ある日、クリサンセマム家の長女アリエッタの世話係として、レオナという侍女がやって来た。
礼儀作法、貴族令嬢としての所作など。
厳しく、だが優しくアリエッタを教育するレオナには、誰にも言えない秘密があった。
『アリエッタ・クリサンセマムを
、稀代の悪役令嬢として育て上げること』
アンデシュダリア国王の密命により、元・暗部の構成員であるレオナは、アリエッタを聖女の宿敵として育成するという使命を与えられていた。
高貴であるが故に高慢、誰よりも完璧な悪役令嬢として聖女の前に立ちはだかり、最後には民衆の前で正当な断罪をするために。
この国では代々、ある一定の周期に従って悪役令嬢を用意し、悪の限りを尽くさせてきた。
そして最後には神の名の下に公開処刑することで、民衆からの支持率を操ってきた忌まわしき因習。
その名も「悪役令嬢断罪計画」――。
今回選ばれたアリエッタも例外なく、レオナの手により悪役令嬢として育てられ、聖女の敵として憎まれ役となり断罪される運命にあった――はずだった。
「あたちはアリエッタ、よろちくねレオナ」
『はああん、なんですかこのくそほど愛くるしい天使様はあああ!?』※レオナの心の声。
アリエッタお嬢様はこの私が幸せにしてみせますわ!
例え世界を敵に回したとしても!
アリエッタの可愛さに、完全に本来の目的を喪失させた侍女レオナによる、アリエッタを幸せにする計画が勝手に始動される。
その名も「悪役令嬢救済計画」――。
大切なアリエッタが幸せに暮らしていけるよう、自ら進んで手を汚し、全ての罪を背負う覚悟を決めたレオナ。
全てを騙し、欺き、国家転覆を目論んだ首謀者としてレオナ一人が断罪されるように――。
しかしレオナは知らなかった。
アリエッタもまた、レオナのことを大切な家族として一緒に幸せになりたいと願っていたことを……。
過保護で脳内が可愛いアリエッタだけで埋め尽くされている盲目的愛執が強すぎる完璧最強侍女レオナによる、一方通行な暴走溺愛ファンタジー。
ちなみにハッピーエンドです。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:16:55
20582文字
会話率:28%
「何故だ、何故、こんなことに・・・・・」
少女は箒を掃きながら、静かに苦悩のため息を溢す。
この少女、今でこそはメイド服を着込んだ可愛らしい見た目をしているが、その実、生前は無敗を誇った世界最強の『剣聖』だったのである。
名を
、アーノイック・ブルシュトローム。
生前の姿は、筋骨隆々の大男の髭モジャ男。49歳。生涯独身。好きなもの、酒と博打。
そんな無骨な男が、何故か、死後、メイド少女へと転生してしまったのだ。
それも、男であれば誰もが視線を奪われるであろう、見目麗しいメイドの少女へと。
彼は自身に起こったこの出来事に理解が追い付かず、ただただ混乱しながら、15歳となる今の今まで、坦々とメイド業に従事せざるを得なかった。
自身が元剣聖であることを、誰にも明かさずに。
「アネット!! 私と共に騎士養成学校に入学するわよ!! 私は絶対に『剣聖』になってやるんだからっ!!!!」
中庭で箒を掃く元おっさんのメイド少女の元に、豪奢な衣服を身にまとった少女が満面の笑みで駆け寄ってくる。
そんな彼女に対して、元おっさんメイドは呆れたような口調で口を開いた。
「お嬢様・・・・私も、一緒に入学しなければならないのですか??」
「当たり前よ!! 貴方は私の付き人なのだから!!」
そう。
彼は何故か、『剣聖』を目指す貴族令嬢の使用人となってしまったのだった。
これは、剣士の頂点を目指す没落寸前の貴族令嬢と、その付き人である元剣聖のメイドが、剣を手に、お家復興をするべく奮闘する物語。
