世界の命運は審判のコインに選ばれた36人の行動によって決まる。
……封印されていた審判のコインを解き放った人物は誰なのだろうか。
※カクヨム様でも投稿しています。
最終更新:2024-05-16 01:08:37
738073文字
会話率:44%
釣りが好き、釣った魚を料理するのも好き。
そんな女子高生、波満奈海琴(はまな みこと)は釣りに出掛けた先で、釣りどころか魚も食さない異世界に飛ばされてしまった。
嘘でしょ!? 魚介類を食さないとか、人生の八割を損してる!
釣りによって出
会った貴族の娘、ユフィ・スタインウェイと共に、ミコト・ハマナは釣りと魚の魅力を異世界に広めるために奮闘していく。
魚を釣って、料理して食べる。そして世界を動かす! 世界を変える!
……かも知れないフィッシングファンタジーへ釣行です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 00:15:05
438468文字
会話率:59%
ある日の事。科学文明華やかし地球に、突然モンスターの跋扈するダンジョンが現れ世界は戦慄。
そんななか、しがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつ
つもダンジョンの魔性に惹かれ、この自分一人しか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった。
秘密のダンジョンをその手にした主人公が、ダンジョンで強くなり我欲を満たしていくお話し。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:08:36
1447529文字
会話率:42%
ある日の事。科学文明華やかし地球に、突然モンスターの跋扈するダンジョンが現れ世界は戦慄。
そんななか、しがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつ
つもダンジョンの魔性に惹かれ、この自分一人しか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった。
(秘密のダンジョンをその手にした主人公が、ダンジョンで強くなり我欲を満たしていくお話し。特に目的も使命も無いお気軽スナック感覚の日常系ギャグテイストということで。アンチテーゼ的な内容も多々含むので合わないと思った方はブラバ推奨。叩きツッコミも歓迎ですがその際は改善点も明確におねがいします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 21:48:22
2472文字
会話率:6%
あることをきっかけに、毎日記憶がリセットされる少女(朱音)
私のお見舞いに来る自分の兄であると言っている人(葵)
病室のドアのノック音に怯える兄
もう暫く来れないと言われ、何があっても探さないように言われる。
その夜ピエロのような格好をした
道化師ジャックが自分の病室に訪れる。
兄は魔女に連れて行かれたとジャックに告げられる。
ジャックと共に童話の世界を旅し、兄を助けられるのだろうか?
忘却に至った彼女の過去とは?そして彼女の運命は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:08:01
45366文字
会話率:85%
俺は、何の取り柄もないごく普通の男子高校生、、だったはずなのに!!ゲームのやりすぎで過労死そして転生!?
しかも転生して目覚めた場所が森の中!?インドア派の俺にとって最悪の仕打ちだふざけんな!!、、でもこの世界はなんだかんだで楽しそう?前の
人生よりかはいいと願いたいなぁ、、って
え?何?俺の体が何かおかしいって?、、、え、?シッポ? 猫耳?それに加えて俺の声可愛い!?
「おいおい、嘘だろ!?」
「転生したら猫耳少女になってたああああ!?」
、、、てなわけでとりあえず、魔王になるわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:54:49
49881文字
会話率:41%
そんなぁ、僕はただVRツアーに参加しただけなのに・・・
こうして僕はこちらの異世界で、とあるドアーフとなってしまった。
それに同意した私の選択は果たして正しかったのであろうか。
誤っていたとして、この先誰によって僕の未来が牛耳られようとして
いるのか。
孤独な生活から希望を持ってVRツアーに参加した普通の青年に降りかかった未来とは。
さぁ、君も未来の行方に乗り遅れないように、しっかりと着いて来てねっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:33:18
320459文字
会話率:30%
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 21:00:00
203898文字
会話率:41%
「――嗚呼、間違えたんだ私は」
【紅色の髪を持つ者は特殊な能力を持つ魔女の証】
【能力を持っていなくても、紅に近い髪を持つだけで迫害される】
この世界の常識のせいで、生まれた時から忌み子だった皇女のアリスは、傲慢に、我が儘に振る舞って
きた。
「傷つけられるその前に、傷つけてしまう方が、楽だったから」
敵だらけの毎日の中、でっち上げの罪で第二皇子である義兄に殺されたあと……
「過去に、戻ってる……?」
発現した自分の“魔女の能力”のせいで10歳の時まで時間が巻き戻ってしまう。
自分の過去の行いのせいで、殺される前に自分を守ろうとして殺されてしまった侍女のローラを皮切りに、護衛騎士になったセオドアなど、二度目の人生で、一度目の時とは違い、大切な人を増やしていくアリスが、今度の人生は、愛され、幸せになっていくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 20:13:46
3249425文字
会話率:16%
本さえ読めれば、友達なんて必要ない。
こじれた性格の高校一年生、戸国 尋(とぐに じん)は、迷子の少年の親を探す手伝いをする少女、加萩 浮(かしゅう うき)に声を掛けられる。
この出会いが互いにとって、彼女らに繋がる人々にとって大きなもの
になるというのを、今の二人はまだ知らない。
孤独、夢、正義感……様々な物に依存する、へべれけ達の日常系ディープ青春コメディーここに開幕!
