ある日、事故により異世界に転移した主人公。生産系スキルを鍛えながら、地味に明るく生きていくつもりが周囲を巻き込んで、想像以上に大活躍してしまうことになる。やがてその能力は領地運営を通じて、内政、外交、防衛等、幅広く発揮されていく。
最終更新:2024-05-18 13:37:18
4801872文字
会話率:49%
現代日本のある場所で病死した一人の少女。
諸々あって転生し、新たな身体を得た地は古代中国、三國志の世界。
その地で少女は生きていく。
強く強く。
…これは現代で夭折した一人の少女が未来知識で史実を書き換えていく新しい三國志の物語である。
最終更新:2024-05-18 13:34:17
231556文字
会話率:49%
「うわぁ、何も無い…。本気で厄介払いじゃない…」
八年続いた戦争終結の立役者の一人である主人公は国王から褒美という名の厄介払い、王国辺境域の領主に任命されてしまう。
果たして主人公は無事に領主としての仕事をこなせるのか?
それ以前に生きて
いく事は出来るのか?
…これはある日突然領主にされてしまった主人公の奮闘記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:41:42
437611文字
会話率:46%
信託を受け勇者となったアリオーシュは、平民の出ながら異例の
騎士団長に任命され恋人である賢者ノルンと共に慎ましいながらも
平和な日常を過ごしていた。
だがそんな日常は突如として終わりを告げる。
結界によって守られ、外界と何千年も隔絶されて
きた古代都市
ウロボロスに大陸の覇権を取っていた西の帝国がその結界を打ち破り
蹂躙しはじめたのだ。
猛然と立ち向かい、次々と勇者の力で敵を打ち払い敵の大将に詰め寄る
アリオーシュだったが、親友だった男に裏切られ勇者の力を
封じられてしまう。
傷つき一方的に嬲られるアリオーシュ。
敵の将軍に剣で刺される寸前、身を挺して庇う賢者ノルン。
剣に貫かれながらも希少なアーティファクト『転移石』を使って
アリオーシュを遠い異国の地に飛ばすのだった・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:25:37
1798文字
会話率:18%
こことは違う世界。世界の始まりの神の庭アウラ。そこに主人公は生まれ落ちた。
大陸の大半を占める広大なヴァイデンライヒ王国の国境沿いにあるゲーアノルト山脈の裾野にあるクルゼ村。よくある辺境の寒村にいる村人達は皆、茶色い髪に茶色い瞳。しかし
その少女だけが白銀の髪に青銀の瞳。
彼女は村長一家の虐待から家出をし、しばらく白狐の友達と山で過ごしていたが、ある日村人達に捕まって奴隷として売られてしまうところから物語は始まる。
彼女には前世の記憶があった。決して幸せではない記憶。でも生きていくには申し分ない教訓。
この世界の不条理にはもう我慢がならない。
私は私の心に従う。邪魔をするならば容赦はしない。だからこれは……私の欲なの。
少女は何故転生したのか?何故前世の記憶があるのか?どうして家族に恵まれないのか?どうして人は誰かを愛するの?
