<シンギュラリティの発生後、妖精や妖怪の実在がバレてしまった世界!?>
21世紀前半にシンギュラリティを迎えてから一世紀余りが過ぎ、人類文明に本格的な宇宙時代が到来して、太陽系中に人々が移り住んでいた。
しかし同時に、昔は妖怪や精霊や妖
精などと呼ばれていた存在が科学の発展と共に消えゆくどころか、現在では「スプライト」と総称されて公的にその実在が証明されていた。
しかも彼らは宇宙植民地などにまでその棲息域を広げながら、人類と共存していた。
木星の植民地で暮らしている主人公の少年は、ある時にひょんな事から隕石に憑いた不思議なスプライトと出会う。
そのスプライトには奇妙な謎があった。主人公はそのスプライトの要望で彼の仲間を探していくうちに、やがてこの太陽系中に広がった人類の宇宙文明についての秘密と陰謀を知りはじめる。
スプライトと人類が迎える運命とは何か? そして少年はその運命に逆らい、何を決断するのか?
※第12回ハヤカワSFコンテスト・一次選考通過作品(一部加筆改修)
※カクヨムにも同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 19:20:14
48792文字
会話率:55%
1984年8月、《積層学園都市(バビロン)》と化した名古屋。
その北に広がる"東春日井(ひがしかすがい)"と呼ばれる土地に、太古からある一族が住んでいた。
双子の高校生をその血は、どこに誘うのか?
テクノロジーの檻の
中で、呪われた血が膿み、零れてゆく……。
中世以降、われわれの歴史とは別の道を辿って辿り着いた《戦後》世界は、東西思想圏による緩やかな冷戦と、ヴィクトリア朝時代に誕生した英国 - 植民地間を結んだ官製電信から広がったインター・ネットワーク上のサイバー・スフィアでの抗争という複重構造の中で駆動していた。
1960年代には《インター・ネットワーク》が地球上を覆い、宇宙開発も格段に究められた"現在"。
これは神をめぐる物語。様々な《神》の対立が輻輳し、精神と理想が相克する。名古屋圏から始動する、《伝奇ロマン》というかつて聳えた〈バベルの塔〉の末裔――。
「あなたのSFコンテスト」参加作品(選外)。
ここでのSFは「ソノラマ文庫(っぽい雰囲気の)フィクション」(?)です。
※2016年6月30日、投稿していた「1.」「2.」を「1.」~「5.」(「1/-1」~「2/-3」)に分割しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 16:40:00
178148文字
会話率:24%
精神をコントロールし最適な人間を作った社会は精神主義国家として繁栄を築いていた。人類は自我を調整して他者と共有するサイマティックセラピーシステムをもちいて経済学的・社会学的理論に正しい社会を創造していた。生産効率、社会の合理的運営、人的資本
の余剰管理を徹底し、もっとも歴史上で繁栄した時期として記録されるにふさわしい栄華を極めていた。
そんな精神主義国家でも犯罪は起る。起った犯罪は精神犯罪と定義され世界各地で大きな社会脅威となっていた。国際連邦政府は警察組織としてWHOに一部局、精神衛生局を創設して世界中の精神犯罪に対する対応を担っていた。
そんな最中、精神衛生局のエリート監察官、伊坂道は、ひとつの殺人事件に直面するのだが……
ハヤカワSFコンテスト二次選考作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 19:10:00
170515文字
会話率:39%
「失敗作の人があきらめない」というたった一行のプロットで書かれたサイボーグSF。心の壊れたサイボーグの思考補助がテーマ。
二十代前半のおれは機械企業に勤めている。サイボーグ手術を受けたその日から、自分の心の主導権を握れているのか自信がな
くなる。心の一部が機械化され、デジタルの思考が混ざる。おれは自分の中の機械と話し合う。おまえは誰なのかと。機械の思考が向上していくにつれ生身の考えることの量が減っていき、やがて、人類は機械の人生の観客になってしまうのだろうか。
※これは第12回ハヤカワSFコンテストに応募したものを改稿したものである。
※機械史という題名は2024年1月10日に応募した時にすでに書かれていたものであり、第11回ハヤカワSFコンテストの受賞作が〇〇史とWEBで宣伝されているのを見たのは、2024年1月15日であり、私の応募の後のことである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 09:17:05
32560文字
会話率:10%
これは、人類による地球の地底探査の物語である。
おそらく、おれの知る限り、極めて珍しい本格地底SFである。
人類は、地底探査を怠りすぎた。
これから最重要になる極限環境探査は、地底探査である。
地底探査を人々が少しでも想像しやすいようになる
思考の叩き台として役立つように、地底探査がどのようなものになるだろうかについて、想像力を駆使して描いた。
物語性も、楽しんで読めるに足りるだけ盛り上げたつもりである。
