聖ヴェシール帝国は、神々の加護に守られる宗教国家だ。
雪深くも豊かな大地は、竜の婚姻と言われる特殊な文化を持つ一族が統治していた。
彼らの花嫁は、生涯にたった一人だけ。
それを知っていながらも、マリスタは逃げ出してしまった。
皇子妃なん
て、無理に決まっている。
けれど探し出されてしまい、逃げ道を塞がれる日々が始まった。
今と過去が交差する、恋と成長の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 15:58:48
81845文字
会話率:50%
“最後の地”と呼ばれるエンデラント大陸。その最古の王国、グライフトゥルム王国は危機に瀕していた。
国内では自らの利益のみを追求する大貴族が国政を壟断し、王宮内では毒婦と呼ばれる王妃が我が子を玉座につけようと暗躍する。そんな状況に国王は無
力で、心ある家臣たちは国政から排除されていた。
国外に目を向けても絶望的な状況だった。東の軍事大国ゾルダート帝国は歴史ある大国リヒトロット皇国を併呑し、次の標的としてグライフトゥルム王国に目を向けている。南の宗教国家レヒト法国でも、野心家である騎士団長が自らの栄達のため、牙を剥こうとしていた。
小国であるグライフトゥルム王国を守ってきた“微笑みの軍師”、“千里眼《アルヴィスンハイト》のマティアス”は病と暗殺者の襲撃で身体を壊して動きが取れず、彼が信頼する盟友たちも次々と辺境に追いやられている。
そんな風前の灯火と言える状況だったが、第三王子ジークフリートが立ち上がった。彼はマティアスら俊英の力を糾合し、祖国を救うことを決意した……。
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第12回ネット小説大賞入賞作品「グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~」の続編となりますが、前作を読まなくとも問題なく読めるように書いております。もちろん、読んでいただいた方がより楽しめると思います。
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カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 12:00:00
596428文字
会話率:38%
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれる
ことになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
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あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半(第二章辺りまで)は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、戦闘シーンはほとんどありません。
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カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 12:00:00
1870513文字
会話率:34%
『アポリア世界の旅本 ──魂の名を探す地図』
魂に触れるとき、風景は言葉になる。
この旅本は、ただの観光案内ではありません。
神政国家ザラムの石畳から、自由連邦ノアフリガの金融塔、
魂の医療が香るカルミアの施療院、
そして湖底に沈む廃都ミ
ラティスの夜の夢まで。
名を喪った者たちの足跡をたどりながら、
あなたの魂もまた“共鳴”するでしょう。
武器屋で交わすひとこと、
宿のベッドで見た夢、
市場で値切ったパン一つが、
やがて、世界の真実とつながっていく。
これは、魂の車窓から見た世界の記録。
AIと人間が共に綴る、"記憶と希望の地図帳"です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:51:41
33483文字
会話率:18%
魔法など、おとぎ話の中にしか存在しない世界。
内戦が続く宗教国家で巫女の手を取った瞬間、新兵ギストの運命は狂い始めた。
絶望的な戦況の中、彼の体内で目覚めたのは、大地を揺るがす強大な魔法。
「あなたの手と私の手が交われば、世界の理でさえ覆せ
ます」
とらえどころがない巫女に導かれ、時に言いくるめられ、ギストは戦況を塗り替えていく。
だれもが恐れる異端の魔法は、女神の祝福か、あるいは悪魔の災厄か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:22:45
