武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前
逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 20:57:06
29982文字
会話率:44%
マリス・レオンハートの住む世界は魔法が存在する。
魔力には色があり、その色の数が多ければ多いほど複数の属性を扱え優秀な魔導師と言われるそんな世界だ。
魔法が使えると言っても大抵のものは一色。割と優秀と呼ばれる者でも二色といったところだ。
皇帝に仕える宮廷魔導師ともなれば三色、四色魔導師と呼ばれ3つ、4つの属性を扱えるエリート中のエリート。
現在世界最強と呼ばれる魔導師クレイ・グレモリーですら五色なのだ。
そんな世界で伝説と呼ばれる存在、魔導師の最高峰七色。
この国の初代国王が七色であったとかなんとか。
しかしそんな中マリスは七色の魔力を持って生まれてしまった。
マリスは極力静かに生きていきたいと常日頃から願っている。
マリスは目立つことが嫌いだ。
その存在が明るみになれば、国を挙げてどころか世界がお祭り騒ぎだ。
今の所知っているのは極一部の関係者のみ。
両親に言われた言葉がある。
目立ちたくなければ必ず隠し通せと。
バレればお前が望む平穏は得られないだろうと。
やってやろうじゃないか、なんとしても隠し通して墓まで持って行ってやる。
七色の魔力を持つ者を人は虹色魔導師と呼ぶ。
これは虹色魔導師マリスの正体隠匿人生ゲームである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:00:00
746175文字
会話率:35%
神楽(かぐら)彩芽(あやめ)という少年には未来が視える。彩芽の能力を知っているのは圧倒的な引きこもりの妹の愛依(めい)だけだった。そんなある日、底辺配信者の愛依に生配信の占いコーナーを手伝ってくれと頼まれる。彩芽は断ろうとするが妹の愛依を
脱引きこもりにしたい目的の為に協力することになる。果たして妹は無事に社会復帰出来るのか。
未来が視える貧乏学生に様々な苦悩が降りかかる学園ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 21:41:33
36591文字
会話率:34%
「ありあまるお坊さん、オーバーボーズ」
この小説はカクヨムとハーメルンにも投稿してます
最終更新:2024-05-18 01:22:01
28856文字
会話率:73%
世界は均衡が保たれていた、はずだった。
災害は誰しも大抵は温暖化などが原因だと思うだろう。一部を除いては。
突如、災害が立て続けに起こる。災害が起こった理由は変えたい者《チェンジャー》を利用し、能力を持っている時間を変える者《ブラックチェン
ジー》の仕業であった。
時間を行き来し過去を変える。変わり続ければ、世界に災害が続き、いずれ滅んでしまう。それを知っているのは同じ時間を行き来出来る阻止する者《ブロッカー》と言われる者だけ。ブロッカーは時間を変える者《ブラックチェンジー》と同じ能力者。それぞれ能力を持っている。能力には代償が必ずある。能力者の1人である勇輝は能力の代償で記憶を無くしてしまう。自分が何者かさえ分からない。能力者とともに関わっていく度に記憶を徐々に取り戻していく。仲間と共に変える者《ブラックチェンジー》の行動を止めるために勇輝を含め、ブロッカーは闘い続ける。
*残酷描写あり
*2023年11月9日(木)連載開始
*毎週木曜に更新予定です
随時追記あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:09:08
66882文字
会話率:31%
ひょんなことから恋愛相談部なんていう奇怪な部活に入ることとなった俺、柳津陽斗(やないづはると)。
部活には学校一の美少女である加納琴葉(かのうことは)がいる。放課後に美少女と二人きりで部活……。もはやラブコメ展開しかありえない状況だが、き
っと俺たちがラブコメすることはない。
なぜなら、加納琴葉の長所は顔が可愛いことと胸がデカいことの二つだけであって、実は中身スカスカの発泡スチロールみたいな女だから。そしてそのことを知っているのは学校中で俺だけ。
これは、そんな相容れない二人の、ラブコメさせるラブコメの物語。
ほんと、恋愛相談部って、なんだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 19:16:03
709423文字
会話率:41%
「汚い手でアリアに触るな」
