東方のとある王国で、宦官だった少年サンソンは王家の養子に迎えられる。
三年後、義父の故郷である都「尊空」から手紙が届き、サンソンは尊空に行くことを決意する。
新しい家族の故郷であるその地に平和を取り戻すために。少年は、天才的な政治力を隠し持
っていた。
各編あらすじ
【第七章〜 王孫祭編 裏】
王孫祭までの一ヶ月間、大将軍の息子である民警隊の中隊長バンクウと、親衛隊の大隊長ファゾンは、サンソンと共に何をしていたのか?
【第四章〜第六章 王孫祭編 (学園コメディ風)】
尊空の市民たちは、一ヶ月後に開かれる王孫祭の準備で盛り上がる。
しかし尊空を統治するサン王家は莫大な負債を、つまりは巨額の借金を抱え込んでしまっていた。このままでは王孫祭の開催が危うい。
そこでサンソンの発案で、サン王家は王国一の大富豪であるアル王家に財政支援を求めることになる。お願いします、お金を貸してくださいと。
そのための交渉の席でアル王家から出された条件は、令嬢アルマアを王孫祭で楽しませること。
尊空に来た王国一のワガママな少女は、サンソンの友達の少年がいる学園に入って、恋も絡んだ騒がしい日常を巻き起こす。
【第一章〜第三章 神水教編(戦記風)】
尊空の地で、悪の魔導師の扇動によって農民たちの教団「神水教」の反乱が勃発。
彼らが魔導師の力で操る神獣「川竜」が各地で大暴れしていた。
尊空を治めるサン家は、反乱を鎮圧するため「討伐軍」の準備を進める。
公女サンミルは討伐に反対。話し合いでの解決を目指して、反乱の真実について調べ続ける。
そんな中、サンミルが慕う伯父が帰還する。討伐軍の総大将になるために。新たに養子にした少年サンソンを連れて。
尊空に来たサンソンは、父と共にこの反乱を終結させるための策を準備していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 23:10:05
1139426文字
会話率:41%
二人目の勇者・十二歳の少年カケルは、魔王と一人目の勇者を殺してやりたかった。
人類浄化を謳う魔王に大事な家族を殺され、嘘つきで強欲な一人目の勇者にだまされて自分が勇者であることを隠蔽され、パーティの雑用として酷使され何度も死にかけていたから
だ。
友達はいない。パーティの仲間はバカにしていじめるだけ。唯一の味方だと思っていた少女もいなくなり、カケルは二人への殺意と世界への憎しみを募らせていく――自由になりたかった。
そんな時、カケルの前に、異世界から”死神”のような魔法使いと無口なアサシンがやって来る。
暗殺者の素質があるカケルを誘うために。
「なってみないか。暗殺勇者に?」
魔法使いの言う「暗殺勇者」とは、その名のとおり「暗殺者となった勇者」のこと。
もしこの誘いに乗れば、自分は誰でも殺せるようになれるという。
いきなり現れた”死神”の言葉なんて、信用できないカケルは……。
一年後、世界中の誰でも殺せる暗殺勇者となったカケルは、邪悪な魔王と勇者にその刃を振るう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 20:14:13
18832文字
会話率:38%
前世・風の勇者、今世・元魔法少女の六ノ瀬燈は中学二年生。前世で異世界に召喚される前の世界に似ている現代日本風の世界で、「元男の母」「占い師の父」「女装少年と付き合っている上の兄」「妹(燈の姉)を愛してやまない下の兄」「前世が魔王の娘の姉」「
ペットの元魔王」と共に暮らしている。家族の中で唯一、燈は前世の記憶が無かった。そんな彼女がアイドルを組もうとしている相手は、なんと父と母の仲を引き裂こうとした元・悪役風令嬢の腐女子(前世の記憶なし)で――?!
