以前投稿したものの改訂再投稿です。
小牧君の小学校の運動会で競技中に異変が起きる。陸上部の三上君がスタートを切った直後に相撲取りがワープしてきて三上君を張り手で押し倒したのだ。その事件を皮切りに落語家や空手家や大学教授、OL、サラリーマン
などいろんな人が校内のさまざまな場所に突然あらわれるようになった。騒ぎを聞きつけたテレビや新聞、週刊誌が取材に来た。
三上君はつづけてワープによる災難に出くわし、タックルされて緊急入院することになった。三上君を見舞った小牧君たち級友五人は、病室で三上君がいきなり消えたのを目撃する。三上君がワープしたのだと思ったが、ワープしたのは小牧君たちのほうだった。ワープ先は小学校の写真部の部室で、目の前で八馬先生が仰天していた。メディアやインスタで話が広まり、校内へドローンを飛ばして無断撮影するユーチューバーも出没するに至った。
ワープの当事者は国内だけでなく世界各地からやって来るようになり、小学校は世界中から注目を浴びることになった。また、ワープは軍事目的で開発されたのではとの憶測も呼び、これにいち早く反応したのが各国の情報組織で、小学生のエージェントを送りこんできた。
すでに物故した人間もやって来た。夏目漱石や森鴎外、卑弥呼に日本武尊が来るに及んで、懸念されたのは世界の偉人が半端なタイミングでやって来ることだった。たとえばエジソンやテスラが電気の発明前に来たら大変なことになる。恐怖に駆られた世論はその小学校を潰せと主張する。
ある日、ニュースサイトでエッフェル塔が一夜にして消えたと大騒ぎになった。時を同じくして三上君の机の上にエッフェル塔のミニチュアが現れた。ピンときた橋口先生がフランス大使館に注進に及んだが相手にされなかった。
太陽が二つある故郷の星に帰還してからも地球の菊池君からの報告は続く。時間軸が異なるので地球に残った菊池君はどんどん歳をとっているらしい。地球から持ち帰った建造物や偉人たちはアルバム撮影を終えると、地球の環境を復元した衛星の一つに保存された。小牧君と香山さんは二つの太陽が輝く空を眺め、遙かな地球に思いを馳せるのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 02:28:04
101366文字
会話率:64%
さかしまでギュスターヴ・モローへの賛美を伴い提唱されたドクトリン
つまり外界に存在する世界よりも絵画に表現される世界の方が優れているという主張を忠実に実行した作品
私の主張は一貫している
芸術家の美学やインスピレーションはそれ自体社会化一般
化しその作品の正否の基準として適応させることはできない
ましてや森鴎外の審美主義などでは不可能だ
私はここに存在する歴史的批評的に分離された理由なき賛美の絶対性を否定する折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-24 20:55:35
2656文字
会話率:2%
弟は剃刀を抜いてくれたら死なれるだろうから、
抜いてくれと言った。
しかしそのままにしておいても、
どうせ死ななくてはならぬ弟であったらしい。
それが早く死にたいと言ったのは、
苦しさに耐えなかったからである。
苦から救って
やろうと思って命を絶った。
それが罪であろうか。
殺したのは罪に相違ない。
しかしそれが苦から救うためであったと思うと、
そこに疑いが生じて、どうしても解けぬのである。
(森鴎外/『高瀬舟』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 19:00:00
104204文字
会話率:53%
初めての失恋をした日、僕は初めての恋をした。
オタクな高校生 ”エイジ”は秋葉原のマクドナルドで、ずっと両思いだと思っていた1つ年下の後輩の ”るりか” に、突然 ”彼氏” が出来たと報告された。
ただの先輩。恥ずかしすぎる勘違い。延々と
続く残酷極まるノロケ話……。
茫然自失のエイジは、るりかと別れた後、いつの間にか見知らぬ大きな ”クスノキ” の前に立っていた。
そこでエイジは、”クスノキ” の精霊と出会う……。
歴女な少女とオタク少年。
初めての失恋のあとに突然やってきた初恋は、少し不思議でちょっとノスタルジー。
この作品は小説でなく、シナリオ風に書かれたものです。予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 09:07:28
22944文字
会話率:46%
藩からの度重なる恥辱に耐えかね、意地を通す形で屋敷に討手を迎え、戦って死のうと考えた肥後熊本の「阿部一族」。