元剣聖の最強のメイド、実力を隠しながら使用人として生きる物語、である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 20:15:55
1812647文字
会話率:46%
「――エリスティア・グラン=フィオーレ! 君との婚約は、今この場をもって破棄する!」
声高らかな宣言が、王立アルシェリア魔法学園の大広間に響き渡った。
そこは学園主催の春季舞踏会の真っ只中。煌びやかなシャンデリアの下、貴族の子女たちが凍り
ついたように沈黙している。
その中心で、金色の髪を持つ王子――レオナルド・アルセレイン殿下は、青ざめた顔をして立っていた。
そしてその前に立つのは、全身を深紅のドレスに包んだ少女、エリスティア・グラン=フィオーレ。
誰もが“悪役令嬢”と噂する、傲慢で高飛車な名門の令嬢だった。
だが。
「……あら。ようやく、ですのね」
エリスは微笑んだ。あまりに静かに、そして晴れやかな微笑みだった。
周囲の者たちは言葉を失う。婚約破棄という屈辱を前にして、取り乱すでも泣き叫ぶでもなく――彼女は、まるで解放されたかのように微笑んでいた。
「私、随分と長い間、殿下の“役”を演じておりましたもの」
「や、役……?」
「ええ。“悪役”という名の、都合のいい飾りを」
その声は、どこか疲れたようでもあり、自由を得た者のようでもあった。
エリスは、ゆっくりとレオナルドに背を向ける。ドレスの裾が揺れ、紅の花が舞うようだった。
「婚約破棄、承知いたしましたわ。……これよりは、私の物語を生きさせていただきます」
その瞬間、沈黙していた会場の扉が音を立てて開いた。
「お嬢様、お迎えに参りました♪」
現れたのは、少女のように愛らしい銀髪の少年――エリス付きの男の娘メイド、フィーネ。
ふんわりとしたスカート姿に紅茶の香りをまとわせて、まるで舞台の幕引き役のように登場する。
「……お嬢、こいつら、全員ブチのめしていいか」
続いて現れたのは、黒い燕尾服に身を包んだ長身の青年、ツンデレ執事ユリウス。
眉間に皺を寄せ、王子を睨みつけながらも、彼の右手はそっとエリスの手袋を取っていた。
「ふふ、やめておきなさい。そんな価値もないもの」
「……ちっ、了解」
そうして、エリスティア・グラン=フィオーレは、悪役令嬢としての幕を下ろした。
けれど、それは終わりではない。
──すべては、ここから始まるのだ。
本当の彼女を愛してくれる者たちとともに。
そして、学園中を巻き込んだ愛と陰謀と溺愛の日々が、今まさに幕を開けようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 10:11:46
63258文字
会話率:35%
"悪女"と名高い侯爵令嬢マグノリア・ド・ルヴェルは、自分を婚約破棄した王太子と聖女への毒殺未遂により、民衆の見守る最中、処刑台の上でその生涯を終えた。
——そして、それを見届けていた平民のリータは、気が付くとなぜか時間を
さかのぼっていた。
目覚めたのは、マグノリアが処刑される“1年前”。
世間にとってマグノリアが"悪女"でも、平民のリータにとって――彼女は一度だけ言葉を交わした"恩人"だった。
「あの人が"悪女"でさえなくなれば、処刑の未来を回避できるんじゃ? いや、してみせる!」
1年前の記憶を生かし、駆け落ちした子爵令嬢に代わってマグノリアの屋敷にメイドとして潜り込むリータ。そこには燦然と輝く"悪女"マグノリアがいて――。
「ねえリータ。あなたって、口の悪さと手際の良さだけは一級ね」
「それはどうも。お褒めの言葉として受け取っておきますよ、お嬢様」
孤高の我儘お嬢様×正体を隠した偽メイド。すれ違いながらもじわじわ絆を深めていく主従バディ(?)な日々。
そして1年後に待ち受ける王家毒殺未遂事件に絡んでいる、王家、聖女、貴族界、それぞれの思惑は……?
