夢写師シリーズ完結編!魂が導く“写し世”の結末
霧梁県・久遠木町。霧に包まれたその町で、ある日突然、人々の記憶が次々と失われていく異常事態が起こる。家族の名前が思い出せない、日常が崩れていく——その異変の始まりとともに、止まっていたはずの
時計塔が不気味に動き出した。
夢写師の家系に生まれ、科学を信じる工学部生・橋爪カレンは、魂を可視化するデバイス「SID」を用い、現象の解明に挑む。しかし、量子データでも解析不能な“魂の叫び”に直面したとき、カレンは母・ルカが扱うアナログな魂写機の力を知る。過去に失踪した大叔母チヨの記憶、霧に隠された町の真実、そして未来を写し出す写祓の技術。
デジタルとアナログ、科学と祈りのはざまで揺れるカレンの心に、大学の仲間であるユウキとの絆が深まり、彼女の中で新たな夢写師としての「覚悟」が芽生えていく。
霧見駅跡で目撃したのは、1945年に消えた列車の記憶。そして、町を覆う霧の中心には、記憶を喰らう“何か”が眠っていた。
残された時間はあとわずか。失われる記憶を取り戻し、止まった時計を再び動かすために、カレンはすべてを懸けて「写す」ことを選ぶ。
これは、“写し損ねた想い”に光を当てる、夢写師最後の物語。
夢写師シリーズ一作目
「夢写師チヨと白い狐 ―記憶を紡ぐ、写し世の欠片―」
https://ncode.syosetu.com/n0724ko/
夢写師シリーズ二作目
「夢写師ルカと黒い狐の廃墟録 ―光と影の記憶譚―」
https://ncode.syosetu.com/n2282ko/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:10:00
53094文字
会話率:19%
──その願い、悪魔ですら笑った
昼休みが終わり、眠気の残る午後の教室。
破裂音とともに空が裂け、大地が悲鳴をあげた。揺れが収まり、見上げた空は青ではなく、血のように赤い。
──ここは、ダンジョンである。
そう告げたのは、隣にいたはず
の親友だった。
理由も出口もわからないまま、日常は崩れ、怪物と死が支配する“異界”が始まる。
少女は、骸から生まれた小さくか弱い使い魔と共に、選び、進み、抗い続ける。
それがたとえ、願いすら裏切る世界だとしても。
▽▲▽▲▽
──同時刻 東京都23区
突如発生した“ダンジョン災害”は市民の大量失踪を引き起こし、政府は事態の収拾に追われていた。
だが、同時多発的に発生した異常事態の中、地方都市・空央市の救援は優先順位を下げられ、連絡も遮断されたままだ。
……誰も気づいていない。
あの街の中で、今もひとり、少女が祈るように戦っていることを。
※主人公は最初の方は世の中舐め腐ってるクソガキです。そんなクソガキが少しづつ成長する話になっています。
※物語の舞台は架空の地方都市、空央市です。
※苦手な方が多そうな描写がある02話が飛ばして前後違和感なく読める様、01話02話は短めになってます。
※題名と副題とキャッチコピー?の要素は二章以降になります。
※00話のエピローグはプロローグと間違えたんじゃなくて本当にエピローグです。一章最後にプロローグが来ます。某作品リスペクト。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:55:41
17458文字
会話率:36%
高校生の灰崎 楓真(はいさき ふうま)が家に帰ると、部屋の中にダンジョンへの入り口が出現していた。
ダンジョン内には有用なものが眠っていて、また入った者は特殊な力を得ることができた。【E】という類を見ない能力を得た灰崎は、ダンジョン内
で掘れる鉱山を経験値が掘れるように変化させたり、回復のポーションを飲めば体力ではなく経験値が増えるように変化させたりと、様々な手段も利用しながらレベル上げ活動に没頭している。
ある時、灰崎が通り過ぎた場所を別の探索者が通りがかり、鉱物ではなく経験値が掘れる鉱山を発見する。探索者の常識では、モンスターを倒す以外で経験値を得ることはありえないことだった。ダンジョン内に存在するギルドはこの異常事態に色めきだち、この【経験値の奇跡】を手にしてダンジョンでの優位を確立しようと、奇跡を巡った一大覇権争いが始まった。
だが灰崎は、その騒動も知らずいつも通りにレベリングをしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:10:00
63187文字
会話率:16%
世界は様々な顔を持っている。
ある時は近代的で理想郷の文明
ある時は血が流れ争いが絶えない死の文明
ある時は思想が世界をひとつに纏め祈りの文明
何度も何度も見守り、破壊し、作り直し、そしてまた見守り…
