輪廻は廻る。
魂に刻まれた死の瞬間、残る記憶は、今と違う時代なのか世界なのか。
いつも若く散って逝く事に納得できない、やり直せない人生を歩む。
もと♂で、今度は初の♀で始まる人生だが、いくつもの前世の記憶を持つアンジェは、あらゆる障害に立ち
向かう。
チート、祝福、女神様、何も持たないモブ前世の俺達に女の子っポイ振る舞いをして、時に心にダメージを受けケンカをしてるが、くじけず奮闘する物語。
第1部 子爵領幼女編
覚醒したアンジェは、異世界での輪廻に僅かに戸惑う。
前世の記憶が、役立つ力と分からないまま、領地の為に、何が出来るか奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 00:00:00
126071文字
会話率:31%
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供するサクラです!」
「私の趣味は知らない知識の収集です。そして、読者様の人生にプラスになる知識を共有することです」
この物語では参考文献を元に読者様の人生に役立つ知識を提供します。幅広いジャンルを
扱いますので、どれか一つか二つは読者様にも刺さるでしょう。
短編集になっていますので、すべてを読破する必要はありません。一話で完結します。なので、気になったタイトルだけでもクリックしてください。
知識があれば人生が好転します。また、ライバルに差をつけることもできます。
現状に甘んじて、何も行動を起こさなければ、人生は負け組です。少しでも現状を変えたいのなら、知識を得ることから始めましょう。
世界の見方が少し変わります。
※この物語は参考文献を元にしたエンターテイメントです。事実を確定するものではありません。実践する場合は自己責任でお願いします。
「カクヨム」でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:00:00
3269688文字
会話率:100%
人間関係に疲れて仕事を辞めた俺は、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭していた。自由度の高いこのゲームで、かつての憧れであった料理人の職業を選んだものの、気づけばゲーム内でも負け組に。非戦闘職であり、戦闘に役立つ武器や防
具を作れる生産職でもない料理人は、このゲームで主人公になれるような職業ではなかったのだ。
そんなある日、フレンドに誘われ、主に料理係としてレベル上げに参加していた俺は、ランダムに出現するネームドモンスター「猛き猪」と遭遇してしまう。まともに戦うには3パーティ18人が必要と言われる強敵・猛き猪に対し、俺たちはたったの6人。絶望的な状況の中、肝心のアタッカー3人は早々に強制ログアウトで逃げ出し、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。
クマサンとミコトさんは俺に逃げるよう促すが、フレンドを見捨てることなんて俺にはできなかった。死を覚悟し、俺はダメ元で猛き猪に包丁を振り下ろす。どうせ勝てないのなら、せめて料理人として包丁で戦って死ぬつもりだった。ところが、本来は食材にしか使えないはずの料理スキルが、なぜか猛き猪相手に通用した。おまけに、与えるダメージは並のアタッカーを遥かに上回っていたのだ。
そこから、負け組だった俺の新たな日々が始まった。猛き猪との戦いを終えた俺は、クマサンとミコトさんと共にギルドを結成することに。そして、ある出来事をきっかけに、俺は現実のクマサンと出会い、その秘密を知る。クマサンの正体を知ったことを契機に、俺はクマサンとミコトさんと共にVチューバーを始めることになったのだ。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも奇跡を起こしていく――これはそんな物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:25:55
733396文字
会話率:31%
「見た目こそ全て」と信じるナルシストな青年、渋谷宵智は、最高の「彼女」を手に入れるためSNSの「いいね」に一喜一憂する日々を送っていた。ピザの宅配バイト中、まさかの不運に見舞われ、彼の人生はあっけなく幕を閉じる。
しかし、意識を取り戻した彼
を待っていたのは、謎の女神と「異世界転生」の宣告だった。チート能力を期待する宵智に女神が授けたのは、まさかの前職を活かした「宅配」スキル!?しかもおまけで、彼のトレードマークである金髪は、女神好みの「紫」に染められてしまう。
