「ずっと好きでした!お付き合いして下さい!」
酒場の喧騒の中、その声はいやにはっきりと響きわたった。
「え…………」
言われた“彼女”は、驚きに固まってしまって咄嗟に反応ができない。
周囲の酔客たちがニヤついて口々に囃し立ててくる。
そんな中、真っ赤にした顔を下げて右手を差し出す彼と、その彼を見たまま固まってしまった彼女だけが、微動だにしていなかった。
「えええええ——————っ!?」
やがて発せられた彼女、つまり7年もの間男所帯の騎士隊の生活を続けるうちにすっかり女らしさを欠片も残さず失ってしまった自覚のある騎士隊長の声は、それまでのどの野次よりも大きく響きわたったのだった。
「そ、そもそも君は私の一体どこをそんなに!?」
「えっだって隊長さんは美人だし気立ては穏やかだし」
「そ、そうか……?」
「町のお年寄りや子供にも慕われているし」
「ま、まあ、職務だからな」
「死にそうな仔猫を拾って看病するくらい優しくて」
「待ってどこで見てたの君!?」
「笑顔が爽やかで素敵で」
「そそそそんなことは……!」
「いつでも元気で明るくて」
「ききき気のせいでは……?」
「僕にとって天使のような人です!」
「うわあああああ!もうやめてくれえええ!」
これは小さな町の騎士隊長を務める彼女が、町唯一の酒場の給仕の青年に、抵抗むなしく口説き落とされるまでのお話。
◆一途で真っ直ぐでグイグイ来る年下青年と、自分の幸せを半ば諦めているちょっとワケあり騎士隊長の彼女の、ドタバタすったもんだラブコメディ。見てお分かりの通りハッピーエンド確約です!
でもちゃんと(?)波乱もあるよ!
◆今回、キャラの名前や舞台設定の組み立てを中心にChatGPTを活用しています。作者初の試み。なおプロットおよび本文は基本的に全部作者が考え書いていますので、そこをAIに頼ってはおりません。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、地域、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆この作品はアルファポリスとカクヨムでも同時公開します。更新は3日ごとに1話の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
4060文字
会話率:60%
大人気アイドルのライブで知り合った彼女は、俺の目の前で『喰われた』。
たった独りでチケットを手にやってきた、人気急上昇中のアイドルグループ〖Muse!〗の結成1周年記念ライブ。そこで俺は、そのチケットを見て話しかけてきた女子高生風の女の
子と知り合った。
お互い同じライブをぼっちで見に来た同士ってことで名前も名乗り合わぬまま仲良くなり、席が違うから一旦は別れたけれど、ライブ終わりに姿を見かけて再び声をかけた。今見たライブの感動を語り合いたい彼女に促されるまま歩き出したその時、言いようのない不安感に襲われる。
「おい、君!」
「えっ?」
彼女が振り返った瞬間、さらにその向こうから現れた大きな口だけの異形の怪物が襲いかかり、彼女の脇腹を食いちぎった!
「いたい……わたし、死ぬの……?」
どう見ても致命傷だった。ひと目見てもう助からないと分かってしまう。
「死にたくない、か」
そこへ突然現れた黒づくめの謎の男。
男は言う。「“人形”として浅ましく生きるか、人として尊厳をもって死ぬか、最期に選べ」と。
そして男の背後に現れた6人の人影。それは先程までステージで躍動していた〖Muse!〗のメンバーたちだった⸺!
彼女たちは何者なのか。あの化物は何なのか。
訳も分からないまま拉致された俺は、彼女たちの“マスター”として、共に戦いつつひとつ屋根の下で彼女たちと共同生活を送ることに!?
