2035年7月16日、「異世界」からの侵略者が現れた。
地球人と変わらない見た目ながら地球にはない力「魔法」を操る彼らは地球の防衛を意に介さず、災害とも思える被害を出していく。
地球はそれを許さない。星は人に戦うためのギフトを与えた。「スキ
ル」と呼ばれる力で、人の技能、願望、可能性を祝福した一種の「権能」。
魔力に覚醒した人間は「ソルジャー」として異世界人に立ち向かう。
二つの勢力は互いに「勇者」の称号を持つ最強の兵士、戦士を保有している。
しかし「魔法」は「スキル」より応用力に長けており、戦という面では異世界人に軍配が上がる。
凄惨な戦を止めるため、神は「死んだ平凡なサラリーマン」であった《七代一》に「最強の肉体」と「最強の魔力」を与え、戦を終わらせる第三勢力《勇者》として蘇らせた。
これは、平凡だった勇者が世界を終わらせる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 21:01:45
7813文字
会話率:51%
地球が終わる――そんな現実味のない噂が、ある日突然現実となった。西暦20XX年、人類の前に現れたのは強大なエイリアン艦隊。アメリカの東海岸を始め主要国の都市をいとも簡単に焼き払う彼らの攻撃に、世界は大混乱へと突き落とされる。
無職
で自堕落な京介は「エイリアンとの乾杯用」に冷蔵庫で地ビールを冷やすほどお気楽だったが、人生の転機は皮肉な形で訪れた。謎の中年男・江崎に誘われ、毒舌かつ凶暴な幼馴染・美波とともに異世界へ飛ばされてしまうのだ。そこは魔法やモンスターが跋扈するファンタジー世界。いきなりゴブリンの大群に襲われた彼らだが、「パクリ君」という怪しげな装置によって常人離れした武術や固有スキルを身につけ、なんとか撃退に成功する。
そんな中で出会ったのは、長い銀髪をなびかせる美しき魔法騎士リリィ。彼女が守る村を助けるうち、京介たちは驚くべき事実を知る。どんな願いでも叶えるという伝説の宝珠「チンターマニ」が、この異世界に存在するというのだ。地球を救うため、それを手に入れなければならない。
しかし、旅のはじまりはあまりにも無計画。酔っ払いで世界政府エージェントを名乗る江崎のおっさん、血に酔う戦闘狂の美波、美しく気高い魔法騎士リリィ、そして光を操るニートの京介。凸凹パーティが辿る奇想天外な冒険の先に、果たして地球の未来はあるのか? 笑いと暴走が止まらない異世界転移ファンタジーがいま幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:56:41
79540文字
会話率:55%
※第1章 鬼ごっこ編 完結
※第2章 学生大戦編 完結
奇怪な能力を持つ同級生たち。
僕はそんな彼らの力を“特質”と呼んでいる。
僕らの母校である吉波高校には何故かそういう生徒が一定数、存在していた。
そんな異質な能力を持つ学生た
ちが送る非日常な物語。
そして………
今、僕らは神の力を手に入れて暴走している友人を止めなければならない羽目に…。
「一体、どうやって止めるのよ…」
神という壮大で漠然とした力を持った敵に焦る彼女。それに対して僕は冷静だ。
『こっちには特質と言う異能力を持った仲間がたくさんいる』
「た、例えば…?」
僕は両手の指を折りながら、仲間の能力を軽く紹介していく。
『オナラで空を飛び、臭いで敵を気絶させる者。よだれを自在に生成し操ることができる者。巨大なブロッコリーを量産し、場を制す者………他にもたくさんいる』
