反保裕司は福井県庁の文化課で働く学芸員だが、NHKの年末大河ドラマの舞台を福井に誘致するプロジェクトの特命を東山知事から受ける。同様の指令は奈良県でも野坂陽子が受けていた。NHKは大河ドラマの舞台決定で各県からの要望が多く、政治家からの圧力
も多い。奈良県の邪馬台国と福井県の継体天皇に絞られた最終候補の決定に際して、外部機関の意見を取り入れることになり、宮内庁に依頼することになった。宮内庁でその役割を任命されたのが佐久間美佳。反保と野坂と佐久間の3人は早稲田大学の研究室の同級生だった。さらに佐久間と反保は元恋人同士という間柄だった。
意見書を書くために奈良と福井に調査に出かけた佐久間美佳は、福井で謎の死を遂げる。重要参考人として前日の夜に行動を共にしていた福井県庁の反保裕司が疑われる。同様に誘致を争っていた奈良県庁の野坂陽子も怪しいと思われていた。疑われた2人は自分たちの身の潔白を証明するため、東京まで行って佐久間美佳の最近の様子について調査してみた。反保と野坂は佐久間美佳が他の外圧に苦しんでいたことが気になり、彼女の出生について調査する。すると3人の先祖が福井県に関係が深い南北朝時代の南朝方の末裔という不思議な関係であることがわかった。
反保と福井県警の林田は、犯行時間の防犯カメラに怪しい人物が映っていることに気が付く。最後の姿が映っていた足羽川原を調査して佐久間の携帯電話を発見する。携帯電話からは佐久間のダイニングメッセージが録音されていて、犯人が関口議員の松村秘書であることが判明する。事件は過失致死罪が適用されるが不起訴になってしまうが、反保は調査をしていた二本松山古墳の発掘に全力で取り組む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 18:35:30
3442文字
会話率:5%
超特異拉致——通称、異世界召喚。
近年増加の一途を辿るこの事案に対し、政府は秘密裏に対策組織を立ち上げた。それこそが宮内庁神秘部である。
神秘部の内、異世界からの帰還者が日常生活へと戻るサポートや帰還者のメンタルケアを担う超特異拉致対
策二課に所属する黒須 柊一郎は、ある過去を抱えながらも二課のエースとして活躍していた。
彼の過去。それは中学生時代にクラスが丸ごと異世界転移に巻き込まれ、彼だけが取り残されたことである。
黒須は様々な事情を抱えた帰還者と出会いながら、己の過去、そして本心と向き合っていく。
これは彼が最強にして最恐の相棒と歩む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 17:54:32
127683文字
会話率:29%
高齢化社会が深刻化し、65歳以上人口が勤労者人口を上回った20××年。日本国大統領の諮問機関である『高齢化問題特別対策検討委員会』で打ち出した答申は、禁断の果実「出入国管理法の改正へ向けての検討」であった。
法の改正により、難民申請を行
っていた台湾の人々(中国人民解放軍が内乱鎮圧を名目に台湾に侵攻し、台湾に住む『非中国人』を虐殺。これを逃れるための脱出である)を「日本の働き手」として優先的に「永住権」を与えた。・・・その数約100万人。
この受入れによって、福祉・年金対策及び伸張する中国との国際問題まで一挙に解決せしめようとする政府に対し、国内における人権や様々な軋轢に苦しむ入国者たち、果てはこのことが発端となり、この国が危機的局面を迎えるにあたって、厳然として内在しているが殆ど意識することのない『この国の宗教』の存在が浮き彫りとなっていく・・・
「この国とは?」・・・主人公である入国管理局官僚友田潤一郎を中心に、この国に我々日本人が「今」直面している避けては通れない難局に対し、どのように考え、どのように行動していくべきかを問う問題作!!
