「お前は王子に相応しくない」
そう告げられて城を追い出された聖女ゲルダは庶民に身を落とす。
国の為に、何より王子の為に命を捨てて働いてきた彼女を庇う者は誰一人いなかった。
誰もが身一つで出て行く彼女を嘲笑う。その中には新たな聖女に抜
擢された少女もいた。
しかも彼女はゲルダに代わって王子と婚姻を結んだというではないか。
一応、棲み家となる家を与えられたが、ゲルダはそのまま城下町を出て行ってしまうのだった。
とある街に落ち着いたゲルダはその日から浴びるように酒を呑むようになる。
彼女を過去の聖女と知る者達は“酔いどれ”と呼び、笑うのだった。
そして彼女には誰にも打ち明けていない秘密がある。
それは前世の記憶を失わずにこの世へと生まれてきた事だった。
「いやぁ、城から出されたお陰で誰に気兼ねする事なく酒を呑む事が出来るわい。王子サマサマだ」
前世では免許皆伝を許された剣豪にして酒豪だったヒルダは今夜も大酒をかっくらう。
このような日々を過ごしていたが、いつしか身の周りに不審な気配を感じるようになる。
一計を案じて気配の主を捕らえてみれば、なんとそこには見知った顔が……
「今、王子様の御身が危ういのです。何卒ゲルダ様のお力添えを」
自分に成り代わって聖女となった少女の訴えにゲルダは如何なる判断を下すのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 00:51:08
894277文字
会話率:40%
夢を見ぬ程深い眠りに落ちているのに、朝目覚めると決まって眠い。起きられはするがおかわりが欲しい。
そんな時、夢を見た。綺麗な青年が出てくる夢だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
眠っているのに、睡眠不足なのは何故なのか。
作者はそろそろ立ち寝を覚てますよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 18:12:56
870文字
会話率:20%
人には見えない"妖"が見える少女、入舸沙月。
周囲の妖達は、沙月の事を「入舸の妖絵描き」「入舸の百鬼夜行」と呼び慕っていた。
沙月の家は、代々"妖"と暮らし、"妖"と"
人"の境を監視する「防人」という役目を担っている。
若い沙月は、表立った活動こそ無いものの、時々手伝いとして表に立ち、問題を起こす妖と対峙する日々を送っていた。
「どっちも大して変わらないってのにさぁ…」
人と妖の間に立つことが、彼女にとっての日常だった。
そこで積み上げられてきた常識が、成長するにつれて彼女を悩ませていく。
他の人と違うこと、普通を知らないこと…
"妖"が見えること、他の「防人」が持っていない、自身だけが持つ"禁忌"と呼ばれる力。
悩みが日に日に増えていくお年頃。
中学3年の冬休み、「防人」として迎えた新年の夜。
ふと見知った顔に声をかけられ、沙月は何時ものように人と妖の境を跨いでいく。
その先で起きた、他愛のない悪霊騒ぎ…それは、沙月を"妖"の世界へ誘う切欠に過ぎなかった…
*カクヨムコン8のライト文芸部門で読者選考を通過した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 11:00:00
738548文字
会話率:45%
高校一年生の存瀬柊真は、学校ではどこでにでもいるただの陰キャ男子高校生。放課後は喫茶店の通称王子様系イケメン店員「アルマ」の裏の顔を持っている。
柊真は、自分の正体がバレることなんてないと思っていた。なぜなら柊真が働く喫茶店は自宅か
らやや離れたところにあり、同じ学校の生徒はほとんど来ることがないからだ。それに、学校ではほとんど喋ることはないから、声でバレることだってない。
しかし、柊真にはバイトをする目的があった。元々訳あって、家族との折り合いが悪かった柊真はずっと一人暮らしをしたいと思っていた。バイトを始めて一年、祖母の協力あってついに一人暮らしを認められることになるのだが、同時に転校することになった学校が喫茶店から一番近くの高校だった。
見知った顔がここにも、あそこにも。それにあの子はこの間公園で一人でいるところを声をかけて店に連れていった女の子だ。どうやらこの学校一の美少女と噂される子だったようで。
ヤバイ……。「アルマ」の正体がただの陰キャ男子高校生の俺だってバレたら、もう学校どころか、社会的にも生きていけないだろ!
