セピア色の写真、ノイズ雑じりの映画のフイルムで観たような、
どこかノスタルジックで、レトロモダンな街角。
夢中で読み耽った、あの書物の中の、物語の登場人物に似た、
あやしくも印象深い、デカダンな人々。
それはどこにも存在しない街――『大正
九十一年、トキオ市』。
黄昏に跳梁する怪人、怪盗、猟奇犯罪者たち、
そしてかれらに立ち向かう、英傑、義賊、名探偵――。
ロマンとミステリにいろどられた、
誰も見たことのない、パノラマの幕が開く!
◇ ◇ ◇
『探偵都市トキオ』は、2003年から2007年にかけて、紙媒体の同人誌として発刊されました。同誌に収録された作品のうち、私(中田誠司)が執筆した部分を、ここに復刻いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 20:00:00
130935文字
会話率:50%
異世界から召喚された勇者達が魔王を討伐して三十年。
十年戦争と呼ばれた争いを経て、文化や技術が驚異的な進歩を見せる中、未だ世界には戦争の爪痕が残っている。
物語の舞台となるローゼンターク王国も例外ではなく、国内には荒れた大地や破壊された街な
どが残っていた。
しかし、一番深刻なのは国内における治安の悪化や貴族達の腐敗。
これを良しとしないローゼンターク王国第一王子であるカイは優秀な悪党を集めて悪党退治を始めることにした。
物語の主人公であるジョンは優秀な義賊であったが、彼はカイ王子に半ば強制的にスカウトされて仲間になる。
しかし、王子には他にもスカウトした悪党共がいた。
仲間を追放した元傭兵団リーダーのクズ男。
ライバル令嬢をいじめた罪で王子に断罪されそうになった悪女。
ローブに身を包んだ謎の子供。
そして、ジョンを含む全員をスカウトした王子も、婚約者に対して容赦なく婚約破棄を突き付けた冷徹王子と有名な人物であった。
ジョンは王子達と共に悪党を成敗するべく、事件に関わっていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 00:10:09
106008文字
会話率:35%
これは、伝説の義賊ロビンフッドの7人の弟子に関する伝説の物語で、彼らはロビンフッドの富を奪い、貧しい人々に分け与える精神を受け継ぎ、世界に平和と喜びをもたらすでしょう。
最終更新:2023-09-17 15:46:41
669文字
会話率:45%
荒廃した世界
リディアは王女という素性を隠して日々、警察に見向きもされない犯罪と戦っていた。そんな中、国中で義賊行為を働いていたブルーイーグルと名乗る人物が王都にやってくる。
二人の運命が交錯する時、彼らは自らの生き方を見つめなおすこと
になる……
こちらはカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 19:00:03
21534文字
会話率:60%
とある王国に、「よし、増税だ」が口癖の宰相がいる。
「隣国が軍事予算を上げた。我が国に攻め入るつもりに違いない。国境の壁を高く長くしよう。よし、増税だ」
「軍事力を上げるためには、兵士の訓練と武器の増強が必要だな。よし、増税だ」
民は疲弊し
切っている。ひとりの少女が立ち上がった。
「あの、庶民の生活を知らない、増税おじさんを懲らしめてやる」
王国の民を守るため、義賊ネズミーが爆誕した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 04:07:48
4125文字
会話率:60%
「やるんだったらやられる覚悟をして来いって話ですよね?」
私は笑顔で言い放つ。
私は卑怯な人間には容赦しない。
特になんの罪もない女性を貶めようとする奴なんて許しておかないんだから!
◇
ヨルニー王国にはとある秘密組織があ
るという噂がある。
非道な行いをしている貴族をこらしめるためにあるだとか、弱いもの達のためにあるだとか言われているがその存在自体が謎に包まれていた。
そんな中、とあるパーティーからは今まさに婚約破棄を告げる声が聞こえてくる。
高らかに破棄を宣言されたタルタリア・ヴェハート伯爵令嬢は、それでも薄く微笑んだまま確たる証拠を出して断罪を跳ね返した。
騒然とする会場を残したまま屋敷に帰るとそこには、もう一人のタルタリアが待っていて――!?
片方のタルタリアは姿を変える。そこに現れたのは外套に身を包み仮面で目元を隠した謎の女だった。
はたして彼女は何者なのか?
