ちょっとだけ好きだったんだ。でも傷付いてもいいと思える覚悟はまだない。そんな情けない恋愛短編。
最終更新:2023-09-08 10:49:23
1277文字
会話率:54%
水渚吟子、40代社畜。彼女は今日、久しぶりの休みに街へ出かけて死んだ。理由は不明。なんかみんなパニックになってて巻き込まれて圧死。
クソみたいな人生だった、と思い返す中、彼女は思い出した。自身の前世を。
そして目の前に現れたのは前世で
信仰していた森の神。
そう、彼女はなんと、前世は森で暮らす異世界のエルフ(♂)だったのです……!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『おお、吟子よ、死んでしまうとは情けない……』
世界がゾンビパニックで崩壊へと向かう中、吟子は人類を滅亡から救うべく前世の能力とチートスキルを与えられた。
エルフ時代の才能と、クラフトスキルを手に、吟子よ人類を救え!!
「救わねえよ! つか人類クソだろ、滅べクソ!!」
これは異世界へTS転生した人間嫌いのエルフが、文明が崩壊した世界でゾンビと戦いながら、人を助けたり助けなかったりする、そんなお話。
……に、なる予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 13:24:11
9228文字
会話率:24%
くん、貧乏で、優しくて、自分に厳しくて、そんなAくんが大嫌いな私、B子が、ただAくんという生態について、Aくんというどうしようも無く情けない奴を振り返りながら、好きなことを喋るだけだよ。
一言言えるなら、こんなものをここまで読む君は、相
当な暇人だねってこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 21:05:24
11650文字
会話率:2%
男爵家を継いだ10歳の子供が国と貴族に復讐するお話です。父親をなくした子供に「戦って死んでしまうとは情けない」なんて言う貴族は滅べばいいんです。10歳の子供にざまあできる訳はなく、実は執事が後ろにいます。貴族は魔法が使えるのが前提ですが、魔
法を持たずに生まれて執事は家を追い出されました。苦節50年、ようやく復讐の機会がきました。あれ?題名間違ってなくね?と思われるかもしれませんが、どこかのラノベのように影の実力者なので、表に出てくるのは子供です。ほら題名あってましたよ、ってネタバレしてどうするんだよ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 06:00:00
30062文字
会話率:37%
ジャンルに問わずに、ざっくばらんに短編を掲載しています。
長編ではできないことをやっていきたいと思います。
最終更新:2023-08-30 11:12:12
23630文字
会話率:34%
人斬りの剣客を自称する悪霊・無迅に導かれて、二代目人斬り無迅と名乗るようになったリオ少年。
ほたるという小さな連れとともに鶴芝なる地を目指すものの、
現在地も行く先も分からなければ、飲まず食わずで飢えて彷徨い歩き続けるばかり。
よ
うやく小さな農村へ辿り着いたものの、
畑も水も枯れていて不穏な空気を醸し出していた。
村を呪う狐を退治することになってしまったリオだが、思いがけぬ事態に陥ってしまい……。
「もしかしてあんちゃん、美代姫様のこと好きだったの?」
「っ――な、なな、何、何をいきなり言ってるのかナ!?」
「うわあ、図星」
「何だよ、うわあって……!」
舞台は江戸時代っぽい、日の本っぽい世界。
歴史考証はさほど重要視しちゃいません。
人斬り無迅シリーズ
『人斬り無迅と悪夢を見る少年』 https://ncode.syosetu.com/n3677ga/
『人斬り無迅と妖刀シャガ』 https://ncode.syosetu.com/n8378gs/
『人斬り無迅と三途の使徒』 https://ncode.syosetu.com/n3947hg/
『人斬り無迅と神秘の赤花』 https://ncode.syosetu.com/n5066hp/
『人斬り無迅と悪霊の影』
https://ncode.syosetu.com/n9374hv/
上記の続きものなので先に読まないと分からないところも多いかと。
キーワードで察してください。
