王子の婚約者候補であるユーフィリア、リズベットの二人は共に才女であり、優劣つけがたい存在であった。しかしながら婚約者に選ばれるのは一人、両家が争うのは必然であったが、当の本人達は違っていた。王妃になるという事は重責を担うという事、己の才能だ
けでは辿り着けず、努力と覚悟なくしては王妃足りえない。二人にとってお互いは同じ高みを目指す同士であった。王妃への道を知るが故、相手もどれほど努力しているか知っている。敬意こそ持ちはすれ、敵意はなかった。お互いの立場がある故、それを表に出す事はしなかったが。
ユーフィリアは思っていた。例え自分が王妃になれなくてもリズベットなら祝福できると。しかし決着は思わぬ形でついてしまった。リズベットの父、シュタイン伯爵が起こした公爵令嬢暗殺未遂によって。ユーフィリアの理想が音を立てて崩れ去った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 09:12:22
194784文字
会話率:58%
ミリアネアとモーガンは何不自由なく生きてきた貴族の兄妹であったが、ある日父親の派閥闘争に巻き込まれて他国へ逃亡することに。
父母と別れ兄と異国での生活。苦労しながらも暮らしに慣れた頃、頼みの綱の兄が船の事故で行方がわらかなくなってしまう。
『どうしよう…………。お家賃が払えないわ』
背に腹は変えられずお嬢様は交渉に行く。
『すみませんが、家賃を少し待ってもらえませんか?』
これは少し強かな貴族のお嬢様が、卑屈で人嫌いな元騎士の隻腕の男と少しずつ距離を縮めていくお話。
ほんの少しの魔法と、お互いの立場に戸惑いながらも恋愛から遠ざかった二人が周囲の優しさに、励まされながら関係を築いていきます。
※女性に対しての差別的な感情や発言もありますのでお気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 21:04:02
32764文字
会話率:13%
私は幼馴染みに恋をした。けれども、身分差ではなくお互いの立場の問題で恋心を告げることができなかった。私は、王太子殿下の筆頭婚約者候補となったが、ある日、前世の記憶が目覚めたことによりーー。
最終更新:2023-04-18 07:00:00
9309文字
会話率:16%
小間物問屋の一人息子である佐之助は幼い時に人のように着物を着こなした大きな化け蛙と知り合った。この化け蛙、名前を青柳(あおやぎ)と言うのだが、他人から見るとたいそうな色男に見えるのだという。家に居場所のない佐之助にとって腐れ縁の親友ともいえ
る青柳だが、二人の関係はお互いの立場から微妙なものだった。
周囲と噛み合わない佐之助。謎の多い青柳。
佐之助の辿る運命の途、青柳が担う使命とは。
※現実日本ではない架空日本が舞台、架空の江戸時代です。
※残酷描写と15Rは保険です。
※2007年以前からGotm@ilさんの小説サイト部門で公開していた作品です。
※詳細という名の言い訳は活動報告にて。
※ホラーまで行かず伝奇とも言えないのでキーワードに怪奇と入れました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 22:45:26
89466文字
会話率:29%
公爵令嬢ミリアは、ある日出会った自分にそっくりな隣国の王女ヴェネットの頼みで時々お互いの立場を入れ替えて楽しむ仲となっていた。
そしていつものようにミリアに入れ替わっていたヴェネットは、ミリアの婚約者である王子がミリアの妹と浮気をしている
場面に出くわしてしまう。
ヴェネットはそれを激しく糾弾するも、最終的にミリアは逆ギレされた上に謂れもない罪を被せられて婚約破棄を突きつけられてしまった。
それに怒ったヴェネットは親友のために報復を決意するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 16:56:45
9910文字
会話率:37%
このお話は『賢者の愚行 ~見た目は17歳、中身は12歳の悪役令嬢~+番外編2本』に出てくる三人のお姫様の側から、お姫様の一人称で書いたお話です。
色々、セリフとか微妙な展開が変わりましたが、あらすじだけは、変わって無いはずです。多分。
『見
た目は17歳、中身は12歳の悪役令嬢』のみ異世界転移・悪役令嬢物で、後の二本は転生・転移の無い異世界物です。
【あらすじ】
~見た目は17歳、中身は12歳の悪役令嬢~
気が付いたら、乙女ゲームの世界にいた。
始まりは乙女ゲーム定番の悪役令嬢斬罪シーンから。
私は確か、このままでは成人まで生きられないと、手術台に上がったはず。なのに、なんで。
王宮の奥にいる賢者さまなら、何とかしてくれると思ったのに……。
泣き虫な主人公の成長物語です。(1話700~2000くらい)
~クリス王子殿下の縁談~ もう一人の賢者 ロザリー姫の恋
舞台は、ハーボルト王国
アルンティル王国から小さなお姫さまがやって来た。
クリス殿下のお嫁さんになる為に……。
賢者の器のクリスにとって最後の現世。
何やら軍事大国の陰謀ただよう、この縁談。
お互いの立場に戸惑いながらも、二人が歩み寄っていくお話……。
(ロザリーは、『アルンティル王国の王妃になった姫君の物語』のフレデリックの2歳上の姉君です)
~ピクトリアンからの姫君~
舞台は、本編、悪役令嬢から13年後の、ハーボルト王国。
賢者の因縁深いピクトリアン王国から縁談話が舞い込んだ。
どの国も喉から手が出るほど、欲しがられる純血種の姫君。
「うちにだけは、この縁談。来ないと思っていたんだよね」
そう、クリスは言う。
どんな思惑があって、姫を寄越したのか、そしてこの姫の正体とは……。
読んで下さっている方には、感謝しかありません。
※お話は、カクヨム・ノベルデイズ・ノベルアップにも上げています。
それ以外の所では、上げていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 14:00:00
174872文字
会話率:33%
戦乱が続く戦国の世の中、辺境の小国が瞬く間に領土を広げ、天下の統一を果たす。
その国には民たちから軍神として英雄視された天下無双の将軍「凱」とそれを支えた忍者「桔梗」がいた。
天下を収めるにあたって必要とされた「凱」と「桔梗」は平和となっ
た世界では無用の長物となり、その世界から追放されるように異世界に転生することになる。
前の世界ではお互いの立場から結婚することができなかった「凱」と「桔梗」だったが、異世界に転生した直後の小さな誤解から「真実の愛のために国を捨ててきた若い男女」にされてしまった。
このお話は、そんな二人が異世界でいろいろな人と出会いながら前向きに、そして思いを成就させていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 20:23:33
441687文字
会話率:34%
なぜか周りから嫌われてしまう嫌われ者系主人公水書晴人。そんな彼に思いを寄せるのは彼とは真反対の周りから愛され慕われている岩代美鈴。
お互いの立場の違いからすれ違う思い。
2人は無事に添い遂げられるのか?
最終更新:2018-12-21 20:30:46
36174文字
会話率:35%
イクメン物語化しています。 家庭内別居と言われるオレ達。離婚もしないで、はた目には仲のいい夫婦を演じていた。そしてオレはどうしてもやりたくない仕事、泊りでの営業接待をしなければならなくなった。そんな時、不思議な水晶のお地蔵さんをレンタルする
。なんと、お地蔵さんがオレの中に入って、代わりに接待をしてくれるというのだ。
あなたのSFコンテスト作品。SFの意味はSatire Fun、「風刺娯楽読み物」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-25 10:46:41
160016文字
会話率:36%
僕は同窓会で高校時代に付き合っていた真理と再会する。やっと返してもらえたビートルズのCD。長い年月の間にお互いの立場が出来上がっていた。
最終更新:2009-10-28 06:19:14
3161文字
会話率:35%