非日常へと誘う、ドアベルの音が鳴る──
◎◎◎◎
カクヨムさんでも投稿しているのでそちらもよろしくお願いします!!
高評価やレビュー、コメントなどは励みになりますのでよろしければ是非お願いします!!
※本作品は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。20歳未満の方の飲酒は禁止されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 12:02:54
288286文字
会話率:63%
冒険者になって二年間、面倒ごとに巻き込まれたくないという理由で主に採取系の依頼で生計を立てていた主人公、セオドア。
しかし、隣町に行くついでに護衛の依頼を受けてしまったことで面倒ごとに巻き込まれ、なんやかんやあって貴族のお嬢様に雇われる
ことになってしまう。
コミュ障でやる気ない俺に起こるべきことじゃないよな、と言いたくなるような出来事に巻き込まれながら、何とか対処していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 12:00:00
53182文字
会話率:44%
俺は緒方霞(おがたかすみ)、女の子みたいな名前とよく言われることを除けば、どこにでもいる平凡な男子高校生、高校入学してからどういう訳かすっげ~美少女五人に毎日追いかけられてる。
一人目は中学時代からの「親友」だから仕方ない、二人目は一緒に
暮らしてる「義妹もどき」だから仕方ない、三人目はたまたま席が近い「金髪碧眼ハーフ」だから仕方ない、四人目は「訳アリ」だから仕方ない、五人目は「話すのも怖い」から仕方ない。……ってあれ? もうこれ詰んでるやないか~い!
美少女達に追われるようになってから全男子生徒の「敵」と見なされ、男友達はふたりの変人を除き全ていなくなりました。女子からも「鬼畜」とか「女の敵」とか氷のように冷たい視線を向けられます。そんなワタクシではございますが、今のところ親に顔見せできないようなことはしておりません。
もしも願いが叶うなら放課後や休み時間に深夜アニメトークやソシャゲをする極々普通のインドア友達が欲しいです。そりゃ~周りにかわいい女の子がいるのは嬉しいですよ。でも下着の話とか女の子の秘密トークを聞くのは恥ずかしいので出来れば他でやってください。年頃なんで色々、色エロ想像しちゃいます。どうか良しなに~
天使のようにかわいい美少女達と風変わりな主人公の織り成す青春ハーレム系残念ミステリーラブコメ開幕! ムフフもちろんあります! ムフフっ!
※短編「優しいだけの嘘つき達は今日もラブコメを演じる」の連載版です。
6話目からは、毎週2度(月曜日、金曜日の午前7時)の更新予定です。
本作品はカクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 08:26:05
226890文字
会話率:41%
俺は緒方霞(おがたかすみ)、女の子みたいな名前とよく言われることを除けば、どこにでもいる平凡な男子高校生、どういう訳かすっげ~美少女五人に毎日追いかけられて困っている。
一人目は中学時代からの「親友」だから仕方ない、二人目は一緒に暮らして
る「義妹もどき」だから仕方ない。三人目はたまたま席が近い「金髪碧眼ハーフ」だから仕方ない、四人目は「訳アリ」だから仕方ない。五人目は「話すのも怖い」から仕方ない。ってあれ? もうこれツんでるやないか~い。
美少女達に追われるようになってから全男子生徒の「敵」と見なされ、男友達はふたりの変人を除き全ていなくなりました。また「鬼畜」とか「女の敵」とか言われてますが、今のところ親に顔見せできないようなことはしてません。
もしも願いが叶うなら、放課後や休み時間に深夜アニメトークやソシャゲをやる普通のインドア友達が欲しいです。そりゃ~周りに女子が多いのは嬉しいですよ、でも下着の話とか、女子だけの秘密トークを聞くのは恥ずかしいので他でやってください。……年頃なんで色々、色エロ想像しちゃいます。
どうか良しなに~
※天使のようにかわいい美少女達と風変わりな主人公の織り成す青春ハーレム系?残念ラブコメ開幕! ムフフあります! ムフフっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 08:00:00
9657文字
会話率:65%
ハウレット商会•会頭の孫娘エミリアは、まだ6歳だけど、大事な母さまを泣かせた極悪人を成敗するために街を走り抜け、可愛いワンちゃんを手懐け、領主代理の無茶な依頼も引き受けます!全ては大事な家族と、商売のため。家族が一番、お金も一番!