「……………」
強大で奇天烈な能力のオンパレードに彼女は目を細める。
『疑う気持ちはわかるが、どれも本当だ。これから、みんなを集めよう』
僕の言葉を聞いて彼女は大きく首を横に振った。
「いや、疑ってるんじゃなくて…! 無理よ…。ブロッコリーが神に勝てるわけないわ…」
______________________
中学校のとき、友達が身内がそのまま登場する学園物ファンタジーみたいな話を休み時間とかにしていて、身内同士ではかなり面白かったので内容を覚えてるうちにここに書いていこうと思います。
学園物で変な能力バトル系(まともな能力もある)でギャグもありみたいな内容です。
身内が登場すると言いましたが、ここでは本名ではなく、架空の名前を使います。
2020/9/12折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:47:44
1193227文字
会話率:22%
一言で言うとタイトル詐欺——(作者)
——運命なんて、ぶっ壊せ——
魔術が全てを支配する世界に、一人の転生者が現れた。
無詠唱魔術を操る少年カイルは、学園で規格外の才能を振るい、誰もが彼に目を奪われる。だが、その隣には魔術が使えな
い「落ちこぼれ」ルカと、落ちぶれた「用無し女騎士」セリスがいた。
嘲笑と偏見の中、3人は出会い、ぶつかり合い、そして絆を深めていく。
学園生活の中で芽生えた友情は、魔術と剣が交錯する戦場で試され、知られざる歴史の闇に立ち向かう力となる。
これは、天才と凡才、魔術と騎士道が織りなす青春と戦いの物語。
笑い、涙、驚愕——全AIが泣いた、魂を揺さぶる王道ファンタジーがここに開幕!——(誤字チェックしたAI)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:10:00
52729文字
会話率:34%
世界の均衡が崩れたのは、異界と人間界をつなぐ「門」が開かれた日だった。
突如として現れた「悪魔」たちは混乱と破壊をもたらし、人類は対抗手段として
“デビルハンター”を組織するに至る。
デビルハンターの**炎(エン)**は、異界
の力を操る狂信的な組織――
**黒燈会(こくとうかい)**を追う最前線にいる。
彼の任務は、彼らが追い求める「力の源」と呼ばれる謎の力を阻止することだった。
そんな彼の前に現れたのは、**異界の血を引く謎の女・カルマ**。
彼女は享楽的で掴みどころがなく、悪魔狩りにも、人類の未来にも興味を示さない。
「……この『力の源』ってやつ、本当に世界を変えられるのかしら?」
黒燈会が執着するその力は、ただの儀式の産物なのか?
それとも、世界の命運を左右する何かが眠っているのか?
そして、カルマがこの世界に現れた本当の理由とは――
絡み合う陰謀、交錯する運命。
悪魔を狩る者たちの戦いが、今始まる――。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:00:00
339040文字
会話率:21%
「奇跡は真実か、欺瞞か――神聖調査官が暴く信仰の闇」
セラフィム聖教会の神聖調査官 ミハエル・フォン・ヴァイセンブルク は、護衛の聖騎士 コンラート・フォン・アイゼンシュタイン と共に、事件の真相を追うが、そこには「神の奇跡」を操る黒幕の
影があった――。
“信仰”とは何か? “奇跡”とは何か?真実を求める戦いが始まる!
