2×××年、日本全土が大規模地震に見舞われる。
このあり得ない全土地震が起きた瞬間、それまで存在しなかったはずのものが全国各地で確認される。
そう。ダンジョンである。
それまで物語の中の架空の存在であったはずのダンジョンが、突如日本
各地に出現し、その中に未確認生物の存在も確認される。
当初は、その危険性から自衛隊が管理したが、未確認の鉱物の発掘、ダンジョンの拡張調査など、様々な観点から、所管をどうするか、すったもんだのアレコレがあり、各地の地方自治体が管理をすることとなった。
その際、ダンジョン管理区域に限り、武器の所持が認められる地方公務員の新たな枠組みが新設され、法整備も行われた。
それが、『ダンジョンキーパー』である。
ダンジョンの維持管理とともに、ダンジョン内の未確認生物をダンジョンの外へ出すことがないようキープする。それが、ダンジョンキーパーの役割である。
なお、枠組みは統一のものだが、管理する地方自治体によって、その組織形態には差異があり、またダンジョンも各地で違った拡張・成長していることが確認されている。
ダンジョンの発生から約六十年。
それが、この物語の時代である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 00:54:43
78209文字
会話率:41%
大学生の小春(こはる)は、顔がいいというだけで学食にいた浅比(あさひ)をサークルの飲み会に誘う。二人で抜け駆けしようとするが上手くいかず、浅比は先に居酒屋を出ていってしまう。自分の思い通りにいかないことに苛立ちを覚えた小春は、浅比の家に上
がり込んでやろうと後を追うが、彼が住んでいたのは、雲河(うんが)と呼ばれる法が及ばない区域だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 22:21:01
89666文字
会話率:29%
西暦2083年。近畿地方全土を理不尽に襲った特異大災害『マシンナーズ・カラミティ』。突如現れ破壊の限りを尽くした神出鬼没の悪魔は『マシン』と呼ばれ、生き延びた人々は特別区域として隔離された不毛の地で過ごすことを余儀なくされた。新藤彼方は最
愛の姉・遥をマシンナーズ・カラミティで失ってから一度は抜け殻のようになるも、幸いにも恵まれた人間関係と可憐なる少女・木舘夏々莉に救われ、辛うじて張りぼての平穏を過ごしていた。だが彼の幸せを壊すため、マシンが彼の前に立ちふさがる。
少年の明日は、この世か、あの世か―――。
この最悪<しあわせ>な世界に、一撃<しゅくふく>を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 17:00:00
83409文字
会話率:37%
あらすじ
その日世界は終焉を迎えた。
全世界各地に怪物が出現した。
ある怪物はウサギの頭をした日本刀を片手に握り、またある怪物は神話に出てくる龍の姿をしており、さらには細菌型の目には見えない怪物など人類を滅ぼす為に生まれたそいつらによっ
て人類の8割は消し滅ぼされた。
そこで残った2割の人類は人類存亡の為、政府考案の安全区域(オアシス)と呼ばれる区域内で生活をする事を余儀なくされた。
そして、怪物達の殺戮を阻止すべくある1つの集団が出来た。
それは対殺戮生物(モンスターサバイバー)と呼ばれランキング上位になればオアシス内部での地位が確約される。人類の希望とも言える存在だ。
この物語の主人公橘湊はある政府の目論みから生まれた特殊個体でこの世界に生まれた。
そして、怪物及び裏で悪行を行っている政府を消す為に能力を活かし戦い抜く。
この世界の真相は?
何故怪物が現れたのか?