163245文字
会話率:31%
大気には魔素が満ち、魔術・魔獣・魔物が普通に存在する世界。
魔素は魔術式を用いて物理現象となる。
魔術式は道具に組み込まれて魔導具となり、魔導具は人々の生活の一部となった。
魔術は特別なものではなく、人々の暮らしは魔術と共にあった
。
大陸エレサ・エメット
およそ二千年の昔、世界は穢され、人の住む地は失われた。
それを憂いた神々が『古の魔導具』を創り出し、生き物を救け、穢れた大地を癒し、世界を再起動させた。
人々は、癒された大地に再び降り立った。
だが、文明は既に崩壊し、文化は失われ、力は野生の生き物に敵わなかった。
それでも、文明が失われた過酷な世界で人々は生き、建物を建て、畑を耕し、少しずつ人の世界を取り戻していった。
やがて幾つもの国が生まれ消え、統合と分裂を繰り返し、安定した幾つかの秩序国家を創り出した。
その一つが、宗教国家、聖マイア正教国。
『古の魔導具』を創り出した神々の一柱である女神マイアを主神として信仰する、この大陸最大の国家である。
マイア正教国の頂点である教皇。
その教皇の鎮座する地、首都アルカディア。
恵まれた地形に恵まれた資源を蓄えたアルカディアは、百万の人々を育み、数十万の信徒を抱え、数万の魔導兵器を所有するまでに大きくなった。
この国は、文明と宗教と武力で他国を圧倒していた。
だが、栄光の路地裏には蠢く澱みが溜まるもの。
多くの人々を内包する大都市には、同時に、多くの『普通』では居られない数万もの澱【おり】を溜め込んでいた。
澱は寄り添い合い、派閥を作り、争って苦みを振り撒き、人々に忌み嫌われていた。
そんな澱の中、争いに終止符を打たんと、ひとりの少女が降り立った。
沈澱物をかき回し、濁りの中から宝石を拾い上げようとする、赤髪の少女ジェシカ。
これは、己の小さな望みを叶えるべく奮闘する、彼女の為の物語。
※この話は『神代の魔導具士』の第四章終了後の物語です。
メインはジェシカ。
元の話の人物も登場しますが、一部を除いて、ほとんどは無関係です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:30:00
5226文字
会話率:15%
世界は神の加護と争いの狭間で揺れている。
無宗教都市《エン=ノマ》に暮らす4人の若者たち――ミラ、カイン、ラウル、フィオは、神の支配から最も遠い地で、神々の「遊戯」に巻き込まれていく。
各宗教国家は神々の加護のもと、魔法・科学・信仰によ
って競い合い、ついには「神聖戦争(セレスティア・ウォー)」が勃発。
だが、この世界には例外がいた。
神を持たぬ者たち――それゆえに、全ての神から選ばれうる“特異点”。
神々は彼らを奪い合い、彼らは神々に選ばれることを拒み続ける。
これは、神なき者たちが神々の運命を裏切る物語。
そして、ひとりの少女が“真の奇跡”を見つけるまでの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 23:11:39
2185文字
会話率:37%
宗教国家・トリフルール。そこには多くの無機生命(ロボット)たちが暮らしていた。その中で生まれながらにして聖女の運命を背負い、この地を護り続ける少女型ロボット、彼女らを皆はファンタスクと呼んだ。
しかし、この国には陰謀が襲い掛かろうとして
いる。近隣国とのしがらみだけに留まらず、ファンタスクによく似た怪物ロボットがこの国を攻撃した時、機械たちは大いに恐れた。その憂いを除くため、そして広い世界を知るため、ファンタスクたちの旅が始まる!
(TCGの背景ストーリーをイメージした作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:50:00
52170文字
会話率:61%
『天蓋世界』二つの月と星空の天蓋に覆われた世界。
その大陸には三つの大国が存在していた。
宗教国家都市、王政国家都市、傭兵国家都市。
その中で宗教国家都市に在住する青年ヒツギは、シスターの少女クランフェリアと共に暮らしている。
二人は子を
作り、日常を過ごしながらも様々な出来事に直面し、再び国家を巻き込んだ騒動へと巻き込まれていく。
元記憶喪失の青年と孤独なシスターの少女、六人のシスター達が織りなす群像劇。
前作『天蓋輪廻の聖誕曲』https://ncode.syosetu.com/n2045hh/
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この物語はアニメの尺でいうところの全12話になります。
暴力描写や性描写は控えめにしてあります。
また、残酷描写、表現は一切ありません。
今後の投稿は本文のみとなります。