二度目まして、お嬢様。
今度こそ、あなたには幸せになっていただきます。
※タグの「ガールズラブ」は、人によってはそう見える……程度です。
※男性キャラと主人公の恋愛要素もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 08:28:48
5153文字
会話率:17%
私のお嬢様は天使のように神々しく、猫のように愛らしくもあり、いけずなお方です。
そして、有力貴族の筆頭と言われるクレイワース公爵家のご令嬢なのであります。
私はメイドとして、お嬢様が6才の頃からお世話をさせていただいております。
もう
10年近く、彼女の側にいたのです。
だから、ずっとこのまま――お嬢様のお側に居させて欲しいのです。
そう思っていたのですが、私は婚約の話をいただいてしまいます。
私なんかにはもったいないぐらい立派な方であり、私なんかが断っていい相手でもありません。
お嬢様にはそのことを伝えることが出来ないまま私は必死に笑顔を作って働くことにしました。
でも、お嬢様はその事実を知ってしまいました。
お嬢様はきっと、その婚約を喜んでくれるのだろうと思っていました。
だけど、なんかお嬢様の目つきがおかしくて?
気づいたら――私はベットの上に押し倒されてしまいました。
「リッカ――私は、あなたを絶対に離さないわ」
天使のようなお嬢様。
どうやら私は、昇天されてしまいそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:17:04
181451文字
会話率:52%
ゼラニウム家のメイドである私は、前世の記憶を持っている転生者である。私の前世は日本という国のどこにでもいる、ゲーム好きの普通のOLである。この世界は、私が前世プレイしていた乙女ゲーム「恋する聖女と7人の騎士」通称「恋騎士」の世界であり、私が
仕えているゼラニウム家の令嬢、アリウム・ゼラニウムは、恋騎士のヒロインの恋路を邪魔する、いわば悪役令嬢というやつだ。しかし、私はお嬢様の愛らしい姿を近くで見ており、そしてなにより、お嬢様の抱えている闇を知り、私は必ずや、お嬢様をお守りしようと心に誓った。そして、お嬢様誕生から5年後。私は、お嬢様のお父上である旦那様から、お嬢様の専属メイドになることを命令された。この世界は普通に魔法や魔力が存在しており、魔力が多ければ多いほど魔法の威力が高まる。この国では、そんな魔力が高ければ高いほど出世しやすいと言われており、実際、旦那様を含め、この国の上級貴族は皆、魔法のエキスパートである。そんな世界で、私は転生者である故か、チート級の魔力があった。そんな私ならば、お嬢様の危機に、瞬時に対応できると踏んだのだろう。お嬢様のことは命を懸けてお守りしたいと思っていた私が、お嬢様の専属メイドの件に断れるわけがなく、旦那様の命をあっさりと受け入れた。しかし、お嬢様は極度の人間不信であり、専属メイドである私にすぐには心を開いてはくれない。でも、それでも、私はあきらめるわけにはいかない。お嬢様はゲーム通りにいってしまえば、色々な人たちから裏切りにあい、破滅する運命にある。そうなる前に、私は少しだけ先輩である、ストックと協力し、お嬢様の心を開き、破滅してしまうお嬢様の運命を変えて見せる!!