ゆるい雰囲気で書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 20:55:58
56537文字
会話率:48%
あなたは、オレたちのパーティーから出ていくべきだ──栄えある一級パーティーへの昇級を目前にして、リーダーのフリオールから唐突な追放宣言を受けるマクべイン。ろくな言い訳も聞き入れられずにパーティーを追放された彼が行ったのは、元仲間たちの“スト
―キング”だった。元パーティーの古参ファンで、“少し”度を越した寂しがり屋でもあるマクべインは心の中で叫ぶ。『魔王?平和?そういうのどうでもいいから、とにかく俺を一人にしないでくれ』──そんな情けない大剣士の、たまにカッコよくて大体ダサいギルド生活。
Twitterアカウント:@nyudogumo_narou で更新のお知らせをしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 19:10:16
70214文字
会話率:50%
ロザリア・ヴァンプスはヴァンプス侯爵家の令嬢であり、魔法具開発によって成した巨額の富を有する至高の女性であった。一人娘のロザリアの婿がヴァンプス家を継ぐということもあり、ロザリアは多くの紳士から求婚を受けていた。
そんなロザリアの順風
満帆の日々は、ある日泡沫のごとく消え去ることとなる。
異界より現れた巫女。黒目黒髪の異国の少女によって、ロザリアを取り巻いていた男性たちは姿を消した。
巫女はまるで誘蛾灯のごとく多くの令息を引き寄せ、令息はロザリアのもとを去っていく。
それでも、ロザリアはあきらめなかった。
自分こそが皆に愛される完璧な女性だと、そう疑ってかからなかった。
だから、なんでもやった。裏社会に金をばらまいて、巫女の殺しだって計画した。
それなのに巫女は死なず、そしてすべての悪行がロザリアの首を絞めた。
そうしてロザリアは、巫女とともに生きる宣言した王子によって切り捨てられ、無様に死んだ――はずだった。
「おお、ロザリア。死んでしまうとは情けない」
そんな声を聞くまでは。
やり直しを決意したロザリアは、神に与えられた「好感度の魔眼」を武器に、彼女は令息たちの心を取り戻していくことができる、のか。
忠犬執事ハスターを従えたロザリアは、学園生活のやり直しを始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 18:00:00
74309文字
会話率:54%
気がつくと戦国時代だった。
どうやら前世から生まれ変わったらしい男。
自分の置かれた状況を確認すると、享禄元年の織田家に長男として生まれた事がわかる。
「織田家の長男!? やった信長だ! 勝ち組じゃんか!」
しかし、喜んだのも束の間。自分が
信長ではなく、信長の兄であると知る。
史実において、安祥城を今川に取られたばかりか、脱出も討死も切腹もできずに捕縛され、竹千代との捕虜交換に利用されて、織田家の戦略を根本から覆した情けない兄とされる織田信広。
その後は一度信長に謀反を企てるだけで(実行したかは諸説ある)ろくに表に出て来ないままフェードアウトした影の薄い武将、織田信広。
そんな彼に転生した、やや戦国時代に詳しい男が、別に織田家の家督は狙わずに頑張る物語。
第五回ネット小説大賞、『受賞作』に選ばれました。
2017年11月25日に宝島社様から発売されました「このライトノベルがすごい!2018」にて紹介されました。
2017年12月9日、宝島社様より出版されました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 17:21:09
786559文字
会話率:31%
死んでしまうとは情けない!
未知なる魔大陸に乗り込み、悪辣な魔纏楼を攻略し、凶悪な魔世将を封じ込め。
史上最悪の魔王を討伐する為、あらゆる困難を排してきた勇者ら一党。
しかし、肝心の魔王ノーラ・トスケイナには力及ばず全滅してしま
った。
仲間の魂と共に『時間転遷(タイムリープ)』によって18年前の過去に戻り、自分の体に魂を宿した勇者は、再び行動を起こそうとするのだが……。
16年後、仲間の中で最も早くに『勇者と目を合わせる』という、体に宿る魂に刻まれた未来の記憶を思い出す条件を満たした聖徒キーセラ。
彼女の目の前にいる人物、勇者カサギは――
――要介護な人物になっていた!?
