文久三年(1863年)。八・一八の政変で長州は京の都を追われた。だが政情は混迷を極め、都は血と怨嗟に塗れ混沌としていた。
そんな中、京都の治安を護る新撰組は猟奇的な殺しに直面する。将門流陰陽術の術師である新撰組副長・山南敬助はその事件
の裏に呪術的な因果を感じた。
沖田総司と共に事件を追う山南敬助の前に、紅い瞳の妖艶の芸妓・弓月が現れ事件の闇はますます深くなっていく。
時間を追う万荒事屋・葛城柔志狼、西欧帰りの錬金術師天羽四郎右衛門…それぞれの思惑が絡まり合い事態は混迷を深めていく。
やがて京都を覆う術式「だびでの六芒星」により洛中は魔界と化した!
切支丹の秘宝、聖月杯とはなにか?
天羽四郎右衛門の正体とは?
火花を散らす剣と拳!唸りを上げる牙と爪!洋の東西の魔術と呪術がぶつかり幕末京都に神は蘇るのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 17:54:38
252325文字
会話率:37%
ある日、薬屋の養子・充は、半鬼の茜に連れられ、義母と共に妖や鬼がいると噂される「鷹山」へ行くことになる。
「手当てをして欲しい子がいる」と言われ、向かった先にいたのは、まるで妖怪のように牙と爪の生えた、真っ白な髪をした人間の女の子だった
。
何故女の子は、妖怪のようになっているのか。
そして女の子と茜の関係とは?
墨のように黒い過去が、今、解き明かされる――。
*半妖ならぬ半鬼と人間の子たちの因縁の物語です。
*カクヨムでも掲載。カクヨムでは、『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』というタイトルで完結しております。(PNは「彩霞」です)
*読んでいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 10:20:00
130901文字
会話率:50%
この街には騎士がいる。
1945年の某日、御伽噺が現実を侵食した。深い森は妖獣跋扈の危険地帯と化し、海は怪獣ひしめく無法地帯と化した地球。しかし人の領域すら安全とは言えず、人の皮をかぶる人狼と呼ばれる魔性の牙と爪と悪知恵に人々は脅かされてい
た。
探偵の狩野と相棒の少年ハルトは文明の力と知恵を以て人狼から人々を守っている。
民衆から騎士と呼ばれる狩野とハルトは、今日も街を守護している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 00:40:03
5845文字
会話率:59%
大きな河に肥沃な土地、そこには黄金色に光る穀物が広がる。
それを眼下に収める高く険しい山があった。
麓には様々な実や果物を実らせる木々や植物と、多くの動物が生活を営んでいる。
山からの水はやがて大河へと続き、その地に住む者たちへ大地の恵み
を授け、敬われた。
その山は時には火を吹き、人々は神の怒りと称し恐れた。
人々は、その高く険しいその山の山頂に神がいる『神体山』と呼ぶ。
神体山の付近に住む者達は、山の中腹に岩を加工した祭壇を作り、そこに食物を、衣服を、書物を、時には貴重な宝石を捧げ祈る。
〜神体山の山頂付近〜
そこには大きな大きな洞窟があり、巨大な生物が住んでいた。
その生物には翼があり、長々とした尾があり、鋭利な牙と爪があり、堅固な鱗があった。そう、ドラゴンである。
そのドラゴンは永い永い時間を、その山で過ごしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 01:00:00
65325文字
会話率:54%
科学者の手により生まれた怪物は、誰よりも鋭い牙と爪を持ち、誰よりも優しい心を持っていた。
生まれたその日から、魔女による呪いをその身に受け、感情と呼ばれるものを忘れてしまった姫。
二人は出逢い、そして旅が始まった。
最終更新:2018-12-02 12:19:00
921文字
会話率:0%
最強剣士長として名高い主人公ガンジが、仲間と共に剣を振るうも。
戦争は剣を捨て、召喚獣を多用する世界へ変貌を遂げていく。
圧倒的な召喚獣の前に、生身一つで剣技を振るうガンジ。
仲間への思いを胸に、巨大な大剣が獣を穿つ!