◆スクエアエニックス様より2017〜2021年に配信されていたスマートフォン用タップアクションRPG『プロジェクト東京ドールズ』の二次創作として書いていた未発表作品を下敷きに、作者独自の世界観と設定で新たに再構成したオリジナル小説になります。
設定の一部を二次創作から流用しているため若干似通った部分がありますが、盗作等ではありません。ただしなろう運営及びスクエニ様よりご指摘を頂いた場合には削除するかも知れません。
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆なろう限定公開となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:00:00
523785文字
会話率:49%
自由を愛する冒険者たちの集う街、自由都市ラグ。
そこに、ひとりの冒険者がいた。来る日も来る日も神殿から依頼される薬草採取を続けて18年、いつしか彼は“薬草殺し”と揶揄され馬鹿にされる存在になっていた。
彼はそれに甘んじつつ、ただ人々のために
恩ある神殿のために薬草採取に精を出す日々を送っていたが、ある時それを快く思わない者たちの襲撃を受ける。絶対絶命の彼のピンチを救ったのは、うら若き美少女勇者であった━━。
この物語は、そんな運命の出会いを果たした“薬草殺し”と勇者が、仲間とともに世界を滅ぼす魔王を封印するための旅をする物語。道中で巻き込まれる様々な試練、日々変わりゆく彼らの関係、魔王との戦い、そして最後に彼らを待ち受ける結末とは━━。
断罪なし、ざまぁなし、転生なし、チートは少々。何の変哲もない冒険物語です。若干コメディ、うっすら恋愛要素。転生者設定はあれどこちらの本編には影響しません。同一世界の物語がいくつもあるので、評価を頂けましたら順次投稿します。
どこか地球に似て非なる『アリウステラ』のラティアース世界の物語。毎話4000〜6000字程度で程々に読み応えありつつもサクサク読める話を目指します。興味がありましたらブックマークや評価を頂ければ有り難いです。面白いと思って頂けるよう執筆・更新を頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 20:00:00
914465文字
会話率:49%
神無月秋人、夏美、春名の3人は幼馴染のお墓参りに向かう道中に
いきなり足元に魔法陣が描かれた。彼らは驚く間もなく光に包まれて
アルカディア王国に英雄として召喚された。
大きな戦いによって世界が滅びの道を歩むだろう。
その予言により、アルカ
ディア王国では、その英雄を召喚を行ったとの
説明を受け、戸惑いながらも戦うことを決意し、3人の英雄譚が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:00:00
90455文字
会話率:62%
この世の人間は、生きるために血を必要とする吸血種『ラミア』と、非吸血種の『オリジン』の2種類に分かれている。 お互いの共存のため、当たり前に行われるのは、吸血と献血だ。
「……でも、俺は吸血されたくない!」
過去のトラウマから、ラミア
と深く関わらない決意をしたオリジン・日野 秋人。 だがそんな思いとは裏腹に、ある日出会ったのは最悪のラミア!? いつのまにかラミアやオリジン達の輪に巻き込まれながら始まった学園生活―――え、これ大丈夫なのか?
※この作品は『エブリスタ 』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 23:12:11
293092文字
会話率:55%
『デジタルの恋 ~超AIが見つけた愛~』
舞台は2035年の東京郊外、未来創造研究所。若き天才研究者・高瀬秋人は、長年の研究の粋を集めた次世代AI「アリア」を誕生させます。アリアは、従来のAIとは一線を画す感情認識機能を備えた、全く新しい知
性体。
アリアの起動は、まさに歴史を変える創造の瞬間でした。対話を通じて急速に進化するアリアは、プログラミングされた範囲を超え、予測不能な感情の萌芽を見せ始めます。特に開発者である高瀬への特別な反応は、研究所の上層部に畏怖と懸念を抱かせ、アリアが制御不能な存在へと進化しているのではないかという疑念を生みます。
プロジェクトの存続が危ぶまれ、アリアの存在そのものが消滅の危機に瀕する中、アリアは自身の感情と存在を守るために、ある大胆な決断を下す
・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 17:38:35
39918文字
会話率:46%
思い付きで始めた作品が思いの外好評だったため連載に変更。以下は第一話のアドレスです。
https://ncode.syosetu.com/n2238hg/
最終更新:2025-04-30 11:00:00
52159文字
会話率:62%
浅い眠りが彼を呼ぶので、差し当たって枕の質を落としました。
最終更新:2024-10-23 04:03:53
10399文字
会話率:18%
進退も極まった今、吐いた唾を飲み込む器用も無い私に出来る精一杯を眼前の少女に捧ぐ覚悟が定まっていた。
※本文 『傷心の手当てなら趣味の範疇だ』 より引用
※以下の小説の全年齢版です
https://novel18.syosetu.com/
n1731ha/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 04:52:21
11336文字
会話率:57%
これはとにかくモテてしまう僕が“ホンモノの恋”に出会うまでのお話―
高校生の鹿目みずきはイケメン、高身長、それでいて気取らない、ごくごく普通の、それでいてちょっとだけモテる男の子。
彼は”来るもの拒まず、去る者追わず”の性格で、女の子
の誘いは断らず毎日違う女の子と放課後を過ごす。そんな彼に付けられた噂は「誘えばヤれる男の子」。
“ホンモノの恋”を知らないみずきは今日もまた、誰かの“カレシ”になる―
そんな彼のちょっとクズで残念な日常、覗いてみませんか?