魔王に敗れた際に魂に傷を負い、立つこともままならない史上最弱の勇者に変わり果てたカサギ。
だがどうやら魔王討伐を諦めた訳ではないようで……
「敗北とは! 敗北とは進歩のない失敗を無為に重ね、それを漫然と受け入れることだ!
つまりはこのカサギに敗北はあり得ないっつーことだぜーーッ!」
とは言え歩けないカサギは移動方法からして困難を極める。
苦肉の策で旅を始めるも、まだカサギが勇者だと公表されていないことが祟って色々な問題にぶつかっていく。
立て続けに起きる前回とは違う出来事や、魔大陸が放つ不穏な気配、勇者の魂に起きた異変。
そしてそれらに屈するどころかむしろ四方八方にケンカを売って回るカサギと……心労の絶えないキーセラ。
「おめーにくれてやる物はこの言葉だけで十分だッ、あばよォォッ!」
「じ、自分のお尻も拭けないのにどうしてこう騒ぎばかり……」
人類種の滅亡が先か、魔王が倒すのが先か、はたまたキーセラの胃に穴が開くのが先か―――。
やがては世界を変えるこの物語の行く末をその目で見届けろ!!
※大陸ストレリチアにある六つの都市――王領都市、神興都市、魔導都市、原生都市、産業都市、魄滝都市――で準備を整えるパートと、魔大陸でのエリア攻略式ボスラッシュのパート、その後で魔王と対峙する予定です。
※基本的にどの章も『冒険』『再会または出会い』『介護シーン』『困難に遭遇』『機転と策で打破』『決めポーズ』の要素を形を変えて、かつ段々と大規模にして進むつもりです。
※キーワードにあるようにタイムリープ物ですが、そう何回もタイムリープしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 00:00:00
207520文字
会話率:38%
早朝の澄んだ町の片隅で、やっと訪れた春に関心を持ちつつ怠惰に過ごす人物が一人いた。
彼女の名前は『佐倉恵美』という。
恵美は、ある春の日に”何もしないと決めた”日』を過ごしていた。
八畳の部屋の中で寝転んでいると、押し入れから物音が聞こえ、
自分と同じように床に転がっていた先にゴルフボールがついている孫の手を引っ掴み、襖の取っ手に指を掛け、勇気を出して戸を開けた。
振り下ろした孫の手は、確実に何かを叩いた。
押し入れの暗がりからは、なんとも情けない声が聞こえ、恵美は目を凝らす。
中には立派な縦ロールの長い髪を持った、これまた舞台の上でしか見たことがないようなドレスを着た女性が自身の頭を庇うように体を縮こまらせていた。
これが『佐倉恵美』と『プルメリア』の出会いであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 07:00:00
199362文字
会話率:39%
自他ともに認める重症な方向音痴アマチュア作家、翔田美琴のマインクラフトのゲーム実況日記。購入して一週間経過したのでゲーム実況日記で楽しく語れたらと思う。
チートモードやクリエイティブモードを駆使して世界を楽しく旅してみようというゲーム三昧日
記です。
ご注意
チートモードを使いまくってプレイするのでそういうのに抵抗がある人は他の人ものを読みにいくとよろしいでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 00:00:00
23556文字
会話率:3%
魔王は勇者テオドールの手により討伐された。その話題が王国に歓喜をもたらしたのは、まだ人々の記憶に新しい。
王都では、らしくもなく肩を落とした逞しい青年が、部屋の扉を開けた。
「今日も会ってもらえなかった」
花束を抱えて部屋に帰ってきた
元勇者テオドールは、公爵家の御令嬢、婚約者シュザンヌと同じ名前の猫を抱きしめる。ふわふわの淡い色の美しい毛並みをもつ、青い瞳の猫シュザンヌは、少々情けないご主人を、今日も猫なりに、一生懸命慰めてやる。
会ってもくれない婚約者を、諦めることができないご主人と、愛猫シュザンヌの穏やかな生活は、魔王復活の知らせとともに終わった。
「かわいいシュザンヌ、かわいがってもらいなよ」
ご主人の言葉の意味を愛猫シュザンヌが気付いた時には、事態はもう取り返しがつかないことになっていた。
これは、魔王を倒した後の勇者と、勇者の大切なシュザンヌのお話。終わりから次へと始まる物語。
本編では、二人の語り手が、物語を紡いでいきます。
ハッピーエンドです。ノベルアッププラスにも投稿しております。また、カクヨムに同じ題名で、書き方が少し異なるものを投稿しております。
著作権は作者にあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 07:00:00
