光の王国フィルニア。代々この城下町でパン屋を営んでいた家族に突然の不幸が襲った。
働き盛りの両親が、馬車の事故で突然亡くなってしまったのだ。息子のティルミオと娘のティティルナに残されたのは、
多額の借金と猫一匹。
おまけに両親は税
金まで滞納していたのだ。
この絶望的な状況に、ティルミオとティティルナの兄妹がなす術なく項垂れていると、ふいに、どこからともなく彼らを導く
謎の声が聞こえたのだった。
「お前たちに力を与えてやるにゃ。」
あり得ないことに、飼い猫のミッケが人語を話し出して、困っている二人に降臨したのだ。
「どうにゃ?お前たちが望むなら、我が特別な力を授けてやるにゃ。」
突然の出来事に頭がついていかない二人であったが、普通に働いてたら税金も払えないし借金もいつまで経っても返
済が終わらないのだ。
猫の手も借りたい思いだった兄妹は、この不思議な三毛猫の誘いを、戸惑いながら受け入れた。
「分かった。ミッケ。俺たちに力を下さい。」
こうして、兄妹と三毛猫の二人と一匹の、借金返済計画は始まったのだった。
##初、ファンタジー作品です。
##この作品はアルファポリスに掲載している小説の改稿版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 09:11:37
163723文字
会話率:51%
フェリーナは王女だ。勇者エフィルに昔から恋をしていた。だが、彼には伯爵令嬢マリリーナという婚約者がいる。
無事魔王を倒してきたエフィル。国王陛下に頼んで、そんな彼と強引に婚約を結んだ。結婚したフェイレーナ。とても幸せだった。だが、とある日、
邪悪に笑ってエフィルは言うのだ。
「これが何か解るか?時を一年前に戻せる砂時計。この日をどれだけ待ったことか。私はマリリーナを愛していた。いや、今も愛している。マリリーナはお前との婚約が成立した後、すぐに馬車の事故で亡くなった。お前が殺したのか?邪魔なマリリーナをっ!」
そんなマリリーナなんて殺しなんていない。
そう言う、エフィルはフェリーナの胸に刀を突き刺した。
時が巻き戻って……エフィルとフェリーナは記憶をもったまま一年前をやり直すことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 22:03:32
5917文字
会話率:23%
三つの月を戴く蝶遊苑(ジョウユエン)国には〝香魔〟と呼ばれる隠された一族が存在する。
十歳で一族秘伝の香りと薬の製法を習得した華凛(カリン)は、正妃の侍女として皇帝の後宮に召し上げられ、第三皇子炯然(ケイゼン)の婚約者になる為の教育を受けて
いた。
ところが馬車の事故で父母が死亡。婚約者候補から外されたカリンは、憐れみと嫌がらせを受けつつ後宮から出る十八歳までの日々を指折り数えている。
ある日の夜、後宮の裏庭で出会った男、文官の流闇(ルーアン)から皇帝だけが持つ特別な解毒薬の匂いを感じ取り、静かな騒動へと巻き込まれていく。
――これは「抱き枕の侍女と意地悪な騎士」主人公メイの妹の物語。
■カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 19:00:00
65444文字
会話率:51%
ドミヌティア侯爵邸に勤める御者の娘、ラウラは希少な光魔法使いで、愛人の子テオの治療に度々呼ばれていた。そんなラウラに、テオは懐き好意を隠そうとしない。
しかしラウラは、幼少期からイルゼンに対して思いを寄せていた。イルゼンは侯爵家の正統な後
継者であり、決して叶わないものだとしても、たまに言葉を交わせるだけで十分と思っていた。そんな関係は、ラウラの父が起こしたとされる馬車の事故で一変する。
侯爵が事故によって亡くなり、イルゼンが若き侯爵となる。ラウラは彼の専属侍女となったが、周囲からの非難の目は厳しいものだった。
イルゼンとラウラだけが、事故は謀略によるものと知っている。イルゼンは真犯人を糾弾することができたら、ラウラに思いを告げようとしていた。
表現することすら許されなかったイルゼンの愛は深く重く、凝縮していた。
当面の間、毎週水曜日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 15:26:26
128208文字
会話率:48%
没落貴族のクロエ・オルコットは、馬車の事故で両親を失ったルルメリアを義娘として引き取ることに。しかし、ルルメリアが突然「あたしひろいんなの‼」と言い出した。
ぎゃくはーれむだの、男をはべらせるだの、とんでもない言葉を並べるルルメリアに
頭を抱えるクロエ。
育児に励むクロエだが、ある日馬車の前に飛び込もうとした男性を助ける。実はその相手は若き伯爵のようで――?