異世界✖︎ミステリー✖︎バディものです。
※ややブロマンス(未満?)の表現あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:00:00
110936文字
会話率:34%
名門リーバス家の汚点と呼ばれ、居場所を失ったメルは、家を飛び出し冒険者となる。名家の血筋によって彼女は簡単に冒険者のパーティの約束を取り付けることができた。しかし、それは束の間だった。能力を数値化する「ステータス計測機」が導入され、メルの
才能のなさが白日の下に晒される。低い値を叩き出した彼女は、約束を反故にされ、容赦ない罵声を浴びる。
失意の中、メルは一人で細々と依頼をこなすことを決意する。そんな中、メルとの約束を破った男が「せめてお詫びに」と安全な依頼を取ってきてくれた。苔を取るだけの簡単な仕事___と聞いていたのに、竜の住む洞窟で、竜が丹念に育てた苔を取ってくるという危険な依頼だった。圧倒的な力に翻弄されながらも、メルは依頼を達成する。なぜなら、ステータスは低くても、「五感・感覚・認識の全てを操る最強の幻術」の使い手だったから。
旅先で出会った仲間の問題を解決しつつ、メルは自分を大切にしてくれる仲間と色々するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:10:00
3060文字
会話率:65%
水を操る神官ミキ・ソーマは、助産の名手でもあった。
春直前のベビーラッシュで多忙な中のある日、彼女の赴任地であるフロア開拓村に二人の旅人が訪れる。分娩で手が離せないミキに代わり、旅人たちは突然の陣痛に襲われた妊婦を介抱し、前触れもなく姿
を消してしまう。
時を同じくして、村で火薬の盗難が発生。旅人に嫌疑が向く。同日に発生した崖の崩落との関連を疑ったミキは、崖の麓の禁域へと足を運ぶと、そこには村を出たはずの旅人の一人、エレクトラの姿が。
エレクトラの保護を境に、村に侵入する謎の刺客たち。神官を次々と無力化する彼らの手は、遂にエレクトラへと及ぶ――
が、エレクトラの内に宿ったものが、刺客を返り討ちにする。
その力の源は、禁域に封じられた吸血鬼。エレクトラの身体を借りて蘇ったその名は、アルフレッド・ヴァルケル。
吸血鬼討伐に乗り出すミキへ、アルフレッドがエレクトラの口を借り、衝撃的な一言を告げた。
「この女、孕んでるぞ」
胎児の命を優先するミキ。胎児を人質にし、己の完全復活を目論むアルフレッド。対立する二人は奇妙な同盟を結ぶ。やがて、エレクトラの出自の謎を追い、自らの過去と向き合うとも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:04:01
137275文字
会話率:35%
精霊力によって自然に満ちた世界には過去、人類と精霊は密接な関係で誰もが精霊力を宿し共存していた。
だが現在は精霊を見た者がいなく、精霊力を宿す人類すら減少傾向にあり、精霊と同じく自然を操る精霊術を扱う精霊術士は希少とされていた。
その
一人、ロロベリア=リーズベルトは八歳の頃、同じ孤児として教会で暮らしていた同い年の少年がいた。
お互いにシロ、クロと呼び合う二人はある約束を交わすも一年後、クロに引き取り手が現れたことで離ればなれになる。
六年後、一五歳となったロロベリアは世界三大国の一つ、ファンデル王国でも選りすぐりの若者が集まるマイレーヌ学院に入学。わずか三ヶ月で学院実力者一〇名の一人、序列一〇位との序列戦に挑み打ち倒した才女とまで成長していた。
そんなロロベリアの前に学院の役員としてやってきた、クロの面影や特徴だけでなく同じ名前をした少年。
突然の再会に驚きながらも喜ぶロロベリアに対し少年――アヤト=カルヴァシアは誰だと否定。
アヤトとの出会いからロロベリアのクロと交わした約束を果たす、世界を守る英雄の道が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:00:00
2601141文字
