リゼは王都で工房を経営する若き経営者だ。日々忙しく過ごしている。
売り上げ以上に気にかかるのは、夫キッドの健康だった。病弱な彼には主夫業を頼むが、無理はさせられない。その分リゼが頑張って生活をカバーしてきた。二人の暮らしでそれが彼女の幸せ
だった。
「ご主人を甘やかせ過ぎでは?」
周囲の声もある。でも何がいけないのか? キッドのことはもちろん自分が一番わかっている。彼の家蔵の問題もあるが、大丈夫。それが結婚というものだから。リゼは信じている。
彼が体調を崩したことがきっかけで、キッドの世話を頼む看護人を雇い入れことにした。フランという女性で、キッドとは話も合い和気藹々とした様子だ。気の利く彼女にリゼも負担が減りほっと安堵していた。
しかし、自宅の上の階に住む老婦人が忠告する。キッドとフランの仲が普通ではないようだ、と。更に疑いのない真実を突きつけられてしまう。衝撃を受けてうろたえるリゼに老婦人が親切に諭す。
「お別れなさい。あなたのお父様も結婚に反対だった。あなたに相応しくない人よ」
そこへ偶然、老婦人の甥という紳士が現れた。
「エル、リゼを助けてあげて頂戴」
リゼはエルと共にキッドとフランに対峙することになる。そこでは夫の信じられない企みが発覚して———————。
※アルファポリス様にも投稿させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 21:17:36
118907文字
会話率:44%
文字数は二千文字から三千が目安。
取り敢えずやってみて、評判良ければ毎日更新してみます。
コンセプトは『主人公をとことん嫌っている女の子は甘やかせるだけ甘やかすとどうなるか?』です。
蒼山海青は外見から誤解されやすい男子高校生。入
学式から問題起こして不良と思われているから基本一匹狼。嫌われているというか恐れられているのでクラスメイト達とも距離を置いている。
その正体は人情家で家事万能、お世話するのが大好きのお兄ちゃん。
隠れヒーロー気質で困っている奴の為なら自己犠牲も厭わない。
そんな海青はある女子生徒から猛烈に嫌われていた。
武者小路ソニア。剣舞高校の生徒会長で、真面目な模範生だ。ほぼ全生徒が信望と敬意を示す聖女様。海青は敬意と畏怖を込めてソウルイーター先輩と呼んでいた。
初めての出会いが最悪で海青が助けたボケた婆さんが言いがかりをつけたせいで何も知らないで駆けつけたソニアといきなり大喧嘩。
以来海青が問題を起こす度に警察から呼び出されて、気が付いたら不倶戴天の敵になっていた。
そんな時、ソニアは倒れる。 そこに偶然通りかかった海青が介抱。
原因は 栄養失調と 寝不足による失神。 気づくと海青が渡した 弁当を完食した。先生の話によると誰も入れないで生徒会を一人で回し続けている代償だそうだ。
このことを 誰にも口外しないでとソニアに頼まれる。 元々そんな気が全然なかったので了承する。
その代わり毎日食べてくれと依頼。名目上は彼女にあげる弁当の味見と実験体。実際は意地っ張りな先輩に無理にでも弁当を食べさせる為。
「イヤです。何が入っているか分からないじゃないですか!」
「じゃぁ、この威厳の欠片もない無防備な可愛い寝顔学校のSNSへアップしてしまうよ?」
「それだけはやめてください!」
とった写真で無理矢理納得させた。
毎日弁当食べで当初は我慢していたが、美味しさに素直になる。
ここから相容れない二人の仲が徐々に縮まっていく。
ソニアには大好きな人がいるのだが、何処までも広い海青の色が彼女の心のキャンバスへ優しく侵食。大好きな気持ちが彼へと徐々に傾く。
ただ、海青は男女の友情はあると信じて疑わないので恋愛には発展しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 19:07:28
139096文字
会話率:48%
私の名前はベル。
私には大好きな人が居る。
優しくって、いつも私を甘やかせてくれる愛しい人。
今日も彼は私を優しくブラシングしてくれる。
それだけで幸せだ。
たとえ今が戦争中で明日も知れない運命だたあつしても....