これは若くして母となったクロエが、義娘と恋愛に翻弄されながらも奮闘する物語。
※アルファポリス様、カクヨム様でも掲載しております。
※毎日更新を予定しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 01:00:52
86074文字
会話率:55%
没落貴族のクロエ・オルコットは、馬車の事故で両親を失った姪のルルメリアを義娘として引き取ることに。教師として働きながら育てる中、突然ルルメリアが「おかーさん、あたしひろいんなの!!」と言い出した。そういう年頃か、と最初は聞き流していたのだ
が、段々様子がおかしくなってきたのだ。
はーれむ? 男を侍らせる? そんな子に育てる気はありません。
これは若くして母になったクロエが、義娘をまともに成長させるための奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 18:36:15
7150文字
会話率:55%
母親を馬車の事故で亡くし、父親を過労でなくしたモリア・コンヴァは、父の再婚相手である継母から虐げられながら生活していた。しかし、ある日継母に奴隷として売られかけ、モリアは逃げ出した。彼女を救ってくれたのは翼人であるバース。
最終更新:2024-04-15 22:59:10
9892文字
会話率:53%
主人公――伯爵令嬢であるメル・カタラは、馬車の事故に遭い、両親を失うと同時に、前世の記憶を思い出した。
現在自分の過ごす世界が『星の導く天秤の』という乙女ゲームの世界であるということ、
そして自身と仲の良い辺境伯子息、リュジ・ミュートスは、
その乙女ゲームではラスボス――悪役令息として登場し、最終的に死んでしまうことを。
前世からの推しであるリュジを、死なせるわけにはいかない。
メルはリュジが死ぬことになる未来を回避、改変することを決意する。
「推しが幸せになって、楽しく日常を過ごすまで、私は死ねない……!」
推しの兄と仲良くなったり、推したちの母親が毒親でそれもなんとかするべく努力したり。
転生令嬢は、今日も、悪役令息をすくうために頑張ります!
推しを幸せにしたい系転生令嬢が、最終的に兄(義理)と弟(義理)に溺愛されるようになるまでのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 23:40:51
324071文字
会話率:44%
馬車の事故で両親を失ったリリス・マイヤー17歳は、遠縁の伯爵家に引き取られ、同い年のお嬢様のメイドとして働いている。
ある日お嬢様と買い物に出かけた帰り道、ならず者達に馬車を囲まれた。お嬢様はどっちだ?と尋ねるならず者に、
本当のお嬢様は、
自分はお嬢様のメイドだと叫び、リリスを身代わりとして差し出したのだった。
その日、お嬢様の我儘で、着ている服を取り替えさせられていたので、まるでリリスの方が本物のお嬢様のようになっていた。ならず者は疑う事なくリリスを連れ去り屋敷に連れ帰ったら、そこでは思いがけない事態が待ち受けていた。
戸惑うリリスに告げられる過去と現在の真実。
そして断罪。
「まるで物語みたい」な事が自分の身に起きた少女のお話です。
ご都合主義です。年齢とか容姿の描写とか、人名家名などかなりの部分省略しています。
主人公の恋愛要素はほんの少しなので、ジャンルはヒューマンドラマにしました。
前後編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 17:00:00
17658文字
会話率:27%
ありふれた結婚式の始まりの時。お祝いのため待ち構えていた参列者の前に現れたのは、黒衣の娘。花嫁は純白の衣装を着るものなのに何があった、と人々は騒ぎ出す。そんな中、黒衣の娘――マデリーンが祭壇に進み出て説明を始める。両家の人間が誰も来ず、自分
だけが黒衣で現れたのかを。
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 17:10:19
15374文字
会話率:53%
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカ
は前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 12:18:24