※個人的に書いている非公開な一次創作の番外編イフです。一応地の文であらすじ的な説明は入れますが、前提がわからないと思うのでそんなときは第一話「参照用」をちまちま読んでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 17:34:10
13000文字
会話率:51%
時空の亀裂より迫り来る恐怖、アンレジデントと呼ばれる異形の生物。
人は発現したフレックスという未知なる能力で抵抗を試みるも、総人口数十万まで追い詰められた。
しかして、未来を予見していたかの如く方舟計画発動される。
世界各地で建造されていた
宙間移民船によって選ばれた人類は地球からの脱出を図るというもの。
やがて月日は巡り、人々の記憶からは母なる星すら曖昧になっていく。
世代を超越するほどの長き公開の果てに人々は命の芽生えぬ呪われた星へと辿り着く。
あるとき宇間移民船ノアから派遣部隊が、もたざる者と卑下される地上人の前へと現れる。
それは少年少女たちで結成された|新世代《ニュージェネレーション》たちだった。
そして彼らの星の案内役に認められた者の名は、死神。
死地へと出向く役目を務めながらも生存しつづける|旧世代《オールドジェネレーション》少年だった。
記憶を失って生きる少年は、死と踊りながら、家族を守るため苦しみ藻掻く。
空を見上げ、希望へすがるようにして手を伸ばしたとき、滅びの運命を辿る人類の夜が明ける。
たった1人の望んだ世界
すべての人類が願った未来
Turnary World Story ―三元世界物語―
世界よ、変われ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 16:36:09
1618642文字
会話率:31%
金糸のような髪に琥珀の瞳。
私の人生に影響した出来事は数多いけれど、彼との出会いは最悪だったと胸を張って言える。
そう。あれはまだ私がいたいけな少女だった頃――去った戦争で母国を失った私は、七年弱という長いサバイバル生活を経て家族ともど
も悪徳宗教にまんまと騙された挙句、なんの因果か人売りに攫われて競売にかけられる一歩手前まで追い詰められていたのだった――! (1章回想)
奴隷!? 好きでなりたい訳ないでしょうが! 何が何でもこの会場をぶっつぶ……いえ、抜け出して自由になってやる! ……って、意気込んだ矢先に私を窮地に追い込んだのが、例の彼だったっていう訳なのよ。
え? そんな事どうでもいいとして、どうして母国を滅ぼした国に素知らぬ顔で住み着いているのかって?
……どうしてでしょうねぇ? (にやり)
強欲なる勇者の書。
紫目の少女と強欲な針鼠が辿った後悔と希望の記録。
これは、勇者がいなくなった世界のお話だ。
素直じゃない少年少女が真っ直ぐ前を向く為の旅路だ。
失くした記憶と、過去の贖罪と、未来の因縁と。全てをない交ぜにしてページは進む。
そして、私を知っている彼の事を――私は、知らない。
1章:彼と私の最悪な馴れ初め
2章:浮島での就職活動
3章:浮島生活と白魔術士
4章:(いま、書いてるよ。)
※1 4章の公開について、詳しくは活動報告にて。評価・感想・誤字報告なども歓迎していますので、よければ「ぽちっ★」とお願いします。
※2 「カクヨム」「ノベルアップ+」でも投稿中。
※3 1章と2章の話数調整を行いましたが、内容に大きな変更はありません(2020.9.17.)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 07:10:00
1495436文字
会話率:39%
高校1年生の羽山涼は、家族が亡くなったことで意気消沈をしていて、クラスにも打ち解けないで、陰キャぼっちな高校生活を送っていた。
母の死から49日がたち気分が変わった涼は今までとは違う生活をすると決心する。
そんな時、学校でトップクラスの美少
女、栗山奏が失恋で傷心しているところを強引なナンパにあって、困っているところを助ける。
お互いの境遇を話し合った2人は意気投合し、お互いの愚痴を聞き合う慰め合い同盟を結ぶ。
学校では仲良く話したり、お互いの家を行き来したり、デートに行ったり、2人の距離はだんだん近くなってくるが、奏は失恋から立ち直っていないため、お互いギリギリの線で踏み込めずにいる。
そんな時、涼が本当はイケメンだと言うことが発覚し、急に女子にモテるようになる。涼は気にしていないが、奏は気が気でない様子。
心のどこかで失恋を引きずりながらも、涼に迫ってしまうという矛盾した行動に涼も奏本人も翻弄されてしまう。
やがて、奏が失恋を完全に乗り越え、涼も自分に素直になった時、2人はお互いに離れられないほど、お互いを求める関係になっていた。