【政府の組織】
・大統領官房
・大統領法制局
・大統領府→宮内庁
→公正取引委員会
→国家公安委員会、警察庁
→総務庁
→消防庁
・防衛総省
・法務省
・外務省
・財務省
・金融省
・文部科学省
・厚生労働省→社会保険庁
・農林水産省
・経済産業省
・国土交通省→海上保安庁
・環境省折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 16:36:19
10713文字
会話率:40%
宮内庁長官の会見に対する政府の反応にもやっとしています。
キーワード:
最終更新:2021-07-06 22:35:04
1106文字
会話率:0%
法導衆とは、奈良時代に端を発し、過酷な山岳修行によって常人の及ばない能力を身につけた謎の教団である。
兵庫県中央部、中国山地の東端に南北十五キロにわたって峰を連ねる笠ヶ岳連峰は、この法導衆の聖地とされてきた。
六十一年に一度、笠ヶ岳山
頂直下の御立岩の基部から地下水が百メートルの高さに噴出する「御水走《オミハシ》り」の当日、法導衆の秘儀「秘蔵曼荼羅書写行」が数百年にわたって行われてきたからである。
この時、「御水走り」の噴出口から採取される「赤苔《セキタイ》」は、古来、不老長寿の妙薬とされ、法導衆の隠然たる影響力の源と言われている。
幕末から明治にかけて、法導衆から離反した鬼伏興起《オンブセタテキ》が立てた求道舎は、法導衆との暗闘を繰り返し、第二次大戦中、軍部に協力して「赤苔」を原料とする化学兵器の精製に手を貸した。
前回の御水走りが終戦と重なったその日、鬼伏は陸軍と協力して、この化学兵器を笠ヶ岳山中に隠匿した。
それから六十一年、御水走りが目前に迫った平成十八年、求道舎は、神通力を持つと言われる当代の鬼伏荒毅《オンブセコウキ》が、本部を笠ヶ岳山麓に移転して、地域社会に浸透しつつあった。
それと呼応するかのように、クーデターの嫌疑のかかる才賀《サイガ》一等陸佐率いる東部方面山岳隊三百名が、笠ヶ岳北方の段が峰北麓で訓練を開始した。
警察庁公安部に設置された「宗監《シュウカン》」の長である石場惣介《イシバソウスケ》は、求道舎と東部方面山岳隊が「御水走り」当日に決行を企てている計画を察知し、法導衆と密接な関係にある宮内庁の朽木彬《クチキアキラ》と事態を秘密裏に処理したい防衛省の協力を得て、求道舎と東部方面山岳隊の監視に入った。
一方、法導衆の戦闘部隊である武僧筆頭を務め、御伏一族と三代にわたる仇敵の関係にある騎堂《キドウ》一族の後継者|界太《カイタ》は、鬼伏に対抗し得る術力の持主ながら、父鉄吾との確執から、儀式警護の任に就く事を迷っていた。
その頃、鬼伏は求道舎から選抜した男女七人に密命を与え、さらには地元の新聞社支局員片桐にある事実を告げて協力を依頼した。
東部を除く各方面山岳隊の連合部隊が、笠ヶ岳一帯に秘密裏に配備され、辺りに一触即発の空気の漂う中、全てが「御水走り」という消尽点《バニシングポイント》へ向けて一気に加速して行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 18:02:47
440307文字
会話率:24%
伊賀流忍者、服部太一は、宮内庁に選ばれた斎王、柊朱音をつれて、東京駅から伊勢へと向かう。
途中、襲い来る『闇王』の手下から『斎王』を守って、伊勢神宮に無事たどりつけるのか。
※この話は完全なフィクションです。大嘘です。
この作品は、なろう
とエブリスタで連載しております©秋月忍(2018/1/9)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 20:00:00
35462文字
会話率:39%
皇紀2681年11月23日。前年に国防軍関連法案の元改組された旧自衛隊によって皇居は突如占拠された!犯行グループは当日行われていた新嘗祭に参集していた内閣総理大臣を始めとする閣僚とその関係者たち及び皇族一行、そして儀式をおこなっていた今上天