その中のある女性は思った。
「意地張り通して負ける戦をして死ぬより、主君を亡ぼしてしまえ、毒食らわば皿までも」
こうして島原の乱で
得た「黒魔術大全」を使い、あの世から援軍を召喚するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 09:26:52
6935文字
会話率:28%
その後の『舞姫』と銘打ってはおりますが、物語というよりは評論調のエッセイです。
最終更新:2019-08-17 00:00:00
1484文字
会話率:0%
「砂の器」、「黒革の手帖」などで有名な推理作家、松本清張の全集(60冊以上!)が、小倉の図書館からこつぜんと消えました。小倉は松本清張の出身地です。何者かの心ない所業に、みんな怒っています。近くに住んでいた元新聞記者エムさんが、かわりに自分
の持っていた全集を寄贈し、貸し出しが再開できました。本がなぜなくなったか、今でもわかっていません。
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ここまでは各紙に掲載された実話です。ニュースを見て小説を書きました。
初掲 ヤフーニュースコメント欄 2018.12.30折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 00:00:00
2245文字
会話率:39%
大きな希望を持って地方から上京した作家が経験した挫折と恋愛を描いた、
森鴎外の「舞姫」を下地にした小説です。
最終更新:2018-11-12 23:23:21
8744文字
会話率:21%
昔文体診断用になんとなく書いた思い出話です。
似てる小説家は森鴎外でした。何故。
キーワード:
最終更新:2018-10-01 23:30:15
467文字
会話率:0%
投稿テスト
私は小説家になろうで小説を執筆してみようと思い立ったのだった。
キーワード:
最終更新:2018-09-15 17:53:19
368文字
会話率:0%
森鴎外の代表作の一つ「高瀬舟」。この物語は私たちに多くのことを学ばせてくれる。
知足、財産、安楽死。今回はその内、知足に注目して、欲を持たないことの大切さを学んでいこう。
※「高瀬舟」と言う物語についてご存知であることを前提に話を進
めて行きますので予めご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 19:56:51
1200文字
会話率:0%
隴西の李徴の行く末は…?
夏休みの宿題で「山月記」の書写を課された高校生が知った、衝撃の結末。
最終更新:2017-05-02 05:11:25
10416文字
会話率:43%
ある出来事がきっかけで、ピアノが弾けなくなった、中学生の守沢茜音。
彼女がタイムスリップした先は、明治時代の東亰だった。
そこでの出会いをきっかけに、茜音は、変わることができるのか。
叶えられなかった、夢の続きを描いてみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 19:12:12
30768文字
会話率:36%
森鴎外の名著「舞姫」の続きを自分なりに。
最終更新:2015-11-06 10:09:08
1268文字
会話率:0%
漱石と鴎外が好きすぎる私からのメッセージ。
最終更新:2015-01-08 12:28:50
410文字
会話率:23%
あらすじも何も、森鴎外の最後の一句のあらすじになってしまった。
森鴎外は苦手、舞姫は教科書に載ってたけど「最後の一句」は読んだことない人、とにかく明治期の文学が好きな人にも好きじゃない人にもお勧め。私は森鴎外好きです。
最終更新:2014-11-19 15:13:02
491文字
会話率:15%
森鴎外が森鴎外の森鴎外
最終更新:2014-08-11 22:46:06
421文字
会話率:0%
僕とは全く違う薄いこがね色の髪と青く清らかな眼を持つ母は、昔は『舞姫』と呼ばれるような踊り子であった──森鴎外「舞姫」のその後の世界を息子の視点で描いた作品。ちなみに作者は舞姫も森鴎外も大嫌いです。某大学文芸部部誌掲載済。
最終更新:2011-05-19 01:41:31
4714文字
会話率:24%
学校の平和を守るため結成された部活動、それが『チーム☆森鴎外』。日々人助けの為に奮闘する部員、春日小森と櫻外啓介の日常を描いたゆるい雰囲気の学園コメディーです。
キーワード:
最終更新:2006-06-24 20:43:58
19757文字
会話率:45%