会話中心 描写少なめで進行していきます。苦手な方はお避けください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 07:00:00
375495文字
会話率:67%
現代日本の片田舎、七五三で氏神様にお参りするため観魂神社へと向かう少女・鈴鹿千歳と両親は神社のある山に到着した。
麓で車を停め、先に母と千歳の二人で神社までの石階段を登っていく。
その途中、千歳は忽然と姿を消してしまう。必死に探す母の努力虚
しく、千歳の姿はどこにもない。
千歳は山にいたが、同じ世界の山にはいない。千歳は神隠しに遭ってしまったのだ。
不気味で人も動物の気配もない木々生い茂る森に放り出され、不安に押し潰されそうになる千歳の前に、一人の少年が姿を現す。
怪我をしていた少年を介抱してあげると、二人で不気味な森から出ようと試みる。
脱出を目指す二人に迫る恐ろしい人ならざる〝影〟から逃げる内に、神社に潜む〝おぞましき存在〟を知ることになるのだった。
これは日常と非日常が交錯する、家族の記念日から始まる恐怖奇譚――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 20:10:00
17541文字
会話率:32%
おれは三年より前の記憶がない。行き倒れの身元不明人だ。魔法も使えないし落ちこぼれである。年はたぶん15。だけど親切な家に世話になって、魔法都市の学校にも通わせてもらって、友達もいるし幸せだ。
だから過去なんてどうでもいいし、こんな日常が続け
ばいいと思っていた。
なのに、地震は起こるし具合は悪くなるし、しまいには魔物まで倒せてしまって意味が分からないんですが!
早く日常に戻りたい。
そう思っていたのに、事態はどんどん怪しい方向へ進んでいき……
もしかして、おれ、死にますか?
生き残りを賭けた、恋と宿命のファンタジー!
完結まで連続更新していきます!
★=イラスト有り回
※地震などの災害描写があります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 14:13:15
214868文字
会話率:52%
『霊術』、それは世界に当たり前のように存在する、異能。
誰しもが持つ、一人一つの固有能力である『霊能力』と、霊能力を分析し、その能力を霊符に込めることで誰しもがその力を使えるように昇華された技術『媒体霊術』、その2つをまとめて『霊術』と呼ぶ
。
『霊術』は武力としてだけでなく、生活の一部として使われるほど世に定着していた。
そんな世界で、霊術界の権化であり頂点『水無月家』に産まれた少年、水無月 祐。
彼は平和が好きだった。
誰しもが、権力に怯えず過ごせるように。
誰しもが、心を寄せ合い笑えるように。
そんな世界を目指していた。
だが………彼は、ある日を境に全てを失った。
家族、級友、富、名誉。
命以外の全てを奪われたその少年は世界に失望し、心を閉ざした。
『平和こそ人生の極地』
世界の「平和」を志すために、自身の胸に刻んだその言葉はいつしか、「孤独」であることを肯定するための自己擁護となっていた。
だけど、彼はそれでも、人が好きだった。
人と触れ合いたい。
笑い合いたい。
いつしかの記憶がそう呼びかけるが、自らが抱える「孤独」が、それを阻む。
「孤独」と「平和」の矛盾を抱え、少しずつ心に傷を負いながら、それでも何も無いフリをして生きていく日々。
そんなある日、彼は唯一この世に存在する友人「神崎 恭也」に、入学するはずなかった高校へ無理矢理連行される。
そこは霊術士を育てるための高校とは名ばかりの養成所である『月園高校』。
平和と同時に霊術士としての道を捨てた彼にとって、そこは自身の存在が許されない場所だった。
元「権力者」である彼を周りは否定し、悪態と誣言が飛び交う。
そして………………そんな、否応なく導かれた地で彼は、ある少女に出会った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 18:10:00
146821文字
会話率:38%
小さな村で育児放棄どころか虐待されて育った双子。
ある日、偶然が偶然を呼び突如としてまさかのドラゴンによって、絶望にまみれた世界から解放された。
当の本人達は、ドラゴンのことを知らず、鳥と思っていたが。
それから双子は生まれて初めての本当の
世界を見ることになる。
それから自分たちを育てた(と思われていた)虐待加害者が親ではなく、ただの拾われ子だったことが判明する。
自分たちがどこの誰なのか、そして自分たちの幸せを探して。
そして無自覚に多くの伝説を作っていくが2人にとっては互いが大好きで互いが幸せなら他は例え知名度でもどうでも良い!