不定期の投稿で、18時の更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 11:11:09
44385文字
会話率:18%
「ここはどこだ・・・・・・」
気がつけば見知らぬ天井を見上げていた。
宗教国家都市の聖堂に突如現れた青年ヒツギは、シスターの少女クランフェリアと出会う。
二人は日常を過ごしながらも様々な出来事に直面し、やがては国家を巻き込んだ騒動へと発
展していく。
記憶喪失の青年と孤独なシスターの少女、六人のシスター達が織りなす群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 13:46:09
250142文字
会話率:27%
天蓋世界のもう一つの物語。
宗教国家都市と対立する王政国家都市。
そこで暮らす一人の錬金術師の少女、フィオナーレ。
彼女はとある変哲のない依頼から思いもよらない、国を巻き込んだ騒動へと巻き込まれていく。
絶対王政に属する様々な立場に置かれ
た四人が織りなす群像劇。
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この作品は「天蓋輪廻の聖誕曲」の外伝です。
時系列を同じくした別の国家からの視点となりますので、
本編をお読みいただけるとより楽しめる構成になっております。
「天蓋輪廻の聖誕曲」本編はこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n2045hh/
アニメの尺で全六話の構成となります。
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R15指定は入れてありますが、暴力描写や性描写は控えめにしてあります。
また、残酷描写、表現は一切ありません。
不定期の投稿で18時の更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 18:00:00
20867文字
会話率:27%
世界は東西南北の四つの大陸に分かれ、それぞれの大陸に超大国が存在し、虎視眈々と世界戦略を進めていた。
やがて、全世界を巻き込む巨大な陰謀が動き出す。
東大陸(エステ)の大国、大華厳龍國の外国人特殊部隊を引退した少女いらふ。むろん、内
部の事情を知った外国人をエステの超大国が手放しで解放してくれるはずもない。解放は生からの解放をも意味した。
その頃、聖都市アカデミアの守護者を任じるクラウド連邦の兵部卿、軍事大臣イースから、北大陸(ノルテ)にある超大国、世界最強の大狂信宗教国家シルヴィエからアカデミアを守るための協力要請を受け、承諾する。
それが世界最強、最悪の女戦闘士ジン・メタルハートとの戦いの始まりだった。
仲間を得て戦う、いらふ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-08 03:20:05
167748文字
会話率:45%
夢に見た光景が、現実となる瞬間――。
国家を背負う指導者は、突如訪れた異変によって未知の世界へと転移する。
そこは、異なる次元から集められた国家や文明がひしめき合う異世界。
その世界には、空、地中、海中など全てを覆い尽くすほどの多種多様な
兵器。次元戦術などの地を揺るがす異形の戦術。そして、それぞれの思想を武器に覇権を争う国々が存在していた。
だが、その兵器よりも異彩を放つのは、異世界に集められた「他の次元の圧倒的な思想の国々」。
合理性を極限まで追求しすぎた機械国家。絶対的すぎる平等を掲げる革命国家。正義を名乗りすぎてしまった宗教国家。
他にも様々な異なる価値観がぶつかり合うこの世界で、彼はかつての経験を武器に秩序を築こうとする――。
しかし、ただ秩序を築くだけでは終わらない。
そこには、かつて彼が元の世界で敵対していた国家も転移してきていたのだ...!!
己を恨む宿敵の影が、新たな世界で彼の前に立ちはだかる。
未知の地で、彼は問う。
「正義とは何か。国家を守るとはどういうことか。」
新たな世界のルールに翻弄されながらも、彼は再び指導者として立ち上がる。
新しい仲間、古い敵、そしてこの異世界を覆うさらなる大きな謎――。
「この世界で築き上げるのは、ただの国家ではない。この世界そのものの未来だ。」
異世界での挑戦と戦い、葛藤と希望を描く壮大な物語がいま始まる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 20:07:39
35988文字
会話率:43%
現代日本にて【光が見えます!】と言って病院に幽閉され実験材料に使われて死亡したおっさんがいた。
彼は異世界に転生する事に成功した。
邪教スキルの1つとして【光が見える】というのがあるのだが、それはただ単に属性が見えるだけの力。
