遥か昔、人類は世界の主達と契約をしました
世界の主達は言いました
"人類に知恵と加護を授けよう"
"しかし忘れるな、我々こそが人類の親であることを"
"人類が我々への畏敬を忘れたその日が来れ
ば、この星に滅びを齎すと"
"決して忘れるな"
しかし人類は世界の主達のことはすっかり忘れてしまい
自分達こそが神だと豪語し、傲慢にも繁栄を謳歌し始めたのです
そこに世界の主達への恐れも、敬意も何もなく
世界の主達はこれに怒り、過去の誓約の下、星に滅びを齎しに来たのでした...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 17:21:58
131640文字
会話率:44%
22世紀。
サイファと呼ばれる科学的な異能力を操ることができる人々が見い出された。
その能力を何倍にも増福することのできるスフィアフレームというガジェットが開発された。
それを操る者は畏敬の念を込めてこう呼ばれる。
『SF遣い(エスエフ
つかい)』と
これはそんなSF遣いの少年少女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:08:03
5067文字
会話率:30%
クラウン・クラン───。
それは世界を股にかけ、名声と賞賛を欲しいままにした至高のクランに与えられる称号である。
SSS級魔獣討伐、最高難易度ダンジョンの攻略、大悪魔討伐など偉業を成し遂げ、そして龍王との決闘騒動や天使との抗争など今で
も語り継がれる破天荒な「伝説」を幾つも持つ問題児集団。尊敬と畏敬からそのクランの本当の名を呼ぶものはなくこう呼んだ、「帝冠のクラン」と。
だがそんな大クランを束ねていた「大召喚師」が姿を消してからは「帝冠のクラン」の呼び名と「伝説」だけを残してその足跡はパタリと途絶えることとなった。
それから月日は流れ、とある少女セレスティナは母の遺した言葉に従い人探しの旅をしていた。「その者は必ず力になってくれる」と。その言葉を支えにしての果てなき旅の途中。運悪く賊に襲われ、何とか逃げ出すことには成功したが荷も食料も全て奪われ、行き倒れてしまったのだ。死を覚悟して意識を手放した深い森の中。そこに男が通りかかり、生命を救われるが………。これは運命に抗う少女とある男との出会いから始まるファンタジー、ここに幕を開ける!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 23:59:16
72604文字
会話率:35%
“物質としての神”、”王者の石”、“畏敬の赤”。その石には、様々な逸話と異名があった。
“創世石(そうせいせき)”。その石を託された幼竜と少年アルが出会った時、静かに物語は幕を開ける。
そして、アルが姉のように慕う少女、サファイアが迷い込ん
だ悪夢。
そこで出逢う眩い鎧装が、鮮烈なる”赤”の物語へと彼等を導く。
「救世主(メシア)なんて自分しかいない」
若者達は”神”に挑み、”神”を喰らい、”神”を纏う――。
『鎧醒(アームド)』。
現実を砕き、奇蹟を召(よ)ぶ、その言霊とともに。
*SF×バイオレンス×特撮÷ファンタジーといった趣向の作品です。不定期な更新になると思いますが、お楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 10:22:47
886701文字
会話率:28%
アジアの立憲君主制国家である中華王朝の姫君である愛新覚羅麗蘭第一王女は、友好国の台湾へ公務として渡航し、親善の一環で桜の木の植樹式に参列する。
この時に植えた苗木のすぐ側で咲き誇る桜の木の由来を知り麗蘭王女殿下は、激しい驚きに襲われつつも、
畏敬の念を込めた拱手礼の姿勢を取るのだった。
何故なら件の桜は、麗蘭王女殿下の曾祖母にして中華王朝初代女王の愛新覚羅紅蘭殿下が若き日に植樹した木だったからだ…
(本作品は、武 頼庵様御主催の春企画「イラストで物語書いちゃおう!! 企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 06:15:41
3050文字
会話率:17%
グロースステア侯爵家は、エバーラスティング王国の建国から続く竜使いの家系。
家長は騎竜騎士団長も兼任し、代々王国の守護を担ってきた。
竜は、神秘の薄れゆくエバーラスティング王国において残された奇跡の存在で、人間の竜使いと契約を結んだ竜だけは
、備えた人の姿を模して生きる。
千年を超える寿命、絶大な魔力、そして人外の美しさを持つ竜は、人々にとっては畏敬と恐れの対象だ。