――そして……私は、お嬢様の裏切り者は、許さない……。
※ガールズラブ要素といっても、主人公がアリウム様に向ける感情は敬愛ですし、アリウム様が主人公に向ける感情は信頼です。見る人によっては百合じゃん……と思うかもしれませんので、地雷注意です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 19:10:31
23300文字
会話率:50%
卓越した剣技と戦闘技能を持ちながら正体をひた隠ししにしている底辺冒険者『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女を
セスはとある理由から命懸けで守る決意を固めていた。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
最強剣士とわがまま令嬢が織り成す正統派ハイファンタジーここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 12:30:00
137037文字
会話率:42%
テルミエズ侯爵の妾の子リリアナは、正妻の娘アリスのメイドとして幸せに仕えていた。しかしアリスが王太子の婚約者候補に選ばれたことで状況は一変。王太子妃の座を狙う公爵令嬢クレメンティアの策略により、アリスは命を落とし、妾の母は冤罪で獄死、侯爵家
は没落する。
「復讐いたします、私のアリスお嬢様」
――リリアナはアリスの制服を纏い学園へ行き、王太子とクレメンティアを追い込む。
※ハッピーエンドです
※ガールズラブではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 12:00:00
12122文字
会話率:28%
*前作「異世界転生で男だった私が貴族令嬢に!楽チン狙いが苦労まみれに」の続編です。
かつて30代の男性だった“わたし”は、なぜか異世界ファンタジー風の世界で14歳の貴族令嬢に転生。
初めはドレスや華やかな礼儀作法に戸惑って、ドレスの裾を
踏んで転ばないように必死だったけれど、周囲のメイドや侍女長の助けもあって、少しずつ貴族生活に慣れ始めた。
一方、平和に見えるこの世界も意外に歪みが多いと気づく。男女の役割、社会的地位が固定されたままだったり、庶民と貴族や富裕層との格差がじわじわ拡大し、不満も増えていたり……。
そのまま放っておけば、自分が望む「のんびりスローライフ」も危ういのでは?と感じたエリシアは、「社会をほんの少しだけ前に進める」覚悟を固める。大がかりな革命なんて無理だけど、必要最低限の改革でみんながちょっとだけ生きやすくなれば、生活も守れるし、わたしも楽できるはず――と。
そこで「まずは体力大事!」と、自作の体操服(?)を仕立てて早朝ランニングを始め、重たいドレスでも息切れしにくくなってきた矢先、まさかのモテ期が到来!? 美少年貴族から甘い視線を注がれ、「いえいえ、わたし前世は男ですよ?」と心の中で大混乱。
さらに、クールで知的な先輩貴族令嬢とは百合めいた親密さが芽生え始めて、女子の身体が妙にドキドキする──自分はいったいどっちの路線に進むの!?
甘い視線に戸惑いつつも、社会の歪みが生む格差や不穏な噂に落ち着かない日々。転生女子である“わたし”が、ほんの少しの知恵と体力、そして勇気を武器に、世界をちょっぴり進めようと奮闘するライトノベル。ドレス&礼儀作法&恋愛&百合(?)&体力づくり!?
自分のスローライフを守るためのちょっとだけの改革に、ときめきもいっぱい詰め込んだ、異世界転生お嬢様ストーリー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 20:16:50
222968文字
会話率:28%
前世では働きづめの男性だったわたし。倒れこむように幕を閉じた人生の次に目覚めたのは、なんと異世界で14歳の貴族令嬢!
絢爛豪華な屋敷、便利で都合良しの魔法道具、ふかふかベッド、召し使いメイドたちのお世話つき、世界は平和で魔王とかはいない……
まさに理想のスローライフ天国がここにある。楽して暮らせるなんて最高じゃないか!
――と思ったのもつかの間。トイレひとつとっても誰かに手伝われ、ドレスを着るだけでコルセットやパニエに翻弄され、可憐な少女の身体に合わせたマナーや礼儀がやたら細かい。恥ずかしくて苦労が尽きない日常に、早くもため息が出る。前世で求めた「のんびり」って、こんなに難しいものだったっけ?
それでも、頼もしいメイドたちがいるからなんとかなる……はず。甘い果物をかじりながら、ふかふかな寝具でくつろぎつつ、少しずつこの世界に順応していくしかない。華麗な貴族令嬢としての道を歩む日々は、ままならないことだらけだけど、諦めるわけにはいかない。恥ずかしさも面倒くささも、いずれは慣れてみせる!
これは、安楽な暮らしを求めたはずが、思いがけず苦労が満載となった異世界お嬢様生活奮闘記。ちょっとずつ成長する主人の新しい日常の行方は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 06:14:16
144237文字
会話率:32%
貧乏貴族のウィンテート家に仕える使用人リースは、掃除・洗濯・炊事…とにかく家事全般が大嫌い。
主人である三姉妹の次女エミュレーに毎日イビられながらも、彼女には唯一心の支えにしている日課があった。
それは夕暮れ時に、都外れにあるウィンティ
ート家の屋敷から微かにみえる王宮殿に灯る明かりを眺めること…。
『きっとあそこには上品で優しくて美しい人が大勢いるに違いない。毎日綺麗なドレスを着て美味しいものを食べて、花のように笑って暮らしているんだろう…。』
どうしようもない憧れを抱いたままリースはついに王太子殿下の誕生日の宴の招待状を偶然手にして…?!
