片。
少しだけお節
介な神様が、背中を押す。
そんな世界の物語。
※共通の世界設定で女の子同士がいちゃいちゃする世界を書いてみよう、という企画から始まりました。
女の子同士が軽率に幸せになっちゃう、そんな世界を一緒に作ってみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 19:46:02
3314文字
会話率:33%
16属性以上の魔法が存在する世界。人々は日々魔法を開発し、使用していた。
主人公はある日異世界からこの世界へと連れ去られ、クレアジオーネとして生きていくことになった。
クレアジオーネは何故か闇と光の魔法以外の魔法が使えるが、一方で使える魔力
の量は一般人。
その歪な存在が世界に背中を押され、神になるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 00:00:00
52019文字
会話率:47%