最終更新:2022-12-19 19:10:08
3372文字
会話率:28%
ヤンデレな生徒会長、副会長、書記をMC(マインドコントロール)して甘やかしてもらうお話。
15禁だと思います。
主人公は結構ヘタレです。ちょっとでもHな展開があるときは♡マークをタイトルにいれます。直接的な性行為描写はしない予定です。
主人
公以外に男性は出ません(モブを除く)。NTRはありません。
ヤンデレヒロインからの甘やかせ、主人公からの甘えが苦手な方は閲覧非推奨です。
なお血が出る展開はありません。ひたすら主人公が甘えん坊になって甘やかされます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 19:00:00
21151文字
会話率:47%
不良の国分和也は、帰り道、絡まれていた学校一の美少女「成宮遥」を助けたことをきっかけに学園生活を遥に甘やかされて過ごすことになる。最初は学校のみで収まっていた甘やかしは勢いを増してついには一人暮らしの和也のお世話にまで発展してしまう。
「
余計なことするな!」
「私、和也をもっと甘やかしたい」
学校でも日常でも一緒の二人は周囲から付き合っていると勘違いされてしまう。
甘やかしたいだけで自分を好きなはずがないと思い込む和也とどれだけ甘やかせば自分を好きになってくれるのだろうと思い込む遥の勘違い系ラブコメディ。
時々、遥の美乳に理性を刺激される和也の苦悩の日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 11:50:13
48518文字
会話率:47%
従兄は息子と一緒に交通事故で亡くなった。
私の甥にあたる、従兄の息子は浪人生と言いながら引きこもってネトゲ三昧だったらしい。
事故の直前親子で口論となり、父親がWi-Fiルーターを破壊した。息子は泣きわめき、どう収めたのか二人は新しいルータ
ーを買いに来るまで出かけた。
心中じゃないの? と母に聞いたら、そうかも、と答えた。
従兄の母親である香澄さんは、すっかり老け込み、歩くのも不自由だった。憔悴した妻の横で、わけもわからないように笑っている。昔から、人生何が楽しくて生きているのかわからないような人だと思っていた。老け込んだとはいえ、その部分は今も同じだ。
実は彼女が、孫にあたる私の甥を甘やかせ、中学の頃からゲームを買い与えていたらしい。
私は、この人こそが諸悪の根源だ、と納得した。そう納得したところで、私の感情は動かない。
私は睡眠薬を常用し、眠れなかったらどうしようという不安にさいなまれている。私の感情をとらえるのはこのこと。
夜は眠くならないのに、私は母の実家で夕方から眠くなり、布団に横にならせてもらうと眠りに落ちた。
若い頃の香澄さんがいる。ここはどこと訊くと、私の夢の中よ、と香澄さんは答える。
彼女は、あなたが可哀想だからここに招待した、と言う…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 16:26:50
4358文字
会話率:54%
素直に甘えられないし、甘やかせない
けれど、あなたが一番
そんな二人
※カクヨムで一日一作SS更新中の『百花繚乱』(https://kakuyomu.jp/works/16816452220371917465)のうちの一作です。
最終更新:2021-07-06 08:00:00
1027文字
会話率:59%
この国には、『双子法』と言うおかしな法律がある。これにより、双子の弟・妹の方は甘やかされ、反対に、兄・姉の方は虐待に近い厳しい教育を受けることになる。
そんな中、『ルチア』は『モニカ』や大人たちに理不尽な扱いを受けながらも健気に生きてき
た。
そして、ついに『モニカ』が名誉ある神の子に選ばれた。
しかし、神の子には『ルチア』が知っていて『モニカ』が知らない真実があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 16:19:03
2504文字
会話率:8%
入学式の日。
下駄箱にラブレター。しかし、数時間後に『やっぱ朝の無しで』と書かれたフラレター。
魔法を習う学校にスカウトされたのに、逆立ちしても魔法が一切合切使えないことが判明。
召喚騒動もあって初日にして『下痢野郎』の汚名を受ける少年。
高校入学早々退学が決まり、失意のどん底に落ちた少年が、公園の自販機でコンポタのボタンを押したその瞬間、自販機が爆発し、コンポタまみれの裸の金髪美少女が現れた!