※長編なので気長に読んでいただけたらと思います。
<主な登場人物>
リース・・・主人公。ウィンティー ト家の使用人。メイドだけど家事が大嫌い。
ヴァンテリオス王子・・・アルシェンバーユ国の王太子。容姿端麗で強い魔力を持っている。甘いもの好き。
ターネット・・・ウィンティート家の長女。没落した家の再興に心血を注いでいる。
エミュレー・・・ウィンティート家の次女。気分屋で機嫌が悪いと主人公リースに当たり散らす。
ルリアル・・・ウィンティート家の三女。可愛らしい容姿に加えて聡明で優しい。
グリーミュ・・・ウィンティート家の新しい使用人。仕事ができる。
ホリー・・・宮廷料理人。少女のような見た目だか、れきっとした男性。
フィリ・・・宮廷メイド。黒髪美人の才女。
ナズナ・・・宮廷メイド。実は大臣のお嬢様。
リジェット・・・宮廷メイド。フィリにライバル心を燃やしている。
イーリス・・・宮廷の庭師。黒髪の妖艶な美男子。
ハロックル・・・宮廷魔術師。ナズナの婚約者。
ラスティート・・・豪商。エミュレーの婚約者。
レリア・・・宮廷のメイド長に加えて王妃様の侍女も兼任するキャリアウーマン。
デディ・・・宮廷メイド。子育て中のため時短勤務中。
ロドクルーン・・・宮廷魔術師の筆頭。
バテ・・・宮廷魔術師。ロドクルーンの弟子。美声の持ち主。
ファルーナ姫・・・ロデンフィラム国のお姫さま。
イセイラ王女・・・モリナダ国の王女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 16:41:43
309010文字
会話率:53%
勇者のパーティーに属し、魔王を討伐せしめたる、【大賢者】と呼ばれし魔女。
彼女はこの世を憂い、とりあえず百年ほど時間をスキップして煩わしい世間をスルーすることにした。
ところが、どういうわけか、千年の時間がたってしまった!
社会は変わり
まくり、技術も進歩しまくり、なんなら言葉もちょっと通じない。
おまけに魔法が……使えなくなってる!?
平和な世の中にいきなり放り込まれた、魔法の使えない魔女。
そんな彼女が生き残りをかけて戦いを挑む舞台こそ……魔王の城より恐ろしい、その名も「社交界」!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 22:01:57
254654文字
会話率:45%
イギリスで孤児として暮らしていたアリサだったが、7歳の時にとある貴族に引き取られメイドとして雇われることになる。それから12年の月日が流れ、立派なメイドなった19歳の時に、日本の旧華族である北小路家の三女である星奈(せな)の下に仕える事とな
る。
最初は星奈の排他的な性格に戸惑うアリサだったが、その根底にあるものに触れ徐々に心を許し合っていく二人。
だが、アリサの出生にも本人も知らない秘密があり・・・。
完璧メイドと傍若無人主人の織り成すほのぼのラブコメ、いざ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 19:58:44
18412文字
会話率:52%
ありとあらゆる料理が不味く、何もかもが不健康な国、フィッチス王国の貴族令嬢、ローズ・クランベリームースは、国王監修のパフェを食べきれなかった罪で国外追放にされてしまった。
別件で同罪となったメイドとともに、ローズは何を見て、何を感じるのか
。
このお話は、不健康な国から脱したら、自分が不健康フードにのめり込んでしまった、ジャンクフードお嬢様によるコメディ小説である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 13:00:07
19049文字
会話率:37%
わたくし、エリザベス・ヴァンデルビルトは、今朝、とんでもないことに気がついてしまった。
「お嬢様、お目覚めですか?」
メイドのマリーの声で目を覚ますと、そこには見知らぬ豪華な寝室。きらびやかなドレスに煌びやかな宝石…全てが馴染みのないも
のばかり。
(ここは…どこ?私は誰?)
