騎士爵家 三男の私には、前世に於ける記憶が有った。 しかし、それを公言する事は無い。 余りに悲惨で、憂鬱な記憶。 出来れば、忘却の彼方に打ち捨てたい記憶でもあったからだ。
この国の辺境の騎士爵家の三男と云えば、家の為に献身を求められ、やが
て民の為に死す運命の元に産まれたと云える。 幸いな事に、私には持って生まれた『ギフト』があった。
よって、この『ギフト』を用い、騎士爵家の家長たる父、継嗣たる兄達の生残性を少しでも上げる努力をせねば成らない。
何故ならば、彼等は、私を愛してくれたから。 それが、唯一の理由でもある。
民草を護り、王国の安寧に寄与すると、壮大で殊勝で矜持に満ちた父や兄達とは違い、私にはそのような大それた信念は無い。 ただ、ただ、自身を愛してくれた者達が安寧に暮らしていける手段を求めただけだった。
だから、買い被りはよしてくれ。
私は、辺境の子であり、騎士爵家の三男で在り……
魔物、魔獣から民を護る存在でなのだから。
とある世界、とある国の、辺境の騎士爵家に生まれた漢の生き様と、心の在り処。 淡々と、一人称でお送りする、” 普通 ” の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 11:00:00
360039文字
会話率:40%
昨年出会ったおばあちゃんと私のできごとです。
署名運動の原動力になっている心の在り処を聞き、個人情報流出を気にする私が署名をするまでの数分のやり取りです。
4コマのように頭に、思い浮かべてもらえたら嬉しいです。
最終更新:2023-06-22 02:48:24
1458文字
会話率:20%
【魂の容れ物、クローン素体と偽りの不死。スペースオペラ+ディストピア+ロボ】
ボク達はヒトゲノムからサルベージされた「二番目の人類」。
滅亡した人類の再興と引き換えに異星人の共同体と取り引きをした。
それは三次元時空の外側の存在、大銀河全
域に及ぶ巨大な脅威「時空災厄」と戦うこと。
不死の仕組み〈ジェネクト〉の真の意味に戸惑いながら——。
◆不死のボク達、証しの言葉〈リトとミルの物語〉
「二番目の人類」の二級兵徒、リトは同じ素体ミルの特別なパートナー。ある日のミッションでリトは〈ジェネクト〉の真の意味を知り、ある言葉の意味を理解した。
*全一話
◆不死のボク達、心の在り処〈ニレとマヤの物語〉
五度目のミッションでニレは大破した僚機を救出し、偶然にも憧れの先輩マヤと再会した。浮かれるニレだったが、マヤは自らの〈ジェネクト〉が損傷したことを告白する。
*全一話
◆不死のボク達、赦しの結び〈シズとケイ、ニレの物語〉
四年前のミッション、被弾し爆散寸前だったシズは当時のパートナーのケイに救われた。引き換えにシズは両脚を、ケイは顔の右半分を失う。パートナーを救わなければ全てが元通りだったはずなのに。
*全三話
◆不死のボク達、不可視の軛〈ソルとデュカの物語〉
ソルは〈ジェネクト〉が享受できない前世代のクローン。「二番目の人類」の代表デュカと再会し、ある願いを口にする。不死社会を俯瞰する会話劇。
*全一話
◆不死のボク達、兆しの試練〈エナとケイ、ソルの物語〉
二百年前のクーデター、「二番目の人類」社会を二つに割った反抗勢力とついに対峙する。エナとケイはソルと共にレッドスフィア航宙要塞奪還作戦に参加し、もう一つの私達と戦った。
*全七話
◆不死のボク達、虚ろな躯体〈リトとセリ、ニレの物語〉
リトはある護衛任務で、決まったパートナーを持たない素体セリと出会った。セリのある思惑に翻弄されたリトは再び〈ジェネクト〉に向き合う。それは特別なパートナー、ミルに繋がること。
*全三話
◆Extra or Curtain call
初ミッションを迎えたその日、兵徒待機ロビーに小さな来訪者が現れる。
遠い日と現在を結ぶ区切りの物語。
全一話
*本作はノベルアップ+他小説投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 22:56:07
109585文字
会話率:28%
ショートショート作品
最終更新:2019-12-14 20:12:35
1338文字
会話率:55%
ある日、皐月誠(さつきまこと)はクラスメートである宮下アヤメ(みやしたあやめ)から「心はどこにあるのか?」と尋ねられる。
しかし、授業をサボり、頭の良くない誠にとって簡単に答えられる質問ではない。誠は直感的に心臓と答えることにした。だが
、彼女はその答えを気に入らないようだった。
ちょうどその日、誠が所属するファンタジー生物保護部に一件の依頼が届く。
誠はその依頼に巻き込まれながらもはアヤメの言う心の在り処を探し、成長していく。
作者本人(真白悟)によるアルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/436308339/856201123)からの転載です。ご了承お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 20:00:00
147995文字
会話率:41%
日々の生活の中、自分の存在意義がわからなくなり自らの心の在り処がわからなくなった大学生。憂鬱な心のままに過ごす日常を良ければのぞいていってください。
最終更新:2018-07-17 22:34:19
402文字
会話率:0%
ほんの少し先の未来にある、電波と機械に満ちた世界。
心の場所、誰かを想うこと。
あなたの、心はどこにありますか?