謎に包まれた組織とは?
そしてその目的は……!?
時にはクズ男を制裁し、時には無自覚ながらも仲間二人に溺愛されて三角関係へ……!?
これはそんな一人の女性の物語。
主人公はハッピーエンド予定。ざまぁ要素あり。推理も少しでお送りいたします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 08:29:30
9066文字
会話率:34%
「婚約破棄を目指さないか、お嬢さん」
ーー孤独な少女に手を差し伸べたのは、優しい怪盗でしたーー。
王族の権力は地に落ち、力ある貴族が私利私欲の為に圧政を敷くオルティス王国。世間では悪徳貴族から宝を奪う義賊が持て囃されるほどに国民の貴族への
鬱憤は溜まっていた。
九歳のとき庶子としてカスティオン侯爵家に引き取られたリリティアは、公爵家との縁を望む侯爵の政略の駒となった。傲慢で愚鈍な婚約者ジェイコブを補佐するための苛烈な教育に耐えてきたのは、全て母の病気の治療と引き換えに結んだ侯爵との契約のためだった。
家族や婚約者に蔑まれ、使用人にも疎まれて生きてきたリリティア。さらには、外面だけは良い婚約者はお気に入りの男爵令嬢との仲を非難されないよう、リリティアにまるで小説の中の悪役令嬢のような役まで押し付けてきた。侯爵と婚約者の命令に逆らえないため、学園や社交界でも嫌悪の視線に晒される毎日。しかしある日偶然、怪我をした青年を助けた事でリリティアの出口のない暗闇のような生活は変わっていく。青年の正体は、義賊として世間を騒がせている変幻自在の変装の達人、怪盗〝ウルティオ”だった。何故か正体を明かした彼は、恩返しにとリリティアの婚約破棄に協力を申し出てきて…。
***自分を殺して生きてきた少女が、ある目的のために義賊を演じながら裏の世界で生きてきた青年の優しさに触れ、次第に笑顔を取り戻していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 11:17:11
136676文字
会話率:43%
鍵屋を生業とする山田(三十歳)は二十四時間対応で毎日仕事していた。疲れも溜まり睡眠不足だった事もあり、気づけば対向車と正面衝突して即死してしまった。
しかし、異世界に転生して十三歳の次郎となる。次郎は太助と共に義賊として富裕な屋敷の小判
を盗み、貧しい者たちに分け与えていく。
それから五年経ち、いつまでも貧困が無くならないのは王の政策がおかしいと、城を狙うことになる。そこで次郎は、ある姫と出逢うことになるのだ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 16:27:09
100136文字
会話率:50%
これは巡りめぐる運命の物語。
全ての運命の交点を探る物語。
白い少女は目的の為に生を諦め、 黒い少女は絶望故に死を祈った。
全てを無くした少年は流浪し、いずれ少女らと出会うだろう。
謳え。
これは少年が愛し、生かした記録の物語で
ある。
●魔法が『髪と瞳に現れる』世界。
自身の記憶のかけらを探すため世界を巡る自称〈義賊〉の若者・ティムはとある町で〈バウンティハンター〉の少女・フレアと出会う。
まだ二人は知らない。この出会いが運命だったことを。
――フレアが〈アイアンフィスト〉という二つ名で呼ばれるようになるまでの、果てしない運命の通過点だった事を――。
※この小説はpixivで投稿し、改稿・編集した後、カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 15:56:39
20635文字
会話率:20%
サーチライトに照らされた街・東京リットタウン。盗人として烙印を押された男子高校生・石川五右衛門は、ある事件がきっかけで、「どんなものでも開閉できる鍵」といわれる神器『八百万の鍵』を手に入れる。鍵の力があれば、強固な銀行セキュリティも、電気磁
石の強固な金庫だってなんのその。「泥棒にこんな鍵持たせちゃったらチートじゃん…」一方、リットタウンの街は秀吉の配下たちが癒着に汚職、不正に恐喝。街の人たちの平穏は日々奪われてる!犯罪者のレッテルを貼られてようと、たまには人の役に立ってみたい。そんな前科持ち高校生たちは鍵の力を使い、義賊団「スティグマ」を結成した!現代に現れた石川五右衛門が悪い奴らをブッ飛ばす痛快義賊活劇譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 23:00:00