戸惑いながらも異世界での生活を始めた宵智は、偶然立ち寄った料理屋で、夫の安否を案じる女将と出会う。宅配スキルが役立つ場面に、彼は迷わず手を差し伸べるが、その配達先は、想像を絶する危険が潜む場所だった。危機一髪の状況で、宵智の宅配スキルは予想外の真価を発揮し、彼は強大な存在が眠るダンジョンの秘密へと足を踏み入れることになる。
そこで明かされる、世界の根幹を揺るがす秘密と、奇跡の料理に秘められた力。宵智の宅配は、単なる荷物運びを超え、世界の命運を左右する重要な使命へと変わっていく。そして、彼の目の前で起こる劇的な変化が、彼の異世界生活をさらなる高みへと導く。
果たして、紫髪のナルシスト宅配人は、異世界で「最高の彼女」を手に入れ、そして世界を救うことができるのか?彼の常識破りの異世界宅配ライフが、今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:51:35
23845文字
会話率:46%
数十年前多くの環境、生命が変わってしまった地球。
謎の遺跡や洞窟が各地に出現、近くの動物や植物も姿形を変え人間さえも超常的な力を持った。
日本に住む主人公、ジンは力に目醒めた醒者だった。彼の父が冒険者だったこともあり、彼は幼いころから未知の
冒険に憧れを抱いていた。子供のころには父が残した冒険日誌を一日中読んだ日もあった。
18歳になった日、彼は父が残した数少ない冒険に役立つ遺品を手に三つの目的を掲げ世界を回る旅に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:55:06
129135文字
会話率:40%
第二次世界大戦。
戦況が悪化する中で学徒動員が始まり、勉強どころではなくなった。
実家の酒屋は兄が継ぐため、自分は何が家にために役立つのかを考えた時、原材料のコメの研究をするため、農学校に進学しようとずっと励んできたのに。
とはいえ、自分の
生活しているお国は現時点で戦争中なので、実家を守るだけでなくお国も守らなければならなくて、教育もそういう軍事教育がなされている。
有事の際には自分も戦争に行かなければならないことはよく理解しているのだが。
千颯は積極的に他人の前にでて何かを提案したり統率力があるわけではない。
戦争中に何かを成し遂げる事はないが、なぜかおおきな戦争被害から生き残れたのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 18:00:00
27373文字
会話率:41%
「お金とは何か?」
その答えを、十代の皆さんでもわかる様に書いたのがこの物語です。
お金は身近なものです。
たくさんのお金があれば、欲しいものが何でも買える。
どんなに素晴らしいことだろうと、皆、一度は想像します。
誰もが、お金を欲
しがります。
考えてみると、とても不思議なことです。
人によって好きなものはちがうのに、お金をいらないという人はほとんどいないでしょう。
お金を多少持っていたとしても、もっともっと欲しいと思うでしょう。
お金を失ってしまうことを、怖いことだと思っているかもしれません。
お金に苦労している話があったり、貧困に苦しむ人たちがニュースになったりします。
お金は身近なものだけれど、得体の知れないもの。
あつかいを間違えると、怖いことになるもの。
そんなことを肌で感じているのではないでしょうか。
お金は、社会の仕組みです。欠かせないツールです。
「借金」も、あつかいが難しいですが、ツールのひとつです。
「貧困」は、「生きていくこと」と「お金のこと」が直結しているから起きる問題です。
お金というものを正しく理解し知ることは、生きていくためには欠かせないのです。
若いころから、お金について学んでおくことは、決してムダにはなりません。
この物語は、どこにでもある家庭が舞台です。
二人の子どもたちが抱える数々のお金の疑問、好奇心旺盛な質問に、パパが答えていきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
【追伸】
もちろん、お父さん、お母さん、もう大人になった方々にも役立つ物語です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 18:30:00
107808文字
会話率:67%
無やカオスに感じる恐怖を考え直し、無こそが至高と捉えるに至った。哲学が疎かになる現代で、いつかこのエッセイが役立つ日が来ることを願う。
最終更新:2025-06-02 04:36:11
1135文字
会話率:0%
『神との対話』は、アメリカ人ニール・ドナルド・ ウォルシュ(Neale Donald Walsch)さんの著書です。