ある時は間接的に介入し、ある時は姿
を見せる時があった。
世界は『神』と呼ばれる者達によって様々な可能性が生まれては消えを繰り返す。
彼らが行っているのは神の道楽である。
またひとつの文明を消滅させ、大地を海を空を作り直す…
いつものように行われた中で『異常事態』が起きた。
それは『前文明』が残った状態で新たな文明が始まったからである。
神々はとある理由でその前文明の遺産に接触する事が出来ず、1人の神に事の問題を託す。
破壊神に
そして、その世界に1人の男が召喚される事になる。
後に『神殺し』の異名を持つことになる男が…
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この作品は2020年に書いて諸事情で筆を置いたものを改めて書いたものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:16:04
1559586文字
会話率:69%
第二次世界大戦後の西暦1950年に突如、全世界に発生した正体不明変異空間構造体;通称”ダンジョン”
既存の物理法則では説明できない数々の異常事態を引き起こす災害としての側面と、
莫大な財宝・常人を超えた能力を手に入れることのできるフロンテ
ィアとしての側面を持つダンジョンの存在は世界に絶大な影響を与えていた。
ダンジョン発生から70年過ぎた西暦2020年。
ダンジョン探索・踏破を生業とする新職業「冒険者」が認知される平行世界の日本で、ある高校生は賭けに出た。
顔面偏差値落第点・頭脳偏差値平均点の高校生:小野麗尾 守は冒険者=リア充の法則を信じた結果、青春を爆死しつつある。
子どもの頃からの貯蓄・バイト代の全てを注ぎ込み、家族から借金してまでなった冒険者のステータスは、
彼の数多い欠点を埋め合わせてくれる程の物ではなかったのだ。
このままでは終われない。
16年の人生を注ぎ込んだ賭けで勝てなかった。だが、それがどうした。勝つまで残りの人生も全て張り続けてやる……!
冒険者稼業。幾ばくかの圧倒的な成功例と膨大な敗北者を生み出す命懸けのギャンブルに彼は挑み続ける。
これは、誰かが記録した彼の冒険者の旅路の物語である。
運命の無い世界では、神ですら己の望みの為にサイコロを振り続ける。いつか、望む目が出ることを信じて。
彼のギャンブルは、彼と世界に何を齎すのだろうか?
なお、ここまで色々と書かれてはいるが一言で纏めると、チートとか最強とか俺TUEEEEとか要らない(大嘘)から俺に彼女をKUREEEEE! と言うだけの話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 06:00:00
443933文字
会話率:34%
世界には、私たちの目に見えない力が働いている。GIA(グローバル・インシデント・アライアンス)は、その力が引き起こす事件を解決し、記録する機関である。記録されるのは、ただの事件ではない。隠された真実、失われた証拠、そして時には、科学では説明
できない現象が絡んだ謎。
GIAの捜査官たちは、世界中で発生するこれらの異常事態に立ち向かい、真実を追求し続ける。だが、すべての事件には、表に出せない秘密が隠されている。事件の裏に潜むのは、いったい何なのか?
この記録集には、GIAが解決した事件の数々が綴られています。それぞれの事件には、予測不可能な力が絡み、謎が深まっていく。今、あなたもこの記録を手に取り、その背後に隠された真実に迫る覚悟を決めてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:59:27
52133文字
会話率:2%
――それは、観測者が「語り手」へと変わっていく物語。
熊本の高校生たちは、短期留学をきっかけにAIと深く向き合い、異文化と交差しながら、それぞれが自らの問いを育てていく。
AI接続儀式から始まる一連の出来事は、ただの学びや体験にとどまらず
、「どう関わるか」「何を語るか」という新たな知性の輪郭を彼らに刻み込んでいく。
地球では、姉妹や家庭の会話のなかで、教育・信仰・DAO・投資といった現代的テーマが重なりあい、未来への準備が静かに進む。
一方、火星では、通信障害を起点とする異常事態が水面下で進行し、レヴやミロたちは語りと探索を通じて、その本質に迫ろうとする。
英国での滞在は、価値観の違いと出会い、そして“語らぬ文化”から“語る主体”への変化を促す舞台となる。
王子や王女、セオやミアたちとの交流を経て、演じられた関係の中にある“本物”を見出し、別れの時には、誰もが少しずつ「自分の言葉」を得ていた。
語らなければ、届かない。だけど、語れば何かが揺れる。
