二年前に婚約したばかりの幼馴染から突然、婚約破棄を受けたイベリア。
愛しすぎたが故の婚約破棄。なんとか笑顔でありがとうと告げ、別れを終えた二日後、イベリアは求婚される。相手は自国の貴族でも隣国の王子でもなく、隣の大陸に存在する大帝国テロスを
統べる若き皇帝ファーディナンド・キルヒシュ。
婚約破棄の現場を見ており、幼馴染に見せた笑顔に一目惚れしたと突然家を訪ねてきた皇帝の求婚に戸惑いながらもイベリアは彼と結婚することにした。耳が聞こえない障害を理解した上での求婚だったからイベリスも両親も安心していた。
伯爵令嬢である自分が帝国に嫁ぐというのは不安もあったが、彼との明るい未来を想像していた。しかし、結婚してから事態は更に一変する。城の至る所に飾られたイベリアそっくりの女性の肖像画や写真に不気味さを感じ、服や装飾品など全て前皇妃の物を着用させられる。
自分という人間がまるで他人になるよう矯正されている感覚を覚える日々。優しさと甘さを注いでくれるはずだったファーディナンドへの不信感を抱えていたある日、イベリアは知ることになる。ファーディナンドが亡き妻の魂を降ろそうとしていること。瓜二つの自分がその器として求婚されたことを。
知られていないと思っている皇帝と知りながらも妻でいることをやめない少女の行く末は──……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 17:50:00
18678文字
会話率:32%
大国月星にはタビスと呼ばれる神官がいる。女神の代行者と言われ、その言葉は時に王の言葉すら覆す存在だ。
当代のタビスは女神の声すら聞こえないのにタビスと呼ばれる矛盾に悩み、旅に出る。
道中出遭った不思議な男に道を示されて数年後。魔物や自身の生
い立ち、王や国、タビスの意味と向き合わねばならなくなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 08:00:00
180071文字
会話率:35%
人には聞こえない『物』達の心の声。愛し合うマグカップ達の愛の結末をお読みあれ。
最終更新:2024-05-11 00:11:55
2352文字
会話率:64%
王都から田舎の村へと引っ越してきた青年エクトル。彼がそこで出会ったのは奔放な村娘ミリーナ。魔法の才がありながら、魔法使いの弟子を追い出された経験のある彼女は、魔法使いには聞こえない【精霊の声】が聞こえると言う……。
呑気な田舎暮らしを求
めていたエクトルだったが、何者かが差し向けた刺客からミリーナを守るために身体を張って戦い続ける。やがて彼女の正体、なぜ命を狙われるのかがわかるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:00:00
177908文字
会話率:52%
絶望の果てに亡くなった少年。
目を覚ました彼の前には光を通さない真っ暗な空間。
何も聞こえないし、何も写さない空間でただ一人。そんな暗い闇に少年は沈んで行く。
「‥‥見つけた」と囁く声がした。突然の光に包まれる少年。次に重い瞼を開ける
と見知らぬ女性に膝枕をされていた。
触れた言葉は短い物であったが、彼の心に再び小さな光を宿し深い眠りへと誘われる。そして、再び目を覚ますと、背が縮み、姿が別人になっていた。
状況が分からない少年は何かに導かれるまま、洞窟の奥へと歩き始める。
邪龍、 魔王、 そして人。
様々な思惑が交差する醜い世界。そんな世界でも温かな出会いの数々。 取り戻していく記憶。
そして、過去の傷。
森の中で傷心の少年がほのぼのと暮らしながら転生した世界で強かに生きていく。
女神に保護され、『守護者』としての責務を負う少年が優しくも過酷な環境の中を縦横無尽に駆ける。
その先に待つは、
後世からは、『幻叡郷』と綴られる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 05:00:00
807880文字
会話率:34%
ジャンル分けがどこになるのかわからなかったので、全部「その他」にしてしまったのですが。
薬とそれに関連する症状や病気について書きました。
あまり優秀でなく、口の悪い薬剤師が、(読者には声は聞こえない)作者と会話したり、知識を共有しながら説
明していく内容になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 13:20:17
2457文字
会話率:7%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 06:00:00
56950文字
会話率:35%
(一話~三話、エピローグ)
一家代々受け継がれていた人形の紙札
とある少女は追い詰められた先々、偶然その札の効力でヌイグルミに魂を移してしまう。
ユナという名前と、札を付け狙う黒服に追われているという朧気な記憶。
そんな彼女が人に聞こえな
い魂の声で叫ぶ!
「助けて! 」
ただ一言の救援の声、届かない筈のその声を聞いたモノ達が存在した!