私は、日本で年間3万人近い自殺者が出ている窮状を憂えています。テレビで鉄道人身事故のニュースを見るたびに、心が痛むの
です。
私はかつてホスピスを目指した病院がうまくいかず、赤字のためにできた億単位の借金返済に追われました(ノンフィクション『いのちの砦』を参照ください)。順風満帆の人生から、一転して絶望の淵に立たされたのです。
自分探しの旅をしていた時に、この『神との対話』に出会ったのです。著者のニールさんは、私と似たような人生を歩んでいますので、強く共感を覚えました。
この書は、私が今までに出会った本の中でも最も秀逸な作品の一つでした。対話形式で書かれた本書をまとめるのは、たいへん難しいことでしたが、人生に悩み真理を求める人々に少しでも役立つようにと、診療の合間をぬってその大要をまとめて、Wikipediaに投稿したのです。
あなたの人生を振り返るきっかけになれたらと、祈ってやみません。
私の説明はあまりに稚拙なものですので、 興味のおありの方は、原著を読まれることを心からお薦めいたします(市町村の図書館やAmazon にも置いてあると思います)。
┌----------
神との対話①②③:ニール・ドナルド・ウォルシュ著/吉田利子訳 サンマーク出版/1997年 価格:普及版 各800円
続編:神との友情 上下・神とひとつになること・新しき啓示・明日の神・神へ帰る・神との対話 完結編
└----------
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 02:00:00
1616525文字
会話率:3%
孤児位の前に捨てられたマロンを拾って育ててくれたのは貴族の家庭教師として生きて来たおばあ様だった。おばあ様は根っからの貴族令嬢だった。市井で生きていくのは難しいけど、マロンと共に新しい生活を始めた。
マロンの逞しく、明るい性格はおばあさま
の心の糧になっていた。
マロン派貴族の家庭教師をしていたおばあさまの教育を受け、平民なのに貴族令嬢の様な知識を蓄えていく。いつかこれが役立つか分からないが、マロンはおばあ様を養える女性になると心に誓っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 09:00:00
339509文字
会話率:65%
七河碧斗(ななかわあおと)は、大学受験を控えたフツーの高校3年生。
最後の夏休みを友達と気ままに過ごすはずが、まさかの異世界転移――!
持っていたのはちょっと豪華なキャンプ道具と、ちょっぴり役立つ知識だけ。
頼れるのは、クセ強な仲間たちと
のテンポ爆速な掛け合いと、笑いと友情(とちょっとお色気)。
異世界で生き抜くためのサバイバル×クラフト×会話バトルが、今はじまる!
果たして彼らは、元の世界に帰れるのか…? それともこのまま異世界ライフを満喫しちゃうのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 19:24:48
86271文字
会話率:29%
どうも初めまして。
タイトルにある通りライトノベルに於ける
ある種の『パターン』を解析し、
ソレに対する疑問や持論を展開しながら
創作に役立つ「解答」を模索して参ります。
出来ましたら読者の皆様にも積極的に意見を書き込んで戴き、
今後の
創作に役立つ『議論』が出来たら良いなと考えております。
それではどうぞよろしくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:08:56
204513文字
会話率:5%
俺は新聞記者として訪れた取材先で変質者に勘違いされ警察に通報されてしまった。近づくサイレンの音に冷静さを失い逃げ出してしまった俺は、不幸にも出会いがしらのパトカーに思いっきり跳ね飛ばされて死んでしまった。そうなったのは、取材対象だった売れ
っ子モデルの幼馴染、宇津伏リク(うつぶせりく)が俺と気付かずに警察に通報したからだ。俺は死にゆく過程で、せめて今どき流行りのハーレムな異世界への転生を願ったところ、目覚めたのはなんてことない俺の部屋だった。(なんだ、死んだわけじゃないのか)少しばかり楽しみにしていたのに残念に思ってしまうが、俺は死んでいた。
蘇った世界は、20年前の9歳、宇津伏リクに出会ったあの時だった。俺は、心身にうずく何かがあって再会した宇津伏リクに対して、「あいつは俺の仇!」復讐することにした。具体的には、取材嫌いで有名だった宇津伏リクの幼年期に密着して将来役立つようなスキャンダルネタを掴む事だった。「復讐のためなら捏造でも、やらせでもなんでもしてやる」そんな固い決心だったが、宇津伏リクが俺を冷たくあしらった理由が徐々にわかってくると、俺は復讐方針を改めざるをえなくなったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:48:16