敢えて空気を読まない不遜な幼女が“常識”に凝り固まった王国人達に波乱を巻き起こす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:18:10
462576文字
会話率:39%
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリ
アは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
大はしゃぎで、マリアは王国を出て行った。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という願いを叶えるべく、自らも冒険者になる。
チート級の力を使い、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
※他の投稿サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:04:30
44202文字
会話率:29%
いにしえの人は、何をきっかけに、人を愛しむという心の在り方に気づいたのだろう。
生きて行く中で、どのようにして種の保存という本能だけではなく、家族を作り子を守り育てようとする、心の存在を受け入れていったのだろうか。
いにしえの時、神は人
が人となる為に、思考する力を授けんと、降臨した。
そして今、人が人としてあるが為に、再び降臨する。
古事記に登場する三貴子と呼ばれる天照大神(アマテラスオオミカミ)・須佐之男尊(スサノオノミコト)・月読尊(ツクヨミノミコト)をはじめとする神々。
その神々がおりなすエピソードを現代に置き換え、命の根源を見直す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:00:23
515423文字
会話率:34%
悪役貴族であるルイス・ヴァレンタイン。彼にはある目的がある。
それは、永遠の眠りにつくこと。
ルイスはこれまで何度も死に戻りをしていた。
死因は様々だが、一つだけ変わらないことがあるとすれば、死ねば決まった年齢に戻るということ。
何度
も生きては死んでを繰り返したルイスは、いつしか生きるのではなく死ぬことを目的として生きるようになった。
そして、一つ前の人生で、彼は何となくした自殺。
期待はしていなかったが、案の定ルイスはいつものように死に戻りをする。
「自殺もだめか。ならいつもみたいに好きなことやって死のう」
いつものように好きなことだけをやって死ぬことに決めたルイスだったが、何故か新たな人生はこれまでと違った。
婚約者を含めたルイスにとっての死神たちが、何故か彼のことを構ってくる。
「なんかおかしくね?」
これは、自殺したことでこれまでのストーリーから外れ、ルイスのことを気にかけてくる人たちと、永遠の死を手に入れるために生きる少年の物語。
カクヨムにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:00:10
651881文字
会話率:52%
私が選ばれるはずはない。
だって両親の期待を裏切った出来損ないなのだから。
ずっとそうやって生きてきた。
それなのに、今更...。
今更、その方は私の前に現れた。
期待してはダメ。
縋ってはいけない。
私はもう諦めたのだから。
ある国の片田舎に、異能者の番となる特別な印を持った少女がいた。
しかし、その少女にはいつまで経っても迎えは来なかった。
両親に虐げられ、奴隷にまで落ちた少女は、全てを諦めながら残された人生を生きる。
自分を助けてくれた優しい人達に感謝しながら。
そんなある日、彼女は出会ってしまった。
彼女を切り捨てた美しい番と。
他視点あり
アルファポリスでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:00:00
5555文字
会話率:18%
県内屈指のヤンキー高に通うお嬢様、陽徳院 愛莉(ようとくいん あいり)。中学生の時に、いじめっ子を殴ってしまった事により、理由ありの暴力に快感を覚える。彼女はヤンキー高で、日々喧嘩に明け暮れていた。
そんなある日、仲間を助けようと身を乗り出
した結果、命を落とす。
次に目が覚めると、そこは戦国時代末期。出羽国の伊達家、伊達政宗の正室・愛姫(めごひめ)に転生していた。
戸惑いながらも、領土を奪い合う修羅の世界で生きていくことを誓う。
持てる知識と腕っぷしで奥州統一、日ノ本統一を目指すが、愛姫の介入で歴史が変わる⁉。
そんな夢とロマンと恋が詰まった真戦国物語である。
※この作品は以下のサイトにも投稿してあります。
Nolaノベル→https://story.nola-novel.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:00:00
125571文字
会話率:43%
世界に蔓延(はびこ)る魔虫
人々は魔中の脅威と戦いながら、生きて伸びていた
来る日も来る日も争う日々の中、ある少年によって、物語が動き出す
最強の力を授かった少年は、自分の世界を救う為に、敵対して来るモノ達と戦うのであった。
最終更新:2024-05-18 13:00:00
39837文字
会話率:36%