会話率:44%
──この戦争に、希望はあるのか。
独裁国家《ノイエ・アーク》は、異端の反乱国家《ヴェスペリオン》との苛烈な戦争を続けていた。人々は戦場へと送り出され、多目的戦術機動郭《オルド》が戦線を支えている。だが、戦争の真実を知る者は少ない。敵の正体
、戦う意味、そして人類の未来──すべてが歪められていた。
15歳のユリウス・ハルトマンは、名誉ある軍人として徴兵され、整備兵として最前線へと送られる。同期のクラリス・フォーゲル、後方オペレーターのリリィ・フォン・シュライフェンと共に、《第十二独立戦闘群〈レイヴンズ・コール〉》へと配属されるが、そこで彼らを待っていたのは、想像を絶する戦場の地獄だった。
突如襲いかかる異形の敵、《マローダー》。それに付随する寄生型子機、《スプロウト》。人の脳に根を張り、兵士を操るそれらの存在は、人類の敵《ヴェスペリオン》の恐るべき戦術の一端に過ぎなかった。
混乱の中、上官が操られ、仲間が次々と倒れていく。ユリウスとクラリスも死の淵に立たされたその瞬間、《レイヴンズ・コール》の救援が到着する。しかし、それはほんの始まりに過ぎなかった。
──これは、嘘と戦争に支配された世界で、真実を求める者たちの物語。
希望を夢見た少年たちが、絶望の中で何を選び、何を捨てるのか。
「クリスタル・デイズ -斯く咲く彼岸の如く-」
戦争の果てに待つのは、救済か、それともさらなる絶望か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:00:00
125320文字
会話率:26%
田舎の雑貨屋で働く青年リオンは、幼い頃から「石を少しだけ動かせる」という地味な力を持っていた。大した魔法でもないし、周囲からは「役立たず」と言われ続けてきた彼だが、ひょんなことから王都グラン・エテリオンへ呼び出される。王国の宰相は「もし石貨
を増やせるなら恐るべき脅威になる」とリオンを警戒し、教会は「神の領域を侵す異端ではないか」と監視を強める。挙げ句の果てに、破壊を企む闇組織“暗礁(あんしょう)”までもがリオンを狙い始め、王都は噂と混乱で揺れ動く。
そんななか、地味だと馬鹿にされていたリオンの石操作は、倒れそうな石像を支え、燃え広がる火災から工房を救い、そして人々の命を守るために発揮されていく。職人街の仲間たちや幼馴染の騎士見習いレオンの助けを得て、リオンはついに「石の力」は破壊だけでなく“創造”のために使えると証明しようと決意。だが、それこそが破壊衝動を宿す少女レイラとの衝突を避けられない運命へつながってしまう。
王国を騒がす闇組織と“もう一人の石操作”が巻き起こす陰謀が迫り来る中、リオンは自分の力の真価を信じられるのか? 破壊か、それとも創造か――選択の先には、焼け落ちた工房の再建や王都を覆う闇の謎解きが待ち受けていた。地味と言われたこのスキルが、いつしか王都を救う大きな希望になるかもしれない。
石を巡る運命と人々の思惑が交錯するファンタジー長編。力の使い道を模索するリオンの姿を通して、“世界を壊すか、創り直すか”という選択があなたの胸を熱くする。さあ、地味なはずの石操作が起こす波乱の物語を、ぜひ覗いてみてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:00:00
82397文字
会話率:30%
主人公は、現代の日本でエンジニアとして働いていたが、ある日突然、異世界に転生する。
そこは、魔法が存在するファンタジーの世界だった。
しかし、主人公はすぐに気づく。この世界の魔法は、自分が使っていたプログラミング言語と同じ構造を持っていると
。
主人公は、自分の知識とスキルを活かして、魔法を自在に操ることができるようになる。そして、この世界の謎や秘密を解き明かし、冒険や恋愛を楽しむことになる。
しかし、主人公の存在は、この世界の均衡を崩すことにもなる。魔法の真実を知る者たちとの戦いが始まる。
主人公は、この世界を救うことができるのか?
自分の居場所はどこなのか?