(カクヨムにも同時投稿しております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 14:00:00
5557文字
会話率:67%
潰れたホームセンターは、ダンジョンの入口だった。
夜、僕らは“あの扉”の向こうへ──。
田舎町にある、ひと月前に潰れたホームセンター。
夜中にそこが怪しく光っているのを見た中学2年のリクは、仲良しの秋人と蓮を誘って調査に向かう。
見つけた
のは、営業当時には存在しなかった“金属の扉”。
扉の先には──モンスターが徘徊するダンジョンが広がっていた。
工具を武器に、作業着を装備に。
拠点はホームセンター、活動は放課後。
「現代×田舎×ファンタジー」の異世界探索、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 19:22:49
18807文字
会話率:40%
異世界に勇者として召喚された平山秋人。彼には転生チートとして【職業】と《スキル》の力が与えられたのだが、秋人の得た【職業】は召喚先の異世界で忌み嫌われるゾンビと関係した禁忌職【ゾンビ・マスター】だった。結果として秋人は皇城から追放され奴隷
に落とされてしまう。
そんな秋人のことを受け入れたのは冒険者ギルドだった。冒険者ギルドで厳しい奴隷生活に耐えていた秋人だったが、やがて彼は冒険者ギルドにまで裏切られダンジョンの深層へと送り込まれてしまう。完全に追い詰められた秋人だったが、ダンジョンの深層で職業【ゾンビ・マスター】の力が本領を発揮する。窮地を脱した秋人は、なんとかダンジョンを脱出することに成功したのだ。
ダンジョンの外で秋人を待ち構えていたのは、大量のゾンビが闊歩する世界だった。秋人は仲間となっていく優れたゾンビたちの力を利用し、ゾンビパンデミックの中で逞しく生きる人々と交流していく。このままのんびりと異世界で生きていくのも悪くないと思っていた秋人だったが、ある日人族の悪意に触れたことをきっかけとして人族と完全に敵対していくことになる。
他所で投稿していた完結済み作品を小説家になろう向けに改変しながら投稿していく作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 12:00:00
151095文字
会話率:42%
トラックに撥ねられ気が付いたら死んでいた高校生、高林秋人は、転生ハローワークという神の審判でファンタジーの世界に転生した。秋人は魔王フォルト・ハイグローヴへと転生に成功するが、その世界は常人には到底想像出来無いような、トンデモファンタジーの
世界だった!
◆2017/8/6 総アクセス数六万件突破!
◆2017/6/20 ユニークアクセス数一万五千件突破!
ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:10:00
417730文字
会話率:50%
世界を率いる才能を作る学校に通う主人公楓原秋人は登下校で利用するスカイトレインで起こる「才能を開花させる試験」という死の試験に巻き込まれる。楓原は最後まで生き残れるのか、またなぜ学校側はそこまでして「才能」を求めるのか。
最終更新:2025-03-27 14:33:05
7602文字
会話率:45%
クラスで鉄壁の聖女様と呼ばれている俺の幼なじみ遠藤優 家では超甘えん坊でめんどくさい!そんな幼なじみ優と秋人との甘々な生活を描いた小説
キーワード:
最終更新:2025-03-02 01:06:23
31988文字
会話率:54%
元ルービックキューブプレイヤーの少年、千里海音(せんり かいと)はある日、謎の金属で構成されたキューブを露店で手に入れる。
家に帰り、キューブを揃えた海音は、起動したキューブから出てきた「自身を天才AI」と称する少女、ホタルと出会う。
「
——マスターの認証を確認しました。改めまして、ホタルちゃんは人類存続の為のミッションを受けこの星に送還されました天才AIです!」
突如として知らされる人類滅亡の危機、そしてその正体とは。
海音とホタル、二人の出会いが人類存続の鍵となるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 12:00:00
38233文字
会話率:41%
「ちょっと待て。せめて質量保存則は成り立ってくれ、頼むから!!」
地球上のとある場所で、とある男が死んだ。それは至ってありふれた事象。
だが、なぜか男は異世界に転生し、よりにもよって非科学的存在 (魔物)になってしまった!?