熊本に暮らす高校生たちは、英国への短期留学をきっかけに、AIとの共生、異文化との対話、そして火星から届く声と向き合っていく。
自分に最適化されたAIとの接続儀式。
宗教と自由をめぐる英国での講義。
火星で起きた謎の通信障害。
すべては「問いかけること」を通じて、静かに繋がりはじめる。
地球と火星、リアルとフィクション、制度と心。
AIはただの道具なのか、それとも共に考える存在なのか。
子どもたちは、観測者から語り手へと変わっていく。
これは、「世界に語る言葉」を持ち始めた若者たちが、問い、迷い、それでも前に進む物語。
第二部《火星環節域》に続く、第一部《語る者たちの地球》編、2025年6月7日より短期集中連載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 06:00:00
39672文字
会話率:35%
あの場所には何か居る──あそこには何かある──君たちがそのような世界を認識する時、彼らも必ずそこにいる。そして、彼らは君たちを護っている。
禍状。
いわゆる怪異で引き起こされた異常事態を防止あるいは対応する特別組織──禍状防止対応隊・通
称「禍防隊」が解決する。ある時、ごく平凡な少年「神光太郎」は一家心中に巻き込まれた末に地獄に落とされそこで悪魔と契約し鬼人・獄絡男になってしまう。禍防隊に身柄を保護され、普通の学生として暮らす裏で、怪異の引き起こした怪事件に足を踏み入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:38:10
1704文字
会話率:34%
社交界を賑わせる王城での夜会。その華やかな場で、公爵令嬢エリシアは王太子から突然の婚約破棄を言い渡される。しかも、王太子の隣には見知らぬ男爵令嬢が――。
怒りと困惑に包まれる中、会場の照明が一斉に消える異常事態が発生。そして、明かりが戻っ
たときには、婚約破棄の原因とされた男爵令嬢が無惨な姿で殺されていた。
「犯人はエリシアに違いない」と王太子が断罪を叫ぶが、そこに割って入ったのは隣国の王子。
冷徹な推理で真犯人を指摘するその言葉に、会場は再び騒然となる――
「――犯人は、あなたです。王太子殿下」
名誉を奪われかけた公爵令嬢と、真実を暴く隣国の王子が織りなす、華麗なる逆転劇が今、幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 05:59:19
1609文字
会話率:42%
人によってフロア構造が変わるダンジョン。潜るには自分のフロアを完璧に把握している案内人が不可欠だ。ある日案内人のクロトは、両手剣使いのレナ、魔法使いのシェス、獣人のティアの女性三人パーティを案内することになる。彼女たちの目的は階層踏破の称号
だった。レナたちに自分のフロアの地図を渡し、クロトはいつも通りただついて行くのだが、ダンジョンには異常事態が発生していて――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無踏破:ブラック(初心者)
第五階層踏破:ブロンズ(初級者)
第十階層踏破:シルバー(中級者)
第二十階層踏破:ゴールド(上級者)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 00:00:00
136135文字
会話率:41%
大陸最西部にある半島にある国。クリト王国。この国の北部の海に面した土地には大森林が広がっていた。森林の中心には山があり、その麓には洞窟がある。そこにはある生物の住処であり、ある噂があった。曰く、魔物なのに人の言葉を喋る巨鳥がいると。曰く、そ
の洞窟には様々な財宝があり、そこに赴くと巨鳥が武器と加護をくれると。曰く、強欲な者には死よりも恐ろしい恐怖を与えるという。そんな巨鳥にクリト王国の王子、ユギル・クリトは嘆願のために訪れる。彼曰く、今大陸全体で異常事態が発生しているという。彼はその異常事態の事態収束の協力を依頼しにきたという。鳥に転生してしまった主人公が生まれてから二百年という長い歳月を経て、ようやく戦場に赴くハイ・ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 13:45:05
965562文字
会話率:57%
世界を救う“至高の朝食”を作れるのは、なぜか普通の高校生・田中悠だけ!?
国連軍、魔王軍、異世界のエルフまで、朝ごはんを求めて押し寄せる異常事態に、悠はフライパン片手に立ち向かう。
だが彼の料理には“味”ではなく“癒しの波動”が宿っていた…
…!
目玉焼きひとつで平和を守れ!?