グロースステア侯爵家の第5子にして末の娘のコートナーは、幼いころから「世界で一番の竜使い」になることを目標に、対にして守護竜である雪矢(ゆのや)と修行と勉強の日々を送ってきた。
そんなコートナーと雪矢も16歳になり、ようやく竜使いとしての初めての任務が与えられた。
初任務は、「亡国の姫君の近辺で発生する謎の発火事件」。
しかもその姫君は、王太子アーサー・エバーラスティングの妃争いの真っ最中。
発火は、姫君を狙う何者かの陰謀なのか、詳細もわからぬままに姫君を護衛するコートナーはなんだかんだと妃選びにも巻き込まてしまう。
「まだまだ恋愛に興味無し」のまっすぐなコートナーと、幼いころからコートナーに思いを寄せるもひねくれものの雪矢が、竜使いとして奮闘しながら、遠い未来で恋に落ちるまでのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 13:33:41
5954文字
会話率:28%
世界屈指の貿易都市であるラフス王国。その城下町には薬草採集からモンスター討伐まで、依頼されれば何でもこなす事で有名な冒険者ギルドが存在していた。そんな冒険者ギルドに所属する奇妙な男がいた。
本名不明。身長は約2m。しかし常時猫背である
為、正確な身長は不明。裾がボロボロな古ぼけた黒いローブを羽織っており、顔は愚か歳さえも分からない。最大の特徴として剣を引きずりながら歩いている。また、剣自体も特殊で刀身に切っ先が無く、突く為の機能が存在しない。
そして、常に剣を引きずりながら歩いている為、街の至る所に傷後が残っている。しかし誰一人として文句を述べたりはしない。
それは過去に、男の行動を邪魔した者達は全員漏れ無く、その首を一太刀で斬り飛ばされてしまったからだ。
切っ先の無い剣に、首を意図も簡単に斬り飛ばす実力から、いつしか街の人々は恐怖と畏敬の念を込めて、エクスキューショナー(死刑執行人)。その名を略して“エクス”と呼ぶ様になり、彼となるべく関わらず巻き込まれない為の決まり“エクスルール”を作られ、地元国民達にとっての暗黙の了解と化した。
そんな彼の下に、ラフス王国第二王女“ガミーヌ・フォン・ロイヤリティー・ラフス”が突然現れ、冒険者になったからパーティーを組んで欲しいと頼み込んで来た。
最初は完全無視をしていたエクスだったが、紆余曲折あり無事にガミーヌとパーティーを組む事となった。
しかし、彼女は知らなかった。エクスの本当の目的がガミーヌを利用して、ラフス王国の王族や貴族を皆殺しにする事だと……。
これは復讐の物語。全てが謎に包まれた死刑執行人と、ちょっとお転婆なお姫様が送る“新感覚ダークファンタジー”の幕開けである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 18:27:04
173832文字
会話率:63%
〝コレクター〟。それは、伝説の殺し屋。
日本刀を携えた白髪の男であり、依頼すればどんなターゲットだろうと必ずその日本刀で首を切り落とすと言われている、最強の殺し屋。
話される数々の伝説的エピソードから、裏社会の人間は、彼に尊敬と畏敬の
念を抱いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 22:42:38
11680文字
会話率:52%
時は2177年――人々が仮想現実世界へと夢を馳せる時代。
情報電子変換装置の開発により、人類が完全に仮想現実世界へと行けるようになった時代。
彼らは己の国を作り、第二の地球で”戦争ゲーム”に興じていた。
人型兵器メリウスを主力兵器として、
三つの国々が陣地を奪い合う。
仮想現実では長きに渡る戦いが続き、誰もがこの均衡を打ち破ってくれる何かの登場を期待していた。
そんな中で、嵐と共に現れる謎の黄色い機体の噂が流れる。
その機体はふらりと戦場に現れると、瞬く間に戦局を変えて敵を嵐のように蹴散らしていく。
肉眼は勿論の事、レーダーでも完全には捉えきれない速さで飛ぶ謎の機体。
それを目撃した彼らは、畏敬の念を込めてその機体を――雷《イカズチ》と呼んだ。
彼らは知らない。
戦局を容易く変えるほどの力を持った機体を駆るのが、何処にでもいるようなライン工の男であると。
「ゲームで敵を沢山倒したらゲーム通貨が貰えて、その上、それは現実のお金にも換金できる……どこぞの勢力に属すなんて損だよね!」
無知な愚者は、傭兵で一攫千金を夢見る。
しかし、無知ゆえに彼は知らない。
敵を多く倒し名を上げれば、自然と己の首が狙われるということを――
※ハーメルン様にも掲載させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 08:44:50