注:第10回ハヤカワSFコンテストに応募した原稿用紙101枚分の内容を、落選後、修正すべき点を94枚に改稿したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 16:15:45
30586文字
会話率:35%
星々の奏でる命の歌を聞くことのできる少女ミンクの見ている世界をなんとか理解しようとする少年ゲババの物語。
最終更新:2014-07-27 00:00:00
5735文字
会話率:50%
ハヤカワSFコンテストに出す用の小説です。3月31日まで掲載予定です。多分途中までになります。
選考中は公開禁止なので4月1日から非公開となります。
選考に落ちたら改めて後悔します。
現在書きながら調整しているので変な部分、誤字が
ありますが気にしないでね。
気になった点などコメントいただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 23:06:07
39090文字
会話率:59%
19世紀半ばのカリフォルニア。女子寄宿学校に通うエリザベスはベースボールが何よりも好きなダーシーというルームメイトと出会う。エリザベスの投げるボールはどこかに消えてしまうのだった。やがてエリザベスが親の再婚にともなって学校を離れると、ほどな
く国を二つに分かつ戦争が起きて……。《第3回かぐやSFコンテスト《大賞》作品(一部改稿)》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 22:38:53
3996文字
会話率:2%
第3回かぐやSFコンテスト
テーマ「未来のスポーツ」へ応募した作品です。
(余裕で選外でした)
──────────
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2023-12-31 18:00:00
3788文字
会話率:31%
遙か未来、銀河帝国の端の端。今日も超人類がブラックホールに降り注ぐ。
ひとはなぜ危険を、未知を求めるのか。遠未来スポーツ思弁SF!
*この作品は第三回かぐやSFコンテストで選外佳作に選んでいただきました
https://virtualgo
rillaplus.com/nobel/3rd-kaguya-honorable-mention/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 09:46:50
3927文字
会話率:55%
五つの村は五棟の鉄塔に囲まれ、平和に暮らしている。
そのひとつの村の四人の少女は三十年に一度の大切な儀式の巫女に選ばれ鉄塔まで行くのだが……。
※pixiv、エブリスタ、カクヨム、ノベルディズにも掲載
pixiv内の「第3回ちいさなSFコン
テスト」参加作品。
この作品は第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。 https://pixiv.net/novel/contest/sanacon3」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 17:43:57
6423文字
会話率:28%
李史湖が語る、かつて若き日に見た『雲上の楽土』と呼ばれた妖かしの都の話。
「わたしのSFコンテスト」失格(選外)作品!! 〆切に間に合わなかったーー!!
ただいま更新が滞っておりますが、時間がかかっても完結させますので。
2004.12
.2折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-14 16:42:07
18751文字
会話率:37%
真空崩壊による宇宙消滅の危機に揺れる世界。それを避けるため天才織戸シオンが開発したのは、時間停止装置「クロノステイサー」。シオンの幼馴染だった蒼崎涼は計画のコンサルタントとなり実行を助けることになるが、様々な思惑が彼らを阻む。
そしてその中
で涼は、思いもよらぬものに出会い、考えに触れ、そして決断を迫られることになる。
果たして、世界はこのまま救われてよいのか。そしてシオンの真意は一体。
ハヤカワSFコンテスト一次通過、二次落選原稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 18:37:52
122497文字
会話率:55%
2007年作。第10回ハヤカワSFコンテスト一次選考通過作品。
島を流す話です。
最終更新:2022-11-19 06:00:00
37124文字
会話率:38%
警察局捜査部所属の捜査官、ランドルフが他殺体で発見された。
翌日、バックアップから「復元」されたランドルフは、自分自身の殺害事件の捜査担当に任命される。
容疑者は三人。機密情報漏洩の疑いで、以前からランドルフが調査していた同僚、スタンリー。
ランドルフがかつて関わった犯罪者から殺害依頼を受けた可能性がある、街のチンピラ、ボリス。泥沼の離婚をしたランドルフの元妻、メグ。
死亡し復元されたことを隠したまま、三人の容疑者と接触するランドルフ。その過程で、警察組織の腐敗した実態が明らかになってゆく――。
*ハヤカワSFコンテスト一次選考通過作品
*毎朝5時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 05:00:00