コードと魔法の物語が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:00:00
52734文字
会話率:38%
『こんにちは! 妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高です! 妙高は今、コスタリカにあるプエルト・リモン鎮守府、長門様が率いる第五艦隊に所属しています。親友の高雄やちょっと変わった信濃、駆逐艦の峯風ちゃん、涼月ちゃん。頼れる仲間と一緒に、人々を守るた
め、人類の敵アイギスと日夜戦いを繰り広げています! 今日はちょっと変わった任務で――高雄、危ない!! え……? 長門様、どうして……?』
『我々人類は本当の意味で機械を操れてはいないのです。我々は常に計器で機械の状態を把握し、ボタンやレバーで間接的に制御している。だから私は、機械と人間とを直接に繋ぎ合わせ、五感のように機械を把握し、手足を動かすようにそれを動かせる、そんな方法を研究しているのです。東條参謀長殿、いかがですか?』
『マイン・フューラー(我が総統)、命令を。スターリンもチャーチルも、我が艦載機で雑作もなく殺してやりましょう。――え? どっちも殺さないで欲しい?』
『タヴァーリシ(同志)スターリン、御命令を。我らが祖国を侵す敵は全て、この私が殲滅いたします。――決して沈んではならない、ですか。無論、政治的に私が沈むわけにいかないことは――そういうことではない?』
『――船魄(せんぱく)。それは軍艦を自らの手足のように操る少女達。艦が肉体であるのなら、私達はその魂。艦そのものである私達が操る軍艦に、人間が対抗することは不可能に近いわ。人類が最初に手にした船魄は、日本がフィリピン沖海戦で投入した瑞鶴、つまり私ってわけ。私は日本を守るためアメリカと戦い、奴らから全てを奪ってやった。その代わりに何もかも失ったけど。この話、聞きたい?』
本作のメインテーマは、あくまで史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。
新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またブックマークや感想などよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 18:03:52
983512文字
会話率:70%
連換術、元素を連換玉と呼ばれる宝玉に封じてエーテルを行使することにより元素の力を自在に行使する技術。
エーテルを知覚し元素の力を自在に操る者達は連換術師と呼ばれていた。
精霊教会が崇める聖女が生まれた街マグノリアでは、毎年の恒例行事となっ
ている生誕祭の準備が進められていた。そんなある日のこと。マグノリアに住む、連換術師グラナ・ヴィエンデは何者かに襲撃されているシスターの少女と邂逅する。
その少女は聖女が東方への巡礼より持ち帰ったと伝えられている聖遺物を所持しており、教会の過激派の命を受けた暗部の者から追われていた。
聖女の生誕祭を控えて賑わう街の影に忍び寄る暗雲。伝説が伝説で無くなる時、青年と少女がする決意とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 13:10:00
148436文字
会話率:43%
時の魔法を操る大魔道士ケインの数奇な運命の物語。
最終更新:2025-03-31 13:00:59
10042文字
会話率:49%
近未来、札型のデバイス【蘇生符】の発明により、人類社会にキョンシーが普及していた。稀にキョンシーの脳は特異性を持ち、PSI(超能力)を発現する。良質なPSIキョンシーを作る為には良質な死体が必要である。当然の帰結として、キョンシー用の素体
を生活させる地域が世界各国で発展した。
この死体生産地域では日夜キョンシーに纏わる犯罪が多発している。その中でも、住民が攫われ、キョンシー用にバラされる【素体狩り】は社会問題に成っていた。
日本の死体生産地域の一つ【シカバネ町】。そこにはキョンシー犯罪を専門に扱うプロフェッショナルが集う【キョンシー犯罪対策局】があった。
その中の一人、最も過酷で最強の一団、第六課を率いる女、清金 京香は【人類最強】である。特に相棒のキョンシーである霊幻と共にあれば、向かうところ敵なしだった。
そんなある時、シカバネ町に、所有者が不明であり、全く同じ顔をした姉妹の野良キョンシーが潜伏した。
パイロキネシスを操る姉と未知のPSIを操る妹。彼女達を作り出したのはキョンシーに魅入られた狂人達だった。
二体のキョンシーの出現により、清金京香はキョンシーに纏わる大規模な陰謀に巻き込まれていく。
ざっくりとした世界観説明
① 死体をキョンシーとして蘇らせる技術が発明されています。
② 稀にキョンシーは超能力(PSI)を発現して、火や水や電気や風を操ります。
③ 労働力としてキョンシーが世界に普及しています。
④ キョンシー用の素体を生産する地域が世界各地にあります。
⑤ 素体生産地域では、住民達を誘拐したり、脳や内臓を抜き去ったりする密猟者がいつも現れます。
⑥ そんなキョンシーに関わる犯罪を取り締まる仕事をしているのが主人公達です。
※第一部『シカバネ町の最狂バディ』完結済みです。
※第二部『ウェザークラフター』完結済みです。
※第三部『泥中の花』開始しました!