本当の悪とは何か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 20:00:00
22963文字
会話率:34%
とある青年と、遠い遠い村のお話。
地図にない村、見覚えのない機械。
自分の本当の望みと、かつてヒトが想った望み。
交差するのは機械の心。
何かを考えなければいけない、いつかのお話。
最終更新:2022-07-01 13:53:48
4351文字
会話率:28%
狩るか狩られるか。足を止めることは死を意味する。
突如世界に侵略を仕掛けてきた謎の生命体《カオス》
世界秩序の崩壊により窮地に陥った人類は、しかし共通した敵を前に何とか生き延びた。
それから九年後、巨大な防壁に囲まれたかつての栄華を誇った放
棄都市『コルディア』にて一人の男が歩く。
大規模コミュニティの一員であり、カオスを単独で殺すことのできる『狩人』でもある主人公:レオは、とある依頼を請け負い、危険地帯である『コルディア』まで来ていた。
依頼主であり、同じく『狩人』である謎の女:アルティオと共にレオは強大な敵と立ち向かうことになる。
それは未知なる侵略者《カオス》か、それとも……。
荒廃した世界、壁に囲まれた生存区域、過酷な人間社会。
果たしてレオは残酷な現実から生き延びることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 20:00:00
105697文字
会話率:23%
濃霧に包まれた世界で、二人が犯した小さな罪のお話。
ダズワルド監獄は魔術師によって造られた世界で唯一の場所。
霧が支配する監獄に収容された囚人は、二度と外界に出ることはないとされている。
魔術を使えない人間でありながら魔力の器を持つフィリ
リアは、監獄の守り人として境界線の強化に務めていた。皆勤賞で優秀な彼女は周りの同僚たちからも一目置かれる存在だった。
ある時、体調を崩した同僚の代わりに隣の区域の守り人も兼任することになったフィリリア。黙々と仕事をこなす彼女の耳に、霧の内側から聞こえてくるはずのない声が聞こえてきた。
声をかけてきたのは青年のネーベル。姿の見えない囚人の声に、フィリリアは不思議と興味を抱くようになっていく。
※パーフェクトなハッピーエンドではありませんので苦手な方はご注意ください
※ざまぁなどの展開はございません
※全11話(文字数ばらつきあるため部分によっては文字数多いことがございます)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 16:35:55
59716文字
会話率:41%
「命削《ソウルスクレイプ》」
帝国史最高の人道的発明と言われるそれは、人血を流すことなく軍事行動を遂行するために生み出された「人型戦闘兵器」の名称。
世界は突如現れた謎の生物《レヴィ》による侵略を受けており、ここアルツフォネア帝国も
また侵略を受けている国家であったが、人型戦闘兵器「命削《ソウルアルケミスト》」の開発に成功しており、戦死者を出すことなくその脅威を退けていた。
――かに見えていた
アルツフォネア帝国は最西端。
旧ノーフカロタ公国のその土地は、遡ること100年前「変事戦線地区」と名づけられ、帝国が犯した戦争犯罪の全てを閉じ込めると軍の兵器開発の地として存在を消されていた。
そんな土地で、人知れず戦争奴隷の少年少女達は命削《ソウルアルケミスト》と呼ばれる大剣《ぶき》を持ち、文字通り「人型戦闘兵器」として戦い続けていた。
日々レヴィの脅威を退けている命削小隊を率いる少年・フィアスの小隊にある日、長距離無線通信機で帝国安全区域から指揮を執る小隊援護職《ジャッジメンター》にミストリアという少女が就任すると、二人とその仲間の悲しくも美しい物語が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 21:58:49
11601文字
会話率:38%
血液商人。吸血鬼が蔓延る世界で、その吸血鬼相手に血を売りさばく主人公、セザール。
長い歴史の中、吸血鬼は増えすぎてしまった。
人類は戦う術を探し続け、弱い吸血鬼は血を得ることが難しいこともある。血を得られない弱い吸血鬼、また味や性別など嗜好