4004文字
会話率:28%
地球で高校生だった江藤瑠璃は、異世界であるベルリ大陸へ転生する。
その後の修業を経て大陸最強クラスの魔道士となった瑠璃は、ルリエル・エルトロンドと名乗り、すっかりベルリでの生活になじんでいた。
そんなルリエルが営んでいるのが、男娼館「ハルピ
ュイア」である。
女性の地位がおしなべて低いベルリ大陸において、女性を癒し、励ますために作ったこの男娼館は、勤めている男子が六人と少ないものの、その良質なサービスで大人気となった。
ルリエルにはもう一つの顔があり、それは夜な夜な出没する近隣のならず者を魔法で排除する、治安安定化と個人的な趣味を兼ねた義賊のようなものだった。
特に、なにかしらの悩みを抱えていることが多いハルピュイアのお客の女性には、肩入れしてしまうのが常である。
ルリエルを信頼する六人の男子は、それを知った上で毎日の女性奉仕に精を出している。
元北国の騎士団長、キーランド。
元素手格闘(パンクラティオン)の王者だった、筋骨たくましいダンテ。
草花に詳しく、内気ながら人好きのするトリスタン。
美少女と見まがうばかりの金髪の美形、カルス、などなど。
彼らと共に目の前の女性たちのために尽くそうとするルリエルだったが、彼女の持つ力ゆえに、時には大陸の人類全体の敵である「六つの悪魔」を相手取ることもある。
大陸人類最強クラスの者に与えられる称号である「七つの封印」の一人であるルリエルは、今日も彼女なりに、精一杯生きている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 07:00:00
138426文字
会話率:45%
少年のエトピリカはストリートチルドレンだった。親も兄弟もない。一人ゴミダメの中で暮らす。そんな少年であったが、ある時美しきアンドロイドを拾う。それはセックス用のロボットであったが、製造欠陥があった為に投棄されたようだ。エトピリカはアンドロ
イドにメイデンと名をつける。
メイデンはエトピリカの生活に変化をもたらした。いつも一人きりの少年に寄り添うことで、エトピリカは親しき存在というものを知る。
苦難もあるが日常を送り続けていたところ、宇宙海賊が軍属の輸送機を襲撃していた。撃墜された輸送機から運転手を救い出そうとしたエトピリカたちは、軍が極秘に運搬していたメモリーを手に入れる。メイデンはバックアップとしてメモリー内の情報を丸ごと自分に記録し保持した。メモリーはエトピリカが世話になっている人物に売却されたが、その人物は後日殺害されてしまう。途方に暮れていたエトピリカだったが、そこに宇宙海賊が襲撃。メモリーの記録を保持しているメイデンを連れ去ってしまう。
エトピリカはメイデンを失いたくないあまり宇宙海賊を追いかけ、自分にはもう戻る場所もないから仲間にしてくれと申し込む。宇宙海賊は義賊で孤児を集めた集団だったために、エトピリカの仲間入りは認められたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 19:00:00
99906文字
会話率:43%
偶然、自らの秘密を知ったことで、両親に確かな愛情を受けながらも、むしろそれゆえに住まう屋敷を出ていくべきだと考えていた、末の王女マールツィア。
ある日そんな彼女に届けられた、その願いを後押しするようなメッセージ。
――外の世界に、出
たくはないか――
そして約束の夜、メッセージの送り主として、彼女を連れ出すために現れたのは、彼女の兄。
8年前、病で亡くなったはずの……今は都を騒がせる義賊〈黒い雪〉の一員となった元王子、レオノシスだった――。
「ようこそ、マールツィア。
――この、どうしようもなくくそったれな世界へ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 21:52:03
234790文字
会話率:30%
アタシはしがない農村の娘カラジョ。隣の家の幼馴染みは子供の転から変なことを色々言うストラで、その妹はメチャクチャ可愛いシャナ。畑を挟んだ裏の家に住む二つ年上の幼馴染は常識人のザスティ。
うちの母親も、幼馴染み達の母親も、みんなアタシ達が十歳
の時に突然居なくなった。父親同士が仲良かったアタシ達は母親のいない寂しさを埋める様に、常に一緒に過ごしていた。ストラが教えてくれる変な遊びをしながら。
十二才の時に父親が戦争に行き、アタシ達はますます一緒に過ごすようになった。