123776文字
会話率:51%
第8回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。
ドーム都市に住む少年トウジは思い出していた。彼が崇拝したルイを。ルイは頭がよく人を統率するのに優れ、トウジはそれに従って生きていた。しかしそれは思い出に過ぎない。現在の彼は、ドームの外に出て汚染さ
れているという世界を正常化する夢を持ちつつも、息が詰まりそうな現実のために過呼吸症候群に苦しんでいた。ある日彼の前に、更なる現実がやってきた。それは決して喜ばしいものではなく――。
未来の少年少女の手記が伝える、ひとつの未来。
※この作品は、カクヨムにも掲載しています。
※以前投稿していた「COLORS―15歳、4人の日記―」を改稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 00:00:00
210330文字
会話率:45%
某SFコンテストに応募した作品です。
最終更新:2020-10-22 20:14:24
3961文字
会話率:12%
某SFコンテストに応募した作品です。
最終更新:2020-10-22 20:01:45
3949文字
会話率:29%
中学を卒業すると女になる義務=女役(にょえき)義務が発生する世界。
主人公ケイはクラスメイトに女の姿を見られるのが嫌で一時転校をする。
赤紙と赤い封筒、ディストピア社会で引き裂かれる二人の道。
(かくやSFコンテストに応募した『女役義務』
を改題し、一部修正したものです)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 22:00:00
3471文字
会話率:26%
あくまでファンタジーです。ハヤカワSFコンテストの選考モレの適当なSFです。悪魔でというタイトルそのものがそもそもアングラ的で悪魔でという単語に着目したシリーズがあるようなので、アウトと思ったら一報ください。また、現実の組織名や国家名、企業
名を現実感を出すために出していますが、あまりにアングラだと思われたらご一報ください。内容は宇宙人との全面戦争です。よくある展開ですが、ハードモード。宇宙人は超強いです。クラスのスクールカースト顔負けの仮想身分を導入しています。仮想かどうかは・・・、察してください。枢軸国が宇宙人の勧誘に乗って地球文明を裏切って宇宙人と地球人が最終決戦する話です。これは精神年齢が幼いと危険な類の話なので、そこもご察し下さい。宗教に関して独自の偏見に満ちた見解に近いものを描いております。そこも、・・・ううう、ご察し下さい。果たして人類は宇宙人に勝てるのでしょうか。ハードモードですが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 13:42:44
116299文字
会話率:63%
かぐやSFコンテストの落選ものです
AI化した未来における、学生たちの就職の悩みをかいたものです。
最終更新:2020-08-02 16:45:38
3968文字
会話率:27%
バゴプラの第一回かぐやSFコンテスト落選作品です。テーマは未来の学校
最終更新:2020-07-18 21:08:06
2126文字
会話率:61%
第6回ハヤカワSFコンテスト一次選考通過作!
木星探査機JUNO021は、木星の雲の中で、不思議な、「複雑錐」としか名付けようのない物体と遭遇する。ビッグクランチの前後が同期していく中、世界は滅びを逃れられるか。紐解かれていくラグランジア
ン「ランダウ」の記憶。同化していくJUNO021。彼が願ったのは、文明が願ったのは、滅びだった。
有機物が基本的に登場しない、またビッグバンからビッグクランチを繰り返す系という、人類が現在の物理学で想定できる一番広い時間を扱った小説。
卒業する文芸部の先輩方へ捧げる部誌に寄せた一作。猩々メイン、時々鷦鷯飛蝗で執筆。
毎週土日に一話ずつ再公開!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 22:55:58
42364文字
会話率:14%
〝スイード〟。人間と袂を分かった植物が吐きだした有害花粉が世界を包んだ。
人類の騒乱で唯一取り残された都市国家〝セフィロト〟の人間は、〝スイード〟から身をまもるために社会基幹システム〝アルカナ〟の指示のもと〝セフィロト〟を放棄し巨大なドー
ムで都市をおおいひきこもった。
ドームの外では〝スイード〟の影響をうけない昆虫のような〝蓋外性生物〟がうごめいていた。
ドームの一地域・マルクト出身のエイル・アシュナージは、幼馴染のアン・コモリとともに〝蓋外性生物〟からドームを守り、外の世界を探索する国家組織〝キベル〟に入隊した。
エイルと同じ小隊に配属されたマァイとミロの二人はある秘密組織に所属し、放棄された旧〝セフィロト〟の廃墟を目指していた。
第三回ハヤカワSFコンテスト一次選考通過及び
第十回小学館ライトノベル大賞一次選考通過作品
完結済
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-20 12:18:20
162406文字
会話率:32%