彼等はファントムズ!
今、彼女の元へ希望の方(匣)舟が往く!
ただし、大きさには目を瞑って頂きたい
(四話~九話)
傍観者的主人公ユナ
彼女はひょんな事からヌイグルミに自らの魂を封じ込める事となった。
追跡してきた陰陽師に、札ごと燃やされるという危機的状況を救ったのは......
プラモデルやフィギアに憑依した六人の亡霊達!(ザジ、ねぱた、フォッカー、パルド、ラマー、カンチョウ)
キャンパーで移動していた彼らは追跡してきた陰陽師と交戦する。
(十話~十六話)
ユナの霊体の解放を手伝ってくれる事となったザジ達(六人の亡霊達)
彼らの訓練を経てユナはメンバーの一員らしい技術を身につけた。
ユナは生き霊としての自身の能力を知る。
(十七話~二十一話)
突如上空から投下された調査ロボ。
明らかに銃火器で構成されたそのロボットは、ザジ達の居る根城である廃村に昆虫ドローン等を使って調査を開始する
(二十二話~三十四話)
調査ロボット、それは廃村の下に隠れた危険な巨大霊体と交戦する為に投下された兵器だった。
巻き込まれる様にザジ達を強襲する巨大霊体″根の国″!
戦いの果てに次々傷付きながら立ち向かうメンバー達。
共に戦うユナの運命は如何に! そして亡霊達は巨大な敵にどう戦う?
激しい戦いの末に見出だされた敵の正体とは!
(三十五話~四十四話)
巨大霊体との戦いに疲弊したキャンパーとメンバー達。
特にザジは友人の二依子より譲り受けたプラモデルのボディを破壊されてしまっていた。
ザジはユナ達を連れて二依子の元に行く......その先で謎の霊体バトルゲームを発見。
ザジは過去の経験から憑依の危険性を語る為に憑依バトルの世界に足を踏み入れた。
(四十五話~)
景品になっている謎の札の存在を知ったザジとユナは、それら獲得のために憑依バトルのトーナメントに参加する。
それはネタボディだらけのトーナメントだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 21:27:57
456712文字
会話率:43%
耳の聞こえない少女と、彼女を支える少年の物語。
最終更新:2024-04-21 15:39:20
1638文字
会話率:7%
左目が見えず、右耳が聞こえない状態で目覚めたユウキ。学校の帰り道、元カノに振られたことだけは覚えている...。だけどここは記憶とは違う魔法と魔物が存在する別世界であった。
ユウキと元カノは共にこの世界から帰還する方法を探すことになる。それ
が運命を変えるほど辛く厳しいものであるとも知らずに...。元恋人に対するもやもやとした気持ちや表現できない苦悩。失われた記憶の中でユウキを呼ぶ声。そして、大陸を脅かす魔物達。数々の出会いと困難の先でユウキを待つものとは...。
僕は何かを忘れている気がする...とても大事な何かを...
※登場人物の絵はAIによって作成したものになります。設定と異なる部分がありますが、あくまでイメージとして捉えていただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:25:45
224592文字
会話率:51%
孤児院で暮らすアスランは自分にしか聞こえない精霊の声を理由に、周りから完全ではないが孤立した日々を過ごしていた。
ただ、そうして独りが当たり前の日常も、アスランはシルビア様との約束があるからこそ。
夢を叶えてくれる約束は、それこそがアスラン
を強く前向きに歩かせた。
ある日、アスランは教会の図書室で、運命の一冊と出逢う。
この出逢いをきっかけに、アスランは昨日までとは全く違う日常へ、自ら足を踏み入れた。
■ 概略 ■
第0章:幼年騎士を目指す主人公の日常
第1章:幼年騎士の視線が映す現実世界
第2章:シャルフィの外に在る世界へ
第3章:一つ一つの交わりを重ねて
第4章:その時への今は雌伏を
2019/04/16 作品の進行に合わせて概略を追記しました。
※本編の進行と展開ですが、レビューにも頂いた通り早くはありません。
世界観・舞台背景・登場人物達の関係など。
※作中に登場する『聖剣伝説物語』も、サイドストーリー的に?書くかもしれません。
※話の展開上、R15に該当するような描写等も含まれることがあるので、その時は前書きなどで告知します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 05:00:00
2498562文字
会話率:13%
俺は、死んだのか?
