これは地元の古い噂話だ。
ある男が夜中に突然、鯛を食べたくなり、近くの魚市場へ行くと……。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)
最終更新:2024-05-06 16:30:00
2257文字
会話率:15%
難波仙一郎は元刑事。退職後は寒村の住職をしているが時折昔の伝手で探偵の様な事をしていた。
ある時近くの漁港で遭難船が出る事件が頻発しており調査を依頼される。
調査に出た仙一郎だが嵐に巻き込まれ気づけば奇妙な塔の建つ島に流れ着いていた。
そ
して不思議な少女と出会い、共に遭難船事件とこの島の謎を解き明かしてゆくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 20:00:00
9758文字
会話率:27%
魚の旨い町の社食にて
最終更新:2024-03-26 12:31:04
498文字
会話率:0%
大事な仕事のプレゼンを行っていた筈なのに、出向いた会社の会議室で俺は絶叫していた。プレゼンは失敗に終わった。と思っていたら取引の契約が結ばれた。五年をかけて開発した新素材FKPEはプレゼンの失敗など蹴散らすポテンシャルを秘めていた。
営
業部でのらりくらりやっていた俺はひょんなことから開発部へ移動となり新素材の開発に取り組む事になる。青物魚の皮と廃プラスチックとを掛け合わせた万能新素材。はじめのうちは開発部長自ら指揮を執る鳴り物入りのプロジェクトだったものの、青物魚の壁にぶち当たってからは段々と尻すぼみとなってしまった。それでもようやく完成にこぎ着けた新素材FKPEは素晴らしいものだった。
幼い頃の記憶、佐渡島での出来事、キャサリンという謎の老婆、魚への想い、そういったものが絡み合い、俺は俺でないものへとなっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 00:00:00
19918文字
会話率:49%
ラテン語、スペイン語、ポルトガル語文化圏の視点から、キリストと細菌医学と死をテーマにしたオペラやファドを歌う「墓の魚」の作曲家の詩です。シェイクスピア、ゲーテ、ボードレールの様な作品を作ります。比喩と象徴の世界へようこそ。
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最終更新:2023-12-06 17:14:35
282文字
会話率:0%
堂島透は犯人当てを趣味とするニートだった。偶然、犯罪を起こしそうな人物を見つけ、男を追って漁港に向かう。漁港では労働党の街頭演説があり、党首が応援にやってくる。男の目的がこの街頭演説の妨害にあるのだとしたら…… 堂島は犯罪をなんとか食い止め
ようと奔走するが、逆に警察に目をつけられてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 15:00:00
96018文字
会話率:38%
鮎川紗枝はフリーライター。おひとり様人生の覚悟を決め、相続で手に入れた築五十年の古くて傷んだ家に引っ越した。しかし引っ越し当日に家は全焼してしまう。
放心状態の紗枝を見かねた隣人の桂木総二郎が声をかけ、労わられる。
その桂木が怪我をしたのを
きっかけに、桂木の家に紗枝が一か月間だけ間借りすることになった。対価は一日三時間の家事。
桂木は五十歳。紗枝は三十歳。
互いに恋愛感情はなく間借り暮らしが始まる。
二人は自分が抱える過去の心の傷を隠しながら、少しずつ距離を縮めていく。一見順調に見えた二人の関係は、互いの過去によってときどき波が立つ。
海辺の穏やかな町の暮らしと美味しい地元ごはんのある暮らし。海辺の田舎町の空気と、ゆっくり進む大人の恋をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 06:00:00
250358文字
会話率:60%
【あらすじ】
東京から引っ越してきた東ちゆるは、同じ高校に通う仲良しの友人――古賀樹希と堤海咲に誘われ、釣り同好会に入会した。釣り同好会の初釣行として、三人は休日の仮屋湾に浮かぶ三島へと繰り出す。釣りを通して互いのやりたいことや夢を語らい