主人公の戦闘の裏で
、悲しく吠える銀狼がいた。
召喚獣として、人間に刈られる仲間達。
無情契約と称し、心に刻印を押された獣は刻獣と化す。
その牙と爪を持って、森の仲間を守るため、優しい狼が一匹立ち上がる。
これは、そんな一人と一匹の小さな抵抗の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-27 22:36:34
8611文字
会話率:41%
いつどのようなきっかけで『それ』が誕生し、人類の歴史を脅かし始めたのかは定かではない。
『それ』は時に、鉄をも貫く鋭利な牙と爪を持ち、
『それ』は時に、爆撃すら物ともしない強固な鱗を纏い、
『それ』は時に、天空を疾風の如く駆け抜ける巨大な
翼を備え、
この世界を、人間を、玩具のように扱い蹂躙する。
人は『それ』を、恐ろしきその存在を、古の時代からこう呼んでいる。
『竜』、と――
今年で創立百年目を迎える竜迎撃要員育成特別機関、『|騎士魔学園《ナイツマジック・アカデミー》』。
破壊の化身たる竜という存在に対抗する為、優秀な騎士と魔術師の育成を目的として創立されたその学園に、竜と浅からぬ因縁を持った、とある少女と少年が入学を果たす。
少女の名は、ミリア・クロードライト。
少年の名は、エルク・ディアフレール。
ミリアには、成し遂げたい目標があった。
エルクには、果たさなければならない目的があった。
学園での生活を続ける内、成し崩し的に繋がりを持っていくミリアとエルク。その繋がりが、やがて互いの生い立ちを明らかにする事態へと発展していく。
竜という名の病に侵された世界――『ミッドガイア』を舞台に、少女と少年の物語が、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 14:00:00
137558文字
会話率:28%
今日、ある生徒から放課後
屋上に呼び出された。
その生徒は女の子
あまり関わったことがない生徒
私は言われるまま屋上に来てみたら
黒い羽、鋭い牙と爪
そして青い瞳。
そこには私より大きい
〝バケモノがいた〟
「先生、私バケモノなんで
す。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-10 21:44:23
615文字
会話率:39%
魔族と呼ばれる存在がごく普通にいる世界
長い間争っていた人間と魔族だったが、そんな戦争に終わりが訪れてからはや半世紀が経とうとしていた
だが、長い間戦争をしていた人間と魔族のあいだには大きな溝が生まれてしまっていた
事故で死んだ少年、青井
雄斗はそんな世界に転生してしまう
灰色の鱗、鋭い牙と爪、電光の様な眼球の………
ドラゴンとして
魔王に拾われこの世界を見て、彼は願う
いつか、魔族と人間との溝が埋まる日を
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 22:38:05
77284文字
会話率:55%
舞台は東国、駿華。
牙と爪を従えた夜明けは、どこへ向かうのか。
連載設定になっていますが、設定だけの投稿です。
最終更新:2015-08-23 12:06:09
1475文字
会話率:3%
ある日森にやってきた少女スウェンディーナは、森の中で傷ついた少年、イゼルと出会う。少年は頭から耳をはやし、爪を鋭くとがらせて生まれてきたがためにつらい過去を背負わされていた。そんな少年に少女は笑いかける。「あなたは優しい人よ」 次第にス
ウェンディーナに心を開いていくイゼルだったが、スウェンディーナには思いもよらない秘密があって……?
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冬の童話祭2015に投稿するために書いた作品ですが、書いた後に「これ童話?」と作者自身が首を傾げてしまった作品なので、そこはあしからず。短編といいつつちょっとした連載小説並みの長さですが、ちゃんとハッピーエンドにはなっていますので、読みたい方はお気軽にどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-20 11:02:43
22360文字
会話率:45%