1347939文字
会話率:11%
明日は麒麟児
目指すは運重機の
平和利用かつ平安京
すべてに
路地華
最終更新:2023-11-12 14:40:17
280文字
会話率:6%
3⃣の流れをくむ物語。夏見家と八雲家、関東の御厨が紹介されていく。栄華と夏見、乙女と八雲を中心に、人間や社会の愛情、優しさ、思いやりを描く物語。
多岐家から譲り受けた桜ヶ丘で、横浜の生活が始まる夏見と栄華。新設された桜ヶ丘神明宮づけの桜ヶ丘
御師としての活躍。横浜や足利、東京の関東圏の時間物語である。
第一話は葛西御厨と夏見の古巣、船橋御厨のお家事情。御厨の運命も左右する、現代の許婚を振り切って、好きな人と一緒になれるのか? FMパーソナリティの美和と幼なじみの意富吏を夏見と栄華が助けるお話。
第二話は「みくまりの老木」が持つ不思議な力を伝承させるための託宣が送られてくる。もと船橋御厨の夏見の知識が八雲と乙女を救う。夏見、栄華、そして体を張ったみずほ、歌恋、富久の活躍で、無事に乙女の結婚式を成功させるお話。
第三話は御厨同士を繋ぐ秘密の連絡通路の話。そのゲートキーパーとしての相馬御厨御師の謎と向き合う彼ら。その背後には破魔矢と銅鏡というアイテムを使う香澄流家の役目があった。飯倉御厨から相馬と三毳に続く隧道、そして「時の翁」の提案と季節の扉がこの物語の最後の結末を教える。つまり古えから伝わる桜の物語伝説を教えてくれる。
第四話は外伝。少し記憶を戻しての箸休め的な物語。栄華の青春時代が蘇る。
第五話と第六話では時魔女の活動や時の翁の密かな計画が明らかにされていく。それはやがて刻時鍛冶を通して、熱田や伊勢へと繋がる物語。時の狭間での「時の迷い人」という被害者の救済と、「パラドクス」の阻止を使命と考えて時神への畏敬の念と慮る理念。この二つの相違点が葛藤となり、時の翁と暦人の思惑を対峙させる。そこに時魔女や付喪神、眷属、そして刻時鍛人の活躍によって5⃣のフィナーレとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 05:00:00
111596文字
会話率:35%
竜の双翼
畏敬の念を込めてそう呼ばれた、二人の男。彼らはたった二人にしてAランク冒険者に上り詰めた。
魔法使い「双翼が左」カルテット
剣士「双翼が右」レグルス
彼らの冒険は世界を巻き込み、やがて伝説となる。
初投稿です。至らぬ点もあるかと
思いますが、生ぬるい目でお願いいたします。
プロット通りに進行しますと、残虐シーンやオリジナル戦記といった要素に触れていきます。進行は読者を置いていかないよう緩やかになるよう意識したいと思います。
三人称(神の視点)で書いております。地の文多め。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:44:37
40960文字
会話率:25%
かつて「炎帝」と呼ばれ、世界中の人々から畏敬の念を集めた稀代の皇帝サジタリウス。
彼が天寿を全うし、孫のアンタレスが帝位を継いだものの、傾国の美女の出現により、多くの国民が飢え苦しむまでに帝国内は荒れていった。
死後、魂の状態で帝国の行く
末を見守っていたサジタリウスは、神から異民族の子供に転生するチャンスを与えられると、自らの帝国を取り戻すべく、というか、気に入らないヤツを片っ端から鉄拳制裁すべく世界中で暴れまわり、神がちょっと後悔してしまう冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 19:00:00
24067文字
会話率:30%
遥か未来の地球、滅亡の危機に瀕していた人類は不完全なワープ技術で宇宙へと進出、さまざまな惑星へと移り住んだが、ある日を境に起死回生の手のはずだったワープ航法を失ってしまう。
散らばった星々に取り残された人々は、その地で独自に生き残ること
を強要された。
ここにファルブスと言う名の一つの星がある。ここに移住した者たちは、地球からの独立を転機に支配権をめぐっていつ終わるとも知れない争いを繰り広げていた。
退役軍人であるジェイル・マクドナードは、前線には近いが要所ではないちっぽけな村で何でも屋を営んでいた。
ある時、必要物資のために近くの町に買い出しに出た彼だったが、そこで新兵器を巡った争いに巻き込まれてしまう。
それは自己の性の反転、幼馴染との再会、陰謀渦巻く軍への復帰、かつてのライバルとの邂逅の始まり。
事態は大きく動きだし、長年成しえなかった終戦への道筋となっていく。
注意点