、三人の女子高生たちは海と向き合う。海から贈られた魚たちを手に、ちゆるは決意した。
「この町でとれた食材を使って、色んな人を幸せにしたい!」
これは釣りを通した日常の、三人の女子高生たちの物語。
【釣りを楽しむために……】
・作中における釣り場の情報は2021年10月31日時点における情報です。実際の情報と異なる場合がございますので、釣りへ赴く際は事前に確認をしましょう。
・車やバイクで現地(釣り場)へ赴く際は事前に駐車可能な場所を検索しておき、わからなかった場合はその地域に住んでいる方々へ声掛けを行いましょう。
・ライフジャケットなど命を守る装備を必ずご持参ください。
・現地(釣り場)では騒いだり、ふざけたりして他の釣り人の迷惑にならないようにしましょう。
・現地(釣り場)では環境美化にご協力ください。
・漁港では漁師の方々が使う道具類が置かれていることもあります。邪魔だからと無断で移動させたり、破損させたりしないようにしましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 17:45:15
18163文字
会話率:58%
とある漁港の曰くの場所から始まる奇妙な話
最終更新:2022-11-08 20:59:20
988文字
会話率:11%
舞台は山林と海浜の保養地、静岡県熱海市。
伊豆半島随一の山持ち川端家の長男炉鹿は、山の民であることを誇りに思っている。
そんな炉鹿とことあるごとにいがみ合う岩波羽裔は、網代漁港の網元の娘で、生粋の海の民だ。
日本全国津々浦々、いずこを探して
もこの二人ほど険悪な人間関係を見かけることもあるまい。
興味関心趣味趣向、得意分野から納豆に入れるからしの分量まで何もかもが合わない二人。毎日のように乱闘を繰り広げ、ちょっとした名物になっていた。
山と海の、千年にわたる確執を乗り越え、二人の間に絆が芽生える時は、果たして到来するのだろうか?
バイオレンスで人情味あふれるハートフルストーリー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 16:02:04
34314文字
会話率:54%
漁港で出稼ぎに向かうのを眺めている妊婦の殴り書き。
あとで後悔しないようにと、そうしていました。
最終更新:2022-05-01 23:51:06
200文字
会話率:0%
とある漁港の景色です。
そのおじさんは、ほぼ空っぽになっていた弁当を楽しそうにしていました。
最終更新:2022-03-25 23:48:43
200文字
会話率:0%
寒い冬の日に、釣れないことを承知で魚釣りに出かけるが、なんと、この日は漁港内にアジの大群が入って来たため、普段は釣れないアジングでも入れ食いの上に、置きザオの小イワシにもヒラメが食いついてきたという、夢のような話。
*このショートショートは
、山中幸盛のブログ『妻は宇宙人』と同一のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 20:26:58
1965文字
会話率:18%
山中幸盛はエイを釣ろうとして漁港に通うが10カ月間釣れなかった。その記録。
*このショートショートは、山中幸盛のブログ『妻は宇宙人』のものと同一です。
最終更新:2021-12-26 20:16:26
1895文字
会話率:0%
第二の人生を海に求める男
積雪の中、悠久の街道を海に向かって北上する。
漁師になることを夢見ながら、寂れた漁村での男の生活が始まる。
ある日、漁港の防波堤でロットを振る若い女に出会う。
男は女に釣りを教えながら、過去の淡い因果を女の中
に感じ取る。
男と女の運命的な繋がりが見え隠れする中、2人はこの寂れた漁村での共同生活を始め出す。
男は、失ったはずの夢と恋を海に求める。
人生に頓挫した中年男性と突如として現れた若い女性との人間ドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 12:37:08
59149文字
会話率:8%
連作短編ですが、各話はそれぞれ(+あるときは料理解説)で完結しています。お好きなところからどうぞ。