クロフォード伯爵家待望の跡取り息子、ルクス・クロフォードの双子の妹として生まれたアイリス・クロフォード。
ついでに生まれた子、生まれても生まれなくてもどちらでもよかった子として、家族に愛されず、使用人に見下されて生きてきたアイリスは、
16歳で屋敷を追われ、18歳でひとりぼっちで死んでいった……はずだった。
目を覚ますと、10歳の姿に舞い戻っていたアイリス。
(今世では、家族の愛なんていらないわ)
アイリスの、巻き戻り人生が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:43:09
50949文字
会話率:26%
元ブスなでひっそりと生きてきたヒロインが転生した先は美形貴族の一家だった。
さらに姉は聖女として国に認められ、王太子の婚約者に。
自分を今世でも地味顔と思い込んでるヒロインは姉に迷惑をかけないよう、結婚できなくても自立できるよう、魔法と剣を
鍛えようとする。
一方、ヒロインの兄の幼馴染である公爵家長男ルークは幼児ころからヒロインの清楚な可愛さに一目惚れ。
何があっても自分の妻にすると心に誓ったのだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:35:19
27632文字
会話率:32%
たまたま強い能力を手に入れたおっさんが終末世界を生きていくお話しです。
可愛い女の子とかも登場させれればいいなぁと思ってます(女の子を可愛く表現出来るか分かりませんが)
最終更新:2024-05-18 12:30:55
58793文字
会話率:13%
【異世界の様子を配信してるだけなのにめちゃくちゃバズって同時接続者数すごいことになってるんですが!?】
【あらすじ】
異世界が現実に出現し、日常となったある世界。
どれも危険な異世界でありながらも人々はその世界に降り立ち、その世界を攻
略しながらその様子を生配信や動画投稿で配信していた。
そんな世界で元・過労死寸前のサラリーマン・水無月翔は、自室に開いた異世界への扉から、平和な農園に足を踏み入れる。
異世界でありながら平和なことに驚きつつも、翔はそこで出会った少女アーミアに頼まれ、彼女と共に従業員不在の農園を立て直すことに。
翔の人一倍の動物愛撫の才能が、農園の動物たちを虜にしていく。
そんな中、翔は思いついた。
「この農園を定点カメラでライブ配信したら、投げ銭とか広告費とか稼げていいんじゃないか……?」
荒唐無稽な計画ではあったが、異世界の愛らしいもふもふたちは目新しく、数字が取れるに違いない。
安直な考えから始まった翔の定点カメラ生配信は、驚くべきことに開始二日で大きくバズることになる。
「可愛い〜!」「でかすぎんだろwww」などのコメントが飛び交う画面を見ながらアーミアと翔は手を叩いて喜んでいた。
しかし、そんな異世界があることを知られ、やがて予想だにしない出来事へと転がり出す。
これは過労で蝕まれた日常から解放された翔が、異世界と現実とで巻き起こす騒動の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:30:00
147948文字
会話率:58%
12月○日
今日、友達に告白した。一年先輩でよく一緒に映画を見にいく女性の先輩だ。
そんな先輩はどうやらサキュバスらしい。最初はエロいことも妄想したのだけど、人の恋愛感情を食べて生きているだけでエロいことはしないと言われてしまった。
しかも
、付き合う条件として一人、先輩と付き合いながら同時に僕は寝取られなければならない。
しかもその相手は先輩のお兄さんで、先輩みたいに人間の姿じゃなくて虎の獣人なのだ。
さらにその見た目は虎なのに愛嬌があり、肉付きが良くかっこいいと思うよりも先に可愛いが先に出てしまう。
こんな条件を提示されて、僕は先輩の意向に添えるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 17:51:54
37045文字
会話率:60%
転生した乙女ゲームの世界で、ラスボスであり、女魔王だった私。でも身分を偽り、降伏した結果。なんと勇者であり、公爵家の嫡男であるシリルとの婚約話が浮上。え、勇者はヒロインとゴールインじゃないの? だがシリルは、全力の溺愛モードの気配。そこに一
癖も二癖もありそうな、叔父なのに魔力で若返りしているキルが絡んでくる。さらに女魔王の右腕、魔族の騎士団長だったセインについて、衝撃情報が駆け抜け――。
前世では不器用だった私が、乙女ゲームの世界に転生。自分らしく生きて行くことで、いろいろなピンチを切り抜け、最後は溺愛ハッピーエンドを迎えるお話。
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:30:00
56183文字
会話率:23%
目指せ、リア充! 大好きだった乙女ゲームを封印し、恋人を作るため、大学生デビューを飾った私ですが。我慢していた乙女ゲーに再び手を出したところ、まさかの事故死。モブとしてプレイしていた乙女ゲーの世界に、転生することになりました。
すぐそばに
ヒロイン・悪役令嬢・攻略対象のイケメンが揃っています。でも私は背景の一部として、静かに引きこもって生きていこうとしたのですが……。
まさかモブなのにフラグ回避が必要で、やり直しにイベントまであるなんて、聞いていません……!