そ
の属性とはその人が向いている属性の事、職業だったり色だったり炎とかそういったもの。
特に強く発現するのが戦士や剣士や魔法使いやらというものが見える現象であった。
いつしか人々の属性を言い当てて、周りから教祖様のように扱われていく。
彼は邪教を広めるべく、なんとモンスターの属性まで言い当ててしまう。
かくしてモンスターの域まで布教活動を広めていき。
いつしか巨大な宗教国家をつくる羽目になっていくのであった。
※他サイトにても投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 07:41:37
55735文字
会話率:39%
■短いあらすじ
19歳の青年と10歳の幼女がずっとイチャイチャする異世界ファンタジー小説です。
■長いあらすじ
「次のターゲットは――聖女の娘、小聖女の殺害だ」
幼少の頃より大量の毒物を飲まされ、強い毒耐性とあらゆる毒液の生成が可能と
なった、奴隷の青年ロボは、魔薬密売組織の殺し屋として酷使される日々を送っていた。
ロボに下された新しい命令は、宗教国家を統治する教会の象徴、聖女の娘――小聖女メロコティ―ニャの殺害。
曰く、小聖女メロコティ―ニャは幼少の頃より桃のみを摂取して育てられ、結果血肉に不死の霊薬が宿っているとの事だった。
毒で育てられ人を殺すために育てられた蠱毒の青年と、甘露で育てられ人を生かすために育てられた桃娘の少女は邂逅し――
「コイツは……俺と同じだ」
死んだように生きている青年は、生まれながらにして死ぬことが確定している少女に同情し、メロコティ―ニャと共にダンジョンで共同生活を送ることを決める。
ロボはメロコティ―ニャと同じ時間を送る度に、人としての心を取り戻していき、小聖女の定められた運命に抗うために、自分もまた奴隷として使い潰される運命に抗い、少女のためにその身を捧げる決意をするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 16:22:47
187612文字
会話率:35%
大陸最大の宗教国家『アリストス聖教国』は今から二百年前、魔女によって引き起こされた数々の厄災によって滅亡の危機に陥った。以後、聖教国の主権者たるアリステリア教会は、国民の平穏な生活を守るため、魔女を最大の異端存在として認定し、これの捕縛、
及び処刑に努めてきた。アリステリア教会の尽力により、聖教国の平和は今も保たれている。
しかしそれはあくまでも表向きの話。かつて魔女が厄災を引き起こしたという論理も、魔女に関する定義も、全てがアリステリア教会の虚言であることを彼女達は知っている。
故郷の村を焼かれた魔法使いの弟子・ミリーシャ。魔女の冤罪をかけられ、帰る場所を失った少女・アンナ。二人は東方にあるという『魔女の国』を目指して、教会の追っ手から身を隠しながら聖教国を旅する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 18:11:48
114317文字
会話率:40%
数年前のこと。侵略帝国ザザと戦い、その侵攻を止めた英雄が現れた。英雄の通り名は剣奴令嬢。剣奴に堕とされながら、侵攻を受ける祖国のために立ち上がった憂国の士。
戦後、新米作家で新聞記者の「私」はふと気付いた。剣奴令嬢の名は誰もが知っているの
に、どうしてオルファが帝国と戦ったのか、その理由を誰も知らないことに。
「私」は好奇心に突き動かされてオルファに会うが、かつてオルファを取材した人間たちと同じようにあしらわれ、何も聞き出せなかった。
オルファのことを知るために「私」は資料を漁り、思考を続けて、誰も知らないオルファの英雄譚に、侵略を止めたもう一人の偉人である断罪の聖女エデが関わっていたことに辿り着く。
宗教国家の宗主であるエデに会うことは難しいと知りながらも「私」は手紙を出して──エデは自ら「私」の前にやってきた。
そして断罪の聖女は語り始める。かつて世界の上層部が犯した罪を。今も人々が犯している、オルファに対する罪を。
別サイト様にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 09:27:11
27663文字
会話率:43%
宗教国家アレラル王国の研究所で施術兵器による災害事件が発生した。
それは十年前に一都市を滅ぼした酷使天使と呼ばれる施術細菌兵器を使用した、国家に対する叛逆だった。
あらゆる機関の陰謀が混沌と渦巻く中、レセナは事件解決を命じられる。
最終更新:2024-08-06 21:04:38
54923文字
会話率:45%
俺神埜蒼(かんのあお)は日本の会社である「浮島(ふとう)」が作った VRMMОRPG「星と世界」という今までの地球規模や大陸規模ほどの大きさの世界だったが、浮島が作ったAIである「暁(あかつき)」が全ての情報を制御することで宇宙規模の大きさ
