“この願いが、正しかったとは限らない。
でも、あの子の笑顔を、ただ守りたかったんだ――”
少女に拾われた白い犬は、静かにそばにいることしかできなかった。
声も届かず、想いも伝えられず。
それでも願った。
「人間になれたら、彼女を救えるのに
」と。
その夜、謎めいた存在との契約が交わされる。
条件はひとつ――
「一年後、お前はこの世界から消える。誰の記憶にも残らずに」
名前を与えられた少年・白津智紀として、最後の一年が始まった。
少しずつ近づいていく距離。初めての戸惑いと、芽生えかけた感情。
けれど、その背後には、彼の行く末を静かに見つめる者がいた。
それは“監視者”なのか、“導く者”なのか。
それとも――。
これは、一人の少年の恋と、
もう一つの想いが交差する物語。
消えることすら赦された願いは、
誰かの犠牲の上に、そっと灯り続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:00:00
33174文字
会話率:31%
ある家に、一匹の黒い猫と白い犬がいました。
黒猫と白犬は仲が良く、相反する種族とは思えません。
二匹は、同じ日、同じ時間、同じ場所で、亡くなりました。
それから数十年の時が経ち―
楽しんでくれると嬉しいな\(*^▽^*)/
素人なので
す!!
わかりにくい所や、おかしいと思われる所は、
飛ばして読んでくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:00:00
32606文字
会話率:32%
オリジナル都市伝説1話目。
キーワード:
最終更新:2024-12-04 03:11:28
931文字
会話率:15%
日常と非日常というものの境界は案外薄く、ただのおとぎ話や昔話に語られる“幻想”は、実は今でもすぐ傍に息づいている。長身の美女、白い犬、たぬきのぬいぐるみを伴った異装の少女、市子はその体質から全国を放浪しつつ、“幻想”に在るものたちに魅せられ
た人々や、その影響を解決して歩いていた。ところが、市子と同じく“幻想”を相手にする魔術組織、守護連の中から離反者が現れた頃から、彼女を取り巻く世界は動き始める。誰にも語られざる歴史、徐々に数を増やしていく“人ならざる人々”。古代王朝において“魔法使い”たちに封じられた一柱の神が再び目を覚ますとき、“人間”と“幻想”はそれぞれの存在をかけて対峙する。果たしてその時、少女は“人間”と“幻想”、そのどちらを選ぶのか――
【幕間】
東北圏守護役が管轄する山中で、突如として濃密な、さらには移動する瘴気が確認された。新種の怪異か、あるいは祟り神か。最大限の警戒をもって、東北圏特務の二名がその中心へ向かう。
※一話一話が、かなり短いです。
※低速更新中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 12:48:05
251614文字
会話率:34%
わたしが犬に助(たす)けられたふしぎたいけん。
最終更新:2024-07-14 15:02:42
1519文字
会話率:3%
鎌倉幕府の衰亡が目に見えてきたころ。上野、武蔵で「関羽の武」とされた用心棒がいた。時代を変えるほどの豪勇が小さな娘と白い犬と出会うと、それが合図となるように時代は大きくうねる。動乱の世、それでも生きようとした人たち、死んでいく人たちの、それ
ぞれの物語を背負い、関長生の大太刀は唸り、切っ先が突っ走る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 19:11:41
181806文字
会話率:41%
かつて、彼は大妖怪だった。その名を聞けば誰もが身体を震わせ、殺されないように息を潜めた。しかし、平安の妖怪退治、彼は陰陽師の手によって倒されてしまった。それから数千年の時を経て、妖たちの魂が目を覚ます。
彼は愛を見つけた。初めて、守りたいと
思う存在を手に入れた。生きてきて、これほどまでに平和で幸せな気持ちは初めてだった。だが、別れとともに彼の幸せは奪われた。そしてまた一度、彼は愛しい存在と再会する。今度は、確かな家族として。
<妖の設定、伝説、歴史など多少の改変、解釈の違いを感じることがあると思います。ご了承ください。>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 18:00:00
82532文字
会話率:60%
極道、ヤクザと呼ばれる存在がいた。彼らは日本の裏側を生きる者たち。
その中でも周りから畏怖の対象とされる帷組。帷 小夜は現組長のたった1人の孫娘であった。小夜は自ら部下を集め、名を与える。そこに1人の少年が加わった。
これは、不器用な少女と
不器用な少年の話。
新連載です。
またヤクザものですが、少し意味合いが違うかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 18:00:00
99340文字
会話率:58%
とある王国に一人の少女がやって来た。国の王も王妃も、その一人息子である王太子も、少女を溺愛し、大切に育てた。しかし、少女にはさまざまなトラウマがあるようで…。日常を送りながら、過去の記憶に混乱する少女。そんな少女を守りたい、お兄ちゃんの話。
____
少し暗めのものも練習します。
他サイトにも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 18:00:00
93451文字
会話率:53%
スラム街に住んでいた幼い少女フィオネ。あるときなんとか手に入れた貴重なパンを見かけない白い犬に奪われてしまう。
なんとか犬からパンを取り戻そうとするが散々走り回った末に結局全て食べられてしまう。犬と喧嘩しているところをたまたま見つけた飼い
主に何故か感謝され、そのお礼に仕事を紹介してもらうことに成功する。
なんとその仕事は貴族の宮の使用人だった。
ラッキー!働いてるふりして宝石でも盗んで売り捌こうと考えるフィオネだったが、たまたま任された仕事で料理人としての才能が見つかり...