なんとか平和に生きたいモブの私が、少しだけ勇気を出し、奮闘し、そして信じられない幸せを手に入れる――。ほんわか、ものすごく稀にスリリングな物語が、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 12:00:00
137956文字
会話率:28%
「そんなに甘えるな。おれの理性が吹っ飛ぶだろう」
甘い声で耳元で囁くと、そのまま私をお姫様抱っこした。
「ま、待って」
「待つ? 待てるわけないだろう」
すでに体はベッドの上に降ろされていた――。
とにかく目立たず、おとなしく、平穏無事に
。
それが私、雛月(ひなづき)カナのモットーだ。
これをモットーに今の会社で働き続けて十年が経った。
気づけばすでに三十路を過ぎている。
同期の多くが転職や寿退社する中、私はただただひたすら地味に生き残り、自分一人が生きていくには十分なお給料を得ていた。
住めば都の都会の手狭なワンルームを自分の城とし、仕事の後は……大好きな乙女ゲーム、通称乙女ゲーをプレイすることが、人生で一番の楽しみになっている。
毎日ただひたすら職場と家の往復。
それをつまらない、と考える人も多いようだが……。
それでお金が手に入り、好きな乙女ゲーを満喫できるなら、どんな地味で他の人がやりたがらない仕事も喜んでやってきた。
そんな私に突然訪れた悲劇。
後頭部に激痛を感じ……。
気づけばこれからまさにプレイしようとしていた乙女ゲーの世界に転生していた。
『千年片想い~ピュアな魔王の純愛記~』。
略称『千年片想い』は、小説を元に作られた乙女ゲー。
6人のイケメンが登場し、ヒロインを動かし、攻略していくゲームなのだが……。
未プレイな上に、どうやら悪役令嬢ポジションで転生している。
ヤバい!
未プレイだから、どんな悲惨な末路が待っているのか、分かったものではない。
転生した元喪女によるフラグ回避のための悪戦苦闘が今、開幕――‼
【お楽しみ情報】
本作に登場する『千年片想い~ピュアな魔王の純愛記~』
略称『千年片想い』の原作小説はなろうで読むことが可能です。
未読でも本作は楽しめます。
読むと本作がさらに楽しくなります。
●『千年片想い~ピュアな魔王の純愛記~』●
https://ncode.syosetu.com/n8017hs/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 12:00:00
143357文字
会話率:27%
侯爵令嬢だったジュリエッタは、ただ一人森の中にいた。彼女は婚約者だった王子に濡れ衣を着せられてしまい、罪人として辺境の森に追放されてしまったのだ。この森には恐ろしい魔物が棲むと言われている。きっと王子は、彼女がここで失意のうちに命を落とす
ことを期待したのだろう。
しかしジュリエッタはめげなかった。王子には秘密にしていたのだが、彼女には前世の記憶があったのだ。前世の彼女は、小さな村で暮らす薬師の娘だった。その記憶を活用すれば、この森でもきっと生きていける。そう確信した彼女は、笑みを浮かべながら新たな生活を始めていった。
そうしてつつましくも元気に暮らしていたジュリエッタのもとに、思いもかけない同居人が転がり込んでくる。それが運命の出会いだったのだと、彼女が気づくのはまだ先のことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:24:59
617760文字
会話率:41%
皇帝の伯爵家、そこの一人娘ジゼルには前世の記憶があった。彼女はかつて、とある王国の女王だった。しかし民のためを思って働き続けた彼女は民に裏切られ、処刑されてしまったのだ。そうして、赤子として生まれ変わった。
他人のために頑張って頑張った
結果が、あの無惨な最期だった。その事実に打ちのめされた彼女は、これからは自分の生きたいように、自由に生きてやるのだと決意する。