983052文字
会話率:34%
私ーーロイエル=ダリエッシュには、来世の記憶があります。例えば、電気でできた草のような何かに横たわる私の姿。床から飛び出た椅子に座って、ホログラムで現れた謎の液体を飲む私の姿。でも、映像は繊細に思い出せるのに声は聞こえない。あの会話を除いて
は…
『はい、そうです。確かに、私には来世の記憶があります。別に信じろと言っている訳でも、よく耳を傾けて欲しいわけでも……。え?何を言っているか分からない?…そうか。思い出した。もう、ここは〼〼〼〼じゃないんだった…。すみません。では、そちらの言語で話しますね……』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 21:44:18
1275文字
会話率:9%
★オーバーラップノベルス様より、書籍1、2巻が発売中です★
15歳の誕生日に神から1つ魔法が授けられる。
授かった魔法は変えられず、人々は生涯それを使い続けなければならない。
戦闘向きの魔法から日常生活で役立つ魔法など、その種類は多
岐に渡る。
どんな魔法であれ、生きる上で役立つことは間違いない。
しかし、数百万人に1人の割合で〝無能〟という存在が現れる。
魔法をまともに使えない〝無能〟は人にあらずと言われ、蔑まれ、嘲笑の対象となっていた。
そんな世界で18歳の青年ロードもまた、辛く、苦しい人生を歩んでいたのだった。
※注意
3、4日に一度の更新予定。
基本主人公一人称。場面転換で三人称、または他者の一人称になる場合があります。
作中に現代でも伝わっている伝説の武具が登場しますが、由来や能力などが変わっている場合があります。
また、オリジナルの武具も多数登場します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 10:30:11
1709930文字
会話率:46%
50歳間際のおっさんだった主人公。それが、何故か剣と魔法のファンタジーな異世界に妖精として転生してしまった。なんでやねん!!
異世界転生と聞けば、なんか凄いチート能力を授かったり、イケメンに生まれ変わったり、神さまから世界を救う使命
なんかを言われたりするもんだが。主人公は転生前のおっさん顔のまま。しかも体の小さな妖精で、使える魔法はなんに役立つかわからんパン魔法。なんでやねん!!
このお話は、そんなおっさん顔のパン妖精が、気ままに異世界を飛び回りながら、泣いたり疲れたりしている異世界の人々に、パンを振る舞いながら話し相手になって、色々過ごす。そんな物語。
※こちらの話は、不定期更新になります。
※パンが食べたくなったら、書きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 12:30:00
969文字
会話率:0%
ブラック企業の中間管理職として、上司からの圧力と部下からの突き上げに心身をすり減らし、過労死した佐藤健介(35)。彼が転生したのは、「契約」が絶対的な法則として物理的な力を持つ異世界パクトリアだった。与えられたのは、交渉や人心掌握に役立つが
戦闘には不向きなスキル『調整能力』と『人心掌握(部下限定)』。今度こそ穏やかな人生を…と願う彼を待ち受けていたのは、前世で彼を精神的に追い詰めた元上司――氷川玲奈(パワハラ部長)、小日向静香(ネチネチお局)、桜井楓(丸投げ先輩)――との悪夢の再会だった(しかも、なぜか全員若返り、魅力的な姿で!)。 さらに不可解な状況と、半ば強引な「契約」の流れで、佐藤は彼女たち3人を部下として雇い、新米Fランク冒険者ギルド「アジャスト」のマスターとなる「雇用契約」を結んでしまう。立場は逆転したものの、骨の髄まで染み込んだトラウマに苛まれ、胃痛の絶えない日々が始まる。一方、元上司たちは(転生時に課せられた贖罪の契約か、複雑な感情からか)佐藤に協力的だが、致命的な不器用さやコミュニケーション不全から、ギルド運営は初日からトラブル続き。 絶対的な「契約」が支配するこの世界で、佐藤はときに契約の穴や解釈を武器にし、ときに胃痛に耐えながら誠実な交渉を重ね、モンスター、悪徳ギルド、そして最大の難関である「元上司(現部下)」との関係という、幾重もの困難に立ち向かう。果たして佐藤は、前世で培ったサバイバル術(リスク管理、調整能力、そして時に土下座も辞さない交渉術)と異世界のスキル、そして仲間(と胃薬)を頼りに、ギルドを成功させ、恐怖ではなく「信頼」に基づいた新たな契約(関係)を彼女たちと結び直し、過去の自分を乗り越えることができるのか? これは、自己肯定感ゼロの元社畜が、契約と胃痛に翻弄されながらも、不器用な仲間たちと共に再生し、真のリーダーへと成長していく、苦くて、少しおかしくて、胸が熱くなるかもしれない異世界お仕事奮闘記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 21:14:26