✼••┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈••✼
※スラム街で不衛生な描写があります
※主人公の言葉遣いが汚い、また主人公が女の子っぽくない所があります
※時代背景適当です
※性的な描写はありませんが、多少の流血表現があるのでR15になっています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 11:02:12
60432文字
会話率:51%
今ではないとき、とあるところに、旅する魔女がおりました。魔女は旅先で、いろいろな人の怪我を治し、病気の人を癒やしました。魔女は、人も獣人も等しく癒やし、各地で尊敬を集めたそうです。沢山の弟子も育てました。だから、私達の知る魔女や薬師は皆、
旅する魔女のお弟子さんのお弟子さん、そのまたお弟子さんたちです。
魔女のお供は、大きな白い犬だという言い伝えがあります。魔女のお供は、最初のお弟子さんだという言い伝えもあります。ずっと昔のことですから。本当のことを知っているのは魔女と魔女のお供だけ。
これは、言い伝えに残っていない魔女のお話。あるいは、仔犬を拾って育てた魔女が、あざとかわいい誰かの計画にはまるお話。
カクヨムにも投稿しております
(残酷描写有りは念のためです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 20:00:00
39539文字
会話率:44%
「あ~、ついについについに!夢にまで見たマイホームに住めるぞ~~~~!!」
親から新居祝いに譲ってもらった軽自動車を運転しながら、幸せそうに新居へ向かうこの男性の名前は雨宮翔あまみや しょう
400万を少し超える程度の年収でコツコツとお
金を貯め、27歳にして新居の購入を果たした何の変哲もないサラリーマンである。
「翔ちゃんが頑張ったからだよ~。楽しみだねぇ~!」
そんな翔の横に座りながら、同じく幸せそうに笑みを浮かべる、ゆるい雰囲気の女性の名前は雨宮理沙あまみや りさ
マイホームのために日々残業続きで働く翔の支えになるよう、パートと家事を両立し陰から支える良き妻である。
「すぅ....ぴぃ....わふ...。」
2人がマイホームへの期待を胸に膨らませている中、車の後部座席の大半を占めるようにして爆睡している
大きな白い犬の名前は雨宮わたこ(あまみや わたこ)
グレートピレニーズという超大型犬である彼女は当然、これから新居に行くことを理解しておらず、
夢の中で大草原を走り回っていた。
2人と1匹、幸せな生活がこれから始まろうとしていた。
この後彼らを襲う、天文学的な偶然が起きていなければ....。
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「雨宮一家の異世界生活」は、家ごと異世界召喚に巻き込まれた雨宮一家が、まったりと異世界で日常を送るまったり系日常系作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 19:00:00
140803文字
会話率:36%
あれは昭和60年の夏のことだった。
僕はお気に入りのキンニクメンの消しゴムと共にお遣いに出かけていた。
その途中の自販機の受け取り口に置いてあったのはキンキンに冷えたオレナミンCの瓶。
僕が手を伸ばそうとしたその時……駆け寄ってきたのは一
匹の白い犬だった。
※ この作品は「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 20:40:34
2207文字
会話率:18%
すべての人間が生まれた時から喋る動物と一緒に生きて行く世界、彼らはバディと呼ばれ日々の日常を謳歌していた。
バディ専門の探偵事務所に所属している一人の青年と、その青年に連れ添っている白い大型犬シロ。
一人と一匹は山中で行方不明になっていった
依頼者のバディを探す為に仕事に向かう。
しかし、山中で行方不明となっているバディを見つける事は難局を示し始める。
何故行方不明になったのか、事件を通じて一人と一匹は秘められたバディと人間の繋がりを触れて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 01:55:05
762文字
会話率:30%
祖母の葬儀の朝、僕は白い犬を見る。
積もった雪には犬の足跡はなかった。
最終更新:2022-03-03 18:00:00
3638文字
会話率:32%
これから作成いたします。
最終更新:2022-02-07 04:54:09
595文字
会話率:100%
長屋に住む熊五郎は、ある時ご隠居に白い犬がどこかでもらえないかと聞きに行きます。
何でも『花咲かじいさん』の話を聞いて、自分も犬に小判を掘り当てさせようという算段。
さて、のんきな熊五郎の考えはうまくいくのでしょうか?