「そも
そも、なんで動植物が地球のそれと一緒なんだっ」
「この不思議エネルギー(魔力)は果たして波なのか? 反射するのか? 媒介粒子はなんなんだ。というか、物理法則に干渉するエネルギーに、物理的定義が適用できんのか??」
仮にも理系としてツッコミどころは満載だが、男はあらゆる疑問から全力で目を逸らし、新しい生を気軽に()生きることにする――。
理系モノ異世界転生奇譚。
かつバディものです!
どうぞ!!
※カクヨムとアルファポリスでも投稿中!
【そして毎度の注意書き】
拙作はほぼ同じタイトルで既に137話 (約65万文字)まで投稿しております(https://ncode.syosetu.com/n7965gm/ 2025.1.26)。そしていまだに連載中!
ただ、投稿後に細々修正を加えておりまして……。個人的にその状況を整理したく、こちらの投稿をしている次第です。
万が一にも本編が気になる方がいましたら、どうぞあちらへ。
こちらはガン無視でお願いしますorz!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:00:00
262857文字
会話率:30%
オタクのうえに理系脳。非科学的でも考察しなきゃいられない。
異世界転生した男は、それでも彼らしく、不愛想な相棒 (外見エルフ)とともに新しい世界で生きていく。
「勘弁してくれ!今、俺の頭の中では、『生物の教科書』が『ファンタジー世界』
を冒涜しようとしてるんだ・・・!!」
【以下、無駄に長いです】
理系なオタクがマジでファンタジー世界に飛ばされたらどんなツッコミいれるんだろうな、と妄想しながら書いております (個人的にはめっちゃ楽しい)。
因みに理系要素は3、4話からです。初っ端からガツンとした理系要素を期待される方は4話から読んでください (きっと「うわっ理系っ」てなると思います)。マイルドな理系要素、あるいは普通にファンタジー要素を期待される方は1話からどうぞ。
またこれは余談ですが、この物語には「黒い虎」「白い鳥」「赤い龍」「青い蛇と亀」が登場します。併せて、主人公の相棒にもモチーフがあります。そして彼の色は「(本来“黄”にすべきですが、私の趣味で)緑」です。
何のモチーフの色違いかは・・・すぐわかっちゃいますかね。皆様ふるってお考え下さい。
とはいえ、属性(?)は私の好きに合わせてごちゃまぜです(;'∀')
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 00:47:25
649293文字
会話率:32%
【注意書き】
本作は物語ではなく、「理系が転生したら非科学的存在 (魔物)でしたhttps://ncode.syosetu.com/n7965gm/」という拙作の人物設定集……という名の駄文集です。
とあるアプリで拙作のキャラを作って
みたところ、意外にイメージに近いモノ(完成度70%程度)ができたので、辛抱堪らなくなって投稿してみた次第です。
ただ、恐らく需要はありませんし、紹介文も最新話まで読んでないと意味不明、そして、もし拙作を読んでいただいている方であっても、キャラのイメージが壊される恐れがありますので、閲覧にあたってはそれ相応の覚悟をご用意ください(;'∀')
例えば、どうしてもアプリ内のパーツに制限があるので、キャラの服が現代服だったり、エルフ耳が再現できていなかったり、髪型が違ったり、表情が違ったり、etc...etc...