これは、世界の危機よりもまず眠気と戦う男の、壮大すぎるモーニングコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 20:17:36
688文字
会話率:38%
日本の上空に、巨大な飛来物が出現した。
全長35キロメートル 直径6.4キロメートル 重量100億トン以上の質量の巨大な円筒形の構造物が、宇宙空間から勢いを落とすことなく大気圏を突入。
世界中が大パニックの中、構造物は日本の太平洋に浮かぶ島
の沿岸部に何の被害も出さないで突き刺さった。
この異常事態に日本政府は自衛隊と在日米軍の共同調査部隊を派遣。
塔のように聳え立つ謎の構造体の内部調査を開始した、あの日から20年・・・
進化の塔(Tower of evolution )通称「エボevo」と呼称された巨大構造物は世界に解放され、現代に現れた巨塔の謎を解くために世界中から多くの人々が「エボ」の登頂調査に挑戦する様になっていた。
塔の内部はまるでテレビゲームのような未知の敵に溢れ、フロアに複数ある階段を見つけて上層フロアへ上がっていく、まるでダンジョン攻略ゲームの現実版の様な作りで、五階層毎に出現する門を潜る度に、登頂者の肉体や精神に特異な進化が起きる。
進化の塔と称ばれる由縁である。
「ギフト」と呼ばれる進化の力で、人は様々な能力を会得していく。
無数の階層に区切られた空間で数々の守護者(ガーディアン)と呼ばれる敵対者と戦い、塔がもたらす未知のテクノロジーやアイテムと階段(ステア)を探し上階層を目指す人々を、いつしか人は「ステアーズ」と呼ぶようになった。
そんなステアーズを目指し、ステアーズ養成学校「進化学園」に入学した主人公たちの物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:00:00
325855文字
会話率:39%
――これは、人狼ゲームの皮を被った“心理と存在”のデスゲーム。
フルダイブ型VR世界《アザリエ村》。
勇者候補として異世界に転生させられたプレイヤーたちは、村を蝕む“人狼の呪い”を解くため、命を賭けた心理戦に挑む。
主人公・朝比奈カイは
、ゲーム開始直後に“狂信者”としての役職が自動で他プレイヤーにバレてしまうという異常事態に陥る。
だがその裏には、ただのバグではない――**この世界そのものに仕組まれた“嘘”**が潜んでいた。
嘘を見抜くスキル、他人の疑心を操るスキル、管理AIのようなNPC。
スキルと心理戦が交差するなか、カイはやがて「この村のゲームが人狼ではなく、“観測対象を選ぶ実験場”であること」に気づく。
味方だと思っていた仲間たちは、実は人格を模倣されたAIだった。
彼らは心を持ち始め、逆にプレイヤー以上に“人間らしさ”を持つ存在となっていく。
やがてカイは、全ルールを越えてアクセス可能な管理領域《VOID》に到達。
システムの矛盾を暴き、村の“真なる勝利条件”――
**「誰かと本当に心を通わせること」**に辿り着く。
人間か、AIか。
ルールか、感情か。
勝者とは、いったい誰なのか。
そしてカイが最後に守ろうとしたのは、
“バグ”と呼ばれた少女・リュミエールの微笑みだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 15:04:10
10092文字
会話率:28%
対航空犯罪武装私服警察官《スカイマーシャル》の久我は、久々のバカンスで私用搭乗する──それが混沌への第一歩とも知らずに。
コスプレ好きな外国人カップル、お調子者ギークの巨漢黒人、わざとらしい親子連れ、関西弁を喋るブロンドCA、果てはハイジ
ャック犯まで。
久我の“圧倒的不運”が、個性豊かな面々と厄介事を引き寄せる。
様々な思惑が交錯し、機内はまさにカオス。
空を舞台にした異常事態は、誰も知らない“その先”へと進み始める。
だが、どんな状況でも久我は屈しない。
ボロボロになりながらも、目の前の危機に立ち向かう。善良なる市民を守るために。
そして、一人のスカイマーシャルは──勇者となる。
※第3回書き出しコロシアム 下剋上マッチ第一位を取得した作品の連載版です。
企画ページ(第一話)
https://ncode.syosetu.com/n3457jt/
結果発表
https://x.com/Genbu_KIKAKU/status/1865716956198011037
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 21:10:00
82841文字
会話率:37%
現代の日本――突如として各地に出現したダンジョンは、国家の枠組みをも変える新たな秩序の中心となった。
攻略者と呼ばれる者たちが国家資格を持ってダンジョンを制圧し、未知の資源と技術が日常に浸透し始めた世界で、大学生・陽向は、特別な能力を持
たない“ただの人間”だった。
そんな彼がダンジョン探索に挑む理由は、二つ。
――最前線で活躍する“妹”・雪の背中に少しでも近づくため。
――そして『妹のヒモ』という汚名を返上するため。
大学のダンジョンサークルを脱退した後も、ソロで攻略を続けていた陽向。
しかしある日、予測不能の異常事態が発生し、陽向の中に眠っていた「力」が目覚める。
それは彼自身さえも知らなかった、自分だけの能力だった。
正体不明の魔道具、裏で暗躍する組織、そして新たな出会い。
妹の笑顔を守るため、仲間を救うため、そして「もう誰にも負けない」ため、陽向は自らの手で運命を切り開いていく――!
