公爵令嬢アストリットは社交嫌い。病弱設定で人付き合いを避けて暮らしていた。ただ苦手なのは令嬢としての社交で本当は武芸に秀でた好奇心の強い女の子だった。
お忍びで街に出るのはいつもの事。麗しの天使と称する王太子の絵姿グッズを買い漁り、部屋には
推しの祭壇を作り上げニヤニヤとする日々。
家に兄の友人が訪れると男装姿で遊びに剣の手合わせにと、正体を明かさずに付き合いを楽しんでいたアストリットだったがある日、王太子付きの近衛騎士が募集されていると聞かされて。
私、近衛騎士選抜に出て、王太子様にお目通りいたします。
ただ、それは兄の友人が天使の様に純真で愛らしいアストリットを囲い込むための策略で。
お互いに天使と讃えながらもお互いに偽りを持っていて踏み込めない焦ったい話。
エブリスタ様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 17:01:00
7968文字
会話率:43%
五歳のソフィアは山中で盗賊の頭ソーハンに拾われる。ソーハンは懸賞金がかけられ指名手配されている亡国の王女だと気付いて引き渡そうとするが、結局一緒に暮らすことに。
段々女性らしく成長するソフィア。
ソフィアはソーハンが大好きで結婚したいが彼は
十二歳も年の離れたソフィアに自分にふさわしい男と結婚しろと言う。
そしてある日突然姿を消す。
傷心のソフィアは村の人からソーハンを首都で見かけたと聞く。
首都には自分の指名手配の絵姿が貼られている。
しかし、ソーハンを捜す為危険を承知で首都に出ることにする。
そして城の奴隷たちにに食事を運ぶ仕事をしながら彼を探すが、その奴隷の中に山中ではぐれた兄がいた!
そこからソフィアの運命が大きく動き出す。
積極的なソフィアと彼女を受け入れることを迷う優柔不断でうだうだ情けないソーハンが結ばれるまでのお話です。
基本的にソフィア目線とソーハン目線で話は進みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 05:50:00
37602文字
会話率:30%
これは、ある青年が、婚約者をキッカケに、耐えるだけだったのを止めた話。 / ペデュール王国では【青】が高貴な色として愛されている。ジェイコブが嫡男として生を受けたエルウィズ伯爵家は「シャーリーブルー」という新しい青の染料を作り出したことで財
を成した家だ。そんなジェイコブには、婚約者がいる。伯爵家にとって最重要な存在である「シャーリーブルー」の生産を安定させるために結ばれた、政略的な関係の婚約者。名は、ローゼマリー。隣国ジュラエル王国の伯爵令嬢だ。住む国が違う事もあり、二人のやりとりは手紙だけだった。婚約を結んで少ししたある時、両国を行き来していた人間から「ローゼマリー嬢はブサイク」という話がジェイコブの耳に入る。その話はあまり広めないようにと通達を出したものの、ペデュール王国の社交界ではいつの間にか「ローゼマリーはブサイク」という話が広まってしまう。その噂を否定するための材料――絵姿――を手に入れる事も出来ず、ジェイコブは噂が風化するのを耐えるしかなかった。次第に、ジェイコブ自身も「ああ婚約者が(ブサイクな)令息」と語りかけられるようになった。そんな中、ついにローゼマリーが嫁ぐ為にペデュール王国にやってくる日がやってきて……。 / 話の設定上、ブサイクという単語が凄い飛び交います。 / とてもとても軽いざまぁがありますが、本当にちょびっとやり返す程度です。 / 完結済み、各話順次投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:00:00
33785文字
会話率:28%
憂鬱になると狭いところへ籠る癖がある絵描きは、自分の世界に浸り何かが降りてくるのを待っていた。冷えた身体の芯には、暖かく照らす光を秘めて現実との差に悩んでいた。夢の世界なのか、過去の記憶なのか自分を突き動かすイメージを形にするために苦悩する
。人生にはいくつか関門があって、タイムリミットまでに通過しなくては次はない。追い込まれた彼はまた暗闇に身を横たえた。精神が弛緩し、海の底に落ちていくと、不可思議な現象に身をひるがえしイメージが形を成していく。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-31 17:39:49
7329文字
会話率:17%
中世ヨーロッパ風の異世界に転生した元美大生、イレーネ。
イレーネが前世の技能を駆使して描いた見合い用の絵姿は「絶対に結婚できる絵姿」とご令嬢の間で評判になっていた。
そんなイレーネのもとに、チャールズと名乗るイケメンが現れる。
「君の絵は