お品書き
漁港の町、印寿真洲に、Kitchen Dagonという洋食屋があります――
隣町の史料館で働く安奈は、ある梅雨の日、印寿真洲
を訪れる。宝冠の謎を解くことはできるのか……「D is for Dagon」(+料理解説Ⅰ)
Kitchen Dagonの孫娘ろびんと、民宿エラ萬の娘の芽春は幼なじみで大親友。の、はずなんだけど……「なかなおりサンデー」(+料理解説Ⅱ)
印寿真洲の素封家、上糸家のひとり娘、明日名さんにはいくつかの秘密(と黒歴史?)が……「ロブスターロールをもう一度」(+料理解説Ⅲ)
安奈と阿弥陀寺先生が海坂徳育大学に行ったり印寿真洲に来たり。「みご」って何? 食べれるの? ……「秋颱風」(+料理解説Ⅳ)
町はもうすぐハロウィン。だけど芽春の様子がおかしくて……。黒幕は魔女? 吸血鬼? それとも……「魔女の部屋の夢 (前・後編)」(+料理解説Ⅴ)
毎年この季節になると、グランマは三日ほど店を空けて、旅に出る……「薄くれなゐの秋の実に」
ドリームランドのお風呂事情、バハーナ食べ歩き、シャンタク鳥卵百珍……「探しものは、なんですか」
自転車旅行で印寿真洲を訪れた少年。彼が八年前にキッチン・ダゴンで食べたのは……「ハルの海」
近所に住む少年、魚くんに頼まれて、ろびんと芽春は夕暮れの小学校に……「さよなら、サマー・コーン・チャウダー」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 01:23:31
133903文字
会話率:40%
漁港のある小さな街の高校に2人の転校生がやってきた、そのうちの一人の折原璃子は自分がアンドロイドだと言う。
最終更新:2021-11-28 12:40:58
78405文字
会話率:49%
恋人の美由(26)を亡くした吉葉(32)は、函館に別荘を宿泊所として経営している元浮気相手・北見ヤエ(34)に誘われ函館にやってくる。吉葉は、函館に降り立ってすぐ、ヤエに紹介された漁師兼霊能者のさつき(20)に会いに漁港へと向かう。しかし、
半信半疑の吉葉はさつきに対して『可愛い』という感情すら抱き適当にあしらって、ヤエの別荘へと向かう。そこでヤエに一緒に暮らそうと言われる吉葉。美由の霊は吉葉についてきており、二人が結ばれることを見届けて成仏する予定であったが、良い雰囲気になってきた二人を見ていられず、放蕩する。一方、霊能者の仕事に疲弊するさつきは父・藤堂(54)にその思いを打ち明ける。
次の日、函館公園へとドライブに向かう吉葉とヤエ。後をついていく美由。函館公園の観覧車でヤエは吉葉のポケットから指輪ケースを取り出し、「これ私に?」と迫る。逡巡する吉葉は、美由に捧げるものだと言い、ヤエは指輪ケースを投げ捨ててしまう。吉葉は無免許のままヤエの車を走らせ、魚市場で作業途中のさつきの元に駆けつける。さつきに会った吉葉は美由に言葉を届けて欲しいと言うが、再びさつきの事を『可愛い』と思う。それを見抜いて呆れたさつきは、霊能者の仕事への疲弊も相まって、吉葉にキスをし「私はインチキだ」と言い放ってしまう。インチキと知って後ろめたい事など何も無いように振る舞う吉葉はヤエとの関係を深めていく。一方、事は終わったと漁に励むさつきの元に再び訪れた美由は、さつきが吉葉にとって三番目の女になってしまっていることを告げる。
次の日、帰りの飛行機へと向かう吉葉とそれを見送りについてきたヤエの元に、さつきと美由が現れる。もめる内に吉葉は飛行機を逃してしまう。
その後ヤエの別荘に戻り、吉葉の美由への思いを再確認し、仮の婚約式を執り行うが―
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-04-16 18:53:45
18989文字
会話率:59%
晴れた夏の日、海を恋しく思うのはどうしてだろうか。そんなことを思って来た漁港のハズレの岩場にて。
日常の中の一呼吸と非現実現実。
初出:mixi日記(2008年8月17日)
最終更新:2020-08-09 16:43:46
1564文字
会話率:36%
90年代の頃、実際にあった出来事をベースに、再構成した怪談シリーズ!