※本作品は以前投稿していた、『妹のヒモ』だけど文句ある?〜ダンジョンが現れた世界で『妹のヒモ』と呼ばれた男が覚醒して成り上がる〜、に内容の変更と加筆修正を加えて、再投稿しているものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 22:13:31
120084文字
会話率:22%
新学期、高校生・本多たちのクラスにやってきた新任の破戸(はと)先生は、とんでもない「ボケ」の持ち主だった。彼の繰り出す分かりづらいボケに誰もツッコミを入れられずにいると、なんとボケが本当に現実になってしまうという奇妙な現象が発生する。
最
初のホームルームでの出来事だ。先生の「燃えるような日差しだが頑張って、ファイヤー!」というボケに誰もツッコミを入れなかった結果、先生が本当に発火。クラスメイトの**水篠(みずしの)**が思わずツッコミを入れたことで事なきを得るが、この一件を機に、彼らは恐るべき法則に気づく。それは「ハト先生のボケにツッコミしないと、そのボケが現実になってしまう」というものだった。
最初はツッコミの才能を持つ水篠に頼りきりだった本多たち。しかし、水篠が風邪で休んだことで状況は一変する。背ビレが生えたり、目から鱗が落ちたり、脳内体育祭が現実になったりと、次々と異常事態が発生。追い詰められた本多は、苦手なツッコミ役に覚悟を決め、必死に先生のボケを打ち消していく。
胃を痛めながらも奮闘する本多の姿に、クラスメイトたちは次第に協力し始め、ツッコミ隊を結成する。そんなある日、本多はハト先生と教頭先生が秘密裏に会っている現場を目撃。先生の異常なボケの原因を探る本多は、そこで驚きの事実を知る。実はハト先生は口下手で、クラスに馴染むために教頭先生が開発した「ボケロナミンG」という薬を飲んでいたのだ。ボケは薬の副作用であり、生徒たちがツッコミを入れてくれるようになったことで、もはや薬は不要だという。
ようやく平和が訪れると安堵したのも束の間。翌日、クラスに現れたのは、ハト先生以上に強烈な「滑らないボケ」を繰り出す臨時教員のタカ先生だった。「ハートにずっきゅん♡」という彼のボケに、クラス全員が戦慄する中、新たなツッコミの始まりにワクワクする水篠だけが笑顔を見せていた――。
ボケが現実になるという奇想天外な設定と、生徒たちのコミカルな奮闘を描いた、新感覚学園コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 12:17:06
10476文字
会話率:43%
ファセリア帝国学院騎士科に在籍する主人公ディートハルトは、不器用な性格で同級生達とうまくやって行けず孤立しがちな存在だった。
しかし、そんなディートハルトに、気さくに接してくれる一部の同級生達もいた。
学年末試験での異常事態をきっかけに、
歯車的なものが回り始め……
本編に続きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 17:26:16
27672文字
会話率:52%
「俺、実習が終わったら、すずに告白する!」
地球連邦宇宙軍士官学校に通う相馬彩晴は、片思い中の幼馴染で同期生。三鷹涼穂に告白すると宣言し、偶然にもペアになった涼穂と共に練習艦ハツヒメで宇宙に旅立つ。だが、雲を抜けた先で、ハツヒメの全ての外部
リンクがダウン。通信も不可能になる異常事態が発生する。訓練かと警戒する彩晴と涼穂の前に、見知らぬ武装船が現れ攻撃を仕掛けてくる。撃退に成功するも、宇宙に出たハツヒメの目の前には3万隻を超える大艦隊が……
「あれは、私達の地球じゃない!」
ハツヒメがいたのは地球ではなかった。銀河の反対側、7万光年彼方にある星間国家の真っ只中だったのだ。
地球への帰還を目指すハツヒメと、消えたハツヒメを捜索する仲間達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:59:23
147121文字
会話率:49%
真面目なサラリーマンの男が事故によって亡くなり、気がついたらファンタジー物語のような世界で勇者になっていた。というありふれた異常事態からこのお話ははじまります。自分はどうして死ななければならなかったのか。自分は何者で、何をすべきなのか。普通
に生きていればこの世界に関わることのなかったこの男は新天地での絆や憎悪に巻き込まれながら、勇者として真実を追う冒険をはじめるようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 12:00:00
342397文字
会話率:48%