217380文字
会話率:52%
リモーネ・ライネーリ伯爵令嬢は、ボンクラ伯爵の父とその後妻と、後妻の娘に虐げられていた。
遂には命まで狙われ、生き延びるために家出したところで馬車の事故に遭う。
「私は菓子職人になって自活するんだ!こんなところで死んでたまるかー!!」
「
―――お前は誰だ!?」
そうして気付いたら、生霊になり見知らぬ公爵令息に取り憑いていたのだった。
菓子作りに必要な体力と腕力が備わった騎士見習いの身体を間借りして、自分の人生切り開きます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 09:00:00
69134文字
会話率:67%
現代社会の記憶を持つシャルロットは事故をきっかけに自分が乙女ゲームの世界のサブキャラクターに転生したことを自覚する。
馬車の事故の数年後、物語の舞台である首都に攻略対象の幼馴染と越したシャルロットは乙女ゲームのシナリオの連夜起きる失踪事
件の調査に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 16:00:00
104551文字
会話率:46%
目を覚ませば馬車の事故現場なぜと思い思い出すと
馬車が崖から落ちたことともう一つ前世を思い出しただが前世男で今世女らしい前世で我慢ばかりしてきた自分は女として自由気ままストレスフリーな日常を送るため現状を思い出した前世の知識からくるチートが
あったらいいなと思い行動を開始した折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 01:00:00
54080文字
会話率:62%
キャストリン・グリンフェルは10歳の時に両親を馬車の事故で失い、グリンフェル公爵家にやってきた父の双子の弟とその妻と娘に公爵家を支配されてて居場所を失った。
叔父と叔母と従姉妹に虐げられて屋根裏部屋で過ごすが、15歳で王太子ルディクの婚約
者に選ばれる。
それから三年後、キャストリンは婚礼の儀式の場で断罪されていた。
従姉妹マチルダを虐げた上に、王家の秘宝を盗んだのだという。
そしてキャストリンは、罰を受ける。
ルディクの兄、呪われた王子がいる呪いの塔で、呪われた王子の花嫁になるという罰を。
キャストリンは内心の喜びを隠し、呪いの塔に向かう。
そこは、屋根裏部屋で呪術に目覚め、こっそり家から抜け出しては呪いの研究と呪物集め没頭し、集めに集めた魔力を帯びた呪物を使い、魔道具師として活動していたキャストリンにとって──まさしく、聖地のような場所だったからだ。
生まれた時に呪いにかかった王子と、魔道具師であり呪物収集家の三度の飯よりオカルトが好きな令嬢の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 14:51:57
62087文字
会話率:37%
馬車の事故で両親を亡くしたハルトヴィン(ハルト)。
物心ついた頃には、もう両親の家に居候をしていた冒険者で、年月を経て〝竜を堕す者〟とまで呼ばれるようになった、異世界から来た英雄・リュートと二人暮らしをするようになったハルトは、その後リュ
ートが冒険者ギルドの資料室の片隅で開いた「探偵事務所」で、弟子兼助手として働くようになった。
周囲は皆「何でも屋」だと認識をしている中で、異世界で暮らしていた頃から探偵と言う職業に憧れがあったと言うリュートは、頑なに「探偵事務所」を主張している。
ハルトが成人して独り立ちをするまではと、リュートは魔物退治や素材集めは冒険者たちに任せて、主に彼らの間で起きるトラブルや、周囲に住まう貴族間の争いごとの仲裁なども行うようになったのだ。
さて本日「何でも屋リュート」もとい「リュート探偵事務所」に舞い込んだ依頼は――。
【Case1:狙われた竜の卵】
【Case2:姫と雇われの騎士(ナイト)】
【Case3:冒険者ギルドロマンス詐欺事件】
……他、中編複数本予定。
ファンタジー×ハードボイルド⁉
第2回 一二三書房WEB小説大賞応募の為、アルファポリス連載中のものを転載。
宜しくお願いしますm(_ _)m
【宣伝】2022.6.29 聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好みのようですよ?