1・本作品は戦争物のような何かです。戦争物に付随する汚いものや過激なものが描写される可能性があります。何か、ですのであまり期待せずおおらかな生暖かい眼で見てください。筆者の軍事知識はガン〇ムで止まっております。ご容赦。
2・R15は保険です。グロがあったりちょっとエッチな描写があるかもしれません。初期プロットでは終盤に女性の尊厳が少々傷つけられる場面がございます。お気を付けください。
3・SFと銘打ってありますがSFとは少し不思議の略です。なんとなーくでゆるーくお読みください。頑張ってつじつまみたいなものは合わせるつもりです。
4・本作品は不定期です。著者の書きたいゲージが溜まった時だけ執筆されます。気長にお付き合いください。プロットと各イベントなどは決まっておりますが、それらを繋げるのが面倒で苦手なタイプの著者です。失踪しても笑って許してちょ。
5・誤字脱字、おかしい描写、よくわからない場面、展開などありましたら気軽にご指摘ください。ご期待に沿えるかは別です。努力します。善処します。
6・書きたいアイデアだけはたくさんあるのでうっかり別シリーズを始めるかも。なお執筆速度は亀のごとし。漫画見たーいゲームしたーいプラモ作りたーいなろう読みたーい。なろうの投稿をしてる全ての方はこの衝動をどうしているのでしょうか畏敬の念を覚えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 23:57:59
16485文字
会話率:13%
自然の中に生まれた、全宇宙を構成する十二の現象。これらの現象は古くより「ANTIQUE(アンティーク)」と呼ばれ、畏敬の対象とされてきた。
果てしない闇の空間、「虚無」より生まれた不自然な存在である”魔族”がその闇を抜け出し、現宇宙を支
配しようと活動を開始する。
この動きに気づいた世界を司るANTIQUEの精霊達は、自らの相棒となって戦う十一人の人間を見つけ出し、魔族に立ち向かう事を決意する。
宇宙の誕生と同時に生まれた最古のANTIQUE、”始まりの存在”は、プレアーガと呼ばれる惑星にあるアスビティ公国のその公爵令嬢であるココロをバディと定め残りの仲間を探し始める。
始まりの存在から全てを聞かされた十四歳の少女ココロは、この運命を受け入れANTIQUEの能力をその身に宿し、世界の未来を賭けて魔族と戦う決意を固める。
果たしてココロはまだ見ぬ仲間、ANTIQUEの能力者達を無事見つけ出し、恐るべき魔族の手からこの世界を守る事ができるのか?全宇宙の未来を賭けた人と精霊達の壮大な冒険が幕を開けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 22:01:54
2787156文字
会話率:53%
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―
その名は“賢者”ドラーガ・ノート。後世の人々は彼の事を畏敬の念と侮蔑の思いを込めてこう呼んだ。
”鋼なるドラーガ・ノート”と。
力こそが全てであり、鋼の教えと闇
を司る魔が支配する時代。人類未踏の地がまだ多く存在するその大陸の南部に位置するオクタストリウム共和国、カルゴシア地方。
その地にあるムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンを攻略しようと挑むS級冒険者「メッツァトル」
そのパーティーから今、一人の男が追放されようとしていた。
男の名はドラーガ・ノート。
詐欺師をも上回る口八丁。
戦士をも上回る鋼の精神。
強運と土下座だけで窮地を切り抜ける彼の生き様は、必ずやこの世界を救うのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 06:34:49
580806文字
会話率:42%
神話の時代、悉くを滅ぼし神さえも殺した魔王がいた。人々は恐怖と畏敬の念を込め、殲滅の魔王と呼んだ。魔王は後に神魔大戦と呼ばれる大戦を終わらせるべく、戦争の黒幕である最高神を討伐するため天界に向かい、見事最高神を討ち取った。だが、癒えぬ傷を
受けた魔王は、傷を癒すべく予定通り転生すること選択した。
自身の肉体を引き継ぐことができる魔法。転生召喚魔法レナトゥス・オプリガーナは成功し、魔王は一万年後の世界へと旅立った。
果てしない時を超え、一人の少女と邂逅を果たす。
その出会いが止まっていた時代を動かすとも知らずに……。
こうして魔王と少女の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 12:00:00
63401文字
会話率:37%