※この物語はフィクションです。
この作品はカクヨムでも投稿しています。
(カクヨムにて30万PV &☆1500を達成済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 19:07:41
101247文字
会話率:55%
小説の主人公(空)は、とてもかわいい彼女・純子を持っていますが、ある日突然彼女が消えてしまいました。主人公は、花畑で初めて会い、北海道の流氷を一緒に見たなど、純子との素晴らしい思い出がある場所を探しましたが、それでも純子の姿を見つけることが
できず、彼は心身ともに疲れ果ててしまいました。
そして、クリスマスの日に、主人公は渋谷の交差点で青ざめた純子の姿を見つけます。しかし、彼女の体からは血が滲み出しており、主人公が近づこうとすると、純子は消えてしまいます。そして、世界は鏡のように崩壊し、主人公は黒い淵に落ちてしまいます。長い間黒い淵に沈んでいた主人公は、淵の境界を探しながらさまよいましたが、その時に現れたのが曼珠沙華の花畑でした。純子は花畑の中央にいて、主人公に陰陽が隔たれていることを告げます。
主人公は突然病床から目を覚まし、純子がそばにいる。彼女は主人公が交通事故で長い間昏睡状態にあったことを告げますが、実際には、純子は彼の妄想の中で現れたものであり、主人公はそれに気づいていませんでした。
その後、主人公は周りの人々が次々に消えていくことに気づき、医師に相談しますが、医師は何の問題もないと答えます。そして、クリスマスが近づくと再び純子と一緒に過ごす準備をしますが、当日になって街中には誰もいなくなってしまいます。主人公は恐怖に襲われ、あちこち探しましたが、純子は「あなたは夢の中にいるのよ。この世界はあなたが作り出したもの。私も含めて」と告げます。純子は主人公に、彼女がクリスマスに死んだ真実を話し、彼が彼女を守ったにもかかわらず、彼女が死んでしまったことを明かします。空は長い間意識不明の状態に陥りました。しかし、空が目を覚まさない理由は、彼自身が純子を守れなかったことに自責の念を感じていたからであり、それが純子が彼の夢の中に留まっている理由でもありました。純子は空が現実世界に戻り、幸せに生きることができるように願っています。
空の生活は徐々に正常に戻りましたが、彼はまだ純子をとても懐かしく思っていました。ある冬の夜、彼が街を歩いていると、彼は見知った顔、純子が街の向こう側に立っているのを見ました。この瞬間、空の心に希望が燃え上がり、彼は走り出し、純子も彼に向かって歩き出しました。
この純子が本物かどうかはもう重要ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 14:06:47
1306文字
会話率:16%
私、前世で何かしましたか!?
そう思ってしまうほど、ライラは前世の記憶を思い出してから碌な目にあっていない。
最初はこれ。
「君との婚約はなかったことにさせてもらう!」
1人の男子学生の声に当たりにいた学生たちがざわついた。
ここはユルフィア王立学園。国の中枢を支える貴族の子供たちが通う場所。デビュタント後であることが条件であり、16歳以上の子供たちだけが通う。
あぁ、なんか前世でこういう小説読んだことある。
そう宣言したのは、よく見知った顔の私の幼馴染である侯爵令息。隣には最近異世界召喚されたらしい黒髪に黒い瞳の少女。
元婚約者に全く未練はないが、また涙が出る。この涙は菜々ではなくライラの涙なのかもしれない。
「……、寝よう。それが一番大事よ、きっと」
そう言い聞かせると、ライラは目を閉じた。
前世の記憶を思い出した伯爵令嬢が、幸せになるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 21:00:00
79036文字
会話率:44%
鐵 紗幸(くろがね さゆき)は、メイド喫茶に始めて入った。すると、何故かそこには見知った顔がいた。同じボードゲーム部の先輩『桜坂 咲穂(さくらざか さほ)』だった。巨乳美人で有名な先輩がメイド喫茶で働いているとは思わず、紗幸は焦った。そん
な焦りのせいか、オーダーで『先輩』を注文してしまう。
咲穂も焦りで承ってしまった。
その結果、二人は急接近。紗幸は、メイドである先輩を言葉巧みに誘い出していく。
※カクヨムでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 16:34:04
18232文字
会話率:55%
ある日突然、見知らぬ世界へ流されてしまう主人公。
横には見知った顔の同級生が。
最終更新:2021-04-23 22:01:50
114992文字
会話率:33%
【クロネコ】は言う。
「さてさて。いいかな~??えーオホン。キミ達は死にました。」
だから、ゲームをしよう?