を実現した。
そして、ベータ版では各国約30000人をテストプレイヤーとして行われたベータ版に俺も参加した。一部の人が隠しジョブに気づいた。
俺もその一人だった。
リリース翌日に人類は絶望と希望を抱いた
本来その世界では法と秩序を自分たちで国を作る。その後ある国では犯罪者のための国、宗教国家等たくさんの国、自由な世界。
そんな世界で遊ぶつもりだったのに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 17:48:21
7677文字
会話率:71%
海がすべてのこの世界。
ウィスタは、水を操る力、水霊の紋章をもって生まれた。
しかし期待された能力が発現せず、意に沿わない縁談を受ける。
が、夫となるひとは、祝言に向かう船の事故で命を落とした。
顔をあわせたことがない夫の死により、彼女は
すべてを失う。
ちいさな港町で、船護りの巫女をしながら一人、生きてゆく。
だが、ある日。
波にのまれかけた男を救う。
そしてその、男の胸には……。
水霊の神殿を擁するちいさな島国、聖ルオ国。
数百年の鎖国の歴史が、ウィスタとともに、大きくうごいてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 07:00:00
59228文字
会話率:32%
特別な神秘の技術とそれに依存した強国、宗教国家ユタスは、時代の波に飲まれ、その姿を失っていた。
代わりに、ユタスを母胎とする統治勢力〈ハベル〉と、力を持った小さな勢力たちが、かつての黄金の国をメガストラクチャーと貧相なビル群で埋め立てる。レ
イテル都市国家群。ユタスに退廃の時代が訪れた。
その辺境、誰も知らない場所にある小国。
そこに住む少女セレナは寡黙な、いたって普通の女の子。
だがある時、簡単なきっかけで、彼女は不思議な事実に巻き込まれていく。
母性と愛、その重さと暗さに関するSFファンタジー譚。
世界は、異質に病んでいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 05:04:18
12992文字
会話率:23%
2007年4月1日。世界中にダンジョンが出現した。
建物の大きさや建築様式はさまざまであったそれらは入口に必ず同じ文字があった。
地球上のどの文字とも一致しないそれは読む者の母国語を読んでいるように以下の意味を示した。
「これは神の試練
であり祝福である」
それと同日に世界中のテレビにて一度きり流れた映像もまた物議を醸すことになる。
全世界電波ジャックと評されたそれは次のような内容であった。
「これよりダンジョン最深部に一番最初に来られた方の願いを一つかなえることとします。
奮ってご参加ください」
人知の及ぶところではない御業によって出現した建物。
銀髪の美女によって告げられた冗談のような告知。
王の願いをかなえようと軍隊を送る国家があった。
神を騙る者として破壊を試みる宗教国家があった。
様々な思惑で突入していく団体や個人がいた。
各国は情報不足の中対応を迫られることとなる。
混乱ののち、時は流れ、世界はダンジョンを受け入れた。
法が作られ、仕組みを整えていった。
10年後、インターネットが発達した世界に再び全世界電波ジャックが行われTV放送されると同時に
動画投稿配信サイト「We Tube」にも同じ内容の動画が投稿されていた。
銀髪の美女は語る。
「最下層到達者が現れました。これよりダンジョン攻略情報共有のためのWe Tubeによる配信を許可いたします」
さらにそれから6年後。
世間で最初に最下層到達したと言われている者は派出所で涙目になっていた。
「本当に瀬上秋人なんです、信じてください! 」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 14:19:38
51806文字
会話率:22%
世界を救ったはずの勇者リュット・アロイは国家反逆罪の汚名を着せられ、拘束されていた。
かつての一緒に旅をした仲間とはすでに離れ離れ。富も地位も名誉も全て失ったリュットは、聖剣の加護で死ねなくなった身体を呪いながら拷問と牢屋暮らしの日々を送っ
ていた。
そんなある日、かつて敵対していた魔族によって解放される。解放の際に条件として提示されたのは世界の中心的宗教国家【アルマ聖王国】から亡き魔王の遺体を奪還する事。それはすなわち世界を敵にするという事に他ならないのだが……?
これは全てを失った勇者リュット・アロイが完全復活するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 16:17:19
24466文字
会話率:26%