素晴らしい! 僕は君の絵に心底惚れこんでしまった!」
「え? それって……」
「僕の理想の女性を描いてくれ!」
「は……はい?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 19:19:41
10098文字
会話率:29%
お飾りの妻になるなんて思わなかった。貴族の娘なのだから政略結婚は仕方ないと思っていた。でも、きっと、お互いに歩み寄り、母のように幸せになれると信じていた。
それなのに……。
独自の異世界の緩いお話です。
最終更新:2024-01-29 17:38:45
3144文字
会話率:20%
――結婚式の準備はそっちに任せるよ。
――それでさ、この二人を側室として迎えようと思ってるから。
――上手いことよろしく、正妻さん。
数か月後に夫となる予定のトンプソン男爵家子息ルイ・トンプソンが言い放った一言と〝この二人〟と言って差し出
した絵姿を見た瞬間。
バデル公爵家令嬢ハナ・バデルは前世の記憶を思い出した。
望月 花奈だった頃の記憶を――すべて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:33:20
50005文字
会話率:48%
目で見たものを絵にかくことはできませんが、耳で聞いた言葉を速記することはできます。
最終更新:2023-08-14 08:33:17
567文字
会話率:0%
男は誰もが理想とする乙女の絵姿を心に抱いているものなのです。
最終更新:2023-03-24 20:00:00
1702文字
会話率:60%
先代国王により平民でありながら聖女として王太子の婚約者となったシャルロット。
奇跡の力を何も持たない彼女は────── 十年後、偽聖女と呼ばれ、長年国に尽くしてきた父親と共に国を出る決意をした。
最後の挨拶がしたいと、王太子に会う為、城
を訪れる。
シャルロットが国を離れるその日。
彼女はある別れの言葉を残す。賢王と医療の母、二人の偉人を生んだ、奇跡を持たない聖女シャルロットをめぐるお話。
本編が4p、他視点1p、主人公外後日談4pの予定です。
読者様へ
中世っぽい世界の婚約解消物ではありますが、ザまぁ要素は薄いです。モブ以外に悪いヤツは出て来ません。そしてそのモブも雑魚です。そのぶん、お話が穏やか仕様になっておりますのでご了承ください。
※流血や残虐シーンもないので安心してお読みいただけます。
※タイトルがいまいちしっくりこないので、思いついたらサクッと変更すると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 00:00:00
19646文字
会話率:49%
「恋人が居るから婚約は破棄する」
婚約してから5年経ってようやく顔合わせをした私の婚約者様は、初顔合わせでそう宣った。2歳年下の第二王子殿下。御年13歳。私は「左様でございますか」という気分だが、国王陛下からお声がけ頂いた婚約。
「当然
陛下もご存知ですよね? あと慰謝料払って下さいね」
そう言ったら顔色を変えた殿下は「やはり婚約は継続だ」と言った。一目惚れした相手の婚約者になれるのなら……って思って言ったら婚約継続。嬉しい!
そう思っていたらなんだか突然前世とやらの記憶が蘇りました。……そうか。私は前世でオタクだったのか。折角第二王子殿下と婚約しているわけだし、第一王子殿下とも挨拶は交わせる間柄。よし。王子達の絵や美しい貴族令嬢達の絵を描いてもらって楽しもう!
だって私のオタク魂が叫んでる。
推しの絵姿をコレクションせずして、何がオタクか! と。
そんな日々を送って1年半。第二王子殿下16歳。私18歳。
ちょっと不穏な気配がして来たと思ったらなんと第二王子殿下が命を狙われてしまい、私は王子妃教育の所為で第二王子殿下を庇ってしまいました。そして私はそのまま意識がブラックアウトーーと思ったら、8歳(婚約直前)に戻っていました⁉︎
……どうしたらいいんでしょうね。
エブリスタさんでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 07:00:00
702752文字
会話率:48%
この作品はN/S高の同好会「文芸とライトノベル作家の会」会員の作品です。
キーワード:
最終更新:2022-04-05 13:00:41
3596文字
会話率:35%
私はサンドラ・ドゥーランド伯爵令嬢。
縁結びの女神様が、私の未来の夫は、クリント・スタイルズ侯爵子息だと言うの。
でも、クリント様って、私が以前に婚約破棄した相手なのよねえ。
でもこのバレンタインデーに、イタズラ小鬼が私な絵姿を勝手にクリン
ト様に送ったところから、話が急展開!