発売中です”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 19:00:00
96762文字
会話率:38%
前妻が亡くなったクルトの元に、後妻として結婚したアメリー。ふたりは白い結婚を続けていた。
そんな中、クルトが馬車の事故に遭い、アメリーのことを前妻のエルナだと思い込んでくる。
周りの人々に促され、記憶が戻るまでの間、エルナとして過ごすことに
なったが、彼のあまりにもの豹変っぷりで、だんだん罪悪感を募らせていく。
記憶が戻ったとき、アメリーとクルトの生活はどうなってしまうのか。
ある夫婦のやり直し物語。
*他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 13:00:39
7520文字
会話率:37%
伯爵家の令嬢であるレティシアは夜会の帰り、馬車の事故に会う。
その事故でレティシアの父は死亡し、レティシアも足を骨折して入院した。
意識を取り戻したレティシアは、婚約者であるアーサーに叔父が父の葬式を取り仕切ったことをきき、屋敷に戻ろうと決
意。アーサーに毎日手紙を出すことを約束し、レティシアは退院する。
屋敷に戻ったレティシアをまっていたのは、我が物顔で屋敷を占拠する叔父一家だった。
そして、レティシアは、へやに閉じ込められ、やってきた医師に毒を盛られそうになる……。
長岡更紗さまドアマット大好き企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 20:17:05
23239文字
会話率:30%
短編【カラスに転生したら、少年拾いました。2度目の転生、少年は青年になり私を溺愛してきます。】の少年視点から始まる連載版です。
短編を読まなくても分かるように意識して書いてますが、分かりづらい表現等御座いましたら申し訳ありません。
以下
作品紹介↓
ディオは孤独な少年だった。味方は母親と叔父のみ。
実の父である国王や兄、義母に疎まれ何度も命を狙われる。
そんなある日、辺境に飛ばされた叔父に助けを求めるため母親と向かう途中馬車の事故に遭う。何もかも絶望したその時、ディオを助けたのは1羽のカラスだった。
まるで人のようなおかしなカラスと共に過ごすうちに感情を取り戻すディオ。しかしそんな日々も長く続かなかった。ディオを助けるため、カラスのルーは命を落とす。
ルーに助けて貰った命を無駄には出来ないと、反旗を翻し、叔父と共に父親を王座から引き摺り降ろした。けれど、人に裏切られ続けたディオは人を愛せなくなってしまった。そんな時に、真っ黒な瞳の1人の令嬢と出会う。
これは2人が出会い、別れ、幸せになるための物語。
*基本的にディオ(ヒーロー)視点で物語は進みます。
*前半はディオの独白中心です。
*ディオは基本シリアスです。恋愛モードになってからちょっと人が変わります(笑)
*本編終了後はその後の2人の物語を書けたらいいなぁ(願望)。私の脳内頑張れ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 00:00:00
47791文字
会話率:23%
年の差のある夫に嫁がされ、捨て置かれていたエレオノーラ。
ある日、夫がどこへ行くのか尾行したところ、馬車の事故にあい、記憶喪失に。
記憶喪失のまま、隣国の王宮に引き取られることになったものの、だんだんと記憶が戻り、夫がいたことを思い出す。
幼かった少女が成長し、見向きもしてくれなかった夫に復讐したいと近づくが・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 07:00:00
247380文字
会話率:40%
伯爵家に生まれた少年が、黒髪赤い目と言う事から人々に冷たくされる。でもその少年の両親は可愛がってくれた。
その両親も馬車の事故で呆気なく逝ってしまい、少年は施設に送られる直前に、公爵家に引取られて行く…
最終更新:2023-03-17 11:05:00
1540文字
会話率:35%