が強い吸血鬼に合わせた人間を用意する・・・・・そうして人でありつつも吸血鬼の区域に留まるセザールと、吸血鬼と、人間、それぞれの『生きる』とは・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 15:47:49
11238文字
会話率:33%
西暦2037年4月。新緑の革命者と名高いセルフェイス財団の若き当主、ラーニー・セルフェイスから世界特殊事象研究機構へ “とある依頼” が届いた。
内容は『国立自然保護区で自然が異常再生を遂げたことについての原因調査』である。依頼を受けた
機構はイングランド南東部ケント州のダンジネス国立自然保護区の調査の為にマークתを現地へ派遣した。
現地に到着したマークת一行は財団支部で調査に関わる会議を行っていたが、その最中ラーニーの元へ緊急の一報が入る。
ダンジネス国立自然保護区にある財団が管轄する特別管理区域でダストデビルによる被害が発生したという。
特別管理区域はどんな荒廃した土地でも緑で満たすことが出来るという夢の薬品『グリーンゴッド』を試験運用している場所だ。
不穏な空気に包まれる中、マークתのメンバーたちは予定通り依頼された調査行動に入るが…
※本作品はカクヨム、及びノベルアップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 11:00:00
290887文字
会話率:32%
西暦2034年。国際連合より世界特殊事象研究機構にとある無人島の調査依頼が舞い込んだ。調査対象となる島の名前は「リナリア島」。かつて交易により繁栄し、領土征服戦争「レクイエム」の戦火によって歴史に幕を閉じた公国が存在したとされる大西洋に浮
かぶ島である。
この島の周辺ではかつて存在した公国が滅びたとされる時点から現代に至るまで怪奇現象が頻発しており、原因不明の海難事故及び航空機の行方不明事件が後を絶たない。また、怪奇現象が起きる前後には謎の少女の姿が目撃される。長きに渡る歴史の中で上陸する事はおろか、近付く事すら出来ない謎の孤島。ある時、あまりの事故の多さに事態を重く見た世界の国々は国際協議によりその島と周辺を立入禁止特別区域に指定した。
そして西暦2035年5月、この不思議な島で繰り返される怪奇現象の原因を突き止める為、現代科学の粋を結集した独立機関【世界特殊事象研究機構 大西洋方面司令 セントラル1】に所属する調査チーム「マークת(タヴ)」が派遣される。
ジョシュア・ブライアン 大尉
姫埜玲那斗 少尉
ルーカス・アメルハウザー 三等准尉
フロリアン・ヘンネフェルト 一等隊員
以上四名による調査が開始されその地に足を踏み入れる。
公国崩壊後より誰も足を踏み入れる事が無かった無人島。四人はあまりにあっさりとした到着に奇妙な感覚を抱きながらも調査を進める。しかし、現地での調査を進めても解決に導く為の糸口をチームは掴めずにいた。
そんな中ブライアン大尉は隊員たちに今回の調査にまつわる ”ある秘密” を伝える。事件を解く鍵は姫埜少尉が握っているかもしれない事実。さらに、調査を進めていく中で姫埜少尉の前に ”存在しないはずの少女” が現れ事件は大きく動き出す。
島を巡る歴史の真実。少女がただ一つ抱いた祈り。
未来を思うその時を生きた人々の願い。これからを生きる人々の選択。
世界から隔離された島は千年に及ぶ長き眠りから醒め、悪夢よりついに解き放たれる。
※この小説は【カクヨム】及び【note】にも掲載しています。
【カクヨム】https://kakuyomu.jp/works/1177354054894468979
【note】https://note.com/limaria/m/m5db7e456d7d6折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 18:00:00
82014文字
会話率:20%
ある時、 世界に突如として異空間のダンジョンへ繋がる次元の亀裂、 「次元迷宮」という物が出現し始めた。
次元迷宮の出現に伴う空間の亀裂により人々は居住区域の浸食が危惧されていた。
しかしその次元迷宮が出現すると同時に世界中で特別な能力を持っ