オ
ッドアイの無自覚転生少女が、色々とやらかしてくれるお話です。
少しストックがありますので、最初の一週間(7話)は毎日更新しますが、 後は週一の、のんびり更新となります。(予定では、毎週水曜日の朝6時)。
ちなみに、これは私の異世界を、居心地良くするためのお話です。なので、他の方の異世界の定義を持ってきて、違うとおっしゃる方は、読まないでください。
また、キャラや設定の使い回しではなく、他の話が、この話のスピンオフですので、そこらもお間違い無いよう、お願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:00:00
125058文字
会話率:35%
仕事を辞め、実家へと戻った恵真(エマ)は祖母の家の管理を任される。
祖母の留守の間、家をきちんと管理しようと意気込む恵真の元に、可愛い来訪者が訪れて…
異世界へと繋がる不思議なドアと自分の生き方を探す女性の話
最終更新:2024-05-15 06:00:00
599451文字
会話率:50%
本作の主人公である、ハードアタッカーという職業を持つシルドが、色々な人(人外も含む)と出会い、片腕の切断から勇者パーティーの脱退など、様々な経験を経て日常と戦闘を繰り返し、精神的に成長する物語。
最終更新:2024-05-14 23:40:16
53020文字
会話率:44%
かつての勇者、今は闇ギルドの鉄砲玉を務める、おっさん冒険者セオドアは、未調査ダンジョンで若返りの力を得た!
その力で闇ギルドを抜け出し、念願の田舎暮らしを実現できたかのようにみえたが、元勇者のフラグ建築は伊達じゃない。類い稀なる戦いの
才を持った少女との出会い、王城で動き出す因縁、回り出す運命の歯車――
勇者な体で元勇者の彼と、いずれ最強となる少女が歩むはスローライフ?それとも…
「もう一度始めましょう、伝説をっ」
(元)勇者の人生逆転活劇、いざ開幕ッ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 23:00:00
88622文字
会話率:52%
VRMMORPG
そこはあらゆるプレイヤー(人間)が住みし、仮想空間
来る日、とある人物により、運命の歯車(未知)が動き出した
その"事象"がきっかけとなり、かの者たちは怒りの日(Dies irae)に巻き込まれ役者とし
て舞台に上がる事になる
Acta est fabula(未知の結末を見る)(アクタ・エスト・ファーブラ)
私に未知を見せてくれ
"では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ"
"その筋書きはありきたりだが"
"役者が良い、至高と信ずる"
"ゆえに面白くなると思うよ"折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 22:13:07
72544文字
会話率:0%
VRMMORPG
そこはあらゆるプレイヤー(人間)が住みし、仮想空間
来る日、運命の歯車(未知)が動き出す
"では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ"
"その筋書きはありきたりだが"
"役
者が良い、至高と信ずる"
"ゆえに面白くなると思うよ"折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 17:13:33
80916文字
会話率:1%
父親と行商の旅をして世界を巡ってきたヘルメス。父親が最後に辿り着いた場所は、イザリースという神域だった。周囲からエデンと呼ばれるその場所で暮らしていたヘルメスだが、時代は最悪。悪魔の目覚めの日。エデンは侵略され、逃げ延びたヘルメスは新たな誓
約により勇者として世界を旅することになっていた。旅の目的は一二柱の神様を探すこと。護衛に最強のオーディンを連れて歩くヘルメスは、父親と巡った世界を再び駆け回る。その先で行き会うのは果たして神か悪魔か。
本当は脇役で、勇者とは名ばかりなヘルメスが奮闘する冒険譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 20:31:01
377496文字
会話率:40%
私、秋山 愛(あきやまあい)!!