記憶が、まるですっぽりと抜け落ちている。
「あの、マリーさん?私、どうしてここに…」
「まあ、お嬢様。またご冗談を。貴女がこの屋敷のご令嬢であることはご存知でしょう」
困惑する私に、マリーは不思議そうな顔。そして、ポロッと驚くべき言葉を零した。
「いつもの悪役令嬢のお嬢様らしくないですわ」
(え…悪役令嬢!?私が!?)
その瞬間、頭の中で別の声が響いた。
『あら、ようやく目覚めたのね。この愚かな身体を』
(誰!?)
『私はあなた。いえ、私たちは皆、あなたよ』
(私たち!?)
次々と頭の中で声がする。傲慢な声、冷静な声、おどおどした声、正義感あふれる声…
(ちょ、ちょっと待って!これって…私、五重人格!?)
混乱する私の目の前で、鏡に映った顔がニヤリと笑った。
『さあて、お遊びの始まりよ♪』
...これは、どう見ても、あんまりですのよ〜〜!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 19:10:00
16230文字
会話率:54%
セシリア・フィールマンは『アルスリア王国』内にある『王国騎士団』に所属する『魔術師エージェント』である。
諜報、潜入、暗殺といったあらゆる任務をこなす彼女の次なる任務は、大貴族であるフレアード家の一人娘――アーシェ・フレアードの護衛だった。
しかし、アーシェは『炎属性』を得意とするフレアード家とは対照的に『氷属性』を得意とし、『不貞によってできた娘』ではないかと噂される。
そんな彼女を守るということは、多くの者を敵に回すことであった。
しかし、セシリアはこの任務を迷うことなく受ける。
「たとえ世界を敵に回したとしても、私が貴女を守り抜きます」
『誰にも愛されない』と思っている令嬢と、メイドとなった彼女の物語。
※カクヨムにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 19:53:35
50151文字
会話率:36%
リス・デイアーはマウェイン家に仕える執事であり、そして現在は『メイド』として女学園に通うことになってしまっていた。
マウェイン家の次期当主であるアイシアが、学園に通うための我儘と通した結果である。
「お嬢様、絶対にバレますって……!」
「
大丈夫よ、貴方はこの学園で一番の美少女だもの。次点が私ね!」
「褒められている気がしないのですが……!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 21:45:24
2669文字
会話率:53%
エスタは男性を恐れるアイラ伯爵令嬢に仕える唯一の男であり、メイドである。
訳あって女装してアイラの傍仕えとして働いていたのだがある日のこと。
アイラに婚約を求める第三王子の悪だくみによって女の子にされてしまった!
突然の出来事にエスタは戸惑
い……?
「つまりお嬢様を愛でるのに邪魔な要素が無くなって都合がいいだけでは?」
アイラは思い悩み……?
「エスタにもっと色々しても問題ないってこと、だよね……」
……そんな彼らに構わずトラブルは襲い来る。
「男は結構です。イケメン? 王子? どうでもいいのでお嬢様を愛でさせてください。ちょ、こっち来るなー!」
ドタバタしながらも二人は未来を掴むことが出来るのか?
本作はカクヨムでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 23:16:14
58222文字
会話率:35%
お腹を空かせて路上に倒れていたカロリーナは、謎の女性からメイドとして働かないかという誘いを受ける。メイドとして働くことに同意したカロリーナは次に目を覚ました時に謎のお屋敷のベッドの上にいた。
怖そうだけど、実は面倒見の良いリオナや、天真爛
漫な双子幼女のキャンディとメロディ、優しそうなベイリー、気難しそうなソフィアら癖の強いメイドたちと一緒に働くことに。だけど、肝心の主人であるお嬢様は屋敷のどこにもいなかった。
不思議に思って、メイドしかいない屋敷で働き続けていると、興味本位で外に出てしまったことで、真実を知ってしまうことに。初めて外に出たカロリーナは巨大な部屋の中にいる、巨大なお嬢様の姿を見つけたのだった。
巨大な屋敷で巨大なお嬢様の元で、小さな体を目一杯動かして、日々奮闘するカロリーナ。そこに加えて、三姉妹お嬢様とメイドたちのそれぞれの恋心が絡み合って、人間関係が複雑に動いていく。
ノベルアップ+でも連載しています。
(タイトルは『お嬢様と7人の手乗りメイド』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 20:20:06
370533文字
会話率:56%
アムスティア王国のアルデン伯爵家令嬢、リリアナ様は今日もワガママ放題。
執事には無理難題を押し付け、義弟のマシュー君にはジャイアニズムを発揮。
弟のものは姉のもの!姉のものは姉のもの?!
