見えるから、愛しい。見えないから、愛おしい――。犬神筋の家に生まれながらも霊力の低い私の側には、白い犬神の『雪尾』がいる。白いしっぽだけしか見えない、私の犬神だ。ある日、雪尾の姿を見ることができる青年と出会い……。見えない私と見える彼、そし
て、白いしっぽ。二人と一匹の、少し不思議な日常を描いたショートストーリー集。
※本編完結済み、番外編と後日談を更新中。
※第四回ネット小説大賞にて入賞、12月17日にぽにきゃんbooksより書籍発売予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 17:35:56
249971文字
会話率:29%