※エブリスタ、ノベルアップ+、カクヨム、ノベリズムでも同作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 12:37:43
1258531文字
会話率:35%
運命を見透すことは、最も強力でありながら最も苦痛を伴う天賦である。
なぜなら、すべてを知りながらも、それを変えることはできないからだ。
◇
◇ ◇
大陸で最も若い国、合衆国は、この三十年間で急速に拡大し、周辺の歴史ある大国ですらその勢いに抗えなかった。多くの人は、合衆国の台頭はあの冷酷な暴君のおかげだと信じているが、ごく少数の者だけが、その裏には「臨界者」が払った惨痛な代償があることを知っている。
合衆国の辺境に住む少年ウェンデルは、ある日、久しぶりに家に戻った父と一人の招かれざる客を迎えた。父と共に客のために宝の隠し場所を探していた最中、ウェンデルは森の中の空き地で氷青色の風に遭遇した。
その時から、奇妙な囁きを耳にするようになり、それを知った父は真実を語らざるを得なかった。こうしてウェンデルは、自分が臨界者の血を引き、風を操る恐ろしい力を持つことを知っていた。
しかし、これはただの始まりに過ぎなかった。父の突然の失踪と謎の少女との出会いが、彼を悲劇へと導いていく。その時のウェンデルはまだ知らなかった——この力が彼を故郷から遠く引き離し、大陸を巡らせるだけでなく、呪われた運命の道へと導くことを……
◇ ◇ ◇
東南アジアの小説サイト「Penana」で、2024年、台湾の読者に最も愛されたファンタジー小説であり、同サイトで何度も人気ランキング1位を獲得した作品!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 12:00:00
462464文字
会話率:50%
神と交信する力を持つ者が生まれる国、ミレニアム帝国。
神官としての力が弱いアマーリエは、両親から疎まれていた。
追い討ちをかけるように神にも拒絶され、両親は妹のみを溺愛し、妹の婚約者には無能と罵倒される日々。
居場所も立場もない中、アマーリ
エが出会ったのは、紅蓮の炎を操る青年だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 08:33:11
488879文字
会話率:45%
剣と魔法が支配する世界。
その魔法の中でもモンスターと契約して操る冒険職を「テイマー」と呼ぶ。
通常のテイマーは数匹、上級者では数十匹を操るが、底辺テイマーの俺、マックスはたった一匹しか操れなかった。
その一匹であるソナーバットを操り、冒険
者パーティの斥候として働いていた俺は、ある日、ダンジョンの中でソナーバッドを殺されてしまう。
モンスターのいない俺はただの役立たずだ。
ソナーバッドの代わりに自ら斥候役をすることになった。
そして、ダンジョンの奥で檻に入った巨大な狼を見つけるのだった。
底辺テイマーが見つけた巨大な狼。
それは世界を揺るがす魔獣大戦の引き金となったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 08:32:10
268940文字
会話率:44%
かつて神様は龍の姿をしていた―――そして数千年後、神様がいなくなった世界には「理力」という神の力が宿り、人々はその身に理力を持って生まれ、不思議な力を操ることができた。
国立理力研究所で教授として働くリーリート・ロラインは、ふたまたに分かれ
た尾を持つ「理力の使えない」ゾアルの男と、幼児期に初めて口にした言葉が「理詰め」であるようなギンケイの男とともに、新しい「理力術」の開発に挑んでいた。
この世界には理力によって人生が決まる不平等や人種による差別、国を襲う疫病、そして戦争があった。頭脳と理力をもってしてリーリート・ロラインは人々の為に生きていく。けれど大いなる希望には対価が伴う。差し出した犠牲は彼女の魂を縛りつけ、輪廻し、巡り、途方もない果てで、彼女は彼と出会う。初めましてと笑う。差し出された手の先にいる貴方に向けて―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 08:10:00
471920文字
会話率:39%