ジゼルは前世から憧れていた魔法を学び、ちょっと過保護な両親の愛をいっぱいに受け、すくすくと成長していった。
やがて六歳になった彼女は、貴族の子女が通う学園に入学した。そして年齢も立場も異なる友人たちと一緒に、にぎやかで楽しい日々を過ごしていた。その友人たちの中に、しれっと皇帝までもが混ざっていたけれど。
前世の苦しみを忘れ、幸せいっぱいに生きるジゼル。しかしある日、彼女はとある事件に巻き込まれる。その中で、彼女は否応なしに過去と向き合うことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 09:14:50
210169文字
会話率:34%
伯爵令嬢バーベナは、困り果てていた。彼女は悪事の果てに処刑され、死んだはずだった。しかし彼女は、こうして生きている。一年の時をさかのぼって。彼女は処刑を免れるために、様々な努力を重ねてきた。しかしそれも空しく、彼女は何度も何度も死んでは戻
りを繰り返していたのだ。
「わたくし、もう死にたくはないの。けれど、どうしていいか分からない」そう言って、バーベナは執事のミシェルに全てを打ち明けた。とても優秀な執事である彼は、彼女の話を聞いてにっこりと笑った。
「お嬢様、私にお任せください。必ずや、お嬢様を破滅からお救いします」
そうしてミシェルの指示のもと、バーベナは行動を開始する。彼女が想像もしなかったその行動の果てに、彼女は救われる。あまりにも、予想外の方法で。
(全四話のお話になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 12:25:31
16422文字
会話率:48%
アッシュは召喚術師の名門ランフォード家の四男。しかし彼の召喚術は召喚獣ではなく金属のものしか召喚できない欠陥スキルであったため、一族から疎まれていた。
そんなあるとき、アッシュは屋敷の地下にある封印の間の鍵を召喚することに成功し、封印してあ
った伝説の魔書『オーレオール』を手にする。
その後、『出来損ない』としてランフォード家から追放されたアッシュは『オーレオール』の絶大な力を用いて魔物を討伐する冒険者として生きていくことを決意した。
彼を慕うケモミミメイドと、魔書に宿る「のじゃ」が口癖の銀髪少女と共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:13:15
749481文字
会話率:40%
弓から銃へ、馬から自動車へ――かつて地上の覇者であった竜は今、人類の文明発展により山岳へと追いやられていた。ヒトと竜の力はいつしか逆転していた。
そんな時代で、異形の大剣で竜を狩る少女ディア。
竜の血が流れる半竜の彼女は幼い姿と心のまま、竜
狩りとして不老の100年を生きてきた。漆黒の剣を持つ青年ゼンをかけがえのないパートナーとして。
ディアとゼンは寄り添い、ときにはけんかもしながら、竜狩りの旅路でヒトと竜のやさしさに触れる。
各章ごとに独立した短編連作ストーリー!
(旧題:ディアと竜のやさしい世界)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 05:27:04
233450文字
会話率:41%
地面に頭をぶつけた拍子に、私は前世の記憶を取り戻した。それは、他力本願をモットーに生きていた、無職独身アラサー女の記憶だ。
現状を確認してみると、今世の私が生きているのは危険なファンタジー異世界で、自分の身体は幼気な六歳児だと判明。しか
も、社会的地位が不安定な孤児だった。
前世は日本で生まれ育ち、親の脛を齧って生きていた私には、なんとも厳しい現状……。更に悪いことは重なり、今世の私の身体には『虫一匹殺せない』という縛りが設けられていた。
人を襲う魔物、凶悪な犯罪者、国家間の戦争──様々な暴力が渦巻く異世界で、か弱い私は生きていけるのか……!?