そんな態度に頭を抱える周囲。
マイペース双子の成長物語。
※キャラ挿絵をランダムに貼り付けたりします。
※異世界転移タグは、後々伏線です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 00:00:00
191675文字
会話率:33%
天城高虎《アマギ タカトラ》は小学校六年生の時、とある事件で家族を失い近所に住んでる叔父の下で共に暮らすことになる。
高校二年生になったある日、高虎はバイトの帰りに通った公園で謎のダンスを踊る同じ高校の女子生徒を見かける。
よくみると彼女
はダンスではなく《見えない何か》と戦っていた?
見える側の叔父、面倒見のいい友人に先輩、どこかおかしい刑事。
過去の経験から人と関わることを避け、転校先の中学で不良たちに絡まれ、その際に反撃したことで自身も不良と呼ばれるようになっていた高虎は過去とどう向き合うのか。
《見えないけど触れる》高虎と《見えるけどあんまり強くない》魔法少女の割とよくあるボーイミーツガール。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 15:45:36
160603文字
会話率:41%
五年前、正体不明の存在に両親を殺された十五歳の少年、クロイ・イチトは両親の仇について調べるため、犯罪者を殺すことで治安を維持する宙域警備隊という組織に入った。
その内部では、戦闘手段として『星群』(アステリズム)と呼ばれる超能力が隊員に与え
られていた。しかしイチトが手にした『星群』は、「一つになるほど強くなる」という、使い方のわからないものだった。
困惑するイチトの元に、同じ『星群』を持つニコラという少女が現れる。
「私と一緒に戦ってみない?」
「断る」
「はあ!?」
一人で復讐を遂げたいイチトと、力が欲しいニコラは対立し、しかし死線を経る度に互いを信頼していく。
家族、恋人、友人のどれとも違う『相棒』として、今少年と少女の戦いが始まる。
出来る限り毎日更新する予定です
分量は話を分けるのに良さそうなところで切るので2000~7000程度と幅があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 14:51:11
629219文字
会話率:44%
僕の名は、天之川 遥。名の知れた進学校に通う高校一年生……でした。
高校最初のゴールデンウィークの夕方、買い物に出掛けた僕は、信号無視の暴走車にはねられ、十六歳で生涯を閉じる事に……。
本来なら、そこで終わりのはずが、冥界の支配者。死神
ヨミに魂を拾われ、一つの提案を受ける事に。
ヨミ曰く、最近、下級神魔が粗製乱造した下級転生者。いわゆる『なろう系』の連中が好き勝手、やりたい放題するせいで、世界の理が乱され困っていると。
そして、ヨミからの提案。このまま死ぬか? もしくは異世界に転生し、下級転生者の抹殺をするか?