19653文字
会話率:32%
その日、世界にようやく平和が訪れた。
長きに渡る人類と魔族の争いの末に、ついに勇者が魔王を討ったのだ。
そして、そんな記念すべき日に――。
「おっしゃあああ! 激熱リーチきたぁああああああ!!!」
俺――篠原遊人は今日もカジノ
にいた。
俺がこの剣と魔法の異世界――『ギガンティア』に勇者候補として転生してきたのは約20年前。
だがしかし、俺は冒険どころか一度も「はじまりの町」を出ずに遊び呆けていた。度重なる女神っぽい人からの「魔王を倒しに行け」という要請もガン無視。適当に日銭を稼いではすべてギャンブルに突っ込み、勝ったら祝杯、負けたら残飯という自堕落な日々。
けれど、そこに罪悪感なんて全くない。だって楽しいんだもの。
それもそのはず、俺の前世は超がつくブラック企業の会社員。死因も過労死だった。そんな日々に比べれば、この異世界の生活はまさに天国だった。なのに――。
女神「魔王が倒されたのであなたは用済みです。今すぐ元の世界に帰ってください」
俺「…………へ?」
そうして突如として帰還した現代。しかも時間は一切経過しておらず、見た目も仕事も何もかもそのまんま。
俺が唯一異世界にいたという証……それは女神から餞別として与えられた『遊び人』の称号だけ。
「とほほ……こんなもん何に役立つんだよ。あーあ、俺はまたあのクソみたいな日々を過ごすしかないのか……」
と、思っていたのだが――。
「……ん?なんだこれ、始めてやるゲームなのに動かし方がわかるぞ?」
なんとなく訪れたゲーセン。たまたま触った初めてやる対戦ゲーム。
だが、どういうわけか操作方法や勝ち方が瞬時に理解できてしまう。
「これってまさか……」
かくして、俺の『遊び人』としての二度目の現実生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 12:27:46
20508文字
会話率:37%
「フラヴィニー侯爵家息女マリリーズ、お気の毒だが私に貴女と婚約する気はない!」
夜会で侯爵家次男から突然そんな宣言をされた14歳のマリリーズは、一歳下の妹ミュリエルの謀にはまったことを知る。
マリリーズが4歳のとき侯爵の父が死亡し、国の
決まりで長女が15歳で成人するまで叔父が暫定爵位についていた。
しかし再婚した叔父と母は、ミュリエルが長女であると偽って国に届けてしまった。
以後マリリーズは三人から虐げられて生きている。
このままではミュリエルが15歳で爵位を継ぎ、マリリーズは放逐されることが予想される。
10歳のとき加護を賜る儀式で、ミュリエルは強力な火魔法を、マリリーズは聞いたことのない『ブンカン』という加護を得る。いろいろ事務仕事に役立つが、極め付きは読める場所にある文書を書き換えられることだ。
文官に役立つ能力を得たということで、それからマリリーズは男装をして叔父とともに王宮に通い、執務を手伝うことを命じられた。
ほとんど使用人と変わらない扱いの日々が続く。
そんな中でマリリーズは領地の窮状を知る。当てにならない叔父には秘密に、家宰の協力を得て、マリリーズは加護の能力をさまざまに利用して領地の立て直しを目指すことにした。
「この現状を捨て置くわけにはいかない、ここで目を逸らしたら絶対後々に悔いが残る!」と。
領地救済と成人後の自立を目指して、マリリーズは行動する。
「カクヨム」にも同時掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 20:00:00
103330文字
会話率:42%
二十九歳、独身。彼女いない歴=年齢の、極々平々凡々なサラリーマン、片岡 樹。なんの取り柄もない男だが、料理に関してだけは、その辺の女性には負けない自信あり。
そんな彼の、お料理術と恋愛模様――……。
※ちょこっと役立つレシピあり。本当に、
ちょこっとです、ごめんなさい。
※カクヨムにて、二重投稿する事にいたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 20:30:00
344417文字
会話率:69%