74914文字
会話率:41%
魔王を倒した勇者ライナスは、わたしの幼馴染みだ。
共に将来を誓い合った仲でもある。
確かにそのはずだった、のだけれど────。
二年近くに及ぶ魔王討伐から凱旋してきたライナスは、私の知っている彼とはまったくの別人になってしまっていた。
魔王討伐に聖女として参加していらした王女さまと旅の間に仲を深め、この度めでたく結婚することになったのだと言う。
本人の口から聞いたので、間違いない。
こんなことになるのじゃないかと思って、前から少しずつ準備しておいてよかった。
急がなくちゃ。旅支度を。
────これは、最後の勇者ライナスと私による本当の魔王討伐の物語。
※序盤のヒーローはかなり情けないやつですが、それなりに成長するので見捨てないでやってください。
※アルファポリスにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 18:00:00
254304文字
会話率:34%
【あらすじ】
坂本明人(さかもとあきと)は人の心が読める特殊能力を持っていた。その能力を使い、日本へと越してきたイギリス人の少女へと言葉を教えることになる。少女の名はエミリア。はた目から見ても美少女であり、言葉だけが他人との障壁だった。
当初こそ周囲になじめずにいたエミリアだったが、明人の助けもあって、次第に人気者へと変化していく。反面、明人は釣り合わなくなっていく自分を恥じるようになる。それは思春期の到来に加え、自分の特殊能力が消えていくことの不安に立脚していた。
エミリアが海外へと引っ越すと、明人のボッチ度は加速した。引っ越し前に開催された誕生日会をドタキャンしたことは心のしこりとなっていた。
高校にあがると再びエミリアが日本へ戻ってきた。彼女はさらに美しくなっており、明人は更に陰キャになっていた。しかしエミリアは変わらずに明人に笑いかけ、明人の手を引っ張った。それは小学生時代とは真逆の構図だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 12:43:00
19108文字
会話率:12%
現世で情けない死を遂げたが、ドラゴンの女神によってチーターの獣人として生まれ変わった。様々な種類の獣人が住んでいる世界に転生したが、人一人殺したこともないのに、技術も全くないのに暗殺を仲間と一緒にすることになったガナード・グウォーデン。そん
な男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 23:03:06
366038文字
会話率:52%
ある日、堺 竜斗は苔に滑ってベランダから落ちて死亡――という情けない死に方をしてしまう。神様は哀れに思い、異世界転移をさせてあげようと試みる。しかし、竜斗には「不運の象徴」という不名誉な二つ名があった。そのせいもあってか、竜斗には本来チー
ト級につくはずのスキルが一つしかつけることができなかった。それでも竜斗はめげずに、地獄のような特訓をし続ける。
チートがないなら、努力でまかなう!竜斗の冒険の始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 21:07:55
57954文字
会話率:60%
幼い頃から幼馴染の愛野黄泉(あいのよみ)に好意を抱き続けていた少年、久利加江須(くりかえす)は放課後の教室でついに自らの想いをぶつけた。しかし彼のその想いを黄泉はまるで汚いもののように扱い踏みにじった。挙句の果てに彼女は加江須に対してこんな
発言をしたのだ。
『男避けぐらいにはアンタは使えそうだから恋人になってはあげる』
その発言に耐え切れず学園を飛び出す加江須だが、その直後に交通事故で彼は命を落としてしまった。だが彼はイザナミと名乗る神様から再び第二の人生を歩めるチャンスを貰える事となったのだ。だが同時にそれは非日常な戦いの中へと足を踏み入れる事を意味していた。しかしあまりにも情けない死に様に納得できない彼はイザナミから再び生き返らせてもらいもう一度自らの人生をやり直す決心をする。そして現実世界の陰に蔓延る異形との戦いが幕を開けるのだが、その戦いの中で彼と同じ境遇の少女の伊藤仁乃(いとうにの)と出逢う。ふたりはやがて惹かれ合い結ばれて行く。そして彼の心を踏みにじった幼馴染の黄泉は加江須を横から取られた事で次第に歪んだ愛情を剥き出しにしていき……。
幼馴染に一度は心を壊された少年のラブコメ・バトルストーリーが今ここに始まった!!