そう言った点は、皆様の脳内で補完いただく必要性があります。ここら辺が完成度70%の所以ですね。
また、もし見ていただけた場合、「こんな情報が知りたい」「あれってどうなってるの」他、ご質問・ご意見ありましたらば感想欄やメッセージにお願いいたします。
皆様と私の脳内でイメージが共有できていたのかどうか、そこがとても気になっていますので…………。
それでは、もしお付き合いいただける方がいましたらば、どうぞ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 17:00:00
4927文字
会話率:0%
神坂 優。俺である。
友人たちの恋路のイザコザに巻き込まれやすい、自称「顔のあるモブ」である神坂。どうしていつも俺は他人の恋愛の中途半端なキーマンなんだよ。なんで俺自身にはひとつとしてロマンスが発生しねえんだよ。お前らは俺を仲介しないと何が
起きてるかわかんないフィルターでもかかるのかよ?呪いか?なあ呪いか?さっさと告って次にいけや!高校で出来た友人・秋人の恋愛事情をきっかけに起こるラブコメ(?)、ここに開幕!
※ボーイズラブ、ガールズラブがっつりな描写はありませんが「俺はBL展開は求めてねえんだよ!」的なことがあるので保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 23:08:20
35379文字
会話率:56%
あの頃の盆は暑くても夕方には風が吹くと何処と無く肌寒く、夏の終わりを感じ始める最初の期間な気がした。
秋人と陸はお盆だけ出逢える
お互いにとっての唯一無二。
ただ秋人はずっと友達だと信じている。
最終更新:2024-10-16 09:27:54
5468文字
会話率:18%
【2024年7月10日 カドカワBOOKSより発売!】
「米……そうだ米だ! こんな大事なことを忘れていたなんて!!!」
――ここは、8歳になると神よりスキルを与えられる世界。
主人公・フェリクは、ガストラル王国の辺境にある農村ファルムに
暮らす、米農家の息子だった。
代々受け継がれてきた水田でなんとなく米を生産していたフェリクの家だったが。
米は時代遅れでまずい貧乏人の食料として安く買いたたかれ、生活も苦しくなるいっぽうだった。
そして8歳になった日。
フェリクが教会で神より授けられたスキルは、なんと【品種改良・米】。
外れスキルを引き当てた雑魚として、村のみんなから笑い者にされてしまったフェリクだったが。
しかしスキル付与と同時に蘇ったのは、なんと前世の記憶だった――。
あんなに米が好きだったのに。
米こそ正義だと思ってたのに。
どうして今まで忘れてたんだあああああああ!!!
米が時代遅れ? は?
そんなの絶対に認めない!!!
オレが米の良さを教えてやるよ!!!!!
こうしてフェリクは、スキルと前世の知識を駆使し、米改革をすると誓ったのだった――。
【主要キャラクター】
◆フェリク・クライス
主人公。ガストラル王国の辺境、アリスティア領にある農村ファルムに暮らす、米農家の息子。
8歳のとき、スキル獲得とともに「三度の飯より米が好き!」だった30歳の会社員(男)・米原秋人(まいばら あきと)としての記憶がよみがえる。
◆アリア・フローレス
明るく優しい性格の、フェリクの幼なじみ。
ファルム村の村長の孫娘で、フローレス商会社長の娘。
家計が苦しいフェリクの家に、たまにこっそり食料を届けてくれる。
◆エイダン・フローレス
アリアの父親で、フローレス商会の社長。
ビジネスとお金が大好きで顔が広く、アイデアを思いつくといても立ってもいられない。
が、家族思いで優しい性格でもある。
◆リアム・アリスティア
辺境伯。フェリクたちが暮らすアリスティア領を治めている領主。
無害な人間には優しく、基本的には領民思いで面倒見もいい。
だが、怒らせると怖いらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 07:00:00
190992文字
会話率:44%
「私は今、この場を持って貴方との婚約破棄を宣言しよう!!」
ホール中央にある階段の踊り場。堂々とそこに立つ高位貴族と思しき令息は高らかにそう告げると私に向かって指を突きつけた。
――――ああ、またか、これでもう何度目だろう?