た人間達が次々と現れ始めた。
彼らは常人とはかけ離れた肉体と能力を持ち合わせており、 ある時一人の能力者が次元迷宮の封鎖に成功した。
そして次第に人々は彼らを「攻略者」と呼ぶようになり、 世界中で次元迷宮を攻略できる攻略者を集めた攻略者協会という組織が完成した。
そんな世界で生まれ、 幼い頃に両親を亡くした一人の少女「清火」(きょうか)。
そして彼女も攻略者の一人に選ばれ、 戦う運命を歩んだ。
これは「死」と繋がりを持った一人の少女と世界の浸食の戦いを描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 12:38:07
70020文字
会話率:46%
最終戦争が起きた。そして終わった。
多くの人が星になり、夜空で輝いた。
戦争が終わって数十年後。立ち入り禁止区域で星を眺めていた一人の少年。話し相手は育ての親の叔母さんしかいなかった。
成長し、奴隷となった日も、兵士として人を殺した日で
も、星を眺めることは忘れなかった。
そして、たった一人の女性のことも忘れることはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 02:08:24
20998文字
会話率:38%
たゆたうは現実と、幻想
ムクイは、『魔術師』と渾名され忌み嫌われるカラに仕える『カラクリ』だった。カラからムクイが管理を任される《保護区域》は『王国』の秘密を握るため、カラの元へは『王国』からの使者(刺客)が常に送り込まれる。
現在匿
う二人、ヒビとイチジもその秘密の一部だった。
しかし、二人の時間は終わりを迎え始め、現国王の前にも真実が曝されようとしていた。
ゆめとうつつのキョウカイセン。ご賞味ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 06:08:22
40186文字
会話率:38%
核戦争から二百数十年後、人々は石窟都市「根之国」で生きていた。人類が減少し、開放された地上には、剣歯猫、小型肉食恐竜のような恐鳥類、凶暴な野人が繁栄している。食物連鎖の頂点から追い落とされた人類の生存の為に、根之国の研究者達は新人類を生み
出そうとしていた。
伊凪悠理は高等部1年生。プラチナブロンドの髪と緑眼。整った小顔はショートヘアの女の子に見える少年。高見寧々子と高見家で育てられた悠理は他人を仲間と思えず孤独の中で生きていた。しかし、突然の転入生、荒波久遠との出会いで彼は変わる。久遠は悠理に口付けをし、悠理も久遠に心を奪われた。久遠は悠理に言う。「本気で殴ったら普通の人間は死にます」悠理は人類が進化で失った力を取り戻した亜種だった。
久遠と共に高見家で新婚みたいな生活を始めた悠理だが、これは全て仕組まれたことだ。根之国の最高意思決定機関は不老化で若い容姿を保つ6人の女性局長による局長会議。悠理を「陰の独裁者」と呼び彼の映像に萌える局長達。悠理の子供に未来を託す計画が本人に無断で進行していたのだ。久遠の元婚約者、南方武瑠の出現は悠理を焦らせる。久遠を護るために剣術を習い始める悠理と、悠理が久遠を洗脳したと勘違いして彼を狙う武瑠。一方、石窟都市の掘削を仕事とする人々は不満を爆発させ一部区域で独立を宣言。何故か独立に参加する武瑠。同時に迫る野人の群れが混乱を巻き起こし、ついに悠理が本当の力を発揮する時が来る。大太刀「鬼神」を手に野人撃退に1人で向かう悠理と、久遠に騙され彼を追う武瑠。野人の群れの中で悠理は武瑠に刃を向ける。「久遠は僕のだ!」と。巻き込まれて倒される野人達。その頃久遠は悠理を危険な任務に向かわせる原因となった独立区域で暴れまわっていた。成人男性だけに平等に重傷を与えながら。そして久遠は走る。愛する男の元へ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 22:17:45
130719文字
会話率:41%
最弱職【収納士】であるレイはある日仲間に囮にされてしまう。なんとか逃げ延びたものの不運にも足場が崩れてしまい。目を覚ますとそこは人類がまだ到達した事のない未踏区域であった。最弱職である【収納士】は絶望の果てに、何を見るのか?