そして十四歳のある日、自分の国が帝国と戦争をしていて負けたのだと知らされた。
敗戦を知った日に出会った商人と、変なことを言うけど賢くて優しいストラに行き先を任せて旅をしながら、アタシは義賊を目指す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 05:00:00
77481文字
会話率:47%
ある王国の長女と次女が、魔王にさらわれ遺跡の中に監禁されていた。
国王自慢の娘たちで、長女の名はエマニュエル。次女の名はミツボーという。父である国王は彼女たちを救出した者には多額の褒美を約束したため、多くの冒険者たちが名乗りを上げた。
しかし、魔王の備えは万全だった。一角の者と言われる冒険者たちが挑んでも、王女救出は失敗が続いており、父である王さえ彼女たちの救出を諦めたという噂まで流れるほどだった。
もはや王女救出に名乗りを上げる冒険者も現れず、彼女たちの命運もこれまでと思われたとき、ひとりの向こう見ずな青年は単身で遺跡へと乗り込んだ。
彼は隣国に住む勇者の子孫だった。武者修行に出ていた彼だが、実は王家とは交流があり、長女エマニュエルとは婚約を結ぶほどの仲である。
勇者の子孫は、噂にたがわぬ戦いぶりで次々と魔王の手下たちをなぎ倒した。
そして、見事に捕らわれていた2人の王女を救うことに成功するも、彼はなんと婚約者である長女ではなく、次女の方へと歩みよりハグしあったのである。
長女に冷たい視線を向けられた次女と勇者だったが、勇者はこう言葉を返した。
「お前はつまらん。妹のバストサイズの方が俺様好みだ」
長女は、婚約者である勇者と妹に裏切られたのである。魔王と内通していたという濡れ衣まで着せられ、ただひとり遺跡の中へと置き去りにされることになってしまった。
恐ろしいほどの魔力を持った存在が近づいてきたのは……そんな時だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 01:00:00
67114文字
会話率:46%
舞台は、魔王率いる魔族との戦争が続いている王国。
だが王国は、王族から末端にいたるまで腐敗しきっていた。
そんななか、第二王女であるキャロラインは夜な夜な『虹色仮面』という義賊に変装して、ひとりで腐敗と戦っていた。だが、ついに罠に捕らわれ
てしまうのだった。
そんな彼女を救ったナイスなクールガイは魔王と名乗ったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 00:13:09
12047文字
会話率:63%
伝説の義賊、宇宙海賊ノアが処刑されてから約百年後、地球のはるか上空に、高性能な動力源を誇る宇宙船の港、宙港パンゲアは浮かんでいた。
パンゲアで清掃係として働くロボット少女のトゥエルブは、記憶喪失の犬型ロボットを拾い、ポチと名づける。ポチ
が思い出せたのは、誰かとの大切な約束を果たすために、パンゲアに来たということだけだった。
ポチは誰とどんな約束を交わしたのか? 宙港を舞台にしたロボットドラマです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 18:07:54
67424文字
会話率:44%
オメガバーズでバトルありのオリジナル小説
最終更新:2023-02-21 10:53:43
963文字
会話率:29%
主人公のジャック・デリンジャーは義賊として大衆を騒がせている連続銀行強盗犯。
彼は異世界転生して来て、あることがきっかけで名前を忘れて悪名高き悪人となった。
それを追いかける同じく異世界転生をして来て、キャリアを積んできたジンボウ捜査官。
逮捕されたジャックはジンボウと病室で雑談をするーー
そこでふと、ジャックは人生を振り返り本当はどうありたかったをふと感じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 12:17:46
2847文字
会話率:27%
とある王国の姫だったウルは王である父を殺した。しかしそれは戦争を終わらせる為だった。しかし彼女は処刑台を望んだ。けれども彼女は死ぬ事はなかった。なぜならウルが牢屋にいる間に貴族達が国民を虐げていたからだ。
それを知った彼女は義賊となった
。強きを挫き弱きを守る為の義賊へと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 20:51:14
44849文字
会話率:71%