人の『縁』って不思議なものね。ふわふわとしているようで、しっかり結ばれているみたい。いや、仕組まれているのか!?
まあいいや。もう縁結びの女神様には逆らわないことにします……。
藤乃 澄乃様主催の「バレンタイン恋彩企画」参加作品です(ズレてますが)
読み切り短編、設定超ゆるゆるです。
令嬢の言葉遣い、良くないです(要注意)
お気軽に読みに来ていただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 06:00:00
15070文字
会話率:38%
私は昨夜夢を見た。
夢の中の私は窓から外を眺めていて、その時学生たちの噂話が聞こえてくるのだ。
「アルツウォーネ様はレジンドラ伯爵とご婚約されるそうよ。」
「まあ!!あのレジンドラ伯爵と!?すごい勇気ねぇ、私には真似できませんわ。」
「仕方
ないことなのでは?アルツウォーネ様はせっかくのイドアラ様の婚約の打診をお断りしたのですから。あんな素晴らしい方からの栄光ある婚約打診を、好みではないからの一言で断ったのですから、当然それ以降の良縁には恵まれないでしょう。」
まあそんなところだった。
つまり、今の状況である。
最悪最低男との婚約を避けるため彼女が選んだ選択肢は、親が婚約の話をまとめてしまう前に、他の人と婚約してしまうことだった。
しかし、社交界では|壁の華《ぼっち》になり、趣味の美女観賞に勤しむ毎日。
一歩的に知っている美女は多くも、お互いに知っている間柄の知り合いが極端に少ない。
というか、ほぼ居ない。
そんな私が記憶の引き出しを開けまくって、唯一思い出した知り合いの男性。
彼を逃したら逃した魚は大きいどころではない、もう何も釣れずに餓死するという究極状態。
私は考えた。
どうしたら彼を釣り上げることが出来るのかと。
考えに考え抜いた結果、私は決めた。
~そうだ、自分を売り込もう~
そうと決まれば即行動。
美化されすぎて神格化している私の絵姿&私の良い所をこれでもかという程書き連ねた自己紹介文が載っている書類を手に訪れたのはアウビット伯爵家。
美し過ぎる夫人に緊張しながら告げるのはただ一言。
「・・・・・息子さんをください!!」
それに限る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 01:00:00
7466文字
会話率:10%
エリック王子は12歳の時に、絵姿で選んだ婚約者がいた。姫君はアメジスティーナという名前である。銀の巻毛に夜明けの紫をした瞳がとても美しい。
ところが17歳の時、王子はガーデンパーティーで隣国の姫と出会ってしまう。美味しいお菓子と魔法の音楽で
、2人はすぐに仲良くなった。
エリック王子と隣国の姫君デイジーは、次第に心を近づけて行く。友情はいつしか恋に変わり、王子は父王に婚約破棄を申し出る。王は非常に驚いて、王子の言い分を聞くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 22:09:45
7664文字
会話率:58%
私は昔下町に捨てられていた赤ん坊、そんな私を拾って育ててくれたパン屋のお父さんとお母さん。私は幸せに暮らしていました。しかし、ある日突然、私は昔、侍女に誘拐されて、彼女の子供と取り替えられた貴族の娘だと、実の父だと言う貴族の男が引き取りにき
たのです。
見せられた母という人の絵姿はたしかに私とよく似ていて…。
死んだ女の子は墓さえなく、私が王太子の婚約者として王宮にあがることになったのですが…。私は館に行くとはいいましたが、あなたの娘として生活するなんて承諾はしてないんですが、みんなの所へ帰りたいと泣くとあんなところに返せるわけがないだろうと冷たく言われ。私は…あることを計画したのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 20:06:45
3026文字
会話率:43%
「私がほんとは行きたかったのよ? でもね、どうみても釣り合わないの。だから貴女がいってちょうだい、きっとお似合いよ」
姉のカサブランカと両親に押し切られ、私は騎士団帰りと言われる次期伯爵家に見合いもなく身代わりとして嫁ぐことになった、ミモ
ザ。ノートン子爵家の次女、花もはじらうどころか人見知りの引きこもりの17歳。
釣書は騎士団入隊前の12歳の時の絵姿らしいが、どう見てもデ……肥満体型の子供が蝶ネクタイをない首に着けておすまししている姿。
伯爵からはカサブランカを指名されていたけれど、華やかさとは無縁で人見知りの私が『体の弱い姉に代わって』嫁いできたら、なんだか……あれっ、大歓迎されている?!