幸いにも、魔物使いの才能があったから、そこに活路を見出したけど……私って、生まれ変わっても他力本願がモットーみたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:10:00
556107文字
会話率:33%
四十二歳のおっさんにして村の英雄、グレアム・ウォード。
グルザルム王国の辺境にあるフーロ村で生まれ、一度も村から出ることなくこの歳まで生きてきた。
平穏に暮らせていたのなら良かったのだろうが、このフーロ村は魔王領の真隣に位置しているという史
上最悪の立地の村。
魔王領からやってくる魔物の数は半端ではなく、更に魔王軍が王国を攻めてくる際には必ずこの村を通る。
グレアムには王国を守るという気持ちは一切なかったが、村を守るために魔王軍とは幾度となく戦い、一度でも進行を食い止めれば勇者と呼ばれるであろう偉業を、これまで五度に渡って魔王軍の進行を食い止めた。
ただ、グルザルム王国は地図にもないフーロ村のことを把握しておらず、影の英雄の存在には気づいていない状態。
このまま人知れることなく、フーロ村で密かに死ぬ運命であったグレアムだったが、五度目の魔王軍の進行を食い止めた時に片腕を失ってしまった。
英雄であろうと農業を強いられる村であり、片腕となったことで以前のように体が動かせず足手まといになると悟ったグレアムは、四十二歳にして村を出る決断をした。
世界中の誰も知らなかった英雄が今まさに井の中から飛び出し、グレアム・ウォードの名を大海に知らしめることとなる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:10:00
244456文字
会話率:47%
今日も今日とて、社畜として生きて日付をまたいでの帰路の途中。
高校の時に両親を事故で亡くして以降、何かとお世話になっている叔母の深夜食堂に寄ろうとした俺。
いつものようにドアに手をかけて、暖簾をぐぐりかけた瞬間のこと。
足元に目を開けてい
られないほどの眩しい光とともに、見たことがない円形の文様が現れる。
声をあげる間もなく、ぎゅっと閉じていた目を開けば、目の前にはさっきまであった叔母の食堂の入り口などない。
代わりにあったのは、洞窟の入り口。
手にしていたはずの鞄もなく、近くにあった泉を覗きこむとさっきまで見知っていた自分の姿はそこになかった。
泉の近くには、一冊の本が落ちている。
『ようこそ、社畜さん。アナタの心と体を癒す世界へ』
降り出した雨をよけて、ひとまずこの場にたどり着いた時に目の前にあった洞窟へと本を抱えながら雨宿りをすることにした主人公・水兎(ミト)
日記らしきそれを開くと見たことがない文字の羅列に戸惑い、本を閉じる。
その後、その物の背表紙側から出てきた文字表を見つつ、文字を認識していく。
時が過ぎ、日記らしきそれが淡く光り出す。
警戒しつつ開いた日記らしきそれから文字たちが浮かび上がって、光の中へ。そして、その光は自分の中へと吸い込まれていった。
急に脳内にいろんな情報が増えてきて、知恵熱のように頭が熱くなってきて。
自分には名字があったはずなのに、ここに来てからなぜか思い出せない。
そしてさっき泉で見た自分の姿は、自分が知っている姿ではなかった。
25の姿ではなく、どう見ても10代半ばにしか見えず。
熱にうなされながら、一晩を過ごし、目を覚ました目の前にはやたらとおしゃべりな猫が二本足で立っていた。
異世界転移をした水兎。
その世界でまわりに自分の姿がどう見えているのかを知らないまま、本が導くままにのんびりと旅に出る水兎のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:10:00
76967文字
会話率:26%