私が合格した桜扇高等学校。
そこにはエリート男子たちと異性ふじゅ……んじゃなくて、異性交友できる部活があるらしい。
その名も異文化交流会!!
私はその薔薇色玉の輿を狙ってなんとか難関学にたどり着いたんだ。
さっそく部室に行くとそこには予想していた可憐な女子とはなんだか違った人たちが居た。
えーっ⁉ 異文化交流会は廃部⁉ 聞いてないよ!!
だが、まだチャンスはあった。
このRevi(リヴァイ)部は廃部に追い込まれた部活が復活をかけて活動する倶楽部らしい。
もしかして、今、部活が復活すればエリート男子を独り占めじゃんか!!
こうして、1人だけ明らかに不純な動機を持って私はRevi部のドアを叩いた。
A秋山 愛
I猪狩 なぎさ
U宇野 翼
E榎本 知里子
O沖田 櫻子
そして五色 彩……。
かくして彼女たちの無謀な挑戦が始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 19:58:45
55197文字
会話率:23%
ここは駆け出し冒険者が集まる始まりの街。そこには『アウトドアショップ』という、他にはない冒険者のための道具が格安で売られているお店がある。
仕事の休みの日にソロキャンプをしていた松下哲也。朝起きると異世界の森の中に転移していた。駆け出し
冒険者に助けられて、なんとか街まで辿り着く哲也。
アウトドアショップというチート能力を授かって、冒険者の始まりの街で自分の店を開こうとするのだが……
※ カクヨム様にて先行公開をしております。こちらでも応援いただけますと嬉しいです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330650158848934折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 18:10:00
445860文字
会話率:59%
――良い魔法使いは、わたしのところには来てくれない。
ソフィは幼い頃に両親を事故で亡くし、父の生家である伯爵家に引き取られた。けれど間もなく祖父母が急死し、叔父が伯爵位を継ぐと、ソフィは伯爵夫人と従姉のベリンダにより、使用人以下の酷い扱い
を受けるようになる。
16歳になったソフィは、顔に醜い火傷痕をかかえながら、伯爵家から自由になることだけを夢見て堪え忍んでいる。伯爵家の中で唯一人ソフィに親切な従兄のセオドアから、「僕が必ず助けてあげる」と言われるが、その淡い期待も打ち砕かれてしまう。
厄介払いされるように王宮の下働きになったソフィ。伯爵家を出ることはできたが、あいかわらず自由はない。下働きの中で最も過酷な仕事をさせられ、顔の火傷痕のために同僚からも遠巻きにされていた。
そんな中、ソフィは王宮で「魔女」と呼ばれる女性と出会う。
「魔女」の助けを得ながら、ソフィは自身の火傷痕を癒やすための化粧品を作り始める。さらに火傷痕を隠すために必死に習得した化粧の技術が認められ、ソフィは平民の身分でありながら王妃の化粧係に抜擢される。
けれど、化粧でどれほど綺麗に火傷痕を隠しても、ソフィに醜い痕があることは王宮中に知られている。従姉であるベリンダが、ことあるごとに言いふらすからだ。
それゆえにソフィは、恋も結婚もすっかり諦めてしまっていた。
そんなある日、王妃の誕生日を祝う夜会に参加するため、隣国である魔法大国から、王弟ジークベルトが来訪する。
ジークベルトは高い身分と麗しい容姿から数々の浮き名を流しながらも、25歳まで独身を貫いている。
そんなジークベルトは、王妃と令嬢達が集う茶会で、「この国で運命の出会いがある」という先読みの魔法の結果を明らかにする。
令嬢や女官達が浮き足立つ中、自分には関係のないことだと、一人だけ冷めた気持ちでいるソフィ。
ところが、ジークベルトが「王妃殿下の化粧を担当したのはどなたですか?」と奇妙なことを言い出したことで、ソフィの運命は変わっていく。
顔に醜い火傷痕を抱えながら一人で懸命に生きてきた少女が、美しい魔法使いである隣国の王弟殿下に見出され、幸せへの第一歩を踏み出すシンデレラストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 17:27:48
66930文字
会話率:39%