しかも、次期伯爵は……?!
気弱根暗令嬢とイメチェン次期伯爵騎士の、新婚から始めるラブストーリー!
※カクヨム様でも連載しています。
※アルファ版終了後長編改稿していきます。のんびりお付き合いください。
※この作品のミモザはオジギソウの方のミモザです。
※月間総合1位ありがとうございます!(2/25)
※異世界恋愛・総合1位ありがとうございます!(2/12 昼〜2/14 夜)
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 07:00:00
105262文字
会話率:37%
フローラ・フォルダン公爵令嬢には、国一番な美男、ローゼンシュリハルト・フォバッツア公爵で、騎士団長の婚約者がいるのだが、えええ?絵姿のカードになっているの?ファンクラブがあるだなんて…
そのファンクラブの会長がかつて、フローラがローゼンの婚
約者にふさわしくないと言っていたあの女?? 多分、コメディ。うううん。コメディだと思うお話。
公爵令嬢フローラ・フォルダンと美男騎士団長様と7つの聖剣 の40話、42話部分に出て来るアンリエッタ・シャルマン公爵令嬢です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 21:32:56
5822文字
会話率:50%
ネコ族族長の娘、クロの結婚が決まった。
しかし、送られてきた絵姿では、相手の顔がわからない。
「ちょっと行って見てくる!」
結婚相手のいるトリ族の里までやってきたクロ。
ちょろっと来て見て帰るはずが、侵入者と間違われ、追いかけられるハメに―
―。
ネコ族族長の娘クロがトリ族族長の息子ヒジリの元へ嫁ぐお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 17:06:16
28249文字
会話率:22%
没落貴族生まれのリリーナ(17歳)。
幼馴染で婚約者のジュリオと結婚して以来、愛する素敵な旦那様と幸せな生活を送って……
いたものの、家の掟ゆえに18歳までは、一緒に眠ることも許されない生活を与儀なくされていた。
それでも、大好きな旦那様を
愛でて愛でまくる毎日を送っていた矢先、最愛の夫であるジュリオに浮気疑惑が……!
この口紅は何!? 女ものの香水のカホリは何!?
どうして、半裸の殿方の絵姿が旦那様の寝室から出て来るの……!!
愛してるから信じたいけど、浮気の疑惑は募るばかりで……
様々な秘密を抱えた旦那様×家庭内ストーカーするほどに旦那様が大好きな変態若奥様のドタバタコメディ!
※性表現は一切出てきませんが、ふとどきな表現はポロッと出てきますのでご注意ください。
スパイス程度のBL・GL表現もあるかもしれませんが気のせいです。
【登場人物】
リリーナ・アプリコット
没落貴族の娘。小柄で華奢で平凡な容姿。
バイタリティーと食欲は常にマックス値。
旦那様が大好きすぎて、言動に問題あり。
ジュリオ・アプリコット
夢の国の王子様のような、甘い顔立ちの美形。
リリーナの夫で、非常に物腰は柔らか。大貴族の嫡男。
いろいろと、秘密を抱えている模様。
アリシア
リリーナつきのメイド
クールビューティーな美女で、辛辣。
リリーナのよき相談相手であり、調教師。
ゴードン
ジュリオの第一の側近。
寡黙な美丈夫。ジュリオに忠誠を誓っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-24 18:00:00
84597文字
会話率:26%