彼は不気味な笑顔で少年少女達を
誘う。
自分の名前もわからず、ここに見知った顔もない。
絶望しかないこの世界で少年少女達はなにを
思い、なにを願うのか。
とんでもないストーリーが、今、幕を開けるー。
私がTwitterで載せていた作品です。
Twitterはこちら↓
https://twitter.com/hasihime?s=06
視点主は、コロコロ変わるので、純然たる主人公はいません。
BOXの中で苦悩する者たちの想いを書き連ねていくだけの物語です。
視点が変われば見え方も違う。
敵、味方、入り混じっていろんな方向から物語を語りましょう。
誰かに取っての願いは、誰かに取って絶望となりうるのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 19:30:29
145572文字
会話率:29%
他人の顔色をうかがうばかりの、自分を殺した日々を送っていた藤宮ネルは交通事故で命を落とした――はずだった。
再び目を覚ました場所は、見知らぬ世界。
そこにいたのは見知った顔。
対立する国――『ノワルゲート』と『ブランドア』。
それら
を象徴する魔法――『深淵術(アンチコード)』と『神炎法(セイクリド)』。
人を異形へと変化する――『廃獣化』。
きっとこれは最期の夢。
夢だとしても、最後くらいは自分をに偽らず生きよう。
ネルはそう決意する。
誰の見る夢なのかも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 20:30:05
99220文字
会話率:31%
Sランク。それは軍事的価値を持ち、時には国のアイコンとしても政治利用されるほど貴重な存在。
ある日、後藤ミコトは何故か『扶桑帝国』という見も知らぬ国、世界に迷い込む。扶桑で就職を決めた彼は、冒険者という最も過酷な仕事を選んでいた。能力開
発器に入れられた彼に謎の能力が発現し、流されるがままSランクの認定を受けてしまってから自分の間違いに気づくがその時にはもう手遅れだった。ミコトは全てを放り投げて放浪の旅をしようと、帝都を脱出する。しかし行く先々で見知った顔と会い、その度に帝国へ連れ戻されてしまう。
これは"運命を司る者《フォーチュナー》"と呼ばれるようになってしまったツイてない男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 23:26:48
6083文字
会話率:33%
かつて天才だった僕、ミコトは挫折を味わい、自ら命を絶った……はずだった。
『おはよう、ミコト君。キミが死ぬのを待っていた』
目が醒めるとそこは見知らぬ天井、見知った顔、耳慣れた声の聞き慣れない言葉。
ウチの家って、そんな家系だったのか…
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 16:00:00
2828文字
会話率:44%
「単刀直入に言います。人類はもうすぐ滅びます」
主人公、宮戸信悟がある日気が付くと、見た事もない世界の空の上だった! 異世界の地で巡り合う見知らぬ景色、多くの敵、見知った顔、そして明かさられる人類の危機!宮戸は得意とする魔法と体術で、魔物達
とついでに見知った顔達を叩きのめせるのか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-16 00:46:04
4872文字
会話率:53%
最新のテクノロジー《イーロン》によって、世界から称賛を勝ち得る筈だった近未来の日本。
しかし、イーロンの開発が仇花となり、日本を取り巻く状況は緊張と混迷の度合いを増していた。
北海道・名寄第一高校3年の弓野祥吾と結花の兄妹は、残り1ヵ
月余りとなった高校生活を、普段と変わらぬ日常と、ささやかな想いと共に過ごしていたが、雪の舞うバレンタインの朝、突如所属不明のMPG(マシンド・パンツァー・グレネーダー)部隊の襲撃を受ける。
自衛隊は、駐屯地配備の第一世代MPGシェムカで反撃に出るも、敵の周到な作戦の前に、なす術もなくほぼ壊滅状態に陥ってしまう。
敵の攻撃目標は民間人にも及び、美しかった故郷は煉獄の焔に焼かれ地獄と化していった……
見知った顔が次々と斃れていく中、祥吾は結花の協力の元、父が極秘裏に開発した新型MPGエイシュアを駆って、敵MPG部隊と交戦。祥吾は初めての実戦にも関わらず、エイシュアの圧倒的な性能と打撃力によって、辛くも襲撃部隊を退けた。
だが、喪ったものは余りに大きく、悲嘆に暮れる祥吾だったが、その眼前にエイシュアの奇跡が起こった……
イーロンを狙う敵の真意とは何か?
祥吾は大切な人たちを守るべく、エイシュアと共に東京へ旅立つ。
しかし、渦巻く陰謀は日本を未曽有の危機へと陥れ、戦火は急速に拡大していく。
愛憎、焦燥、悲哀、慟哭……各々の想いが交錯する中、運命の焔に翻弄される6人の若者達。
人々の想いを乗せてエイシュアが東京の空に舞い上がる時、『鋼鉄の雪』が舞い降りる……
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
タイトルがそれに見えないかもですが、リアルロボメカアクションの皮を被った恋愛もの、と解釈してご覧いただけると、とても判り易いと思います。
堅苦しい設定はリアルロボものの宿命……ですけど、少年少女達の絡みにも重点置いて書いてます。女性の方にも読んでもらえると嬉しいです!!
※感想やコメントはお気軽にどうぞ。必ずお返事します!