見える人、灰峰姉さんとその舎弟、見延青年を主人公にしたシリーズ第二弾。
『海の手』
大磯漁港へ夜釣りに訪れた二人。
けれど、真夏のハイシーズンにも関わらず、ビーチは無
人……漁港にもぎっしりと漁船が並び、異様な雰囲気だった。
「あの堤防から先に、決して行ってはいけないよ?」
灰峰姉さんの忠告を守らず、堤防の先端を目指そうとした見延は、危機的状況に陥る。
『ドッペルゲンガー』
「今夜、私はドッペルゲンガーに会わないといけないんだ。すまないけど、君にもちょっと、付き合ってほしいんだけど、頼めるかな?」
見延は、そんな奇妙なお願いを灰峰姉さんからされた。
過去と未来がすれ違う時、何が起きるのか?
『箱根』
夜の箱根……歴史あるその土地は、夜にもなると様々なモノが現れる。
箱根で経験したいくつかのゾッとする話を集めてみた。
三編ほどの短編を掲載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 07:07:32
39516文字
会話率:27%
第一夜「祝津の猫」
この漁港を仕切る猫の大将ニャン吉が「札幌から三十匹ほどのガラの悪い猫の集団がこの祝津方面を目ざしてきているらしい」と告げる。そこでメス猫のアマテルとハチが途中の朝里町まで偵察に向かうことになる。
第二夜「ゆらゆら」
祝
津に帰宅した二匹は町は似てるが何かが違う?雰囲気や知った顔がいない。アマテルは空間の歪みで別世界に紛れ込んだ可能性があると推測する。
第三夜「潮」
異世界に紛れ込んだ三匹は空間の歪みを探し、小樽から祝津にかけて何度も何度も往復する。食以外の時間を空間の歪み探しについやした。そんなとき威圧感のある黒いシェパードと出会う。自分の息子も急に消息を絶ったことを話す。
第四夜「天狗山の老犬ミル」
あの出来事があって三ヶ月が過ぎた。あの忌まわしい出来事を誰も話すことはなかった。納得がいかないアマテルは天狗山に住む一匹のヨークシャーテリアのミルの存在を聞き訪ねることにした。
第五夜「ミルとアマテル」
犬のミルに弟子入りし身の回りの世話もするようになったアマテル。ある時母親の調子が優れないと聞き、祝津に帰宅するアマテル。
第六夜「心身脱落と親方」
ミルのところに戻ったアマテルは母親の死を告げる。ミルは「お母さん亡くなったか、心ゆくまで母親を偲んであげなさい」と気遣う。幾日も幾日も外に顔を出さない。アマテルは絶望の淵にいた。
第七夜「無法猫とユラユラ」
ヤング親方の悲惨な死のあと、港は静まりかえっていた。札幌の無法猫は一時祝津に入った。覚醒したアマテルが対応する。
第八夜「不思議な町」
平安を取り戻した祝津をあとにしたアマテルはひとり海岸沿を西に移動した。あのユラユラと少し違うけど共通する空気感がある町に出たアマテル。そこで出会う動物たちとの会話をアマテルは楽しむ。
第九夜「死への意識」
小樽に戻ったアマテルは、地元祝津で暮らし数年が過ぎ九歳をむかえた。いつものように瞑想していたアマテルのところに一匹の猫が近づいてきた。親友黒猫ミミの孫娘マメ。マメはアマテルが大好きで身の回りの世話係も務めていた。
第十夜「嫌だ」最終話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-19 08:53:07
41959文字
会話率:71%
漁港で行われるサンマ祭りをうっかりサンバカーニバルと間違ってしまった小泉陽は、サンバの衣装を身に纏い、全力で腰を振って祭りを楽しむのだった。
最終更新:2019-10-21 00:02:54
5750文字
会話率:48%