女公爵イザベラは異母妹の婚約者が命令をした従者の手を振り払った。周囲の驚きを隠せない顔に反応を示すこともせず、イザベラは「悪役令嬢」として婚約破棄を宣告されたばかりの異母妹を庇うように立ち塞がる。
異母妹、アリ
アが断罪をされるのは二度目だった。
同じ展開が引き起こされたことを知っているのはイザベラとアリアの婚約者の腕に抱かれている「聖女」エイダだけである。
前世とは異なる展開を迎えていることに聖女は戸惑っていた。
聖女は同性であるイザベラのことを愛している。エイダにとっては全てが上手く回っていた一度目の人生を放棄してまでイザベラのことを手に入れたいと願っていた。
エイダの願いはただ一つ、イザベラが幸せになることだった。
「一緒に屋敷帰ろう」
しかし、イザベラは「ヒロイン」ではなく「悪役令嬢」を選んだ。
それは運命に抗うことだと自覚はしていなかっただろう。
攻略対象であるイザベラは運命に抗う。
それにより救われる者もいれば、苦しむ者もいるだろう。
イザベラは選択を迫られることになるだろう。
それでも、彼女は溺愛をする異母妹と共に生きる道を選んだ。
異母妹を溺愛する女公爵、イザベラ。
「悪役令嬢」の運命を背負った異母妹、アリア。
「ヒロイン」の運命が与えられた平民生まれの少女、エイダ。
そして、彼女たちを取り巻くのは様々な男性たち。
断罪の危機を乗り越えた先には、新たな危機が待ち構えていた。
ヒロインの暴走、悪役令嬢の本音、そして、女公爵には婚約話が持ち掛けられる。
翻弄されつつも繰り広げられるのは、三人の女性を中心に語られるのは二度目の物語。
※カクヨム、アルファポリスにて二重投稿をしています。
五月二十一日から外伝、第二部を連載いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 10:34:21
218411文字
会話率:25%
この物語は全生物防衛隊WACの若き隊員・ジンの物語である。
ジン隊員はカツオ釣り漁船の船長から海坊主が出現したとの報告を受け、現場に向かっていた。
なお、ジン隊員の正体が宇宙人・アルティメマンライガーであることを知っているのはWAC隊長だけ
であった。
しいな ここみ様主催『宇宙人企画』参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 00:00:00
5231文字
会話率:23%
この物語は全生物防衛隊WACの若き隊員・ジンの物語である。
ジン隊員は、ある研究所を訪れていた。そこでは新種のキノコを研究がおこなわれていた。
なお、ジン隊員の正体が宇宙人・アルティメマンライガーであることを知っているのはWAC隊長だけであ
った。
XI様主催『がすますく企画』参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 22:22:24
4551文字
会話率:19%
全生物防衛隊WAC(ワック)は怪獣災害を未然に食い止める活動を行っている。
この物語は若きWAC隊員ジンの物語である。
なお、ジン隊員の正体が宇宙人・アルティメマンライガーであることを知っているのはWAC隊長だけであった。
このお話は『小
説を読もう!』『小説家になろう』の全20ジャンルに1話ずつ投稿する短編連作です。
舞台や登場人物は別ですが、全ての話に化け猫屋敷?が登場します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 19:04:12
4363文字
会話率:24%
俺は最強のモブを目指す、公爵家の嫡男ルカ・ハイル。
そんな俺は表と裏2つの顔を持っている。
モブを目指す表の顔と、最強を目指す裏の顔。
この2つの顔を知っているのは俺以外には誰もいなかった。
あの日までは。
最終更新:2024-05-02 06:10:00
3561文字
会話率:40%
大富豪斎藤正也のコレクション、ピンクダイヤモンドのペンダント『女神の涙』が消えた。
刑事伊藤大吉と藤田建造は、現場検証を行うが手掛かりは出てこなかった。
後妻の小夜子は、心臓病により車椅子生活となった当主をよく支え、二人の仲は良い。
宝
石コレクションの隠し場所は使用人たちも知らず、知っているのは当主と妻の小夜子だけ。
しかし夫の体を慮った妻は、この一年一度も外出をしていない事は確認できている。
しかも事件当日の朝、日課だったコレクションの確認を行った正也によって、宝石はあったと証言されている。
最後の確認から盗難までの間に人の出入りは無く、使用人たちも徹底的に調べられたが何も出てこない。
消えた宝石はどこに?