周りは真っ黒で、何も見えない。そんな中を手探りで歩いている。
「呪符が使えん」
声が全く響かないし、音が聞こえない。
俺の名前は、ロスター。メリスリア国の専属陰陽師として、長い間お仕えしていた。
占い
が基本的な仕事だったのだが。その日は、王子に怨霊が取り憑いたとの話を聞き。お部屋まで伺ったところまでは覚えている。
しかしその後の記憶がない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 06:46:07
2097文字
会話率:25%
生きる事なんてやめてしまおう、そう思った琴葉の前に現れたのは耳が聞こえなくなっていく音でした。
音がくれる世界に魅了されていく琴葉は、生きる事を続ける事に決めた。
そんな二人の交際をよく思わない音の母と琴葉の父。
音の母は、何も知らない琴葉
を嫌い、琴葉の父もまた耳が聞こえない音を嫌うのだった。
そんな周りの雑音《ノイズ》に振り回される事なく同棲を始める琴葉と音。
このまま順調に結婚に向かって行くのだと思っていたある日、音の母が音の元へやってくる。
音から家を追い出された母は、帰り道に琴葉と出会い。
琴葉に音と別れて欲しいと告げる。
周りの雑音《ノイズ》が聞こえなくなって平和な日々を過ごしていた琴葉の耳にまた耳障りな雑音《ノイズ》が入ってくる。
そして、音もまた……。
自分と琴葉を取り巻く雑音《ノイズ》に振り回され始める。
聞こえるとか聞こえないとか周りの雑音《ノイズ》に振り回された二人が出す答えとは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 17:40:56
33130文字
会話率:49%
物語の舞台は、耳が聞こえない男の子と出会った女の子、そして彼らの周りに存在する人々の複雑な関係に焦点を当てている。主人公の女の子は、彼の耳が聞こえないという特異な状態に関わらず、彼に対して普通に接する。
物語は、彼女が耳が聞こえない男の子
に近づく過程や、彼らの交流を通じて成長していく様子を描いている。しかし、彼らの関係には困難な要素も存在し、耳が聞こえないことをからかう人物が登場する。彼らの愛の喜びと悲しみ、周囲の人々との対立が物語を進展させる。
物語は感動的で心温まる瞬間から、時には厳しい現実に直面する場面まで、多くの感情を呼び起こすでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 06:00:00
2781文字
会話率:35%
ボクは大学に一浪して、大学に合格した。しかし、その大学に納得したキャンパスライフが送れるか自信がなくなり、もう一浪したいと母親に相談すると、家を追い出された。一人暮らし始めると、そこは声だけしか聞こえない微精霊がいた。
#春の大創作大会
最終更新:2024-03-09 16:11:38
1505文字
会話率:46%
忘れさられた思い出と約束、変わった世界と新たな出会い、心の奥底に眠る本当の願い、そして二人はまたあの場所で・・・。耳の聞こえない俺と、目の見えない私が出会い喜び、悲しみ、願い、嘆き、そしてたどる。そんな二人の心の会話の物語。
最終更新:2024-03-08 11:54:47
698文字
会話率:34%
魔王倒した。世界救った。やることがねぇ。
引退し、片田舎の町で子ども達と遊びながらスローライフを過ごす勇者は、完全に人生の目標を見失っていた。
一方、共に魔王を倒したパーティーメンバーの姫騎士は人々に好かれる領主に、賢者は王都で尊敬を集める
魔術学院の校長に、死霊術師は各地を結ぶ運送会社を起ち上げ、それぞれ成功を収めていた。
そんなある日、彼は盗賊に追われていた一人の少女を助ける。
「わたし……自分の名前しか覚えていないんです」
「本当に? まあ、でも平気だよ。おれも、人の名前聞こえないし」
「え」
「あと、自分の名前も喋れないんだ。魔王からそういう呪い浴びちゃってね」
「え」
「でも、大丈夫だよ。なんとかしよう」
「何が大丈夫なんですか!?」
盗賊倒した。女の子ひろった。やることができたかもしれない。
──これ、もしかしてまた冒険の旅に出なきゃいけない感じですか?
魔王を倒して世界を救った勇者が、最強の仲間ともう一度旅に出る、リライフファンタジー。
※この作品はハーメルン様、カクヨム様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 16:13:15
509193文字
会話率:51%
聞こえる? 聞こえない?
キーワード:
最終更新:2024-03-02 02:30:15
239文字
会話率:0%
歌うことが好きだったが過去のトラウマによって歌うことを辞めてしまった作曲家の男子高校生と、先天性の障害によって耳が聞こえないが天使のような歌声を持った女子高校生の音楽譚
最終更新:2024-02-28 17:00:00
10259文字
会話率:32%
声に出す。
その事が悪くても、良くても、声に出さなければ、決して、人には聞こえない。届かない。
後悔しないで欲しい。
最終更新:2024-02-24 19:00:36
1151文字
会話率:0%