※この作品は(カクヨム)(ツギクル)へも投稿しています。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 16:37:27
98918文字
会話率:32%
「人類フロントライン」そう呼ばれるVRシューティングゲームをプレイするため、近所のゲームセンターに足しげく通う主人公の空見速人。
世界ランカーでもあり一度も撃墜されたことのなかった速人が初めて撃墜された時、世界は一変する。
そこは人
類の存亡をかけた戦いの最前線。世界の最終防衛ライン。速人たちの住む世界に重なるように作られたその疑似世界で見知った顔の仲間と共に世界を救う戦いが今始まる。
彼の愛機はヴェーゼルダインと呼ばれる竜を模した戦闘機であり、神の造りし神造兵器であり人類最後の希望。
少年は世界を救うため、最前線で愛を叫ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 13:47:48
17694文字
会話率:46%
■和モノ夏企画に参加します。8/1~3の21時に更新する、和モノ夏企画と題された章が該当部位です。参加作品部分だけ読んで楽しんで頂ける構成にしています。■私、唐沢千鶴。忍の血を色濃くひくからと、学生の身でありながら、勉学の傍ら、とあるお嬢様
の身辺警護に励む日々。そんな私に突如降ってきた縁談。『天狗さまと契れ』そんな阿呆な!! そうして顔を合わせた天狗さまは、私のよく見知った顔で……。■本編全十二話は、五十鈴スミレ様主催、決められた婚約者企画参加作品です。■今後も当面はちょくちょく番外編を単話、もしくは短話で更新予定。Web拍手設置しています。誤字脱字の指摘、感想等、匿名でも記入可能ですのでいただけたら嬉しいです。2017年3月3日・自サイトへ転載開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-31 07:00:00
84303文字
会話率:36%
俺は『勇者』だ。メタな発言をすれば主人公だ ………の筈なのだが、何でお前らもここに居るんだ。何その力、チートだろ。俺、弱体化しちゃっているんだけど。 これは主人公と巻き込まれた3人の織り成すドタバタ脱力コメディで
ある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 06:00:00
9600文字
会話率:33%
成瀬 静夜の日常。おちゃらけ系のテンプレモブ友人の誘いにより男3人でカラオケに行くことに。カラオケでドリンクをとるために廊下にでると正面の部屋に見知った顔が。それは学園の秀才にしてクラスの天使的存在の凪葉 霞だった。どうやらアニソンを歌って
いる。しかしこの声どこかで…。あ!おれの大好きなカスミンの歌声じゃないか⁉︎しかもカスミンが一番好きなあのアニソン!間違いない‼︎カスミンだ!俺のヒロインやっと見つけたよ!と理性が追いつかず非常に上からだけどそんなことおもっちゃって。それで嬉しすぎて思わず、俺は向かいの個室に入って叫んでいた。『カスミン!俺、カスミンのファンです!』と。カスミンである以前にいち高校生でクラスの天使でもある凪葉 霞に。その時やっと俺の理性が追いついてね、少し余裕が出来たんだ。正直、やっちゃったって思ったね。でもその後の反応が驚きで、展開が未知に溢れてたんだ。『ヘェ⁉︎ふ、ふぁ、ファン⁉︎私の…?うぇへへ♪さ、サイン?』そう、ものすごうくキラキラした目で。とてつもなく緩んだ顔で。…あ、俺のヒロイン、ヒロインじゃなくてチョロインだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-17 00:00:00
1438文字
会話率:60%
あきが死んだ。死因は溺死、…自殺だった。
遥佳(はるか)、曙帆(あきほ)、捺希(なつき)の三人は、「家族」だった。
孤児院で化け物と罵られながらも笑顔で日常を過ごしていた。しかし、彼らが8歳になってしばらく…突然曙帆が自殺をしてしまう。
筋
のない出来事故呆然とする2人は自分自身を責めながらの暗い毎日へ落ちていく。
そして三年後、彼らが11歳の時。突然世界が崩壊する程の大地震が起こり、世界中が混乱に陥った。
大地震によって空間すらも割れ、そこからは魔物が溢れ出す。
地からは悪魔が這い出し、天からは天使が降りてくる。
そして生きるのが困難になった地上で彼らは生き延びる術を学ぶ。そしてまた1年後、彼らは見知った顔を天使のなかに見つける。
彼を助けるため強さを勝ち取り天へ挑む遥佳と捺希だが、それは彼…、曙帆自身の手によって阻まれる。
家族愛と使命が互いの想いを絡みとり動かさない。
そんなひと家族の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-18 01:37:36
514文字
会話率:0%
傭兵隊長のザムザは領主からの依頼で、奴隷商を取り締まっていた。
あっけなく奴隷商人の一団を討伐して、奴隷として扱われていた女性達を解放する中で、見知った顔を見つけた。
過去、自分を殺そうとして、避ける時に頬に傷をつけた元婚約者。
再会したこ
とで、思い出す貴族だった過去。自分が傭兵になった経緯と、
彼女と話すことで知った、彼女が奴隷に落ちた事情と頬の傷がついた訳。
そんな傭兵の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 15:00:53
19681文字
会話率:42%