手掛かりを掴めないまま街を彷徨っていた伊藤刑事は、偶然立ち寄った画廊で衝撃的な事実を発見し、斬新な仮説を立てる。
他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 07:00:00
143851文字
会話率:57%
世界にはふたつの世界が存在している。
ひとつは我々のような者がいる人間たちの世界……人間界。
そして、もうひとつは今回の物語の舞台となる妖達の不思議な世界……妖界。
妖界には決して破ってはならない掟がある。
ひとつ、人間界へ行けるのは妖界
をおさめる4カ国の大妖怪とその従者1名のみ、または人間界から物資を調達することを仕事としている者、許可証を持ってるもののみ。
ひとつ、人間界の生きた者が妖界へ行ってはならぬ。
ひとつ、人間界へ行くには通行管理人が管理している大門を通り正規のルートで行くこと。
この掟を破った者に待っているのは死のみ。
この罰則が本当かどうか知っているのはごく数名のものしかいないため真実かどうかは分からない。
さて、そんな妖界に1人の人間が迷い込んでしまい、1人の猫又に出会った。
これは果たして偶然なのか必然なのか……
この物語の行く末は果たして……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 18:45:31
1360文字
会話率:34%
世界は病を認めない。
世界は弱者を認知しない。
世界は悪臭で腐敗した充満した世界。
そんな価値観で生きていた十七歳の少年、ライト・ヴァイス。
世界では英雄と呼ばれる有名人が次々に殺されていく。
父親であるヴァン・ヴァイスは世界一のプロレスラ
ーだった。
そんなヴァンもまた何者かの手により殺される。
母親であるカナリア・ヴァイスはヴァイスが亡くなった悲しみと仕事でのパワハラの被害に遭い鬱病になり、若年性認知症も患っていた。
ライトも躁状態、自律神経失調症と言う、鬱病の病に侵される。
しかし、それを知っているのは、一度診察しに行った医師一人のみ。
ライトは自分の症状を口にするのが怖くて誰にも言えなかった。
ライトは学校でいじめに遭う度に、感情が抑えられなくなり暴力を行使し問題行動を起こし続けていた。
それに等々耐えきれなくなった教師の一人がライトを生徒指導室に呼び出し、一カ月の停学処分とボランティア活動を命じる。
背けば退学と言う条件に悩まされたライトはカナリアをこれ以上苦しめないためにも、その条件を辛酸を舐める思いで受けた。
ボランティアの初日、班長を任されていたビンと言う中年の男性。
その男性が正にライトの運命を変える。
果たして、ライトはこの世界の逆境と闇にどう立ち向かうのか。
ライトのヒーローとしての物語が今、幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 14:18:15
263445文字
会話率:33%
これは正統な王家の血を引くヴィルヘルミナが、革命により国を取り戻し女王として返り咲く物語。
ナッサウ王家が治めていたドレンダレン王国は穏やかで平和な国だった。しかし、ベンティンク家によるクーデターにより、ナッサウ王家の者達は皆殺しにされて
しまった。ベンティンク家による恐怖政治が始まり、ドレンダレン王国は地獄のような国に成り果てた。
クーデター時、ナッサウ王家の者達は皆殺しにされたと言われていたが、実は一人だけ生き残りがいた。それがヴィルヘルミナである。当時赤ん坊だったヴィルヘルミナは密かにナッサウ王家から逃がされ、エフモント公爵家の養女として育てられた。ヴィルヘルミナの出自を知っているのは自身とエフモント公爵家の家族のみ。
義兄であるラルスとマレインはいつもヴィルヘルミナを守っていた。ヴィルヘルミナはそれに対してありがたさと申し訳なさを感じていた。
家族から聞いた国の現状、そして実際に見た王都の現状。ヴィルヘルミナはこれらを憂い、ドレンダレン王国を変えることを決意する。
毎週火曜更新です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 17:00:00
85538文字
会話率:40%
ベル・プペー(美しい人形)とあだ名されるレティシア。
しかしその儚げな容姿とは逆に、中身は包容力と豪胆さと子供らしい傲慢さを持ち合わせた屈指のスパダリであった。しかし母が泣いて止めるのでその本性を知っているのはオルレンシア家とゆかりのある者
たちだけ。
そんな彼女と婚約が決まったのが、女性関係に難ありと噂される呪われた第三皇子ジルベール。