皇を拘束した。犯行グループたちは、占拠に対する声明のアナウンスそして要求のネゴシエーション役としてNHK職員である「わたし」を指名してきた。「わたし」は宮内庁長官官房付事務官であるという松永栄典とともに皇居内に通じる秘密地下道を通り犯行グループたちと接触を試みる。犯行グループと接触していくなか、「わたし」はこの日本という国に隠された秘密、そして犯行グループの目的、そして「象徴天皇」という言葉が意味するほんとうの真実を知ることになる。この小説はカクヨムにても掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-16 22:14:09
95423文字
会話率:38%
第1期混沌世界 新帝国事変後の日本で斑咲トワは宮内庁外部部局雑務処理係 通称外Qへと配属される、その日から彼の見知った日常は大きく歪み始めた。
自身を喪失した斑咲トワが見た地獄の季節。
前作『 鳥殺しの唄 』のその後の世界の連なった物語
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 03:50:54
141456文字
会話率:79%
地域最底辺高校の優等生、実苦木大輔は自堕落な春休みを満喫していた。しかし、突然その身に意味不明で理不尽な超常現象が降りかかる。なんと、宮内庁が管理下に置く皇后島の墳墓から脱走した石棺に丸呑みにされてしまったのだ。その後、気絶から目覚めた時、
彼は異世界で魔法サバイバルゲーム大会の優勝賞品にされていた。これまでの平穏な日々はどこへやら。生きるため、あくせく戦う日々が唐突に始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 09:00:00
216文字
会話率:58%
近年頻発する謎の行方不明事件。
その最中、とある有名私立高校のひとクラスが修学旅行中に
観光バスごと土砂崩れに巻き込まれた。
不思議なことに生徒たちの遺体のみが発見されないという奇怪な
事故として世間を騒がせた。
一方、この事故が『異世界召
喚』であると確信した日本政府と宮内庁は、
ひとりの自宅警備員にとある依頼を持ち込んだ。
男の名前は『工藤 剛』。
かつて、『異世界』に行ったことがある男であり、
今は数多の『異世界』の創造神の中でも駄女神たちの面倒をみさされて
いる『駄女神たちの番犬』である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-25 23:34:39
62884文字
会話率:24%
明治政府の意向により、陰陽寮が廃止されてから数百年。現代日本を霊的に守護するのは、警察機関に属する「零課」、宮内庁に属する「皇院」、そしてどこにも属さず、素養のある孤児を術者として育成する教育機関「宮」の三つであった。
しかし、「宮」の創立
者にして最高責任者である市原吉江の呼びかけにより、三機関は「陰陽寮」として再び統合されることになった。それは、かつて地球を支配した大いなる存在、旧支配者の目覚めと、「大妖怪」と称される妖(あやかし)の決起を予見したためだった。
そして、見習いながらも陰陽師である護と巫女である月美は、人間と妖怪たちの戦いに身を投じることになる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-23 01:28:02
241374文字
会話率:27%
急速に発達した科学技術と神代の時代より受け継がれてきた魔術による大規模犯罪が頻発する近未来の日本。
政府は各省庁、企業の専門家や自衛隊、果ては魔術管理局所属の魔術師に宮内庁の魔人、異界の神までをも召喚し、大規模犯罪に対抗するため、内閣官房直
轄の戦闘機関『護国機関』を創設。
そこに所属する"魔人"の少年、那岐剣は、ある科学犯罪組織から一人の少女を救う。
あらゆる科学技術の粋を結集して造られた機械仕掛けの神である少女、結城末妃奈。
彼女の力に目を付けた日本政府は、保護と引き換えに護国機関に所属することを彼女に持ちかける。
しかし、神に匹敵する力を保有するその身体は彼女の意思では扱えず、本来の能力の一割も引き出せない。そこで政府は"本物のカミの末裔"である剣に、戦闘時には人格転移装置を用いて、機械仕掛けの神の身体を運用するよう命令。
末妃奈や中央省庁の仲間達と共に、剣は多発する大規模犯罪に立ち向かう!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-10 08:59:28
15911文字
会話率:40%