ちなみに下級転生者を野放しにしたら、最終的に世界が崩壊し、それは他の世界にも悪影響を及ぼす。そして、残念ながら、元の世界に生き返らせてもらう事はできないと。ならば、やる事は一つ。
「異世界への転生でお願いします」
別に世界を救おうなどと、大層な事は思っていない。だけど、残された家族。母さん、姉さん、妹が住む世界に害が及ぶかもしれないのを見過ごす事はできない。
かくして、僕は異世界への転生を果たす。日本人の少年、天之川 遥から、銀髪碧眼の美少女、ハルカ・アマノガワとして。
転生先で待っていたのは伝説の魔女。しかし、あまりにも強いが故に、やる事をやり尽くしてしまった彼女は、今ではすっかりやる気を無くし、自堕落な日々を送っていた。そんな彼女の元で、メイド兼、弟子として、僕、ハルカ・アマノガワの新生活が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 00:17:05
62114文字
会話率:53%
家族を惨殺され吸血種へと変えられた少年、夜刧(やごう)惣麻(そうま)。
自身の抵抗虚しく本能のままに人の血を求めて夜の街を彷徨い歩く中、一人の少女に助け出される。
少女の名はブラン。神使政(しんしせい)教会に所属する異端審問官、『使徒』と呼
ばれる人間であった。
家族を殺したのは一匹の吸血種だと教えられた惣麻は、名も知らぬその吸血種への復讐を誓う。
それこそが彼が歩む幻想の血道の一歩目であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 21:06:15
49417文字
会話率:20%
突如現れた異形の怪物シャドウに致命傷を負わされた紫童リンネ。同級生の魔法少女星崎カンナは秘術によって彼の命を救うが、副作用でリンネは敵に襲われやすくなってしまう。
「おまえには魔法を覚えてもらう」
妖精の指示で身を護るための訓練が始
まるなか、カンナや同じく同級生の魔法少女レナと交流を深めていく。
四人いる魔法少女の中でもカンナの才覚は凄まじく、新しい魔法を創り出し、敵幹部のひとりを倒すなど順調だった。
その矢先、敵の大規模無差別攻撃が発生。大勢の犠牲者が出た上に魔法少女の正体が晒されてしまう。カンナは編み出した記憶操作魔法によって家族も含めた一般人の頭から少女たち個人の存在を消した。
個を忘れ去られ、魔法少女としてはバッシングをされながらも戦う少女たち。そんな少女たちを忘れずにいるリンネだけが彼女らに寄り添う唯一の存在となっていた。
迎えた最終決戦で敵の親玉、始祖が復活。大勢が死に、魔法少女にもひとり犠牲が出る中、カンナの奮戦によってとうとう始祖を異次元に封印することに成功。勝利を喜ぶ最中、次元の壁を破って這い出た始祖の触手がカンナを襲い、それを庇ったリンネが負傷、さらには異次元へと連れ去られてしまう。
次元を超えて助けにきたカンナたち。しかし焦りを突かれたカンナは始祖に操られ、リンネに致命的な傷を負わせてしまう。取り乱すカンナを、リンネはなけなしの力で落ち着かせ、気を失う。
残されたわずかな時間で、レナは次元を切り裂きリンネを元の世界へと送り返す。しかしそれが限界だった。魔法少女たちは始祖の触手に飲み込まれる。
現世に戻った瀕死のリンネを、自称「改造人間」の四ノ宮リリカが迎える。傷を負ったことで適合者としての資格を得たリンネは、妖精界の遺物「アーティファクト」を与えられて命を繋ぐ。
得た新たな力とともに、リンネは魔法少女の救出を誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 21:30:00
85817文字
会話率:43%
代替タイトル:RE:Dream: The Secret of Our Dreams
夢想家聖使者(ムソウカ・セイシシャ)、16歳の少年は、他の人々とは異なる現実の中で生きている。彼には現実の世界がまるでゲームのように見えていた。周囲の人々
はゲームのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のように、動きが繰り返され、表現に限界があるように感じられる。顔はしばしばぼやけ、まるで未完成のグラフィックのようで、近しい人々だけがはっきりと見えるのだ。
この奇妙な世界の中で、セイシシャは孤独を感じていた。その視界について話すたびに、家族にさえも奇妙な目で見られる。孤独の中、彼を支えるのは一つの大切な経験だった。それは夢か、それとも現実だったのか、彼の心を揺さぶる少女との出会いだ。少女はセイシシャが求めていた温かさと安らぎを与えてくれたが、夢の中で少女が消えてしまった時、彼は深い喪失感に襲われる。