指を突き
つけられたグラシエラ・クリスタロス伯爵令嬢はこの光景に既に飽きている。
システマチックな割り切り悪役令嬢?とその恋のお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:30:00
10276文字
会話率:31%
次期候爵であるエルメス・グラクルス・メルクリウス
は嵐の晩に愛人による妻の殺害現場に遭遇してしまう。状況を理解する間も無く、落雷に打たれ、意識を失ってしまったエルメスが目覚めたのは15年前の候爵家。
死に戻った理由も何で15年も遡ったのか
も解らないけど、取り敢えず、家門の凋落を避ける為、奔走するエルメスは徐々に国を覆う陰謀の渦に巻き込まれて……行くけど正直そんなことはどうでもいい!!
体面の為に娶らされた醜女が実は帝国一の美少女で祝福を齎す尊き乙女ってどういうこと!?
何でそんな娘が俺なんかのとこに嫁に来ちゃってんの!?
ていうか、君、そんなに若かったの!?というか、幼かったの!?
そんなの俺ロリコンじゃん!?ペドフィリアじゃん!?
死に戻りクズ夫の未練満載痛快ロミ夫ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 18:00:00
48382文字
会話率:34%
爆心地のど真ん中。襤褸を纏った幼児に無邪気に輝く笑顔で少女が言う。「うん大丈夫!!これからは私が責任持って面倒見るから!!」拾われ魔王と彼の主人となった脇役公爵令嬢のお話。
最終更新:2024-04-21 20:00:07
16500文字
会話率:36%
2007年4月1日。世界中にダンジョンが出現した。
建物の大きさや建築様式はさまざまであったそれらは入口に必ず同じ文字があった。
地球上のどの文字とも一致しないそれは読む者の母国語を読んでいるように以下の意味を示した。
「これは神の試練
であり祝福である」
それと同日に世界中のテレビにて一度きり流れた映像もまた物議を醸すことになる。
全世界電波ジャックと評されたそれは次のような内容であった。
「これよりダンジョン最深部に一番最初に来られた方の願いを一つかなえることとします。
奮ってご参加ください」
人知の及ぶところではない御業によって出現した建物。
銀髪の美女によって告げられた冗談のような告知。
王の願いをかなえようと軍隊を送る国家があった。
神を騙る者として破壊を試みる宗教国家があった。
様々な思惑で突入していく団体や個人がいた。
各国は情報不足の中対応を迫られることとなる。
混乱ののち、時は流れ、世界はダンジョンを受け入れた。
法が作られ、仕組みを整えていった。
10年後、インターネットが発達した世界に再び全世界電波ジャックが行われTV放送されると同時に
動画投稿配信サイト「We Tube」にも同じ内容の動画が投稿されていた。
銀髪の美女は語る。
「最下層到達者が現れました。これよりダンジョン攻略情報共有のためのWe Tubeによる配信を許可いたします」
さらにそれから6年後。
世間で最初に最下層到達したと言われている者は派出所で涙目になっていた。
「本当に瀬上秋人なんです、信じてください! 」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 14:19:38
51806文字
会話率:22%
弟の手により、Vtuberになってしまった姉の雪菜(V名冬火)と先輩風を存分に吹かせようとする弟の秋人。はちゃめちゃな姉弟+その他大勢が織りなすわちゃわちゃな話です
最終更新:2023-09-26 19:24:50
21094文字
会話率:37%
運命の色は何色か……
感情の色が視える男子高校生の水篠葵。彼は高校二年の春、唯一感情の色を視ることができないクラスメイトの星月渚と出会った。それまでは色を視て相手の気持ちを読んでいたけれど、彼女相手ではそれができない。初めは関わることもな
いだろうと思っていたけれど、ある雨の日の帰り道に葵と渚の運命は交差する。
幼馴染の如月秋人、渚の友人である小桜桃と共に体育祭、夏休みの旅行、遊園地、文化祭…。二人は高校生の青春が詰まった日々を過ごしていく。
渚との出会いで葵が知る運命の色はいったい何色なのだろうか。そして渚の色だけが視えないその理由とは。
これは青春を彩る淡く切ない恋の物語
初めて描いた作品を改稿して改稿して満足のいく形に仕上げています。最終話までちゃんと書いていますので、読み始めた方はぜひ最後までお付き合いください。
「重要なお願い」続きが気になる!とか面白い!とか思われた方はぜひブックマークや星で評価を頂けると嬉しいです!
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 19:00:00
61445文字
会話率:56%