この作品は『失恋した直後に死んだら俺にハーレムができました。恋人達は俺が守る!!』のリメイク作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 12:42:46
205401文字
会話率:39%
かつてこの国では、多くの召喚魔術師が居た。
召喚魔術師は異世界から力を借りる魔法使いであり、勇者や精霊、ドラゴンから獣まで多くの種族を召喚した。
異世界からの力を借り、国を発展させる礎を築いた。
主人公も召喚士の両親を持つ、召喚士の血族だ
った。
屈指の才能を持ち、将来は王族に仕える存在として大切に育てられていた。幼少期から厳しい教育を受けていたが、できることが増えていくのは嬉しく、何かにつけて褒めてくれる両親を彼は愛していた。自分も召喚士の力で、この国をより発展させるのだと信じて疑わななかった。
しかし、ある日を境に全てが変わった。
ある召喚士が、魔王を呼び出したのだという。魔王によるたった一度の攻撃で、首都の3割が消し飛んだ。偶然にも首都内を移動中だった現国王も巻き込まれ崩御。
この事態を受け、王族は全ての召喚士を指名手配。捕まえ次第極刑に処し、召喚士を根絶やしにするように通達を出した。
そこから、彼の逃亡生活が始まった。
逃亡生活の末、限界を迎えた彼は自殺することに決めた。
自分から全てを奪ったこの国諸共破壊し、自分もまた死のうと固く決心した。
そのために魔王を召喚した。異世界から現れる魔王は特定の個体を指定することは出来ず、ランダム要素があったが、魔王召喚は十中八九凶悪な存在を呼び出す。国ごと彼を焼き払ってくれることを彼は信じて疑わなかった。
しかし、少年は運が悪かった。あるいは幸運だった。
彼が召喚した魔王は、歴史書で見たこともない容姿であり凶悪さを全く感じさせない雰囲気だった。
端的に言うと、少年が召喚した魔王は少女だった。少女は泣きじゃくりながら、涙と鼻水で顔をびちゃびちゃにさせながら情けない声を出し嗚咽していた。
そんな少女に彼は頼む。
「泣いているところ申し訳ないのだが、この国ごと僕を消し飛ばしてくれないか」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 12:00:00
2185文字
会話率:36%
学園祭の最終日、王子が婚約者でもない令嬢をパートナーにダンス会場へ現れた。 「俺はこのロサブラッシュ=ペティルス嬢を生涯、愛することをここで誓う! 婚約者のグロリオサとは婚約を……」「誰か、助けて! グロリオサ様が血を流して倒れて、助けてぇ
!」 王子が婚約破棄を叫ぶ前に、モブ令嬢が事件を叫んで駆け込んできた! 学園祭は婚約破棄会場へ、そしてさらに、殺人事件へと姿を変える。 異世界恋愛ミステリ、悪役令嬢殺人事件、いざここに、開幕! 全6話。 1話目「し、しんでる……っ!?」 2話目「クローズド・サークルというやつだな!」 3話目「犯人は現場に戻るんだぞ!」 4話目「わかったぞ!」 5話目「名探偵登場!」 6話目「ハッピーエンド!」 サブタイトルから、なろう読者様方なら、なんとなく流れ(あらすじ)が分かると思います。ちなみに、悪役令嬢ファンの方には申し訳ないですが、逆行もループも、このお話ではありません。このお話は、悪役令嬢の逆行・ループが行われなかった世界線です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 20:11:35
25638文字
会話率:25%