その少女を探し求める執念から、セイシシャは自らの経験や感情を綴った小説を書き上げる。予想外にも、その小説はベストセラーとなった。しかし、世間の冷笑や懐疑的な反応によって、彼の本当の思いは見過ごされてしまう。自分の経験をより深く理解するため、彼は学校の超常現象クラブに参加するが、現在そのクラブの唯一のメンバーとなっている。
クラブを存続させるべきか迷っていたその時、一人の少女が突然クラブに加入したいと現れる。彼女との出会いを通じて、セイシシャは「目に見えない世界」へと再び深く引き込まれていくことになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:54:01
6239文字
会話率:6%
『魔眼』と呼ばれる特殊な目を持つ者達が生まれる世界…
平凡な日常を望む少女『紫音』は自らの理想の世界探し、魔眼保持者の為に作られた 学園都市(ユグドラシル)にやって来た。
しかし彼女は更なる非日常の世界に身を投じて行く事になる。
人懐っ
こい炎魔族の少女、感情を持たぬ氷の少女、第三の眼を持つ謎の少年……
自身の魔眼に隠された秘密が天界・魔界を巻き込んでゆく…
自らの存在を掴み取るために運命に立ち向かう 少年少女たちの物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:30:26
771391文字
会話率:48%
吸血鬼、淫魔、人間など様々な種族の血を引く少年「天袖」。定期的に他人の血液を摂取しなければ生きていけない彼は、自分の血液を提供する代わりに恋人になってほしいと話す少女「無架」と出会う。吸血に命がかかっている天袖は背に腹はかえられないと無架と
付き合い始めるも、無架には天袖にだけは言えない裏の顔が。
また、天袖が見ず知らずの他人を頼ったのには、彼にとって命よりも大切な家族の存在、そして理由があった。
この作品は「カクヨム」にも同時投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:06:01
129148文字
会話率:39%
ウォレス伯爵家の三男であるクラークは、祖父であるジョンの死後、彼から受け継いだ“特殊な”土地の管理という名目で家族から事実上の追放処分を受けた。
現在のウォレス伯爵家は貴族らしくある事に拘る家柄で、それ故に貴族らしくないクラークの在り
様を疎ましく思い、さらに言えばクラークに受け継がれた土地の価値を見いだせなかったからだ。
しかしクラークはあまり悲観してなどいなかった。
その遺産に関する、暗号化された情報が書かれたジョンの遺書を受け取っていたため、そしてジョンによるサバイバルの訓練をかつて、受けていたからだ。
そして彼は、ついにジョンが遺した土地へとやってきたのだが……そこでは人類史を書き換えかねない発見と“運命の出会い”が待っていて――!?
後に世界を救う事になる少女達との間で縁を繋ぐ事になる少年少女の知られざる冒険譚がここに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 19:00:00
5471文字
会話率:18%
少女はただ、ぬくもりを求めた。
どの様な形でも良いと繋がりを求めた。
それが、自分を傷つけると知っていても。
それでも光を……ただひたすらに求め続けた。
そして、彼女は出会う。
傷付きながらも求める彼女を哀れに思ったのか。
神は一人の少年
との出会いを少女に与えた。
全10話 完結済み
3日に1話更新予定(12時頃投稿予定)
☆☆本作は願いシリーズと銘打っておりますが、世界観を共有しているだけですので、単独でも楽しめる作品となっております。☆☆
その為、特に気にせずお読みいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 12:10:00
35442文字
会話率:50%
人々が隣界の存在を知って150年──数多の恩恵があったが同時にあまりにも大きな物を失ってきた。隣界から理(ことわり)を借りて顕現する理力という概念は、人々のインフラや生活に利用されるだけでなく、軍事力へ転用されあげく国家間のバランスさえ左右
する世界の中枢に根付く力となっていた。
理力を扱う技能が高い者ほど重用される世界で、少年少女は国のため、夢のため、家族のため・・・個々の様々な思惑のなか陰謀渦巻く学園内で成長していく。
理の路(みち)を制する者は世界を制す・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 08:52:15
71994文字
会話率:40%