最終更新:2021-11-04 07:14:29
4405文字
会話率:84%
ある日、学校で犬を保護したことから、イーゴリは嘘つきになります。クラスメイトがあきれ始めたころ、サラが転校してきました。サラは、嘘つきだったイーゴリにどう接したでしょうか?
最終更新:2021-10-12 19:21:55
2832文字
会話率:63%
ユリアーネは、自分のことしか考えていない、馬鹿で愚かでブスな女だ。
小犬を拾ったのは衝動的というか、思いつきであって、決してユリアーネが優しいからではない。
──犬を拾ったら幸せになった話。
最終更新:2021-04-06 13:28:04
5111文字
会話率:24%
どこにでもありそうな古本屋だけれど、だれもが行くことはできない古本屋「キオク」。
店の前に白い犬を抱えた女の子が立っていた。
女の子は何のために古本屋に入ることを許されたのだろうか―
不思議な古本屋を舞台に、怪しい店主と人々が織り
なす心を巡る物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 00:07:37
4293文字
会話率:50%
我が家には、白い犬がいる。大きくてかっこよくてかわいくて、ばーちゃんと牛乳が大好きな、犬神の『雪尾』さんだ。
他の人には見えないモノが見える俺と祖父、そして犬神のしっぽしか見えなかった亡き祖母と、白い犬神。彼らと過ごした日々は、少し不思
議で温かくて、ほんの少し切ない――大切な、思い出だ。
『白いしっぽと私の日常』から数十年後を描いた、彼らの不思議な日常の物語。
※ 前作主人公たちの孫の高階悠、その同級生の藤井真歩子の視点で物語は進みます。 ※ 不定期かつ超亀更新ですので、気長に気ままにお付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 18:02:02
20050文字
会話率:26%
見えるから、愛しい。見えないから、愛おしい――。犬神筋の家に生まれながらも霊力の低い私の側には、白い犬神の『雪尾』がいる。白いしっぽだけしか見えない、私の犬神だ。ある日、雪尾の姿を見ることができる青年と出会い……。見えない私と見える彼、そし
て、白いしっぽ。二人と一匹の、少し不思議な日常を描いたショートストーリー集。
※本編完結済み、番外編と後日談を更新中。
※第四回ネット小説大賞にて入賞、12月17日にぽにきゃんbooksより書籍発売予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 17:35:56
249971文字
会話率:29%
祖父の遺品の整理の際に見つけたスケッチブック。それには、白い犬と祖母の絵が描かれていた――。
最終更新:2016-09-23 23:04:35
2038文字
会話率:31%
「私」の側にはずっと護り犬がいるのです。
実家は古い家で、昔ながらの生き方をしている曽祖母は、ある日一匹の白い犬を連れ帰った。
「この子はお前と同じ日に生まれたんだよ。大切にしておやり」
ウルフと名付けたその犬は、その日からずっと私の側に
いる。
護り犬として、私のすぐ側に。
ジャンルに悩んだけど、死の要素があるのでとりあえずホラーに。
別サイトにも同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-13 17:54:59
4142文字
会話率:8%