得たものと支払った代償。
あなたは、誰の為に涙を流しますか?
辿り着いた答えは……。
9時と16時にアップします
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-27 16:00:00
78789文字
会話率:46%
これは天真爛漫で感情豊かな少女が最後に見つけた恋の話
心はどこにあるのだろう…
最終更新:2017-09-13 23:13:12
1817文字
会話率:31%
将来の夢は正義のヒーロー。そんな大それた夢を子供だった朝霧 正は分不相応にも掲げる。あの頃は、まだこの世の非情さを知らなかったから。それから十数年ほどの年月を経て、高校生となった正は狂ったようにひたすら人を助け続ける毎日。イジメに耐え、人
助けに勤しむ彼の心中は無に等しい。そんな心を持たないロボットのように同じ生活を繰り返していたある日、強烈な眠気に誘われるまま瞼を閉じた正は次の瞬間、広大な自然の真ん中に佇んでいた。異世界に召喚された正は勇者として、この世界を恐怖に陥れる魔王と戦う事を決める。この世界の全てを護るために、全ての武器種を同時に扱う『オール・ウェポン』の力を用いて戦火に身を投じる。その姿はまるで、人を助ける欲に飢えた獣のように──。心を閉ざした無口な勇者の物語、その扉が今、開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-30 19:36:45
28742文字
会話率:34%
いつも周りの目ばかり気にしているあたし。そんなあたしにも唯一感情を許せるひとがいた。
そんな人と出会って暖かい感情を知ったのに。大切にする方法を間違えてしまう。
心はどこにあるのか、あたしはあたしとして生きていけるのか。
今、大切な人がいる
方にはぜひ読んでほしい作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-15 00:00:00
4936文字
会話率:30%
その世界には、森があった。
【黒の世界 ウッズワールド】。
広大な海の中に浮かぶ、巨大な森に覆われたたった一つの大陸。その中心には大陸を統べる大国の華やかなりし都があった。
その艶の都からからわずかしか外れていない有用な地域にも関わらず、古
より誰一人として決して足を踏み入れない黒の森。その場所は、太古の昔より人々を拒み続けてきた。人を寄せ付けぬ禁忌の場所として、そこは人の世界とは違う、人類を排除した独自の進化を遂げ続けていた。
そんな森のすぐそば、都とは正反対の巨大な森の北西に、辺境の小さな村が存在した。
そんな村はずれに住む年若い新米賢者。タルホ・グーニー。気難しく変人な彼には、家族はいない。親しくしてくれるのは、幼馴染みのナーシャただ一人。
それでも彼は幸せだった。誰にも邪魔されることもなく、禁忌の森の研究を、すぐそばで続けられる環境に感謝していた。
だが、状況は一変した。
ナーシャが死病に侵されたのだ。村を挙げて治療に力を注いだ。だが、状況は芳しくなく、次第に彼女は弱ってゆく。
タルホは、決意する。
命を懸けて、森の奥に立ち入ると。
禁忌の森の奥地にならば、この病に効く薬草が生えていることを、彼は本で読んで知っていたのだ。
誰が書いたかも知れないボロボロの本を信じて彼は、誰にも告げず村を立った。必ず、薬草を運んでくる。そう誓って。
薬草は村に届くのか。それは誰がどのように届けるのか。
これは、大きな世界の小さな小さな冒険の話。
世界の根幹にはきっと関わることのない、小さな命の旅の話だ。
そのはずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 01:48:44
35953文字
会話率:11%
僕たちは、驚くほど狭い世界で生きていた。
最終更新:2016-09-18 18:00:06
474文字
会話率:0%
日々の日常で
一人葛藤し続けるゆーちゃん。
自分ではどうする事の出来ない感情に苦戦しつつ
旦那である彩月を支えに
死にたいと思いつつも
生きたいと願う。
キーワード:
最終更新:2016-02-12 23:04:05
390文字
会話率:24%
美しい桜色が辿る未来を彩った、その日。
少女によって勇気を手に入れた少年は、やがて歩くような早さで進み始める。
『真実の自分を探して』
『完全な自分を否定して』
『心の在り処を見つけた』
これは、頭が可笑しな少年と純情先走りな
少女が出会って始まる追憶の物語。
――「幸せってね、辛いが土台にあるんだよ。だから、きっと、楓は沢山沢山、幸せになれる」
――「俺は幸せになりたいんじゃない。不幸になりたくない、ただ、それだけなんだ」
だから、決めた。報われない、恋をしようと。
-*
『そして私はネ申へと昇華する……つまり、ネモウだ』
かたや、美麗白肌、奇人変人、融通無碍
無難がモットー、自称〈怠惰屋〉
発言と行動が咬み合わないうらはら系すくらっぷきんぐ!
『わわわ、私を食べるつもりっ!?』
かたや、才色兼備、質実剛健、天然記念物
言動が多少アレでも可愛いから許されちゃう。
気になる異性ランキング学園No.1を欲しいままにしたぱーふぇくと美少女!
そんな異端の二人が織り成す、ほんわかハチャメチャ学園ライフ?
※エブリスタにて公開中の旧作を加筆修正して此方で公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-07 10:03:12
14475文字
会話率:36%