気に入ったメイドは部屋に連れ込み、かわいい町
娘は独り占め?
年齢なんて関係ない!
これも全てマシュー君の為?!
しかしそんな暴虐無人なリリアナお嬢様には秘密があった?!
♢
前世の名前は志波梨乃(シバ リノ)18才大学一年生。
初恋の相手に心を踏みにじられた日、私は赤信号に飛び出しました。
車に牽かれ意識が薄らぐ。
その時目の前には自分の姿があって脳内に響く冷淡な男の声に導かれ、私は別の人生を歩む決意をする。
次に目が覚めると赤ん坊に。
成長するにつれて見覚えのある光景が…
嘘、弟がやってたギャルゲーにそっくりじゃない!
五歳の時、突然出来た義弟マシューが主人公な世界で攻略対象であるリリアナお嬢様。
そんなの間違っている!私はそんな理不尽認めない!
マシューに攻略されてたまるもんですか!
攻略されるくらいなら私がメインヒロイン12人全員攻略してやる!!
♢
前世で男にフラれたショックから女色に走った梨乃改めリリアナお嬢様の運命や如何に?
ーーこれは現代知識を持った普通の少女がゲームの世界で第二の人生を生き、世界を変えたり変えなかったりするお話。
現在第一部完結!
それもこれも皆様のお陰です!
第二部連載中!
皆様の応援のお陰でこの作品は成り立っております!
これからも応援のほど宜しくお願い申し上げます!
毎週火曜、土曜の12時に更新しております。
追記※暫く更新が遅くなります、申し訳ございません!
予告なく投稿時間を変更する可能性もあります。
作者ツイッターにて報告致しますので宜しければフォローもお願いします。
@rinya-kisaragi折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 10:00:00
561909文字
会話率:33%
父が再婚するとアリスの屋敷内での立場はがくんと落ちた。継母と義姉が家の中で力を持つようになったからだ。
窮屈になったアリスは、唯一の楽しみと称して、よく墓地に出かけるようになった。
しかしアリスが出かけようとすると、必ずメイドが止めにくる。
「もういい加減におやめください! ティートニア家のお嬢様が、ストーキングが趣味だなんて!」
「大丈夫よ。私がストーカーなんて真似、すると思う?」
アリスが出かける先には、たびたび美形の男──今をときめく公爵様が復讐を誓いにやってくる。
アリスはその復讐を応援し、見守ることに喜びを感じていたが……。
ごくごく微量のざまあ有り?
家族に蔑ろにされているアリスが公爵カルロスと幸せになる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 10:14:49
10994文字
会話率:30%
ここはとある世界にある、とあるお屋敷。
そこには日々怠惰な生活を送る令嬢と個性的な使用人たちが住んでいる。
しかし、彼らは屋敷から外に出られず、長い年月をその敷地内で過ごしている。
外の世界と隔てられた謎の屋敷と人々がそこに住む理由、そし
て全てを知りながら自堕落に過ごす令嬢の正体は……?
などとそれっぽくしてみましたが、設定もそこまで固まらないまま思いついたお話を勢いで書いてみました。
メインで書いている物語があるため長編化するつもりは今のところありませんが、ちょっとした休憩やスキマ時間のお供に如何でしょう?
そしてもし良かったら別作品にも目を通していただけると嬉しいです(*´ω`)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 09:26:27
5265文字
会話率:60%