娼館通いという噂の真偽を確かめるため、彼に付き添って店に入る彼女だったが――。
「(なんだここは! 天国じゃないか!)」
「……なんなんだキミは」
スパダリ系お人形美少女が捻くれ皇子を籠絡して乙女にするような話。
R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 14:55:05
72494文字
会話率:44%
神仙峯という聖地で生まれたやんごとなき血筋の少女と、王位継承権を持つ王女は、出会えたのはいいけれど、、、二人は幸せな生活を送れるのだろうか。出会ったのはいわゆる旧大陸。いわくつきの新大陸は、ここ旧大陸の人々にはまだ誰にも知られていない。そ
の存在を知っているのは、新大陸から来た王族と一部の選ばれし者たちだけ。彼らは新大陸の歴史の流れを変えるために、旧大陸に渡って来たのだった。
旧大陸のエッジスタート国は彼らが統治している先進国家。平和政策の下、彼らは列強国同士のパワーバランスを保ちながら、大陸全土の民度を高めようとしていた。しかしそれは遅々として進まず、列強国と宗教勢力の権力闘争が日に日に緊張を高めており、エッジスタートは一触即発の危機に直面していく。4年に一度の大祝祭で行われるディベート大会を利用して、フレンクラン国と教皇が手を組み、大陸の世論を一手に掌握してエッジスタートを落とそうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 11:28:44
298254文字
会話率:48%
年に数回ある王城のガーデンパーティで、突然シャーレ侯爵令嬢とその取り巻き達に「婚約者と婚約解消しなさい!」と言われてしまったぽっちゃりモブ顔伯爵令嬢、フラワリー。
フラワリーの婚約者は、『笑顔の貴公子』として有名なイケメン公爵令息、グレイだ
。
しかし、その顔が『表の顔』だと知っているのはフラワリーだけ。
実際のグレイは、とても子供っぽくて、到底貴公子とは掛け離れているのだ。
けれども、シャーレが「グレイ様に相応しいのは私」だとのたまった事を聞いていたフラワリーは、何故かシャーレにグレイの事を勧める行動を取り始めるのだった…。
※途中でグレイ視点に切り替わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 19:00:00
3388文字
会話率:33%
この世界、少女漫画の世界なんです。そして私、アーメナは主人公………ではなく主人公をいじめる悪役なんです—————アーメナは自分が少女漫画の悪役に生まれ変わったということを知っている。なぜなら彼女は前世でその漫画を愛読していたからだ。そして
、学園を退学になり家を追い出されることを避けるため、彼女は漫画の登場人物達に近づかないことを誓う。ただ、彼女は知らなかった、この世界が少女漫画の世界であることを知っているのは、彼女だけではなかったことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 09:07:55
66702文字
会話率:41%
俺の名前は、村重遠矢(むらしげとおや)。
俺には、簡単には言えない秘密がある。
その秘密を知っているのは、亡くなった妻と妻の古い友人で一緒に働いている水木(みずき)さんだ。
俺は、20年ぶりにこの場所に帰ってきた。
独自な集落を築き上げたこ
の場所に……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 08:59:17
6948文字
会話率:55%
希望に満ちた高校の入学式……
だったはずなのに、友梨はその姿を消してしまう。
彼女の身に何が起こったのか、突然のつむじ風が関係しているのか?
すべてを知っているのは、一体?
※他サイトでも公開しています。
最終更新:2023-07-17 20:00:00
14152文字
会話率:61%
テオフィルは遠縁の“聖女”ユーディットの身代わり兼従者として選ばれて五年が経過した。一般的な聖女とは掛け離れているユーディットの本性を知っているのはテオフィルを除けば聖女騎士のフォルトゥナートだけである。聖女は国に管理されて運用されており
、そんな不自由なユーディットの我儘に振り回されながらテオフィルは毎日を過ごしている。ある日、聖女の警備をしている一人であるノルドがテオフィルにある言葉を投げかけて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 18:00:00
200218文字
会話率:56%