それは、彼が途中まで召喚を行っていた、彼の『守護天魔《ヴァルキュリア》』だった。
しかも、その裸の金髪美少女の両親が、よりによって神王と魔王だった!?
彼女のお陰で、辛うじて魔法が使えるようにはなったが、ある1つの副産物まで持っていた。
それは、魔法を使おうとすると、それはそれは可愛らしい女の子になってしまうというものだった!
ヘッポコ主人公と最強美少女(?)が織り成す、
魔法系ハイテンションローファンタジー!
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(注1)この作品は、パロディの域を越えるような、多方面に喧嘩を売りまくりかねないネタを、胸焼けするほどに取り入れております。
(注2)『カクヨム』様にも掲載を開始致しました。
この作品は、『Avalon Rain ~終焉の雨と彼女の願い~』と対を成す物語です。
単体でもお楽しみいただけるよう執筆致しますが、合わせてお読みいただけると幸いです。
『Avalon Rain ~終焉の雨と彼女の願い~』
↓↓↓
https://ncode.syosetu.com/n1524dw/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 23:11:28
229721文字
会話率:36%
異世界人の召喚──。
魔法をはじめ、それは素晴らしい恩恵をもたらした。だが同時に、世界に致命的な傷を与えてしまった。
身勝手な理由で召喚され、身勝手な理由で処刑された少年──「赤月 玲」。だが、既に遅かった。「彼をこの世界に喚び出したこと
」、それ自体が、取り返しのつかない過ちだった。
その数百年後、人類は、滅びの危機に直面していた。
残された希望はただ一つ。
『光の雨が地上を満たすとき、全ては終わる』
その言葉だけが、人類を立ち上がらせる唯一の希望だった。
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これは、終わりを迎えようとする世界の物語。
それは、そんな世界で、それでも運命に抗う者達の物語。
そして、身勝手な理由で召喚され、殺された少年が、それでも世界を救おうとする物語。
異世界転移──それは決して、いいことばかりではない。
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この作品は、
『へっぽこ女体化魔導士と最強の嫁 ~ かしづけ! ひれ伏せ! 甘やかせ! 私を何と心得る!! ~』
と対を成す物語です。
単体でもお楽しみいただけるよう執筆致しますが、合わせてお読みいただけると幸いです。
『へっぽこ女体化魔導士と最強の嫁 ~ かしづけ! ひれ伏せ! 甘やかせ! 私を何と心得る!! ~』
↓↓↓
https://ncode.syosetu.com/n6466ek/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-25 00:00:00
445209文字
会話率:36%
かわいい作品には旅をさせよ? いいえ、思いっきり甘やかせます! モンスターペアレントのような書き手。
最終更新:2015-03-19 03:00:00
293文字
会話率:0%
真面目で決まりはきっちり守ります。勿論服装の乱れもありません。
そんな彼女の所にふてぶてしい奴がやって来た!?
領土極小、経済大国のアークギドル。その首都ツァンカールには、日々の治安を守る取締隊がある。初の女性且つ最年少で第11部隊の隊長と
なったミア・カシェリーは、つまらないほど真面目に生きてきた。新入隊員へのチュートリアルだって、一言も省略せず行う。そんな自分を誇りに思っていたが、それを他人に求めても無駄ということも分かっている。故に彼女は部下である女性隊員達には、かなりのびのびとさせていた。
ある日、ミアの部隊に中途採用の男性隊員が入って来る。初日から女性隊員達と喧嘩をおっ始める年上の部下。これはさすがに甘やかせない!
教育しようと意気込むのだが、新人であるはずの男は何故か色々小慣れている。持ち込んだ愛用の武器も常識離れ。一体こいつは何者?
いつもミアの思考からは逸脱した行動を取る男に振り回されているうちに、この国で起こりつつある問題が明らかになっていく……
拍手画面6番目にイラストあり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-29 14:23:23
54987文字
会話率:53%