2030年、世界で新たなエネルギーが発見された。そのエネルギーを用いて超常的な現象を起こせることがわかると、世界中でエネルギーの研究が進められた。人々はエネルギーを「魔力」、超常的な現象を「魔術」と呼んだ。
2050年、魔力と魔術の研究
が進む中で新しい事実が発覚した。魔力は人間だけでなく、空気中にも含まれていることは以前から分かっていた。しかし、地球上には石油や天然ガスのように魔力が以上に噴き出す地点があることが新たに分かったのだ。この事実によって、魔力が噴き出す「龍脈」を巡って世界中が争った。第一次魔術大戦の勃発である。
2056年、長い間続いた第一次魔術大戦はアメリカとロシアの休戦によって幕を閉じた。世界中を巻き込んだ大戦は民を疲労させ、いくつもの国が消滅し、国境が変わった。だが、皮肉なことに戦争によって魔術は大幅な進歩を遂げた。魔術の理論が確立したのだ。しかし、中には死者蘇生など魔術では再現が不可能な並外れた力を扱う者が現れた。彼らの扱う力は畏敬の念を込めて「魔法」と呼ばれた。
これは様々な思惑が複雑に絡み合う中、己の生き方を貫く一人の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 09:44:24
2907文字
会話率:73%
テニクレート大陸の西南部にインフェリス国がある。建国してしてからまだ五百年の歴史しかない小国家だ。だがこの国は大陸中の国々から人や物が流れてきている。
大都市アルカリス。
インフェリス国の首都の名前は知らない人でもこの都市の名前は誰でも
知っている。大都市アルカリスには一つの巨大な『塔』が存在するからだ。その塔は雲よりも高く、地上からは頂上の姿を見ることは出来ないほど巨大で、大陸の中央部からでもその姿は確認できるほどの建造物だ。
何時、誰が、どうやって創ったのか誰にも判らないが確かに『塔』は存在していた。
『塔』の中に入る事が出来き、中は様々な階層になっており、一つ一つ階層がまるで別世界の様になっていた。中には魔境な様な所もあり、そこに住む生き物は外にいる生き物と異なっていた。
火を穿く狼。鉄より固い皮膚を持つ猪。毒を撒き散らす鳥。身体に入りこみ中から食らう魚。
『塔』」の外では考えられない未知の生き物が存在し、異形の生き物に人々は恐怖と畏敬からそれらを魔境に住む生き物、『魔物』と呼んだ。
そんな別世界の『塔』に挑む人々がいた。
冒険者。
彼らは『塔』に挑み中にいる魔物を倒しながら、『塔』の上層を目指した。未知の世界に入り冒険をする者達を皆そう呼んでいた。
冒険者は『塔』に挑み、その中で仕留めた魔物の素材や『塔』の中でしか存在しない鉱物や植物を持ち帰り日々の糧にしていた。だがどの冒険者も共有する夢がある。
誰よりも先に塔の頂上にたどり着くと。
そんな夢溢れる世界の遥かな真下に巨大な『迷宮』が存在していた。誰もその存在を知らない、太陽の光も届かない只ひたすらに深く『迷宮』が存在していた。
その『迷宮』に男はいた。かつては太陽の光の下で生きていた男がいた。
男は夢がある。何時かまた、太陽の光を浴びることを。
男は夢がある。何時か、この暗闇に自分達を落とした者に復讐をすることを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 05:00:00
751497文字
会話率:56%
世界には圧倒的な力というものが存在する。
千年前に世界中を巻き込んだ戦争、魂の狩猟。
多くの国は滅び、数多の命が散りゆくなか、生き残るために人智を超える力を身につけた者たちが現れ始めた。
人々は彼らを英雄に担ぎあげ、その中
で大きな戦果を挙げる者に、畏敬の念を込めて二つ名で呼び始めた。
二つ名の英雄たちは、戦争に勝利するため激化する前線へ赴き、目覚めた圧倒的な力で祖国に勝利をもたらしたが、その心は少しずつ蝕まれていった。
生き残った六つ国の王と二つ名の英雄たちは、終わらない戦いに未来を案じ、平和な世界を築くために平和条約を結ぶことで、長かった戦争を終結させた。
そして、平和への一歩を進むことになった世界で、必要のない英雄たちは表舞台から姿を消す。
……あれから千年。
東の大国ヴァーミリオン帝国の遥か東にある辺境の地で、悠々自適な生活を送るのは、妖精の国ユグドラシルの元英雄、ベリル・ウル・ブリリアント・アリエル。
ある日、彼女に一通の手紙が届く。
その内容は、再び彼女を戦場へと誘う、帰郷への片道切符であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 00:07:32
56933文字
会話率:23%