最終更新:2022-04-06 18:12:48
68044文字
会話率:40%
かつて、人類は総人口の半分を失う戦争を経験した。敵の名は『エポカ』、その強さは襲来からわずか2年で人類生息圏の半分を失うほどに……
しかし、『エポカ』の力をその身に宿した改造人間『コルウス』の誕生により戦争は無事人類の勝利に終わった、はずだ
った。
戦争が終わって10年、いまだ都市部の復興が終わっただけで世界はほとんど立ち直れず、都市の周辺に形成されたスラム区域は違法にコルウスへの改造手術を受けた犯罪者がはびこっている。
今ここに、日本を、ともすれば世界を揺るがす大事件が東京エリアにて始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 05:39:44
21863文字
会話率:69%
王国跡地の隠れ里で双子の姉妹、アイゼン(妹)とランゼン(姉)は暮らしていた。
この暮らしが続くと思っていたある日、二人は禁じられた区域に迷い込んでしまう。
そこで小さな石碑に刻まれた名を読み上げて、ランゼンは前世の記憶を取り戻し、決別の道を
選んだ。
残されたアイゼンがもう一度石碑に向かうと、心菜(こころな)という喋る剣と出会い、里を出たランゼンを追いかけようと旅に出る。
たどり着いた街で前世の因縁が絡み合い、アイゼンと心菜、そして復讐者、守護者、探求者によるバトルロイヤルが幕を上げる。
※本作はフリーゲームとして公開した『Lilia Col=GressⅠ』と同大陸・同時代の話になります。またR15・残酷な描写については戦闘描写のみの予定です。しばらく予約投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 19:00:00
104392文字
会話率:43%
どこにでもいるような青年だった。
ネットに上がった〝てぇてぇ〟イラストを見て、それがリアルでも起こりうることだと知ってしまった本当にどこにでもいるような青年だった。
だが、突如としてその人生は終わりを告げた。
次に目を覚ました場所は、あま
りにも現実的な場所だった。
記憶もある。忘れていない。だが、全く知らない場所。
ふと気が付けば、知らない女性に抱かれていた。
「(いや、そこは異世界行きたかったわ)」
なんて、願望は……すぐに吹き飛んだ。
その世界は〝異能〟という力に半ば侵食されていた。
誰かの思いが〝異能〟と混ざり合うことで生まれる怪物――――欲獣と呼ばれる存在が跋扈する世界。
自分の思いが〝異能〟と混ざり合うことで力を発揮する異能力者――――《ホルダー》と呼ばれる者たちが欲獣と戦う世界。
そんな世界で生まれ変わった主人公は、かつての日本に似て非なる場所――――ヤマト、と呼ばれる区域で生を受けた。
だが、そんなことは最早どうでもよかった。
「(〝異能〟を育てる学園、だと? 恋の香りがする……)」
この世界でも彼は、性懲りもなく誰かの恋愛を眺めることを至福として生きて行く――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 03:44:31
1824文字
会話率:33%
1999年1月中旬。
この時32歳だった僕は、当時働いていたサーフ系雑誌“F”の同僚である、中出(ナカデ)氏とグリオと共に、新潟にある「ガーラ湯沢」へ滑りに来ていた。
そこで中出氏が、立入禁止区域のオフピステに入った事で、一行は雪山での遭難
に巻き込まれてしまうのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 02:13:49
25401文字
会話率:30%
ネットの普及によるSNS等を利用したイジメや経済悪化など、深刻な自殺問題を抱えていた日本は年間自殺者数第2位の神奈川県全域を自殺禁止区域と定めた。
それから1年間自殺による死亡者は1人も出ていない。
報道は真実なのか嘘なのか。
川端直斗
は自ら身を投げ出すことでその真相に近づく。
自殺禁止区域に隠された秘密とは?
◯この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 17:00:00
19912文字
会話率:33%